この記事では、ClickFunnelsで設計図としてのセールスファネルを作成する方法や商品を登録したり、ClickFunnelsのメルマガ配信機能、パスというWordPressでいうパーマリンクのようなものを設定する方法をご紹介します。 この中で、「パス」という言葉は聞き慣れないと思いますが、これはA/Bスプリッドテストを行うには必要なものなので、しっかり理解しておいてください。
今回お届けするノウハウはこちら
- 1. ClickFunnelsで新しくファネルを作る
- 2. ClickFunnelsのページタイプについて(オプトイン、セールスページ、ウェビナーetc)
- 3. ClickFunnelsでマーケティングファネルを作る(合計7ステップ)
- 4. ClickFunnelsのCookBook Builderからセールスファネルを作る方法
- 5. ClickFunnelsのClassic Builderを使ってセールスファネルを作る方法
- 6. ClickFunnelsのファネルメニュー(青色)について
- 7. ClickFunnelsのファネルステップメニュー(灰色)について
- 8. ClickFunnelsのPATHについて(1ファネル2000万円を目指す)
- 9. ClickFunnelsのメルマガ配信機能(Automation)について
- 10. ClickFunnelsで商品を登録する(Product)
1. ClickFunnelsで新しくファネルを作る
まずは、ダッシュボードの上にあるタブから「Click Funnels」を選び、ドロップダウンから「Funnels」を選択します。
そしたら、「Add New」をクリックします。
ポップアップが表示されますので、ここで「Start Cookbook」か「+ Create New Funnel」を選択します。今回は色々カスタムしたいので、「+ Create New Funnel」を選択しました。次の画面では、以下の4つの選択肢が表示されます。
- Collect Emails(リスト集め)
- Sell Your Product(商品販売)
- Host Webinar(ウェビナー開催)
- Or…Create A Custom Funnel(カスタム)
今回は、一つ一つ自分で作成していくので、一番下の「Or…Create A Custom Funnel」を選択します。 次は、「Name:」の欄にファネルの名前、「Select Group Tag:」の欄にタグを記入していきます。タグを記入しておくと後々管理が楽になります。記入が終わったら、緑の「Build Funnel」をクリックします。
2. ClickFunnelsのページタイプについて(オプトイン、セールスページ、ウェビナーetc)
ダッシュボードの上から2段目にあるタブは、以下の通りです。
- OPTIN
「OPTIN」中には「Email Optin」と「Thank You」というページがあります。「Email Optin」はリストを集めるためのページで、「Thank You」は「購入ありがとうございました。」みたいなページを作成することができます。
- SALES
この中には、「Sales Page」、「Product Launch」、「Order Form」、「One Click Upset (OTO)」、「One Click Downsale」、「Order Confirmation」があります。「Sales Page」はそのままセールスページなんですけど、決済を受けることができないので、セールスページの役割もあり決済も受け付けることができる「Order Form」を使うことになります。「Product Launch」は、動画を見せて、商品を販売していくページです。「One Click Upset (OTO)」は、一旦決済してくれた後に、ワンクリックで次の商品を購入してもらうことができます。「One Click Downsale」は、「One Click Upset (OTO)」で商品を購入しなかった人に対してダウンセルのオファーをすることができます。「Order Confirmation」は、購入してくれた商品の確認ページになります。
- WEBINAR
このページは、ウェビナー関連のページです。「Registration」、「Thank You」、「Broadcast Room」はそれぞれ、登録ページ、サンキューページ、ライブウェビナーページになります。
- MEMBERSHIP
これは、会員サイトになります。
- AFFILIATE
このページは、アフィリエイトの管理をするページです。
3. ClickFunnelsでマーケティングファネルを作る(合計7ステップ)
「FUNNEL STEPS」の下にある「+ ADD NEW STEP」をクリックして、ファネルを追加していきます。するとポップアップが表示されます。「Change Name Of Funnel Step」の欄に、ファネルを名前を記入します。その下にある「Path」は、自動で生成してくれるので、空欄のまま「Create Funnel Step」をクリックします。
