あなたはフリーランスやマーケターとして、メルマガ作成に時間を取られ過ぎていませんか?キーボード入力に時間を取られ、アイデアを形にする時間がないと悩んでいるかもしれません。ここでは、音声入力とAIを組み合わせた新しいメルマガ作成方法を紹介します。この方法を使えば、「話すだけメルマガ」が実現可能になるのです。
メルマガは、リストの中の人々の興味を自分に向け続けるために重要なツールです。しかし、定期的に質の高いメルマガを書き続けるのは大変な作業です。たくさんある仕事との両立も難しく、メルマガ作成の時間を捻出するのが困難だという人もたくさんいます。そこで注目されているのが音声入力です。音声入力なら、話すだけで文章を作ることができ、アイデアを逃すことなく文章化できます。さらに、AIを使えば音声入力で作った文章を自然でしっかりした文章に仕上げることができるのです。
今回お届けするノウハウはこちら
メルマガ作成の悩み:キーボード入力は時間泥棒!
フリーランスやマーケターの方にとって、メルマガを書く作業はすごく大事です。自分の持っているリストに定期的にメルマガを書くことで、リストの中にいる人たちの興味を自分に向けさせておくことができるからです。逆に言うとせっかく獲得したリストに対して、メルマガを送らずに放置してしまうと、そのリストはどんどん枯れていってしまいます。リストが枯れるというのは、リストに含まれる人々からの反応が悪くなり、開封率やクリック率が下がることを指します。
ですが定期的にメルマガを書き続けるというのも結構大変です。僕にもメルマガを書くことに苦労した経験がありました。僕は大学を出てすぐ、友達と英語学習の事業を作ったんです。西麻布にオフィスを借りて、メンバーと一緒に集客のためのブログ記事を書いたり、商品を売るためにメルマガを書いたりしていました。このメルマガを書く作業がやっぱり大変です。アイデアは色々浮かんだとしても、そのアイデアを文章として練っていかなければなりません。
実際、キーボード入力って結構効率が悪いんですよね。頭の中ではアイデアがどんどん浮かんでくるのに、指がそれに追いつかないことがたくさんありました。タイピングのスピードにはある程度の自信がありましたが、それでも話したりする方が圧倒的に早かったと思います。
しかも仕事をしているとクライアントとの打ち合わせ、企画書の作成、SNSの更新、コンサル、商品の作成など色々な仕事がやってきます。やるべきことは山積みなのに、1日はたった24時間。その中でメルマガやブログ記事を書く時間を捻出するのは至難の業です。特に良いアイデアが浮かんでも、キーボードに向かう時間がなく、そのまま忘れてしまうこともありました。せっかくのアイデアがムダになるのはもったいないです。
さらに、時間を見つけてパソコンの前に座っても、なかなか効率よく文章が書けないもの。頭の中では言いたいことが明確なのに、それをキーボードで表現しようとすると、どうしても時間がかかってしまいます。「この30分でメルマガを仕上げなければ」というプレッシャーの中、思うように言葉が紡げず、イライラが募る。そんな経験をしたことはありませんか?この非効率な作業が、他の重要なタスクの時間を奪っているのかもしれません。
音声入力の登場:もっと気軽に早く文章を書きたい!
そんな悩みを解決してくれるのが、音声入力です。音声入力なら、話すだけで文章を作ることができます。手を使わずに、思考の流れのままに言葉を繋げていけるので、アイデアを逃すことなく文章化できるんです。もちろん、音声入力で作った文章はそのままでは使えません。そのため、その後はキーボード入力で修正していくことになります。
音声入力なら圧倒的な速度で文字を書くことができます。あのドラッカーも口述筆記といって、口で話した言葉をライターさんに聞き取らせて本を書いていたと言われています。またホリエモンやメンタリストDaiGoさんなども口述筆記で書籍を執筆していると言われています。勝間和代さんや高城剛さんは音声入力を使ってメルマガを書いているとご本人の話の中で語られていました。
最近のスマホやPCなら、標準の機能として音声入力が使えます。特に最近はスマホの音声入力機能が進化しています。僕はiPhoneを使っていますが、iPhoneの音声入力の精度がかなり高くて驚いています。自分が運営しているコミュニティに投稿するラフで短い文章くらいであれば、よく音声入力を使って書いています。外出先でふと思いついたアイデアも、スマホさえあれば即座に音声入力で書き留められます。メモ帳とペンを探す必要もなく、その場ですぐ書けるのは本当に便利です。
音声入力の限界:まだまだ完璧とは言えない?
