今回お届けするノウハウはこちら
1. ClickFunnelsでメールを送信する方法
ClickFunnelsでは購入直後に送信するサンキューメールやお客さんとの関係性を構築するためのステップメールを送信していくので、その設定を行う必要があります。ClickFunnelsには、プランによってはメールを送信する機能があるんですけど、これはSendGridやMandrillなどのサードパーティーのメール配信システムをClickFunnelsに載せているにすぎません。なので、それらのメール配信システムでSMTPの設定をしていく必要があります。
2. G Suiteでアカウントを作成する
Namacheapというドメインを取得するサイトで、rikiyaishizaki.xyzというドメインをとったんですけど、これをG Suiteとつなげていきます。すると、support@rikiyaishizaki.xyzとかmail@rikiyaishizaki.xyzなどのアドレスでメールを送信することができるようになります。
まずは、G Suiteに行きます。3つのプランがありますが、一番安い月額600円のプランで十分です。プランを選択したら、必要事項を記入していきます。記入するのは、以下の項目になります。
- 会社名
- 自分を含む従業員の数
- 国
- 姓
- 名
- 現在のメールアドレス
- 使用できるドメインがあるorドメインを購入
- (使用できるドメインがある場合)ご利用のドメイン名
- ユーザー名
- パスワード
3. G SuiteでMXとTXTレコードを追加してGmailの設定をする
次は、「G Suite アカウントへのユーザー追加」の項目を設定していきます。「開始」をクリックして、複数人でビジネスをしている方は、こちらの欄にユーザーを追加していきます。終わったら、下にある「現在(ドメイン名)を使用しているすべてのユーザーのメールアドレスを追加しました。」にチェックを入れて、「次へ」をクリックします。1人でビジネスをやっている方は、何も記入せずに「現在(ドメイン名)を使用しているすべてのユーザーのメールアドレスを追加しました。」にチェックを入れて、「次へ」をクリックするだけでOKです。
ドメインの確認とメール設定の項目は、少し面倒なので、丁寧に確認してみてください。それぞれの項目が完了したら、1つ1つチェックを入れていきます。
- ドメインホストのウェブサイトにログインします。
まずは、ドメインホストにログインします。今回は、Cloud Flareです。
- ドメインのコントロールパネルにアクセス
ドメインホスト(Cloud Flare)のコントロールパネルにアクセスします。管理パネルやDNS管理、アカウントなどが表示されていると思います。
- ドメインに新しいTXTレコードを追加
この項目では、下に「名前/ホスト/エイリアス」と「値/応答/参照先」の欄があります。それらをコピーします。
Cloud Flareの場合、「DNS」に行き、ドロップダウンメニューから「TXT」を選択して、「Name」には「@」を入力し、「IPv4 address」には先ほどコピーした「値/応答/参照先」を入力します。それで、「Add Record」をクリックして完了です。
- TXTレコードを保存して確認
Cloud Flareの場合は「Add Record」をクリックした時点で、自動で保存されます。
- ドメインのコントロールパネルにアクセス
ここも、すでにアクセスしているので、チェックできますね。
- G Suite用に新しいMXレコードを作成します。
先ほどのTXTレコードと同じ要領で、Cloud FlareのDNSで5つのMXレコードを追加して行きます。
ドロップダウンメニューから「MX」を選択し、「Name」には「@」を追加します。すると、ポップアップで、「Server」と「Priority」を入力する欄が表示されますので「Server」には「値/参照先」を、「Priority」にはそれぞれの「値/参照先」に対応する「優先値」を入力します。これを全部で、5つやって行きます。
- MXレコードの保存
「Add Record」をしているので、ここはすぐチェックを入れてしまいましょう。
最後に、「ドメインを確認してメールを設定」をクリックします。ここまでで、取得したドメインでGoogleのサービスを使えるようになります。ログインして、確認してみてください。
4. ClickFunnelsのSMTPにはSendGridを使おう
まず、ClickFunnelsのアカウントから「SMTP Settings」を選択し、「Setup email setting」をクリックします。ClickFunnelsの有料プランに登録すると、メールの送受信ができるようになります。でも、それはClickFunnels独自のサービスではなく、別のメール配信システムをClickFunnelsに載せているだけなので、SMTPの設定をしていく必要があります。SendGridとMandrill、SparkPostの3つのメール配信システムの選択肢がありますが、SendGridを使って行きます。
