あなたはSNSで集客したいと考えているフリーランスや副業の会社員で、AIを使ってコンテンツ作成を効率化したいと思っていませんか?でもいざコンテンツを作ろうと思っても、どんな手順でどんなツールを使えば良いのか困っているはずです。そこでここではAIを活用して、SNS用の動画コンテンツを手軽に作る方法を1からお伝えします。
ここ最近、生成系AIが登場してコンテンツ制作が大きく変わろうとしています。ChatGPTやMidjourneyなど様々なAIツールが登場し、コンテンツ制作の現場に大きな変化が起きています。特にSNS用の動画コンテンツ作成において、AIの活用が注目を集めているのです。画像生成AI、音声合成AI、自動字幕生成など、複数のAIツールを組み合わせることで、個人でも手軽に魅力的な動画が作れるようになりました。ここからはその具体的な方法をステップ・バイ・ステップで解説していきます。
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AIで人物やナレーションを作ってSNS用の動画を作ろう
最近、AIを活用してSNS用の動画コンテンツを作成する手法が注目を集めています。画像生成AI、音声合成AI、自動字幕生成など、様々なAIツールを組み合わせることで、効率的かつ魅力的な動画制作が可能になりました。この新しい動画制作手法は、個人クリエイターやスモールビジネスにとって大きなチャンスとなるはずです。
例えば、画像生成AIを使ってバーチャルな人物を作れるようになっています。その画像を動画に変換すると、音声に合わせて動画内で話をしてくれます。リアルな人間を起用する必要がないし、ゼロからアニメーションを作る必要もなく低コストで制作できます。さらに、音声合成AIを使ってナレーションを生成することで、自分の声すら必要ないですし、声優を雇う必要もありません。
これらのAIツールを活用することで、個人でも高品質な動画コンテンツを作れるようになっているんです。また、自動字幕生成AIを使えば、動画に字幕を付けるのも簡単です。字幕があることで、音声を聞けない環境でも動画の内容を理解してもらえます。SNSのフィードでは、多くのユーザーが音声なしで動画を視聴する傾向にあります。そのため、字幕を付けることは動画の視聴完了率を上げるのに効果的だと言えるでしょう。
こういったAIツールを駆使して動画コンテンツを作成することで、個人クリエイターでも大手メディアに負けない質の高い動画を発信できるようになります。ただし、AIを使った動画制作には注意点もあります。AIが生成する内容はあくまでも機械的なものなので、時として不自然さが残ってしまうことがあります。そのため、最終的な動画の質を高めるには、人間の目でチェックし、微調整を加える必要があるでしょう。
AIと人間が協力することで、より洗練された動画コンテンツを作り上げられるはずです。これからの時代、AIを活用した動画制作はますます一般的になっていくと予想されます。個人クリエイターやスモールビジネスは、このトレンドを早めに取り入れることで、競争力を高められるはずなんです。
AIと上手に付き合いながら、オリジナリティあふれる動画コンテンツを発信していくことが重要です。そうすることで、SNSでの存在感を高め、ファンを獲得していくことができるはずです。ここではChatGPTを使ったSNS用動画の作り方を解説していきます。SNSのチャンネルの企画から、ペルソナの設定、実際のコンテンツの作成までの流れの中で、AIをどう活用するのか?それを一緒にみていきましょう。
ステップ1:ChatGPTを活用してチャンネルのコンセプトを決める
SNSチャンネルを立ち上げる際、まずはチャンネルのコンセプトを明確にすることが重要です。ここではChatGPTを使ってコンセプト作りを効率化してみましょう。例えば、ChatGPTに「SNSチャンネルのアイデアをいくつか出してください。チャンネルの名前をリストアップして、その特徴を一文で説明してください」と質問をします。
すると、ChatGPTはいくつかの候補を出してくれます。例えばその中から「Onsen Odyssey(温泉の旅)」というチャンネル名を選んでみます。このチャンネルのコンセプトは「日本各地の温泉地を紹介し、温泉旅行の魅力を伝える」こと。チャンネルの目的は「視聴者に温泉旅行の楽しみ方を提案し、実際の旅行計画に役立つ情報を提供する」ことだそうです。これらのアイデアはChatGPTとのやり取りの中で生まれたものです。