次にページを選択します。今作成したファネルはセールスページにします。でも、先ほどもお伝えした通り、「Sales Page」では決済を受けることができないので、セールスページの役割もあり決済も受け付けることができる「Order Form」を使います。そしたら、テンプレートがたくさん表示されますので、好きなものを1つ選んで、「+ Select Template」をクリックします。
この作業を繰り返し、最終的に僕は、上記のようなファネルを作成しました。各ファネルは、以下の通りです。
- Optin:Optin
ここでは、リストを集めるので、「Email Optin」でテンプレートを選択しました。
- thank you:Order
ここでは、オプトインしてくれた人に「登録ありがとうございます。」というのを表示するだけでも良いんですけど、オプトイン直後にオファーすると反応率が良いので、オファーもできるように「Order Form」を選択しました。
- frontend sales page:Order
ここでは、フロントエンド商品を販売するために、「Order Form」を選びました。
- backend 1 oto:OTO Page
ここでは、バックエンド商品(高額商品)をワンタイムオファーします。なので、「SALES」の中の「One Click Upset (OTO)」を選択しました。
- backend 1 downsell:OTO Downsale Page
1つ目のバックエンド商品を購入しなかった人に対して、ダウンセル商品を販売します。ページは、「SALES」の中の「One Click Downsale」です。1つ目のバックエンド商品を購入してくれた人には、この「backend 1 Downsale」を飛ばして次の「backend 2 oto」がオファーされます。
- backend 2 oto:OTO Page
ここでは、2つ目のバックエンド商品をワンタイムでオファーします。「backend 1 oto」と同じく、「One Click Upset (OTO)」を使います。
- order confirmation:Order Confirmation
最後は、注文の確認ページを作成しました。ページは、「SALES」の中の「Order Confirmation」ですね。
4. ClickFunnelsのCookBook Builderからセールスファネルを作る方法
ダッシュボードの上にあるタブから「Click Funnels」、ドロップダウンから「Funnels」を選択し「Add New」をクリックします。そして、今回は「Start Cookbook」を選択します。次にファネルのテンプレートを選んでいくんですけど、画面の左で用途に合わせてテンプレートの数を絞ることができます。好きなものが見つかったら、「Select Funnel」をクリックします。次の画面では、ページのテンプレートを選びます。無料のものと有料のものがありますので、注意してください。自分が使いたいものをクリックします。すると画面が遷移しますので、そこで「Get Funnel」をクリックします。これで、テンプレートのダウンロードは完了です。
5. ClickFunnelsのClassic Builderを使ってセールスファネルを作る方法
ダッシュボードの上にあるタブから「Click Funnels」、ドロップダウンから「Funnels」を選択し「Add New」をクリックするところまでは、4と同じです。次の画面では、今回は「Classic Funnel Builder」の「+ Create New Funnel」をクリックします。
「CHOOSE GOAL」のステップでは目的を聞かれているので、自分の目的にあったものを選択します。今回は、商品を販売するので、「Sell Your Product」を選択します。次の「CHOOSE TYPE」では、販売する方法を選択します。今回は、「Product Launch」を選択します。次の画面では、「Name:」の欄に名前、「Select Group Tag:」の欄にタグの名前を記入して「Build Funnel」をクリックします。
「Classic Funnel Builder」の場合は、ページのテンプレートがデフォルトでは設定されていないので、自分で設定していく必要がありますので、注意してください。
6. ClickFunnelsのファネルメニュー(青色)について
- STEPS
これは、各ファネルステップの設定を行うタブになります。
- STATS
これは、商品がどれだけ売れたのかを確認するタブになります。
- CONTACTS
ここには、オプトインしてくれた人の情報が表示されます。
- SALES
ここでは、売れた商品名や購入者名などをチェックできます。
- SETTINGS
まず、上のスクリーンショットにある記入欄については以下の通りです。
