人はミスをします。
ミスした原因を突き止めて、改善をすれば、人は成功します。
僕はインターネットビジネスで成功しました。少なくとも、僕はいまの生活に満足しています。
僕のいう成功は、売上の多寡ではありません。きっとたくさんお金を稼いでいる人からすると、僕の稼いでいる額なんてのは微々たるものかもしれません。それでも自分が成功していると言い切れるのは、限りなく少ない労働時間で生活していけるだけの収入があるからです。今は毎週土曜日の午前中だけ働いていますが、きっと労働時間をゼロにしても生活することはできるはずです。ただ労働時間をゼロにすると、社会との交わりがなくなってしまうし、本当にお金が稼げるかどうかの確証もありません。だから労働時間をゼロにすることはありません。正直でしょ。
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少ない労働時間(週に4時間ほど)でお金を稼げるとどうなるか?
僕はもっぱら家族と海外にいます。住民票は日本にあるけど、年間300日ほどは海外で生活しています。1日1回は必ず外食します。
インターネットのグルメサイトには掲載されていない美味しいレストランや小料理屋さんを見つけると、すごい嬉しい気分になります。シェフのおばちゃんに「これ、にんにくが隠し味でしょ?」とか聞いちゃいます。ある時は「そうよ、なんでわかったの!玉ねぎのすり下ろしも入っているのよ」と教えてもらえるし、ある時は「秘密よ!笑」とやんわりとかわされることもあります。そういったやり取り自体が本当に楽しいのです。あと、頻繁にマーケットにも行きます。色とりどりのフルーツ、見たこともない口の長い赤い魚、露天で調理されている小麦粉ベースのお菓子。見ているだけで幸せな気分になります。
「これいくら?」と聞いて、それが1000円以下ならすぐに買います。1000円以上なら、ちょっと考えてからやっぱり買います。一緒にジュースも買って、陽だまりの香ばしい草の上に腰をおろして、先ほど買った品物をiPhoneでパシャりと写真を撮ります。ブログに使うからね。さあ食べよう。美味しい時もあれば、美味しくない時もある。すぐに「まずい!」と判断するのは、もったいない。まだ舌が慣れていないだけかもしれないから。自分が現地の人になった気分で、もう一度、食べてみると今度は少しだけ「美味しいかも?」と思えるようになります。そうやって僕は、フィリピンの Senegang スープ、メキシコのトルティーヤ料理、日本の納豆を好きになりました。
地下鉄に飛び乗り、繁華街に向かう時もあれば、郊外にある自然公園に向かうときもあります。僕たちはバンクーバーのスタンリーパークが大好きです。カナダに住んでいる時は、よく奧さんと一緒にピクニックをしました。今は、二人の子供をバギーに乗せて、海辺に停泊している真っ白な船の横を散歩するのが日課になっています。必ずしも海があるとは限らないので(例えば、来週から行く韓国のソウルとか)、臨機応変にショッピンセンターなり、サイエンスパークなり、動物園なり、子供が好きそうな場所に行きます。
朝からこれだけ好きなことをしていても、まだ午前中は終わりません。適当に昼ご飯を外で食べて、子供達の昼寝に合わせてAirbnbで長期滞在している家へと戻ります。月々15万円ほどを払えば、ニューヨーク、パリ、ロンドンといった都市部をのぞいて、ほぼどこでも一軒家を貸し切ることができます。子供を寝かしつると、まずはコーヒーを淹れます。生豆を焙煎して、Karitaブランドのミルで砕き、ドリップします。いつものように中挽きで。目の前には大きな時間の塊があります。結婚する前や、子供ができる前は、時間があるのなんて当たり前でした。今は、親になりました。1時間もあれば本当にたくさんのことができることに気づきました。