このようにChatGPTを活用することで、自分だけでは思いつかないようなユニークなアイデアが得られるはずです。さらに、チャンネル名やコンセプトの表現を洗練させることもできます。アイデア出しのフェーズでChatGPTを上手に活用することで、チャンネル作りがスムーズに進められるでしょう。
ステップ2:ChatGPTで動画の企画を立てる
次に、実際にチャンネルで配信するコンテンツとして、動画の企画を具体的に考えていきましょう。まずはターゲット視聴者を明確にすることが重要です。この部分もChatGPTに任せましょう。例えば「このチャンネルのターゲットとなる人を考えてください」と指示をします。そうすると「30代から50代の温泉旅行に興味がある男女」みたいにターゲットの案を出してくれます。「ターゲットは仕事や家事で忙しい日々を送っており、リラックスできる旅行先を探している。温泉の効能や地域の文化にも興味がある。」といった案を出してくれます。
次の具体的な動画の案を練ります。指示として「具体的な動画の案を考えたいのですが、視聴者の興味を引き付けるためのアイデアを出してください」といったことを渡します。そうすると「東北地方の隠れ家的温泉TOP5」「温泉旅行の持ち物リスト」「温泉旅館の選び方」「温泉地グルメガイド」などのアイデアを出してくれます。納得いかない場合は何度か対話を繰り返して、実用的でターゲットが好みそうなアイデアが出るまでトライしてみてください。動画の長さは30秒程度に設定します。
ステップ3:動画の脚本をChatGPTに書いてもらう
動画のテーマが選べたら実際にコンテンツの中身を作っていきます。選んだ動画のテーマに基づいて、ChatGPTに30秒程度の短尺動画の脚本を生成するよう依頼します。脚本には温泉地の特徴、アクセス方法、おすすめのアクティビティなどを盛り込むようにしてください。また、動画の冒頭部分のフックも重要です。ターゲット視聴者が反応してくれるようなフックを用意することで、動画の視聴率アップにつながるはずです。
ChatGPTに対しては例えば次のようなプロンプトが考えられます。「東北地方の隠れ家的温泉TOP5について、30秒の動画の脚本を書いて。30代〜50代の温泉に興味がある男女の興味を推測して、その興味を満たすように書いて。冒頭には魅力的なフックも用意して。」このように指示をして、ChatGPTに動画の脚本を書かせます。
ChatGPTが生成した脚本を確認し、必要に応じて編集を加えます。視聴者に伝えたいメッセージが明確に含まれているか、温泉地の魅力が短時間で伝わる内容になっているかをチェックしてください。また、不自然な表現や誤った情報がないかも確認し、修正を行います。最終的な品質を確保するためには、人間の目でのチェックと編集を欠かさないでください。
ステップ4:脚本をもとに動画素材を用意する
ChatGPTが作成してくれた脚本を元に、実際にSNSに投稿する動画を作っていきましょう。動画の作成方法はいくつかの選択肢があります。まず1つ目は自撮り動画です。スマートフォンのインカメを使って、自分が脚本を話している姿を撮影します。撮影した動画にはあとでテロップなどを付けて編集することができます。自分の顔を出すことで、視聴者により親近感を持ってもらえるはずです。
でも顔出ししないで発信したいというニーズもあるかもしれません。その場合は2つ目の選択肢としてAIアバターを使用する方法があります。生成AIを使ってアバターを作成します。アバターを作成するのはすごく簡単なんです。Heygenというツールを使ってください。
HeygenはAIを使ってアバターを作ってくれるサービスです。そのアバターに脚本をしゃべらせて音声付きの動画を作ることができます。Canvaを使っている方は、Canva内からHeygenを使うことができます。Heygenを使うと、あなたの代わりに脚本を読んでくれる人の動画が簡単に作れます。
3つ目の選択肢は、ロイヤリティフリーの動画を使用する方法です。これも顔出しなしの動画を作ることができます。ストックビデオサイトから、温泉地の映像などを入手します。PexelsやPixabayのサイトは無料の動画素材もあるのでオススメです。この場合は、後で紹介する音声ナレーションと組み合わせて、温泉地の魅力を伝えることになります。