- NAME:ファネルステップの名前
- GROUP TAG:ファネルステップを管理するためのタグ
- DOMAIN:ファネルステップで使用するドメイン
- PATH:オプトインページに飛ばすためのパス
- SMTP CONFIGURATION:メール配信プロバイダー
- FAVICON URL:ファネルステップのファビコン
- HEAD TRACKING CODE:Google Analyticsなどのトラッキングコードを入力
- BODY TRACKING CODE:Deadline Funnelなどのコードを入力
「Share This Funnel URL」にあるリンクをシェアすると、相手も同じファネルステップを使用することができます。
ClickFunnelsではStripeで決済を受けることができます。「STRIPE ACCOUNT」から決済を受けたいアカウントを選択します。そしたら、一旦「TEST MODE」を「ON」にして連携が取れているか確認してみてください。でも、ずっとオンにしておくと決済が受け取れなくなってしまうので、確認が取れたら、「OFF」に変更しておきましょう。「backpack」では、アフィリエイトプランを選ぶこともできます。
「Zapier」では、連携できるマーケティング一覧が表示されています。
他にも、「webhooks」やサードパーティーのアカウントと連携することもできます。
「Archive Funnel」をクリックすると、作成したファネルを削除することができます。
7. ClickFunnelsのファネルステップメニュー(灰色)について
- Overview
「Overview」では、ページの外観を確認することができます。さらに、A/Bスプリッドテストの設定を行うこともできます。例えば、数値を50%にすると、トラフィックの半数をAに、残りの半数をBに飛ばすという設定をすることができます。でも、お客さんには「Overview」の上にあるリンクを渡すだけでOKです。そうすると、自動でお客さんをAかBのページに分けてくれます。
A/Bテストの設定方法は、まず「+ CREATE VARIATION」をクリックします。すると、ポップアップで「Create Duplicate Page From ”Optin”」と「Create From Template」の2つの選択肢が表示されますが、「Create Duplicate Page From ”Optin”」を選択します。そして、「EDIT PAGE」でページを編集していきます。例えば、Aのヘッドラインを「Aはどうですか?」にしてBを「Bはどうですか?」みたいにしたりですね。
- Automation
「Optin」の「Automation」は基本的にはメルマガの配信になります。「Trigger These Events:」では、選択肢が「EVERYONE」一択になっていますが、これは、オプトインをトリガーとして、オプトインしてくれた人全員に何をするかを決めることができます。「Email」を配信したり、「SMS」のテキストメッセージを送信することができます。
一方「Order」の場合は、オーダーページに来てくれた人全員に対してアクションを起こすのか、セールスページを見たけど商品を購入しなかった人に対してアクションを起こすのか、購入した人に対して何かしらのアクションを起こすのか。3つのパターンが想定できるので、「Optin」よりもトリガーが多くなっています。
- Publishing
ここでは、ファネルステップやパスの名前を変えることができます。あとは、潜在顧客にリーチする方法として、「Get ClickPop Code」、「Get ClickOptin Link」、「WordPress Plugin」、「Add to Facebook」、「Embed Code」、「Download HTML」の6つが用意されています。
- Products
「Products」は「Order」ページにしかありません。ここに商品を登録し、Stripeと連携することで、お客さんから決済を受けた後に、例えばメンバーシップページに送り込むことができるようになります。ここに、商品を登録しておかないとお客さんから決済を受けることができませんので、必ず商品を登録しておいてください。
8. ClickFunnelsのPATHについて(1ファネル2000万円を目指す)
現時点では、サブドメインが「rikiyaishizaki」でメインが「clickfunnels」になっています。これだとカッコ悪いので、独自ドメインに変更します。
まずは、「SETTINGS」にいきます。そこの「DOMAIN」でドロップダウンからドメインを選択します。「PATH」には、適切な名前を入力して、コピーしておきましょう。最後に、画面の一番下までスクロールして、セーブします。