さあ腕捲りをして、変身の時間です。現地で食べた、あの美味しい料理を自分たちで再現します。手際よく食材をカットして、可能な限り弱火で調理するようにします。ある時はダッチオーブンを使い、ある時はスレキットを使います。なんでかわからないけど、真鍮でできた調理器具で料理をすると美味しくなるんです。現地でかき集めた、数々のスパイスを少しずつ加え、あの味へと近づけます。味見をして、ほぼ同じ味になったら最高の気分。でも、それだけでは満足しません。自分たちの味覚を信じて、料理酒、パクチー、アボカド、カイエンパウダー、コチュガル、砂糖、塩を微調整します。十中八九、現地のあの味を超えることはないけど、たまにとんでもなく旨いものが出来上がります。その時に「ああ、これでよかった。こんな人生でよかった」と奧さんと確かめ合います。
すごく美味しくできたレシピは、動画として残します。現地で撮影場所を探し、会場費を払って、カメラを回し始めます。だいたい1日2万円ほど支払えば、会場は借りられます。奥さんが料理&撮影する場合、僕はもっぱら子守をしています。会場が大きくて別部屋があれば、NetflixでPeppa Pigを子供と一緒に見ます。子供が飽きたら、散歩に出かけます。子供は狭い場所が嫌いなので、できるだけ大きな空間へと向かいます。車の心配をせずに、子供が走り回れる場所だとなおよし。そういう意味では、日本の公園はあまりにも狭く、しかも道路に面しているので、リラックスすることができません。
現地のレストランで食べた絶品料理、行った場所、払った金額・・・。そういった諸々の情報を、レポートにまとめて、週に4回ほどUdemyのEducational Annoucementで送ります。定期的にお客さんとコミュニケーションを取ることで、信頼を獲得し、さらなる売上に繋がります。自分たちがそれを書きたい、ログに残したいという気持ちもあります。記憶というものは本当に曖昧です。自分の都合のいいように過去を捻じ曲げ、編集し、勝手に虚像をでっちあげてしまいます。僕は可能な限り、その時に考えている旬な内容を静的な情報として残したいと思っているので、ブログを書いたり、eBookを作ったりするのは、自分のためでもあるんです。
さて。うちには、たくさんの調理器具が届きます。Amazonが使える国では、Amazonから。ちなみに僕は世界各国の行った国々でAmazonのプライム会員になっています。届くのが早いとやっぱり嬉しいですね。Amazonのない国では、地元のモールで購入したり、通販を利用したりします。僕たちは、料理に情熱を傾けているので、料理に関連することへの出費はいといません。というより、これはビジネスなので、投資なのです。とはいえ、売上がないと経費に使うお金が捻出できません。運良く僕たちは、料理をマネタイズすることに成功しているので、どんどん再投資することができます。
忘れないでください。大事なのは、お金ではなく時間。お金も大切だけど、時間はもっと大切。とくにあなたがお母さんなら。そうですよね?
もし僕たちに時間がなかったら、大声で泣いている子供にイラつくかもしれません。あるいはどうでもいいようなコンテンツを作るかもしれません。例えば、YouTubeでトレンドになっている料理を真似して自分が食べたくないものを嫌々作ったり。もしかしたら海外に渡航しないかもしれないし、渡航したとしても家に引きこもってどうでもいい仕事に明け暮れているかもしれません。どうせ大事な生命時間を使うなら、もっと楽しいことに、もっとハッピーなことに使いたいと思いませんか?少ない労働時間でお金を稼げるようになると、それができるようになります。本当です。
たくさん働いてたくさんお金を稼いでも、それはできるようになりません。もちろんたくさん働いて少ししか稼げないのもダメだし、少しだけ働いて少しだけしか稼げないのもやっぱり寂しい。がっつり稼ぐ必要はないけど、ほどほど稼ぐ必要はあります。それを少ない時間で達成できたら、いよいよ価値のあることに時間という希少資源をアロケートできるようになります。
どうやってやるの?
