内藤さんの本だったはず。洗脳術を知りたくて買った本じゃなく、海外の名言を知りたくて買った本。
遭難した小隊が助かったのは隊長が幸運にも地図を持っていたからだと思っていた。無事救出された後、彼らが気づいたのは、隊長の持っていた地図は遭難したアンデス山脈のものではなく、ピレネー山脈のものだった。
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この話からわかることは「地図はないよりもマシ」ということ。「信じるものがないより、あった方がマシ」と換言できるかもしれない。小隊が生き残れたのは、たとえそれが嘘の地図であっても「本物の地図だ」と信じていたから。
そう考えると、僕たちが現在暫定的に信じているものをもっと過剰に信じてみてもいいのではないか?と思えてくる。もしかすると迷い込んだ山に未だに遭難中の人が多いのは、自分の持っている地図をうまく信じることができず、「たぶんあっちに行けば助かるよ」というこれまたパンピーの声に翻弄され続けているからではないだろうか。
“1年経ってみたけど結局また元通り”の人生なんて生きるに値しないと思う。少なくとも動いた分の距離くらいは、スタート地点からかけ離れていて欲しい。少しでも動けば自分の理想に近づいているか近づいていないかが分かるから。一番最悪なのは、結局元に戻ってしまうこと。だから僕はもう金沢にも札幌にも帰れない。劇的にボロボロになるか、超絶サクセスフルな人間になるかのどっちかしかない。
繰り返すけど、一番ダメなのは「また元に戻る」こと。そう言い聞かせて毎日寝る。
取り敢えず最後までやってみる。全部はそこから。絶対に金沢に戻らない。絶対に札幌に戻らない。来年はもう六本木にも戻ってこない。刺激ジャンキーな性格と付き合うのは楽じゃない、本当にそう思います。24歳でこれなんだから。こんな性格とあと30年付き合うと考えるだけで辟易としてくるわ。どーせなら、完全に日本教育に洗脳されきった方が楽だったかもしれないのに。河の流れに任せた方が楽なのに。。。涙
さ、次にいこう。まだ一回もやったことないことに。(面白そうに見えるけど、やってみたら全然面白くないだろうことに)
石崎力也
追伸:猛烈に青い海が見たい。何も考えなくていい10日間くらい下さい。