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現在の場所:ホーム / Business / マーケティング本が地獄に堕ちないのは、失敗が核にあるから

マーケティング本が地獄に堕ちないのは、失敗が核にあるから

Last updated on 2017年8月14日 By 石崎 力也

Go to hell系の本が世の中にはたくさんある。その筆頭がself-help系の本。僕が大学2年生の時に出版甲子園なるものに参加し、上位12位が東京オリンピックセンター?みたいな所にいけるという企画で、予選17位で敗退した。(テキトーに書いたラフ案でよくあそこまでいったねぇ・・・)

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誰もが知っている巨大出版社の編集者さんたちが、最終予選に残った企画本にコメントをくれる。僕も一応は予選を数度通過し、最後の一歩までいったので編集者さんたちからコメントをもらうことができた。そのコメントは以下のようなものだった・・・(というかGmailを検索すれば絶対に出てくるはず)

「どこか自伝的な感じがあり、実用書に分類するのは難しい」

ブラッシュアップシートには、僕の本がどんなジャンルに属するのかを自分自身で決めなければゆけない。本当は自己啓発のところにチェックをいれたかったのですが、遠慮して実用書のチェックボックスにマークした。で、編集者の方は優しい言葉で「お前の書いている本はおもいっきり自分の自慢じゃん」と諭してくれた。正直「バレた!」と思った。自伝的な感じというのはあまりにも婉曲された表現で、僕がもともと自伝を書くつもりは無かったけど書いてみるとジデンぽくなった、という響きがあるけど実際は、思いっきり自伝だった。僕は確信犯で自伝を書いたのだった。そんな若さ極まる僕に叱咤してくれた編集者もいた。

「たった一つの分野で小さな成功をおさめた程度の人間が自己啓発書を書くのは馬鹿げている」

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僕は妙に納得してしまった。自己啓発書ってものは、プチリッチとかプチ幸せな人が書くものじゃないんだって。世界をゆるがしたような大成功者が書くものだって。それで、自分が20歳程度の若さで出版してみたいと思ったことをひどく恥じた。絶対本は書かないでおこうって決めた。

でもどうだろう。世の中を見回してみよう。大した成功もしていないくせに、自己啓発本を書いている人がいかに多いことか。局部的な成功を拡大解釈して、あたかも大成功したかのように振る舞う人たちの群れ。彼らがペンを持った所で、出てくるのは”どこかで聞いたことのある言葉”、つまり受け売り表現だけである。手垢のつきまくった表現に興味をそそられるわけがない。

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いや、そーいった書き手の批判は実際のところどうだっていい。世の中の書き手たるものは僕を含めてたいした人じゃないのがほとんどだから。僕が地獄に堕ちろと思ってしまう本にはある共通点がある。そこが今回の批判の対象になる。

それは・・・「失敗の有無」。

引き続き(僕の中で悪名高い)自己啓発書に登場して頂くと、自己啓発本には必ず「失敗は存在しない」とか意味の分からないことが書いてある。「諦めないで続ければ、失敗はいずれ失敗でなくなる」とか。こーゆー言い回しは、「失敗はものすごくネガティブなもの」という前提の上に話がすすめられているので、すごーく嫌な感じがする。

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失敗というものを捉え直しましょう、みたいなね。自己啓発本をはじめとするその類いの本には「失敗は捉え方次第でどうにでもなるもの」という印象を与えかねない要素が盛りだくさん。僕はその点がムカつく。真理ではないと思ってしまう。

翻ってマーケティング本はどうか。「失敗しろ」と書いてある。失敗が良いもの・悪いものという評価を一切与えていない。ただただ失敗しろと書いてある。札束を燃やす覚悟の中でしか商売感覚は養われないという本質をマーケティング本には堂々と書いてある。自己啓発本のように”失敗という概念をとらえ直しましょう”なんて安易でださい心の弱い人向けの言葉は一切書いていない。

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失敗したら特定調停、自己破産、腹を切るという覚悟でテストマーケティングをしろ!なんて心の弱い人が見ると一瞬で倒れてしまうような言葉がマーケティング本には目白押しで、いわば度胸試しのようなコンテンツがふんだんに盛り込まれている。いわゆる名書といわれるマーケティング本を読むと、共通していっているのはどれも「失敗しろ」ということだけだ。本質的な意味でこの「失敗しろ」という意味を理解せずに「あぁなるほど、マーケティングってそーゆーものね」と理解している経営者が多いから、5年後には1500社のうち1社しか生き残らないという統計が出てしまう。「マーケティングってのは自分の心に爪を立てる行為なのだ」そんな男を試されているような気持ちをいつも読後に抱いてしまう。それが真実味を帯びすぎていて、あまりにもこの世のリアルを描写しているようで、激烈なほどリアリティに溢れているから、僕はマーケティング本を読むと酔ってしまう。

あぁ、これが真実だ。嘘を言っていないっ・・・て。

マーケティング本だけが僕の中で地獄の墜ちない本で居続けられるのは、マーケティングの核にはいつも”失敗”が存在しており、それを中途半端に解釈するでも評価するでも無く、ただただニュートラルなものとして捉えているその謙虚な姿勢に感銘を受けざるをえないからだ。心が弱い人は”ニーチェの言葉”とか読めばいいけど、心が強くて世の中の真実を知りたい人は絶対にマーケティング本を読むべき。マーケティング本はいい意味で「リアルが多すぎる」。失敗はいいものでもわるいものでもない。ただただニュートラルなもの。だけど、社長(or マーケティング担当者)がこのニュートラルなものに対して恐怖や先入観をもって対峙してはいけない。

文責:石崎力也

追伸;札束に火をつけて燃やす覚悟を持て。その緊張感の中からしか本物の商売感覚は身に付かない。

追伸2;心に傷を付けながら学習しろ。机上の空論ではない知識は経験からしかえられない。率先して失敗しろ。

追伸3;道無き道、暗闇を進む時にマーケティングは灯火になってくれる。だから人生の早い段階で習得する必要がある。

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カテゴリBusiness 関連タグ:マーケティング, 地獄, 失敗, 核

About 石崎 力也

石川県金沢市出身。モントリオール在住。専門スキル:競艇、コピーライティング、DRM、アニメーション。このサイトの運営責任者です。2013年3月に六本木と西麻布で会社を設立し、同年11月までに全てのメディア・広告事業を軌道に乗せる。現在は、家族と一緒に、3か月に1度、住む国を変えながら生活をしています。

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