どーも、石崎です。ニートの歩き方phaさんの本の中で紹介されていて、素敵だったのでそのまま紹介しちゃう。トラフィックビジネスをやっている時によくホッテントリメーカーを使って記事を書かせていたんだけど、なんとphaさんが作ったものだったんだね!知らなかった。メキシコの漁師になるかハーバード大学卒業のMBA生になるか?
そんな簡単に人生は単純化できない!と思うその心が現代っぽいし、日本人ぽいっし僕は好きじゃない。「メキシコの漁師」で検索すると、すぐに生き方論に繋げて「あの話は単純化されている」みたいなブログを見つけるけど、別にこの話は生き方なんかじゃない。単なるハックの1つにしかすぎない。別の今の仕事を辞める必要もなし。明日からできることだ。
僕ならすぐにギターを買って、海の前で演奏するね。
観光客がゼロで最高の海。歩いて15分。40円のマンゴーと海で当分の間は幸せでいられる。
メキシコの漁師
メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。
メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。
その魚はなんとも生きがいい。それを見たアメリカ人旅行者は、「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」 と尋ねた。
すると漁師は
「そんなに長い時間じゃないよ」
と答えた。旅行者が「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」
と言うと、
漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」
と旅行者が聞くと、漁師は、「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシエスタして。 夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」
すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、
きみにアドバイスしよう。
いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。
それであまった魚は売る。
お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。
その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。
やがて大漁船団ができるまでね。
そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。
自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。
その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキソコシティに引っ越し、
ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。
きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」漁師は尋ねた。
「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」
「二〇年、いやおそらく二五年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」
「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」
と旅行者はにんまりと笑い、「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」
「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、
日が高くなるまでゆっくり寝て、 日中は釣りをしたり、
子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、
歌をうたって過ごすんだ。 どうだい。すばらしいだろう」
参考:http://blog.livedoor.jp/nanamesikou/archives/6162382.html
あなたはどっち?メキシコの漁師?ハーバード大学のMBA生?21世紀型の結論は「ハーバード大学MBAを卒業したメキシコの漁師」だ。たくさん勉強して、たくさんギターを鳴らして、おくさんとシエスタすればいい。それがいい。うん。僕はそうする。
文責:石崎力也
書くのにかかった時間:3分
聞いている音楽:Christina Perri – A Thousand Miles
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=rtOvBOTyX00&list=RD02Cwkej79U3ek&shuffle=675[/youtube]