5. SendGridでアカウントを作成する
では、SendGridでアカウントを作成して行きましょう。プランは、「Free」で十分です。
次に、「Username」と「Password」、「Email Address」を入力します。
次の画面は、アンケートになっています。
- 「First Name(名)/Last Name(姓)」
- 「Company Name(会社名)」
- 「Company Website(サイト名)」
- 「What is your role?(役職)」
- 「How do you plan to send email?(メールを送信する方法)」
- 「How many emails do you send per month?(1ヶ月に送信するメールの数)」
- 「How many employees work at your company?(従業員の数)」
これらを記入し、「Get Started!」をクリックします。
6. SendGridから確認メール(Confirmation Email)が届いた!
アカウントが作成できたら、メールが届くか確認してみましょう。一番下にある「Verify Your Account」の矢印をクリックすると、「Confirm Your Email Address」という項目が出てきますので、そこにある「Resend」をクリックします。
送信先のメールアドレスを入力し、「Send Confirmation Email」をクリックし、メールが届くか確認してみましょう。
届いたメールを開くと、上記の内容になっています。「Confirm Email Address」をクリックすると、メールアドレスの確認作業が完了です。
7. ClickFunnelsでSTMPの設定をする
まず、ClickFunnelsのアカウントから「SMTP Settings」を選択し、「Setup email setting」をクリックします。ここの「New SMTP Integration」に必要事項を記入します。
- 「Title(タイトル)」
このタイトルは、どんな名前でもOKです。
- 「From Name(送信者名)」
ここには、あなたの名前か屋号を入れておきましょう。お客さんに届くメールには、ここで設定した名前が表示されます。
- 「From Email(送信元のアドレス)」
G Suiteで作成したメールアドレスを記入します。このメールアドレスで、お客さんにメールを送信します。
- SMTP Server
ここからは、コピペ作業になります。ここでは、「smtp.sendgrid.net」を入力します。
- SMTP Port
「587」を入力します。
- SMTP User
SendGridで設定したユーザー名を入力します。
- SMTP Password
SendGridで設定したパスワードを入力します。
- SMTP Domain
「sendgrid.net」を入力します。
- 「Domain」
「www」なしのドメインを入力します。
- 「Address1(住所1)」
- 「Address2(住所2)」
- 「City(市区町村名)」
- 「State(都道府県名)」
- 「Zip Code(郵便番号)」
- 「Country(国名)」
ここに、会社の住所を記入します。
- SMTP Footer
<center><p>Company Name | 123 Address, City, State, Zip | 9876543210</p>
<p><a href="#UN_SUB#">Unsubscribe</a></p></center>
ここには、上記のコードを入力し、「Conpany Name」を住所を書き換えておきます。
その下には、「Default SMTP Integration」というものがあります。これをクリックして、オレンジにしておきましょう。それで、最後に「Save SMTP Integration」をクリックして完了です。
8. SendGridでEvent Notificationの設定をする
ここまでで、メールは送信できるようになったんですけど、 お客さんの行動をトラッキングしたいので、ウェブフックを追加します。
SendGridのダッシュボードで「Settings」から「Mail Settings」を選択します。
「Event Notification」をクリックして、ON/OFFのボタンがあるので、クリックして「ON」にします。
- HTTP POST URL
ここには、ClickFunnelsの「SMTP Configuration」にあるSendGridの右にある3つの点をクリックして、右に出てきたURLを入力します。
- SELECT ACTIONS
「Dropped」と「Bounced」、「Unsubscribed From」、「Mark as Spam」にチェックを入れ、最後に、「Test Your Integration」と右上にある青色のチェックボタンをクリックします。
そしたら、「Event Notification」の左側に緑で「ACTIVE」と表示されます。表示されない場合は、何かしら不備がありますので、チェックしてみてください。
9. SendGridとCloudFlareでWhiteLabelの設定をする
SendGridでWhiteLabelの設定を行うと、メールの到達率が上がりますので、設定しましょう。まずは、SendGridのダッシュボードの「Settings」で「Sender Authentication」を選択します。
「Domain Authentification」の項目にある「Get Started」をクリックします。
- Which Domain Name Server (DNS) host do you use?
Cloudflareを選択します。
- Would you also like to brand the links for this domain?
「Yes」を選択し、「Next」をクリックします。
- Domain You Send From
ドメインを入力して、「Next」をクリックします。
次にCloudFlareで、CNAME5つを追加します。
やり方は、3でやったやり方とほぼ同じです。ドロップダウンメニューから「CNAME」を選択し、「NAME」の欄には「NAME」を入力して、「Domain name」には「VALUE」を入力します。右側に、オレンジの雲のマークが出ていますが、これをクリックしてグレーになったのを確認してから「Add Record」をクリックします。これを5つやって行きます。
5つのCNAMEの追加が終わったら、SendGridに戻って、「I’ve added these records.」にチェックを入れ、「Verify」をクリックします。これで、一連の作業が完了です。