簡単です。デジタルコンテンツをインターネットで販売するのです。
あなたの料理をマネタイズするのです。
僕の失敗
僕の失敗を時系列で並べるのはあまりにも恥ずかしいので、局所的に、しかも脚色を加えながらさらりとお伝えします。とりあえずは料理に焦点を当ててお話をしましょうか。料理をマネタイズする前に、たくさんの恥ずかしい間違いを犯したんですけど、そこには触れません。あくまでも料理をマネタイズする上で、僕が犯したミスをお伝えします。
犯したミスは次の通り。
- タイムラプスを使った
- 音にこだわらなかった
- ボイスオーバーをいれなかった
- 安いカメラを使った
- ランダムに料理を作った
- 字幕をつけなかった
いずれも反面教師として利用することができます。つまり、僕は自分の失敗を一つずつ修正することで、このビジネスを軌道に乗せました。それでは一つ一つを確認しましょう。
失敗#01. タイムラプスを使った
タイムラプスは、1秒間に何枚も写真を取ることで面白い絵を作ってくれます。でもそれを料理に使ったのが間違いだった。まずおよそ理解できないであろうスピードで調理が進みます。当時はそのまま料理を真剣にマネタイズするつもりはなく、とりあえずYouTubeから広告収入があればいいやといった中途半端な心構えだったので、できるだけ時間をかけずにビジネスを作ろうとしていました。
早すぎ!
ゆっくりにしてよ。早すぎ!
言わなくてもわかってる!笑
タイムラプスを使うのがダメなことは最初からわかっていました。全く編集しないと、かっこ悪い動画ができるのは、当時の僕でも理解していました。でも、それをやらなかったのは、あくまでも副業のテンションでやっていたからです。大きく稼ごうとか、事業にしようといった気概がなかった。それが失敗でした。やっぱりある程度は時間をかけないとビジネスモデルは完成しませんね。
No編集の動画はすごい楽です。だって、編集しなくていいんだもん!でもそんな動画、誰が見たいでしょうか。ビジネスは「顧客」がいるからこそ成立します。顧客の視点を持たないと収益性の高いビジネスはできません。そこで僕は(やっと!)動画を編集することにしました。きっかけはこのコメント。
9人の人が dislike ボタンを教えているでしょ。なぜだかわかる?料理をしながら赤ちゃんの面倒をみているのはすごいけど、ナンセンスな動画をアップロードするのはやめなよ。不要な部分をカット編集したらもっといい動画になると思うんだ。タイムラプスを使うのはやめなよ。
そうしなきゃいけないことは前々からわかっていた。でもこんな風に正直で僕のことを思って書いてくれたコメントを見ると、いよいよ「やらなきゃ」という気持ちになりました。具体的には、このビジネスに時間を割り当てることに決めました。まず最初にやると決めたこと。それはコメントにもあったように、カット編集をして不要な部分を削ることでした。
Cooking Video Bootcamp(クッキングビデオブートキャンプ)、略してCVBのトライアルレッスンが始まりました。CVBのレッスンに従って、あなたは手を動かすだけで料理を収益化できます。そう、このCVBは僕の失敗と成功をベースにして作られています。
CVB Lesson #01:カット編集をして不要な部分を削る
現代人は忙しいです。僕たちの冗長な動画を見ている時間はないのです。いや、現代人でなくとも、人はカット編集のされていない動画を見たくはありません。覚えておいてください。いい動画を作るためには、カット数を増やすことです。カット編集をしただけで、Goodなコメントが増えました。
失敗#02. 音にこだわらなかった
音はすごい大事です。Udemyでも審査の段階から、厳しく音質をチェックされます。少しでもホワイトノイズ(ジーっていう音)が入っていると、審査に通りません。なぜ音がここまで重要か。理由はシンプルです。ノイズがあると人は生理的なレベルで不快さを感じます。猿が蛇を見て「ぎゃー!」と逃げるように、人間が熱いヤカンを触って手を引っ込めるように、人間は不快な音を聞くとネガティブに生理的な反応を示してしまいます。
2014年にVimeoで大賞をとったイタリアのLeonardo Dalessandriさんはインタビューの中でこう答えています。
重要な部分を引用しましょう。
People say that audio makes 50% of a movie; I say it is 80%.(みんな動画の5割は音で決まると思っているでしょ?僕は8割だと思うよ)
さあ、彼の作品を「音(彼はサウンドデザインと読んでいます)」に注目して視聴してみてください。
僕はこの作品を見たとき、鳥肌が立ちました。その勢いのまま、彼の使っているカメラとレンズをAmazonで購入しました。全く動画の知識もスキルもなかったけど。衝撃でした。いわば、僕にとってのメンターです。彼が言うんだから間違いない。実際に彼の言う通りに動画を作ると、見違えるように動画の見た目が良くなりました。音をデザインするだけで、こんなにも変わるんだってほどに。
