クリックファネルでWebhookを使って外部ツールと連携していく方法を解説します。Webhookとは何かということから、Webhookを使ってどんなことができるかという説明をしていきます。
Step1. Webhookとは?
Webhookとはリアルタイムにデータを飛ばしてくれる仕組み
- リアルタイムにデータを飛ばしてくれる仕組み
- ClickFunnelsに限らず色々な場所で使われている
まずWebhookは何かというと、クリックファネルに限らず、いろいろなところで使われている、何かのアプリでイベントが発生した場合にそれをリアルタイムに別のアプリにデータを飛ばしてくれる仕組みのことです。
クリックファネルでは何らかのファネルに対してのイベントが発生したときに、他のアプリでその通知を受け取りたいというときに使います。
Webhookを何に使うの?
- Zapierが対応していないツールと、ClickFunnelsを連携する場合に使える
- Zapierと連携してオプトインした人のデータを拾う
- ※Zapierで使う場合はPremiumアプリが使えるプラン以上が必要
Webhookを何に使うのかと疑問に思うかもしれません。Zapierに登録されているものであれば、クリックファネルと何か他のアプリをZapierでくっつけて連携して使えば問題ないですよね。ただしZapierが全てのツールに対応しているというわけではないので、Zapierが対応してないツールとクリックファネルを連携して使う場合に便利に使うことができます。
また、Zapierとクリックファネルを連携してオプトインした人のデータを拾うタスクがより精密に行えます。クリックファネルにオプトインした人の情報は、クリックファネルのZapier内のイベントでは取りきれないっていうのがあります。
これはZapierのクリックファネルのページ説明のページです。Triggersの部分を見てください。Triggersは3つあります。
- New Contact Activity:何かContactなアクティビティがあった場合
- New Failed Purchase:決済が失敗した場合
- New Successful Purchase:決済が成功した場合
このうち、一番関係しそうなのはNew Contact Activityですよね。ですが、New Contact Activityだけだとお客さんがオプトインしたのか、それともお客さんがそのページを再び訪れたのかという細かい分類まではできません。

Step2. Webhookの使い方
使い方#1. Webhookの送り先URL(エンドポイント)を用意する
そこでクリックファネルでオプトインした人限定で何かのアクションをするというときにこのWebhookを使うことができます。まずWebhookの送り先のURLであるエンドポイントを用意しましょう。テスト用の便利なサイトがあります。Webhook.siteです。ここでWebhookの簡易的なURLをコピーすることができます。これをコピーしてクリックファネルに登録してもOKです。

今回はZapierの方を使ってやっていきましょう。ZapierのPremium AppのところにWebhookがあります。もしなかったらWebhookで検索してもらうとこの左側に出てきます。これをクリックしましょう。


Premiumフィーチャーがない場合はプランが対応してないと思うので、上位プランで利用するか、さっきみたいな無料で使えるWebhookのURLを発行してくれる、エンドポイント発行してくれる場所があるのでそれを使ってみてください。その場合はテスト的に運用するっていう感じになります。
WebhookのEventを選択していきます。いくつか選択肢がありますがCatch Hookにしてください。そしてContinueします。

Pick off Child KeyというのはそのWebhookの中から特定の値だけを取り出したい場合に指定するものです。今回は指定は特にいりませんので、Continueしてください。そうするとWe’re ListeningというふうになっていてURLが出てきます。このURLが大事なので、これをコピーします。

使い方#2. ClickFunnelsのファネル内でWebhookを作る
次に、クリックファネルのファネルの中にWebhookを作っていきます。イベントの種類がいくつかあります。
- All Events
- contact_created
- contact_updated
- contact_destroyed
- purchase_created
- purchase_updated
- purchase_destroyed
contact_created がお客さんがファネルに入ってきてコンタクト情報がクリックファネルの中で生成されましたというものです。これが一番使うかなと思います。あとはコンタクトの情報がアップデートされたり、削除されたり、purchase_createdも使えますが、Zapierの連携で既にネイティブの連携で対応してるので使う必要はないんじゃないかなと思います。そしてupdated,destroyed、このpurchaseは両方とも使わないかなと思うので、今回はcontact_createdを使っていこうと思います。全てのイベントを検知したい場合はAll Eventsで設定をしていくことになると思います。
使い方#3. 実際にテストしてエンドポイントを確認する
そしたらクリックファネルのファネルに入ります。右上のブルーのSETTINGのところに行ってください。ずっと下までスクロールすると、Manage Your Funnel Webhooksというのがあるのでこれをクリックしましょう。

次に、New Webhookをクリックします。

URLにさっきのZapierのURL入れてください。Eventをcontact_createdというのを入れて、All Eventsの方はデリートします。Version,Adapterはそのままで、Webhook Createボタン押してください。

そうするとこの上のZapierものがcreateされてDeliveriesというのが0というふうになってます。まだ何も通知が送られてないので0という感じになりますね。

この状態でテストみたいな感じで、オプトインしてみましょう。ZapierのTest Triggerを押します。そうするとさっきのメールアドレスで出てきました。ということでこれでうまくいっていますね。あとはこのトラフィックに対して何らかの、僕たちはMailchimpでタグをつけたりとかっていうことをやってるんですけども、そういう処理をやってもらえればなというふうに思います。


Step3. Webhookのその他の機能
Webhookのその他の機能を見ていきましょう。
その他の機能#1. Webhookをアーカイブする・アーカイブしたWebhookを復元する
まずはWebhookをアーカイブするという機能ですね。Webhookのうち使えなくなってきたものがあれば、いらないものを消しましょう。いらないものはArchiveボタンを押してください。Archiveボタンを押すと本当にいいのというふうに聞かれるので、これでOKを押せばアーカイブのWebhookの方に入っていきます。いつでもRestoreできるのでRestoreボタン1つでRestoreすることができます。


その他の機能#2. ClickFunnels側から配信状況をチェックする (Deliveries)
クリックファネル側から配信状況をチェックすることができます。たまにZapierとかエンドポイントの方で何も反応がありません、何もデータが送られてきていませんというようなことを言われることがあります。そんな場合はこのDeliveriesのところでどのぐらい何を送ったかとかいう履歴みたいなのが見れるので、ペイロードというのがあるので、これをクリックすると中に時刻、IPアドレス、もちろんメールアドレスや名前など、どういうデータを送ったかという履歴が見れるようになります。ただしこのデータは2週間保持されて、その後は削除されてしまいます。

こんな感じで、Zapierに対応してないツールに関してWebhookを使ってツールと連携をさせる機能が使えます。僕たちはオプトインしたお客さんをMailchimpでリードタグ、見込み客のタグをつけたりするのをクリックファネルの機能ではネイティブにやってくれないので、その部分をWebhookで代用しています。そんな感じ使っていただければなと思います。今回は以上です。