あなたはブロガーやコンテンツマーケターとして、魅力的な画像で記事を彩りたいと思っていませんか?記事に良質な画像を使うことは、読者の関心を引き、理解を深め、共感を得るために欠かせません。しかし手作業で画像を作成するのは、時間と手間のかかる作業です。最近話題のAIによる画像生成は、この悩みを解決してくれるのでしょうか?ここではAIを活用した画像作成の可能性と限界を探り、実用的な解決策としてCanvaの活用法を詳しく解説します。
ブログ記事に画像を挿入することの重要性は、もはや議論の余地がないでしょう。画像は文章を視覚的に補完し、情報をより直感的に伝えることができます。記事の内容を象徴するアイキャッチ画像は、読者の興味を引き付け、クリック率を高める効果も期待できます。さらに、手順を説明する画像やデータを可視化したグラフなどは、読者の理解を助け、記事の価値を高めてくれます。つまり、魅力的な画像は記事の完成度を大きく左右する要素なのです。ここではAIの代わりにCanvaを活用して、ブログに入れる画像を作る方法をお伝えします。
今回お届けするノウハウはこちら
AIによる画像生成は万能ではない:得意分野と苦手分野
SNSなどを見ていると生成AIで作られたすごい美女の写真などがたくさん流れてきますよね。AIによる画像生成技術は、本当に毎週のように目覚ましい進化を遂げているなと感じます。
特にStable DiffusionやMidjourneyなどのツールは、自然言語つまり普通の書き言葉の入力から高品質な画像を生成することができ、クリエイターの注目を集めています。これらのAIは、事前に膨大な量の画像データを学習することで、写真のようにリアルな画像や、絵画のように創造的なイラストを生み出すことができています。
ですが今のところAIが得意とするのは、現実世界に存在するような具体的な事物など学習しやすい画像に限定されています。例えば、「白い砂浜と青い海」「木々に囲まれた小道」「夕日に照らされた街並み」といった言葉から、まるで実際に撮影したかのような美しい風景画像を作り出します。また、「油絵風の花瓶」「水彩画タッチの風景」など、特定の画風を指定することで、そのスタイルに沿った画像を生成することもできます。
一方で、AIにとって苦手な領域があることも事実です。それは、説明的なイラストや図解、意味を持った抽象概念の可視化などです。例えば、「セールスファネルの基本概念を表した図」「心理学の理論をモデル化したイラスト」など、専門的な知識を要する画像をAIに生成させることはまだまだ困難です。なぜなら、AIは膨大な画像データから視覚的なパターンを学習してはいるものの、物事の意味や因果関係を画像にするまでの能力は持っていないからです。
つまり、AIは人間の脳のように論理的に思考したりは可能ですが、それを画像として十分に表現する能力を持っていません。そのため、AIに「人生の成功の方程式を表すイラスト」や「ダイエットのコツを示すイメージ」など、概念的な画像の生成を依頼しても、よく分からない画像が出てきて終わりになるパターンが多いのです。
Canvaを活用すれば思い通りのブログ画像が作れる
ブログ記事の画像を用意する上で、AI生成は万能の解決策ではありません。文章の内容に合わせた具体的なイラストや図解が必要なら、結局のところ人間が手を加える必要があります。しかし、ゼロから画像をデザインするのは、専門的なスキルと膨大な時間を要します。そこでオススメしたいのが、Canvaのようなグラフィックデザインツールの活用です。
Canvaは直感的な操作性と豊富なテンプレート、素材を備えた、プロ並みの画像編集ツールです。デザインの知識がなくても、ドラッグ&ドロップ操作で様々なレイアウトの画像を作成できるのが魅力です。ブログのアイキャッチ画像からアイコン、バナー、グラフやチャートまで、記事に必要なあらゆる画像を、Canvaを使えば簡単に作れるのです。
具体的な手順を見ていきましょう。まずCanvaのテンプレートから、目的に合ったデザインを選びます。例えば「ブログのアイキャッチ画像」というカテゴリーを選べば、最適なサイズとレイアウトのテンプレートが表示されます。あとは画像やテキストを差し替えるだけで、オリジナルのアイキャッチ画像が完成します。
商品の比較表を作るなら、表組みのテンプレートを使うのがおすすめです。商品画像と説明文、価格などを入れるだけで、見やすい比較表ができあがります。手順を視覚的に伝えたいなら、フローチャートのテンプレートを活用しましょう。矢印と図形を並べ、適切なアイコンを配置すれば、直感的に理解できる解説画像の完成です。
もちろん、自分でレイアウトをデザインすることもできます。Canvaの素材ライブラリには、数百万点におよぶ画像やイラスト、アイコンが用意されています。キーワード検索で目的の素材を見つけ、自由に組み合わせればオリジナルの画像が作れます。背景に色や模様を付けたり、テキストを装飾したりと、アイデア次第で可能性は無限大です。
実際に僕も自分のスタッフにCanvaをガンガン使ってもらって、画像を作っています。YouTubeのサムネイルや、自社で販売しているオンラインコースのセールスページに載せる画像、メルマガに入れる画像など、様々な画像をCanvaで作成しています。Canvaを使い始めたことで、クラウドワークスやランサーズでデザインを外注する必要もなくなりました。