2015年以降、アメリカでASMRという新たな動画のジャンルがはやり始めました。「脳がくすぐられる」と表現されるAMSR。具体的にどういう動画か。
いざ、動画となると大事なのは視覚的情報だけかと思いがちですが、そんなことはありません。音もすごい大事です。Leonardo Dalessandriさんによると、サウンドデザインは視覚的な情報よりもずっと大事だと。AMSRのジャンルが流行ったことからわかるように、人は目だけではなく音も含めて総合的に動画を見ています。
音にこだわるために2つのことに意識を向けました。
- マイク
- 撮影環境
音にこだわる#1. マイク
購入したマイクは2つ。Rodeのマイクと、3dio free spaceの2つです。Rodeのマイクは、菜食王子Takashimaさんが料理動画の中で使っているものです。3dio free spaceのマイクは、バイノーラル音源の録音を可能にします。綿棒とかでこちょこちょこちょってやると、本当に耳元でクリーニングされている気分になります。料理動画に両方とも使ってみたんだけど、音質的には3dio free spaceの方がより立体的で優れていると思います。ただバルキーで、1人7kgトラベラーを自称する僕たちにはあまりにも重すぎる。だから、海外で撮影されたほとんどの動画はRodeで録音されています。
音にこだわる#2. 撮影環境
どれだけ良いマイクを買っても、ノイズの多い環境で録音すれば、綺麗な音はとれません。お金を払ってでも、静かな場所で撮影すべきです。特に料理動画の場合は、音が小さいなので、本当に静かな環境で撮影する必要があります。僕らは撮影のためだけに会場を借ります。1日2万円も出せば、それなりの会場を借りられます。オーナーの撮影許可さえとれれば、Airbnbでも良いと思います。
CVB Lesson #02:Rodeのマイクを購入してAirbnbで撮影場所を借りる
失敗#03. ボイスオーバーをいれなかった
先ほども説明しましたが、僕らは無編集の動画をそのままYouTubeにアップロードしていました。もちろん字幕もないし、ボイスオーバーもありません。ボイスオーバーとは何か?音の情報です。
ボイスオーバーに関しては、Byron Talbottさんのがもっとも優れていると思います。What’s up everyone. で始まるこの動画。きっと別撮りした音声を編集時に合成しているんでしょう。まず何も喋らずに料理を撮影します。次にスクリプトを用意します。そして最後に静かな場所でボイスオーバーの音源を録音します。
YouTubeでは、ボイスオーバーのないASMR音源だけの料理動画もたくさんあるし、それで成功しているチャンネルもたくさんあります。例えば、何度も例に出している菜食王子のRyoyaさん。
これはこれで、料理音源に集中できていいですよね。だからASMRで料理するのも一つの選択肢です。ただ一つだけ注意点があります。それは、Udemyではボイスオーバーのないレクチャーは認められていないということ。Udemyでビジネスをしたければ、必ずボイスオーバーしなきゃいけません。
The Vegan Cornerのように顔出しなしでボイスオーバーしてもいいし、
Jamieのように顔出しで料理の工程を説明してもいいですね。
僕たちは、両方のパターンを試しています。ストレスの少ないのは、顔出しなしのボイスオーバーです。僕たちは俳優ではないので、カメラを見ながら喋るとストレスを感じます。少なくとも心地良くはありません。どこかそわそわしてしまうし、撮影し終わったらぐったりします。それでも顔出しをやるのは、視認性の高さです。顔出しをして撮影した動画は、やっぱりリテンションが高い。長く見てもらえます。Udemyのアルゴリズムは、リテンションの高さを見ていると言われています。つまり長く見てもらえるコースは、Udemy内での露出が増え、オーガニック売上が増える可能性があるということです。
CVB Lesson #03:別撮りしたボイスオーバーを編集時に合成する
あなたがシャイなら無理して顔を出す必要はありません。あくまでもサステナブルなビジネスを構築してください。
失敗#04. 安いカメラを使った
GoProを使っていることは前にも説明しました。GoProは安いカメラとは言えないかもしれません。では言い換えましょう。適切なカメラを使わなかったと。GoProは、超広角で、フレームの中にたくさんの情報を詰め込めます。料理動画の場合は、むしろ情報を絞ったほうがいいです。だから超広角である必要はないんです。
GoProは魚眼レンズを採用することで、超広角を実現しています。超広角で撮った映像は必ず歪みます。長時間見るのには適しません。
運よく、たくさんの高評価をもらえていますが、これはただのラッキー。最初の部分に、旅行中に撮影したフッテージを挿入しているから、たまたま高評価をもらえていますが、やはりクッキング部分はものすごく醜い。その他のGoProで撮影したコースやレクチャーの評価はさんざんです。
適切なカメラとは?
