あなたはバナー画像やYouTubeのサムネイルを作る際に、写真の中の邪魔なオブジェクトに悩まされていませんか?せっかくの写真なのに、思い通りに編集できずに困っているかもしれません。ここでは、そんな悩みを簡単に解決できるCanvaのマジック切り抜き機能について紹介します。
写真編集は、画像編集ソフトの知識や経験が必要で、初心者には難しい作業だと思われがちです。しかし、Canvaのマジック切り抜き機能を使えば、AIが自動で写真の中のオブジェクトを認識し、クリックだけで簡単に切り抜くことができます。切り抜いたオブジェクトは自由に移動できるので、レイアウトの調整も思いのままです。ここではそんな便利なCanvaのマジック切り抜き機能の詳細を解説していきます。
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画像編集あるある:写真の中の物体を移動させたい
バナー画像やYouTubeのサムネイルを作る際に、写真の中に邪魔なものがあって文字が入れにくいという経験をしたことはないでしょうか。僕はそういう経験がたくさんあります。例えばメルマガの中で何かのキャンペーンをするときに、バナー画像を作ります。そのときに「人物が真ん中にいるので文字がいれにくい」ということが、よくありました。
例えば、風景写真に文字を入れたいと思っても、空に鳥が飛んでいて邪魔になることがあります。鳥がもうちょっと右にいたらなぁと思うこともあります。また、カメラで撮った商品写真にテキストを追加しようとしても、背景のちょうど良い場所に小物があって、そこに文字を入れると背景がガチャガチャしてしまうなんてこともあります。
このように、せっかくの写真なのに、オブジェクトのせいで思い通りに編集できず、使いづらいと感じることは少なくありません。でも、Canvaならそんな悩みを簡単に解決してくれます。
Canvaの「マジック切り抜き」機能を使えば、写真の中のオブジェクトを自由自在に移動することができます。難しい操作は一切必要ありません。マウスで対象物をクリックして、CanvaのAIに切り抜いてもらうだけ。あとは切り抜かれた対象物をドラッグをするだけで、まるで魔法のようにオブジェクトが動いてくれるんです。
Canvaのマジック切り抜き(Magic Grab)機能とは?
Canvaのマジック切り抜き機能は、AIを使って画像の中にある特定の物体を切り抜くことができる機能です。例えば、写真に写った人物、車、動物、建物などの位置を移動させることができる機能です。写真の中の特定のオブジェクトを、背景から切り離して自由に動かせるんです。切り抜きたいオブジェクトをクリックするだけで、自動で認識して切り抜いてくれます。
手動でこの作業を行う場合、次のような手順が必要になります。まず、画像編集ソフトを開き、対象の写真を読み込みます。次に、移動させたいオブジェクトの周りを、ペンツールなどを使って丁寧に切り抜きます。この作業には慣れやテクニックと時間が必要です。切り抜いたオブジェクトを新しいレイヤーにコピーし、元の位置から移動させます。
元のオブジェクトがあった場所には穴が空いてしまうので、周囲の背景をコピーできるクローンスタンプツールなどを使って丁寧に塗りつぶします。最後に、移動させたオブジェクトの影や光の当たり方を調整し、違和感なく馴染むように仕上げます。これらの作業には、画像編集の知識と経験が必要で、初心者には難しい作業となります。でもCanvaなら、そんな難しいことは一切ありません。本当にクリックだけで切り抜きができてしまいます。
しかも切り抜いたオブジェクトは、ドラッグで好きな位置に動かせる。元の写真に影響を与えることなく、自由自在にレイアウトが可能なんですよ。ロゴやテキストを入れるスペースを作るのも、小さなオブジェクトの位置を変えるのも、本当に簡単にできてしまいます。
3ステップで簡単!Canvaでオブジェクトを移動させる方法
では、実際にCanvaでオブジェクトを移動させる方法をやってみましょう。たったの3ステップで、簡単に画像編集ができます。
ステップ1:Canvaで編集したい画像を開き、マジック切り抜きを選択
まずはCanvaのエディタ画面を開いて、編集したい写真をアップロードします。
写真をクリックして選択状態にしたら、画面上部のメニューから編集を選び、「マジック切り抜き」を選択します。
ステップ2:移動させたいオブジェクトをクリックして切り抜き
写真から切り抜くことができるオブジェクトが自動で認識されて、クリックできるようになります。
切り抜きたいオブジェクトをクリックすると紫の囲いが表示されて、そのオブジェクトが選択された状態になります。その状態で切り抜きボタンを押すと、少しの待ち時間の後にオブジェクトが切り抜かれます。
ステップ3:切り抜かれたオブジェクトはドラッグ&ドロップで好きな位置に移動可能
オブジェクトが切り抜かれたら、あとは自由に動かすだけです。
切り抜かれたオブジェクトの上で、マウスをクリックしてドラッグします。そのまま好きな場所まで動かして、ドロップすれば位置の移動完了です。
切り抜かれたオブジェクトをさらに拡大・縮小することだってできてしまいます。これなら誰でも簡単に、自由にデザインを調整できます。
うまくいかない場合の微調整のテクニックを紹介
「マジック切り抜きが上手くいかない…」そんなときのために、もう少しだけコツをお伝えします。まれに、切り抜きたいオブジェクトがマジック切り抜き機能で自動認識されず、クリックでの選択ができない場合があります。
そんなときは、ブラシツールを活用しましょう。ブラシで該当部分をなぞると、AIがなぞった範囲内からオブジェクトを自動で見つけ出し、切り抜きを行ってくれます。この方法を使えば、自動認識されにくい複雑な形状のオブジェクトや、背景と似た色合いのものでも、簡単に切り抜くことができます。
まとめ:Canvaのマジック切り抜き機能で簡単に画像編集
ここまでCanvaのマジック切り抜き機能について紹介してきました。最後に要点を4つにまとめました。
– Canvaのマジック切り抜き機能を使えば、写真内のオブジェクトを簡単に移動できる。
– マジック切り抜き機能はAIを使用し、クリックだけで特定のオブジェクトを自動認識して切り抜く。
– 切り抜いたオブジェクトは、ドラッグ&ドロップで自由に移動可能。
– 自動認識されにくいオブジェクトの場合は、ブラシツールを使って手動で範囲を指定することができる。