そして、各ファネルステップのパスを変更して行きます。まずは、「Optin」を変更していきます。「Publishing」から変更できます。ここにある「PATH」で、先ほどコピーしたものをペースとして、お尻に適切な名前を追加しましょう。今回は、「Optin」ページなので、「optin」を追加しました。なので、「form-complete-bundle-optin」というパスになりました。
A/Bテスト用にページを複数用意している場合は、そのページのパスも設定していく必要があります。まず、各バリエーションの歯車をクリックします。するとポップアップが表示されますので、そこの「Path」にパスを入力してします。オプトインのパスなので、Aのページは「form-complete-bundle-optin」のお尻に「a」を追加し、「form-complete-bundle-optin-a」としました。最後にセーブすることを忘れないでください。同じ要領で他のバリエーションのパスも設定します。このように、すべてのページでパスを設定していきましょう。
9. ClickFunnelsのメルマガ配信機能(Automation)について
ClickFunnelsは、オールインワンツールと謳っていますが、メールを送信するにはSendGridのようなサードパーティーのメール配信サービスと連携する必要があります。
オプトイン直後にワンタイムオファーをして商品を購入しなかった人が、リマインドとして送信したメールを開封して、ワインタイムオファーのセールスページに戻ってくるということがありますので、今回はそれを想定してメールを設定してみます。
まずは「+ Add New Email」をクリックします。そして、ポップアップが表示されますので、そこでは以下の内容を記入していきます。
- From Name:送信者の名前
- Subject:件名
- SMTP Configuration:送信元のアドレス
- Condition:条件(「Optin」の場合は、「everyone」を選択)
これらを入力したら、お好きなメールのテンプレートを選択します。そして、「CREATE EMAIL」をクリックします。
「edit」では、「Email Delay」の設定を行います。ここを設定しないと、お客さんがオプトインした直後にメールが配信されます。オプトイン後に時間を空けてメールを配信したい場合は、ここに適切な数字を入力します。「Delay Days」は日単位、「Delay Hours」は時間単位で入力できます。入力が完了したら、「UPDATE EMAIL」をクリックします。
「open editor」では、メールの内容を編集することができます。編集後は、プレビューして、リンクが生きているかどうか、外観を確認しましょう。 「Order」ページの場合は、上でも説明した通り、メールを送信する条件が3つあります。
10. ClickFunnelsで商品を登録する(Product)
ClickFunnelsでは、商品の登録をする必要がありますが、動画コンテンツをアップロードしたりはできません。なので、デジタルコンテンツを販売する方は、ThinkificやTeachableなどのプラットフォームを使って、Zapierと連携して、ClickFunnelsで決済を受けたら、自動でお客さんをThinkificやTeachableに登録する方法を取った方が良いです。
Thinkificで販売している商品が39,800円なら、ClickFunnelsでも同じ料金で設定しておく必要があります。「Order」や「OTO Page」などでその設定ができます。今回は、「OTO Page」で設定していきます。ファネルを選択したら、「Products」を選び、「+ Add Product」をクリックします。そしたら、ポップアップで以下の内容を記入していきます。
- Name:商品名
- Billing Integration:決済ツール(Stripeなど)
- Amount:金額
- Amount Currency:通貨(日本円ならJPY)
- Price Display On Order Form:請求書に記載する金額
- (Stripeの場合)Stripe Integration:Subscription(月額課金)かOne Time(一括)かを選択
- Product Description:請求書に表示する商品の詳細
「Price Display On Order Form」の欄は、任意です。ここに記載しないと、「Amount」に記載した金額が請求書に表示されます。例えば、「Amount」に「1,980円」と記載して、「Price Display On Order Form」の欄は「月々1,980円」と記載すると、請求書には「月々1,980円」と表示されます。記入が完了したら、「CREATE PRODUCT」をクリックします。
そしたら、「Overview」のリンクの右にあるアイコンをクリックして、プレビューしてみましょう。
ちなみに上のスクショが、今回作成したものになります。
注文完了のメールは、作成した商品の「Edit」設定することができます。タブが4つあるんですけど、「Fulfillment Email」で設定します。