じゃあ適切なカメラってなんでしょう?値段が高ければなんでもいいのでしょうか?そんなことはありません。いわゆる動画機能に強いカメラである必要があります。クッキング系のYouTuberが使っている動画に強いカメラを紹介します。
Byron Talbott – Canon 6D
@_samanthalee31 Thanks! I use a Canon 6D with a Canon L 100mm 2.8 Macro.
— Byron Talbott (@ByronTalbott) June 27, 2014
ツイートで、Canon 6Dにマクロレンズをつけて撮影していると説明していますね。Udemyのトップクリエイターも、Canonを使っている人が多いようです。
Peaceful Cuisine – Sony A7RII
Ryoyaさんは、YouTube動画の説明欄でSonyを使っていると書いています。このソニーのシリーズは、ミラーレスにも関わらずセンサーサイズがフルサイズなので、軽くてしかも画質もいいと評判です。Ryoyaさんもマクロレンズを使っていると説明していますね。
Casey Neistat – GH5
YouTubeに君臨するトップクリエイター、ケイシーはパナソニックのGH5シリーズを使っているそうです。彼の古い動画ではCanonを使っていると言っていましたが、最近の動画ではGH5を使っているようです。ケイシーは料理系のYouTuberではないけれど、機動性の高いGHシリーズを使いこなして、NYをメインに世界中を旅しながらフッテージを集めているのがわかります。僕らもパナソニックのGHシリーズを使っています。
どれも10万円以上するカメラです。これにレンズを追加すれば、さらに出費は増えます。ここに紹介したカメラ以外に、もっと安いのはないの?という質問には答えられません。なぜなら試したことがないからです。使ってないものをレビューすることはできません。とはいえ「お金がない」をビジネスを始めないことの理由にするにはあまりにも勿体無いので、できる範囲で初めてみてください。もしかしたら1万円のカメラでもうまくいくかもしれないし、3万円や5万円のカメラでもうまくいくかもしれません。
買ってみないとわからないこともたくさんあります。実際に使ってみて、ビジネスを始めてみて、ようやく必要なものに気づくことだってあるんです。というよりほとんどのことはビジネスを始めた後に気づきます。だからこそ、カメラ選びに時間をかけたり、財布と相談する時間を無駄に長引かせるくらいなら、思い切ってここに紹介してみたカメラを買ってみてはいかがでしょうか?中古だったり、型落ちしたものだと、一気に値段が落ちます。例えば、Watchtower of tarkeyは、GH5よりも2つ型の古いGH3で撮影されています。それでもあのクオリティ!ヤフオクやメルカリでGH3を探してみてください。きっと手の届く価格で出品されているはずです。
CVB Lesson #04:別撮りしたボイスオーバーを編集時に合成する
失敗#05. ランダムに料理を作った
作りたいものをなんでも作っていた。それが過去の僕たちです。今は違います。ニーズをベースにして、お客さんの知りたい料理を作ります。あまりにもマニアックな料理はそもそも検索されないし、喜ばれません。
検索エンジンを使う
例えば、YouTubeで「Korean Cuisine」とか「Korean Food Recipe」などで検索してみてください。そこに出てくる動画が、人気のレシピであり、人々が知りたいと思っているレシピです。
ビビンバ、トッポギ、キンバップなど、日本人でも知っている料理が並びます。個人的には、プルコギとかチヂミがランクしていてもいいような気がするんですけど、ここにはありません。自分の知りたいことと、みんなが知りたいことは必ずしも一致するわけではありません。
