中学生の時に「将来の夢は社長」と意味不明な夢を語る同級生が3人いました。一人は今、新聞配達員、もう一人は病院の駐車場でなんかを管理しているそうです。そして最後の一人はニート、僕です。仕事をしていない。ただ文章を書いて小銭を拾っているだけ。ニートとの境界線がイマイチわからないこの頃。
3人の中ではわりかし起業っぽいことをして、実際に「食えている側」にいます。来年は多分蒸発しているでしょうけど。いざ起業というとビルゲイツのようにマイクロソフトを作って・・・なんてシーンを思い浮かべるかもしれないけど、現実はもっと地味でしかもスモール。規模が何千億分の1という小ささ。
この程度の大きなら僕でもハンドルできるでしょう、といった規模で世の中の9割の起業家は折り合いをつけている。その中にはIPOを狙って志半ば諦めた人もいれば、僕のように自分と自分の家族がリッチになれればそれでいいと思っている人もいる。あるいは周りの人に(騙されるような形で)後押しされ”なんとなく”始めた人もいるかもしれない。現実にこう言う人は多い。
ビルゲイツの起業スタイルに一家言を持たない僕ですが、スモールビジネスをやる程度であればそれなりに言えることがあります。まず、起業して食える人は
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人間関係を節約し、お金を節約しません
どこかの自己啓発本で人間関係は節約するなみたいなことが書かれていたけど、僕みたいな人と会うのが嫌いなタイプはむしろ節約した方がエネルギーを効率的に使えます。人と会わないのはお金を節約するためではなく、時間やエネルギーを節約するため。人と会うと疲れるからね。お金は節約しない。前も書いたけど、ドメイン代とかサーバー代を節約しようという発想の人がどれだけ頑張ってもネットで稼げるとは思えないんです。お金の使い道は無限通りあるけど、少なくとも事業に関するもの(会社の経費で落ちるもの)であれば値段を見ずにバンバンと買うくらい気概が必要ですよね。次。起業して食える人は
Facebookをやりません
Facebookは時間の無駄。次。起業して食える人は
セミナーに参加しません
僕自身が定期的にセミナーを開催する側なのであまり大きな声では言えないんだけど、セミナービジネスってムッチャ儲かるんです。特に受講費用を安く抑えて高額なバックエンドを得るパターンは本当に儲かる。以前大阪でDMを配ってセミナー集客しバックエンドで10万円前後の教材を販売しているR社の社長さんが「親戚の集まりでセミナービジネス1回で800万円の売り上げが出るというとドン引きされた」と語っていました。そう本当に儲かるんです。どこかが儲かっているってことは、どこかががっつりマージンを抜かれているってことです。誰から抜かれるんですか?簡単です、セミナー参加者からです。次、起業して食える人は
起業準備中という言葉を使いません
起業に準備なんてないでしょう。ネットに載っている起業情報は、税務や社会保険・雇用保険くらいの瑣末な内容だけ。本当に重要なマーケティングや集客に関しては、あまりにもスキームが個別具体化され完全にその会社でしか使えないようなものになっているので、そもそも公表されることはないです。僕自身も、僕自身しか使えないような集客技術をたくさん持っています。本当に大事なお金を生み出すプロセスについては、起業して実際に「来週までに100万円必要」という状態にならないとダメなんです。札束を燃やす覚悟で一行のテキスト広告に100万円とか200万円を投じるくらいでないと、商売魂みたいなものは磨かれない。友人3人ほど誘ってサークルの延長でビジネスをしている人は、遅かれ早かれ会社を潰します。
僕自身、インターネットが発明される前の起業スタイルを知らないので比較はできないけど、自分と自分の家族を養う程度の起業であれば本当に楽勝でした。インターネットのおかげです。TOEICで言えば700点超えくらいの努力です。英検で言えば2級か準1級取るくらいの努力で十分。簿記で言えば・・・。もういいか。