選択肢を3つ紹介しましたが、これらの方法を組み合わせるのも有りです。自撮り動画やAIアバターの映像に、ロイヤリティフリーの動画をB-rollとして使用するのです。B-rollとは、メインの映像の合間に挿入する補足的な映像のことを指します。多様な映像を組み合わせることで、視聴者が飽きるのを防ぐことができます。より魅力的な動画に仕上げることができるはずです。さて、どの方法で動画を作るか決めてください。それが決まったら動画素材を用意してから次に進みましょう。
ステップ5:ナレーションやBGMを用意する
動画素材が用意できたら、次は動画に合わせる音声素材を用意しましょう。音声素材の準備方法はいくつかあります。まず、自撮り動画を使う場合は、録画した動画の中に自分の声が入っているのでそのまま使うことができます。ただし、必要に応じてノイズ除去や音量調整などの音声編集を行ってください。僕の顔出し動画もノイズ除去などの最低限の処理は欠かしていません。このひと手間で視聴者が聞き取りやすい音声になります。
次に顔出し以外の動画に自分の声を使う場合は、自分の声を録音しましょう。録音する場合は、マイクを使ってナレーション原稿を読み上げます。録音環境は雑音の少ない静かな場所を選んでください。エアコンの音だけでも結構なノイズとして入ってきます。この場合も録音したファイルは編集し、ノイズ除去や音量調整をやってください。自分の声で話すことで、視聴者により親近感を持ってもらえるでしょう。
もしどうしても自分の声を使いたくない場合は合成音声を作りましょう。この場合は、まずツールを使って脚本を読み上げさせて、ナレーション音声を作りましょう。少し前まで合成音声は、明らかに合成だなと分かるレベルのものしかありませんでした。ですが、最近のAIの進歩で格段に人間に近いナレーションが作れるようになっています。
色々なツールがありますが、CoeFontやElevenLabsなどのツールが有名で使いやすいです。CoeFontは、2ちゃんねる創業者のひろゆきの声がシミュレートできることで話題になった日本のサービスです。他にもたくさんの日本人の声の種類が用意されています。日本で開発されているサービスだけあって日本語のクオリティは高いです。
ElevenLabsは海外のサービスなので日本語に少し外国人のような訛りがありますが、それでも十分に自然なクオリティです。ElevenLabsは英語ではすごく高品質で、海外でも特に人気が高いサービスです。言語、性別、声質などをうまく指定して聞きやすいナレーション音声を作ってください。
BGMが必要な場合は、Pixabayなどのサイトでダウンロードすることができます。また、SunoというAI音楽生成ツールも使うことができます。Sunoを使えば、自分でオリジナルのBGMを作ることも可能です。音声素材の準備は、動画の印象を大きく左右する重要な要素です。自分の声を使うか、合成音声を使うかは、動画のコンセプトや目的に合わせて選択してください。BGMも動画の雰囲気に合ったものを選ぶことで、視聴者により深く感情を揺さぶることができるはずです。
ステップ6:CapCutを使って動画を編集する
動画素材と音声素材が揃ったら、いよいよ動画の編集作業に入ります。SNS用の動画を作る際は、コンパクトに内容をまとめることが重要です。視聴者の注意力は限られているので、できるだけ短時間で魅力的な内容を伝えるようにしましょう。動画編集のツールとしては、CapCutがおすすめです。
CapCutはスマホアプリやブラウザ上で動かすことができて、とても動作の軽い動画編集ツールです。シンプルで使いやすいインターフェースが特徴で、初心者でも簡単に動画編集ができるはずです。動画編集と聞くと腰が引けてしまう人がいるかもしれませんが、CapCutはそんな人にオススメのツールです。
CapCutを使って、撮影した映像や素材と音声ナレーションを組み合わせていきます。まずは映像と音声のタイミングを合わせることから始めてください。ナレーションの内容に合わせて、適切な映像を配置していくことが大切です。視聴者が内容を理解しやすいように、映像と音声のシンクロには十分気を配りましょう。