YouTuberをトレースする
あるいは有名なKorean Food YouTuberのトップ動画をトレースするのも1つですね。先ほど検索したら、Maangchiさんの動画が2つも出てきました。彼女のチェンネルに行ってみましょう。人気のアップロードを確認します。
240万人のチャンネル登録者がいます。このMaangchiさんは、YouTubeセレブなんですね。一番再生されているのが、Crunchy Korean fried chickenです。なんとも予想外。でも再生されているんだからニーズがあるということです。他には「キムチの作り方」「ねじり韓国ドーナッツ」「石焼ビビンパの作り方」などがランクインしています。彼女のチャンネルを参考にして、作りたいレシピをリストアップするのもいいでしょう。例えばこんな感じ・・・
- 韓国風フライドチキン
- キムチ
- トッポギ
- キンバップ
- ねじりドーナッツ
- ロールパン
- 石焼ビビンパ
この7つをレクチャーにして作ります。
かつての僕たちは、何もわかっていなかった。ある時は日本料理を作ったし、ある時は韓国料理を作ったし、ある時はフィリピン料理を作ったし。トピックに関係なく、ただランダムに作っていました。ハードディスクに入っている動画を確認すると、どんな風にまとめればいいか全くわからなかった。今ならわかります。まずトピックを決めます。次にニーズを調査します。で、お客さんの知りたい料理を中心に作ります。
料理をマネタイズしたい場合は、まずはトピックを決めましょう。特にUdemyでオンラインコースを作るためには、トピックの選定はマストです。どんなトピックにするかはあなたの自由です。もちろんニーズのあるトピックを選ぶと売れ行きがよくなります。ちょうどあなたのやりたいことと、市場にニーズがマッチしている場合は、ラッキーですね。
CVB Lesson #05:トピックを決めて、ニーズのある動画を作る
失敗#06. 字幕をつけなかった
僕たちは無編集で動画をアップロードしていたので、当然ですが、字幕もありませんでした。字幕をつけることで、情報が伝わりやすくなります。特に料理は、小さじ1と大さじ1の違いは大きいですよね。全く別の料理ができると言っても過言でないくらい。できるだけ正確に情報を伝える必要があります。もちろんボイスオーバーではっきりと伝えるんだけど、字幕でも同時に情報を伝えるとより確かになります。僕らの場合は、eBookを添付することで、オフラインでも情報にアクセスできるようにしてあります。声で説明して、字幕でも説明して、さらにebookでも説明します。
字幕の有無については意見の分かれるところです。字幕をつけている料理系のYouTuberもいれば、つけていないYouTuberもいます。僕らはたくさんの情報を与えた方が良いと思っているけど、口で説明していることを字幕で伝えるのは野暮だと考える人もいるようです。まるでAppleが機能を減らすことで、商品の付加価値をあげているように。
字幕をつける作業は、追加の作業になるので、時間がかかります。そう言った作業コストも考えた上で、字幕をつけるつけないは考えてください。
僕らも最近は、字幕をつけたりつけなかったり。色々、試している最中です。どっちの方が受講生のリテンションが高くなるか。どっちのコースがより売れるか。これについての明確な答えは出ていませんので、結果が出たらどこかでお伝えさせていただきます。アップデートを期待していてください。
Byron Talbott – 字幕なし(ボイスオーバーあり)
Peaceful Cuisine – 字幕あり(ボイスオーバーなし)
あなたはどう思いますか?ご自身のフィーリングを信じて、字幕のあるなしを決定してみてください。