今回のレクチャーでは、僕の周りの電子書籍を出版して成功を収めてきた人の実例を紹介します。どのような人が、どのようなタイトルを出版してきたのかを見てみましょう。
始める前に、前回の復習を簡単にしておきます。「本物の本」の条件についてです。人々に「本物の本」と認識してもらうためには、オリジナルコンテンツであること、きちんとしたカバーをつけること、Amazonで販売することが条件です。電子書籍を出版する際にはこれらを頭に入れておいてください。
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成功した電子書籍の実例
最初の例は、僕の電子書籍の師匠である堀北晃生さんです。堀北さんは、投資スクールを運営されている経営者の方です。ご自身が投資家であり、多くの生徒さんに投資を教えてこられた先生でもいらっしゃいます。これまでに10冊ほどの電子書籍を出版されています。
彼は電子書籍からの集客を成功させており、僕のやりたいと思っていたことを既に実践されていました。なので、堀北さんのやり方を教えてもらったんです。そのやり方を実行したら、本当に僕らも書籍からの集客が出来るようになりました。堀北さんの本がすごいのは、本当にプロフェッショナルな表紙が付いていることです。1つ1つのクオリティが高いのはもちろんですが、シリーズとしてデザインに統一性があります。
このクオリティの本がズラッと並んでいる様子は、圧巻です。一般的なお客さんが見ても、きちんとした著者だと一瞬で判断できるはずです。これだけでも堀北さんへの信頼感が高まっているのが、理解できますよね。
もう1人ご紹介しましょう。荒屋明神(アラヤアキノブ)さんです。荒屋さんは、集客コンサルタントとして活躍されていて、うちのお客さんでもあります。まさに僕らと同じようにブログ、動画、オンラインコース、書籍とコンテンツを再利用することで、大量のコンテンツを出し続けていらっしゃいます。
初めて荒屋さんとお話ししたときは、本当にビックリしました。コンテンツを再利用することも、それを仕組みに組み込んでしまうことも荒屋さんは、やられていました。「仕事は最初から人に振ることを想定して、計画する」という、本当に僕らと同じような発想に立たれていました。荒屋さんは、仕組み化の天才です。
荒屋さんの本は、発売して早々に3つの書籍カテゴリーで1位になっています。しかも、無料タイトルとしてはKindleストア全体で13位です。ちなみにKindleストアで無料タイトルは4万冊以上あるので、13位というのはびっくりするような数字です。
荒屋さんの本のテーマの大半は、集客やマーケティングに関するものです。Instagram集客や、オンライン集客に関するものが大半を占めています。堀北さん、荒屋さんの例で見てきたように、これらに共通するのは、全てノンフィクションのハウツー本というジャンルであるということです。
分厚くなくても売れている電子書籍の実例
書籍といえば、一般的には200ページ前後が中心でしょう。中には、もっともっと少ないページ数で成功を収めている例もあります。
「散歩でマスターする犬のしつけ術」というこの本は、98ページの本ですがレビューが90個以上も付いています。しかも、付いているのは高評価のレビューばかりです。ドッグトレーナーの方が書いた本で、すごくニッチな分野ですが、これだけの支持を受けているのは本当に驚きです。
もう1冊は「自信がない人でも転職して収入を2倍にするちょっとすごい話」という本です。この本は、転職に関するハウツー本です。税務会計のカテゴリーでランキング8位に入っています。本の長さは64ページと、標準的な書籍の3分の1ほどですが、しっかりランキングに入っている良い例です。
まとめ:売れている電子書籍の例を知って製作に活かす
電子書籍を作って成功している例は、僕の身の回りだけでも数多くあります。そして、すべての本が分厚い必要はありません。人が何かを学びたいと考えたとき、単にたくさんの量を読みたいとは考えません。それよりも問題を解決して結果を得られる十分な量のページがあれば良いのです。僕が今回挙げた例は、すべて「本物の本」です。優れた内容の本は、分厚くなくとも「本物の本」とみなされます。そして重要なことは、ここに挙げた例はすべて、Kindle本として入手可能ということです。今回はここまで。また次回のレクチャーでお会いしましょう。