次に字幕の追加です。SNSで人気のコンテンツになるためには、字幕も欠かせません。音声を聞けない環境でも動画の内容が伝わるよう、字幕を付けることをおすすめします。といっても字幕を付ける作業って結構細かくて面倒なんです。そこでCapCutの自動字幕機能を使いましょう。この機能は音声を認識し、動画に自動で字幕を付けてくれるんです。
最後にBGMの追加です。動画の雰囲気を盛り上げるために、適切なBGMを選ぶことが重要です。ただし、音楽の音量はナレーションや効果音とのバランスを考慮して調整してください。BGMが大きすぎると、肝心のナレーションが聞き取りづらくなってしまいます。視聴者にとって最適な音量バランスを見つけることが大切です。ただしCapCutの中に用意されている素材を使うときには要注意。ものによっては商用利用ができない素材もあります。CapCutの中にある素材を使う場合は、一度下調べをすることをオススメします。
このような手順で動画の編集を進めていけば、SNS用の魅力的な動画が完成するはずです。CapCutのようなツールを活用すれば、プロ並みの動画編集が誰でもできる時代になりました。僕の大好きなものにデザインツールのCanvaがあります。今はCanvaやCapCutなどブラウザベースでクリエイティブな仕事ができるツールがあるので、ノートパソコンやスマホでも気軽に作業ができます。あなたもChatGPTの出してくれたアイデアを、動画というコンテンツに落とし込んでみてください。
ステップ7:動画コンテンツをSNSに投稿する
動画コンテンツが出来上がったら、いよいよそれをソーシャルメディアにポストしていきましょう。CapCutから直接、SNSのプラットフォームに動画を公開することができるので、すごく便利です。公開先プラットフォームの例としては、YouTube、TikTok、Instagram、X(旧Twitter)などが挙げられます。
動画を公開する際には、タイトルと説明文が重要な役割を果たします。動画のタイトルや説明文を考える際にも同じような手順でChatGPTを使ってください。タイトルを考える際のポイントは、視聴者の興味を引くことと、検索エンジン最適化(SEO)を意識することです。検索キーワードを適切に使用し、視聴者が検索しそうな言葉を盛り込むことで、動画の視聴回数を増やすことができるはずです。
説明文を書く際は、動画の内容を要約し、関連キーワードを含めることが大切です。また、視聴者にアクションを促すことも忘れないでください。チャンネル登録、高評価、コメントなどを呼びかけることで、エンゲージメントを高められるはずです。説明文は動画の内容を補完する役割も持っているので、丁寧に書くことをおすすめします。説明文もある程度AIに書いてもらえば、苦労せずに長文の詳しいものが作れると思います。
以上の点を踏まえて、魅力的なタイトルと説明文を用意し、動画をソーシャルメディアに投稿してください。投稿後は、視聴者の反応を見ながら、動画の改善点を探っていきましょう。コメントやメッセージに耳を傾けることで、次の動画作りに活かせるアイデアが得られるはずです。SNSでの動画発信は、視聴者とのコミュニケーションを通じて成長していくものです。継続的に価値ある動画を提供し、視聴者との関係性を築いていってください。
まとめ:AIツールを使ってSNS用の動画コンテンツを作る
ここまで、ChatGPTを使いながらSNS配信用の動画の作り方を解説しました。最後に要点を9つにまとめました。
- 様々なAIツールを組み合わせることで、個人でも高品質なSNS用動画コンテンツを効率的に作成できる。
- ChatGPTを活用することで、SNS用コンテンツのユニークなアイデアを得ることができる。
- ChatGPTを使えばターゲット視聴者を明確にしたり、具体的なコンテンツの企画を行うことができる。
- コンテンツが決定したら、動画の脚本をChatGPTに書いてもらうことができる。
- 動画制作には映像素材が必要だが、自撮り動画やストックビデオ以外にも、HeygenなどでAIアバターを制作できる。
- AIによる合成音声やナレーションにはElevenLabsやCoeFontなどのツールが推奨される。
- Sunoを使えば、AIが作った音楽を動画に挿入することができる。
- CapCutを使えば、ブラウザ上で動画編集するだけでなく、自動字幕機能などの便利なツールも使える。
- 動画を投稿する際には、ChatGPTを使って魅力的なタイトルと説明文を用意すると良い。