Canvaを使えばプロのデザイナーでなくても、意図を持った魅力的な画像を作ることができます。記事の内容を視覚化し、より深く伝えたいメッセージを、画像を通して読者に届けられるはずです。もちろん、AIで生成した写真やイラストをCanvaに取り込み、加工することもできます。要は、AIとCanvaを賢く組み合わせることで、オリジナリティあふれる画像を効率的に量産できるのです。
ブログ記事に役立つCanvaの具体的な活用法とテクニック
では実際に、Canvaを使ってどのようなブログ記事用の画像を作ればよいのでしょうか。ここからは、ブログに役立つ画像の種類とCanvaの便利な機能を具体的に紹介していきます。
説得力を高めるデータ可視化の方法
ブログ記事で数値データを示す場合、表よりもグラフの方が視覚的に訴求力があります。例えば、アフィリエイト収入の推移や、アンケートの回答結果など、数字の羅列では読者に伝わりにくい情報も、グラフにすれば一目瞭然です。
Canvaにはグラフ作成機能が備わっており、数値を入力するだけで棒グラフや折れ線グラフ、円グラフなどを簡単に作れます。見栄えのするカラーパレットも豊富に用意されているので、配色に悩む必要はありません。
グラフを作るコツは、情報をできるだけシンプルにまとめることです。「いつ」「何が」「どれくらい」など、伝えるべきポイントを5つ以内に絞りましょう。見やすさを重視して、フォントサイズは大きめに、線の太さもしっかりとつけます。グラフのタイトルも分かりやすくつけることを忘れずに。必要なら簡潔な解説文を添えれば、読者の理解はさらに深まるはずです。
読者の目を引くアイキャッチ画像のコツ
記事の顔とも言えるアイキャッチ画像は、読者の目を引き、クリックを促す重要な役割を担っています。ありきたりなステックフォトではなく、個性的なオリジナル画像を使うことで、他のブログとの差別化を図れます。
Canvaでアイキャッチ画像を作る際は、写真とイラスト、文字を組み合わせるのがおすすめです。例えば、スマホで撮影した自前の写真をベースに、関連するアイコンやキャッチーなテキストを重ねるだけで、記事の雰囲気が伝わる画像になります。画像加工のテクニックは、明るさ・コントラスト・彩度などを調整することから始めましょう。被写体を際立たせ、ムードを出すのに効果的です。
レイアウトのコツは、黄金比や3分割法を意識することです。注目させたい被写体は画像の交点に配置し、テキストは画像の端に寄せるのが基本です。色使いは記事の印象を左右する重要な要素ですが、Canvaの「スタイル」機能を使えば簡単にプロっぽい配色が実現できます。
左側のバーの「デザイン」から「スタイル」を選びます。そして用意された色のセットの中から好みの配色をクリックすると、デザイン全体の色が自動的に変更されるのです。微調整が必要な場合は、個別の色を変更することも可能。自分好みの配色を見つけながら、直感的にデザインを進められるのがCanvaの魅力と言えるでしょう。
読者の行動を促すインフォグラフィックの活用法
「インフォグラフィック」は、情報をグラフィカルに表現したビジュアルコンテンツのことです。図解とテキスト、データを組み合わせることで、複雑な情報も直感的に理解してもらえます。手順の解説や、商品・サービスの特徴の紹介など、読者に具体的なアクションを促したい場合に効果的です。
Canvaには、インフォグラフィック用のレイアウトが豊富に用意されています。情報をセクションごとにまとめられる点がポイントです。見出しと本文、図解の割合のバランスを取りながら、情報の優先順位をつけていきましょう。最も伝えたいことは文字を大きくしたり、目立つ色を使ったりして強調します。要所にアイコンを配置すれば、視線を誘導しメリハリをつけられます。
読者が一目見てアクションを起こしたくなるような、シンプルで印象的なデザインを目指しましょう。インフォグラフィックの末尾にはブログのURLを入れ、記事への誘導を忘れずに。拡散されやすい、価値ある情報を心がけることが、読者との長期的な信頼関係を築くカギになるでしょう。
記事の印象を深めるアイコンとイラストの使い方
文章ばかりの記事は読者に退屈な印象を与えがちです。要所にアイコンやイラストを取り入れることで、ページに変化を加え記事を読みやすくできます。記事のテーマに合わせたモチーフを選ぶことで、ブログの個性も演出できるでしょう。Canvaの素材ライブラリには、シンプルなものから複雑なものまで、ありとあらゆるイラストが揃っています。
記事の内容に沿って自由に選べますが、全体の統一感を出すためにも、同じテイストの素材を選ぶのがコツです。例えば、すべての素材を手書き風のタッチに揃えれば、温かみと親しみやすさを感じる記事になります。逆にアイコンやイラストをフラットなデザインで統一すれば、洗練された印象になるはずです。
まとめ:AIとCanvaを駆使して、読者の心を掴むブログ記事画像を作成しよう
ここまで、魅力的なブログ記事画像を効率的に作成する方法について解説してきました。最後に要点を3つにまとめました。
- AIによる画像生成は進化しているものの、抽象的な概念や複雑なイラストの生成は得意としていない。
- Canvaには、プロ並みのデザインテンプレートや素材が豊富に用意されており、直感的な操作でクオリティの高い画像を作成できる。
- AIとCanvaを組み合わせることで、オリジナリティ溢れるブログ記事画像を効率的に作成できる。