良いところばかりに思える音声入力ですが、実は限界もあります。良いところまで行っているけれど、最後の詰めの部分でやっぱり人間の手での修正がかならず必要です。例えば、音声認識が完璧ではないので、時々誤変換や誤認識が発生します。よくあるのが漢字のミスや専門用語を認識しないことです。
また、話し言葉をそのまま文章にすると、読みづらくなることもあります。話すときは、言葉を区切るためや、文章を終わらせるために句読点をつけたりしませんからね。それに話し言葉独特の言い回しや語尾が、文字にしたときにちょっと不自然に感じられることもあります。
また長い文章を書こうとすると、途中で混乱してしまうこともあります。話していて内容が前後してしまった場合も、後から自分で順序を修正しなければいけません。音声入力ならキーボードよりも圧倒的に高速に文字の入力ができることは間違いありません。ですが音声入力だけで完璧な原稿を作るのは、まだまだ難しいと言えます。たぶんこれが、音声入力があまり普及していない原因じゃないかと僕は考えています。
AIで解決!音声入力から読みやすいメルマガ原稿を作る
音声入力の限界を補ってくれるのが、AIなんです。音声入力で作ったラフな原稿をAIに渡せば、自然でしっかりした文章に仕上げてくれます。つまり、極端な話にすると「話すだけメルマガ作成」が実現できるということです。
例えば、段落の区切れが分かりづらい箇条書きのような原稿でも、AIなら文脈を理解して適切につなぎ合わせ、読みやすい文章に整えてくれます。誤字脱字の修正はもちろん、抜けている句読点を補完したり、話し言葉を書き言葉風に言い換えたりといった処理も一任できます。
つまり、メルマガを書くときは、伝えたい内容をとにかく思いつくままに音声入力すればいいんです。読みやすさや体裁など気にする必要はありません。AIがあとから整えてくれるので、アイデア出しと文章化に集中できるというわけです。
具体例で解説!ラフな原稿からAIを使ったメルマガ文章を作成
それでは実際に、音声入力したラフな原稿を、ChatGPTのようなAIを使ってメルマガ原稿に仕上げる手順を見ていきましょう。まずは、スマホのメモアプリなどを使って、メルマガに書きたい内容を思いつくまま音声入力します。誤変換や言葉の切れ目など細かいことは気にせず、ひたすら話し言葉のままどんどん入力していきましょう。こうして出来た文章は断片的だったり不完全なものです。
例えば音声入力の文章は次のようなラフな形で大丈夫です。
「えーっと、今週はですね、京都に旅行に行って、お寺とか神社を巡ってきました。で、その中でも特に感動したのが清水寺からの景色で、紅葉がめっちゃ綺麗で、なんかもう言葉にならないくらい感動しました。」
次に音声入力した文章やメモを、ChatGPTなどのAIに渡して文章を整えてもらいます。文章の世界では、ラフな文字起こしを人間が読みやすい文章に直すことを、文章を整えると書いて整文と言います。AIに対してプロンプトと一緒に音声入力の文章を渡してください。例えば次のようなプロンプトを使います。
プロンプト例:
以下のラフな音声入力の文章を元に、メルマガを書いてください。20代の旅行好きな女性に向けて、親しみやすい口調で書いてください。全体を1000文字程度にする。
{ここに音声入力の文章を入れる}
プロンプトはこのくらい簡単でかまいません。このようにターゲットや文体などを具体的に指定することで、より精度の高い文章を生成してくれます。
そうしてAIが作ってくれた原稿をベースに、さらに手を加えていきます。不要そうな部分を削ったり、表現を変えたり、情報を補足したり。段落分けを調整するのもいいですね。タイトルや見出しも、もっとひねりの効いた印象的なものに変えられそうなら、遠慮なく変えてしまいましょう。
ここで大事なのは、AIに頼りきりにならないこと。プロンプトは、できるだけ具体的に詳細に書いて、目的や対象者を明確に伝えると、文章の方向性がより適切なものになります。そして、AIが生成した文章は必ず自分の目で見直して、必要に応じて修正を入れることです。最終的な文章の質は、私たち人間の判断にかかっているのです。
このような手順を踏めば、音声入力とAIを組み合わせて「話すだけ」で、読みやすく魅力的なメルマガ原稿を作れるはずです。忙しいあなたも、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。AIと音声入力を組み合わせれば、月に1回や週に1回のメルマガ文章の作成の悩みから解放されるに違いありません。
まとめ:AIと音声入力で「話すだけメルマガ」が実現可能に
ここまでメルマガ作成の悩みと、AIと音声入力を活用した解決策を紹介してきました。最後に要点を4つにまとめました。
- キーボード入力によるメルマガ作成は時間がかかり、アイデアを逃すことがある非効率な作業である。
- 音声入力を使えば、話すだけで高速に文章を作成できるが、誤変換や文章の不自然さなどの問題がある。
- AIを活用することで、音声入力で作成したラフな原稿を自然でしっかりした文章に仕上げることができる。
- この方法を使えば、忙しい人でも効率的にメルマガを作成でき、アイデア出しと文章化に集中できる。