今回のレクチャーでは、Kindleなどの電子書籍の執筆について取り上げます。電子書籍を目標日までに完成させるための、重要なポイントを紹介していきます。日々の生活が忙しくても、自分で執筆の時間を決めて実行することで、電子書籍で成功するという夢は現実に近づきます。
いざ電子書籍のために文章を書こうと思っても、本業が忙しかったりと思うように時間が取れないことは珍しくありません。実際に執筆活動に入ってから途中で挫折したり、気が散ったりしないように、自分で環境を整えることも必要です。今回は、そのための重要なコツについてもお話ししましょう。
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電子書籍執筆のための時間を設ける
電子書籍を目標日までに完成させるために何よりも重要なことは、日々の生活の中で執筆に充てる時間を作ることです。たとえ本業があっても、早朝や休日など時間を見つけてスケジュールを決め、それを実行に移す必要があります。
僕がオランダに移住する前、冬のシーズンは毎日スノボーをしていました。スノボーシーズンの4ヶ月間、越後湯沢のリゾートマンションを借りていたんです。岩原スキー場前にあるパノラミック岩原、そして苗場プリンスまで車で5分のファミールヴィラ苗場が、僕ら家族の定宿でした。
僕はこの間に1冊の本を書こうと思いました。でも12月からの120日間、スノボーと子守以外に全く時間が取れないのは分かりきっていました。妻と交代でスノボーの技術を向上させるべく、文字通り朝から晩まで滑りまくっていました。妻がスノボーに行ってる日は、僕の仕事は子守です。部屋も狭かったし、子供も小さくて騒がしいので、落ち着いて本を書くための時間も場所もありませんでした。
だから、僕はスノボーをやる日の隙間時間を執筆に充てることにしました。毎日スキー場まで乗っているシャトルバスの時間、そしてリフトに乗っている時間です。もちろんバスやリフトでパソコンは使えないので、iPhoneとGoogle Docsで文章を書いていました。1日に何本も滑るので、リフトに乗ってる時間って意外とあるんです。僕は、スノボーをしながらでも、自分なりに執筆の時間を確保することで、本を執筆するというゴールを達成したのです。
僕の場合、スノボーだけでなく、子守もあったし、毎週のコンサルもありました。1時間とか2時間といったじっくり腰を据えて執筆に取り組むような、まとまった時間はありませんでした。しかし、それでも自分の予定と両立できるような方法を見つけてやり遂げました。だから、あなたにも可能なはずです。
予定通りに執筆を進めるための4つのポイント
限られた時間でスケジュール通りに執筆を進めるためには、いくつかのコツがあります。ここでは、実際に執筆に取り組む際に知っておくべき、4つのポイントをご紹介しましょう。
#1:目標を宣言する
1つ目は、周囲の人に自分の目標を宣言することです。誰かに自分がやり遂げること、そしてその期限を公言しましょう。僕のあるクライアントの場合であれば、毎週1章ずつ書いて送ることを僕と約束していました。このように、自分以外の誰かに目標を宣言することで、自分にプレッシャーを与えることができます。
#2:環境を整える
2つ目は、執筆環境を整えることです。実際に本を書くときには、事前にトイレに行ったり、飲み物を買ったりしておくなど、気が散る要素を全て排除しておきましょう。言い訳のきっかけを作ったり、邪魔が入ったりしないように、完全な環境を整えておくのです。
執筆に集中するためには、BlockSiteというChromeのプラグインがおすすめです。これを使えば、FacebookやTwitter、Gmailなど、時間を無駄にするようなサイトへのアクセスなどをすべてブロックしてくれます。SNSやメールがどうしても気になったり、気づけばYouTubeやニュースサイトばかり見ている場合は、このプラグインを試してみてください。
#3:適切な間隔で休憩を挟む
3つ目のポイントは、適宜休憩を設けることです。おすすめは、45分単位でスケジュールを組み、15分の休憩を入れることです。このような規則的なスケジュールを組むことで、トイレに行く時間や飲み物を買う時間を確保し、仕事に集中できます。
#4:執筆の目的を確認する
4つ目のポイントは、電子書籍を執筆する目的を明確にすることです。これは非常に重要なことです。実際に本を書き始める前にしっかりとした理由を持っていないと、執筆を軌道に乗せることができません。電子書籍で成功したいなら、「何があってもやり遂げなければならない」という姿勢で臨むことが重要です。
いったん着手すると、それは「やりたいこと」ではなく、「やらなければならないこと」になるのです。「雨が降ろうが槍が降ろうが成し遂げる」という気概が必要です。
石崎家では、1週間のうちに沢山の習い事をカリキュラムのように詰め込んでいます。それは子どもたちの習い事も同じです。月曜日の夕方は子どもたちのキックボクシング、火曜日の夕方はダンスと柔道、それから水泳です。大人は大人で別の習い事がびっしり詰まっています。
だから、土曜日の午後4時になれば、子どもたちは何が何でも柔道に行きます。雨が降っていても、それが行かない理由にはなりません。「時間になったから当たり前のように行く」「決めたことは必ず実行する」という毅然とした態度が、我が家に浸透しています。もし何かの言い訳を許容してしまうと、やらない理由を次々に思いついてしまうのを、僕も妻も経験的に知っているからです。
夢を実現できるかどうかは、自分次第です。そして、実現させたいのであれば、やり遂げなければなりません。あなたも自分で決めた執筆スケジュールを守る。という強い気概を持って欲しいと思うのです。
まとめ:時間を見つけて執筆を遂行させる
ここまで、電子書籍を予定通りに完成させるためのポイントについて紹介しました。電子書籍で成功するためには、たとえ仕事をしながらでも、自分で時間を作り、あらゆる言い訳を排除して、やり遂げることが大切です。周囲に目標を宣言し、集中できる環境を整え、執筆の目的を意識しながら、作業に取り組んでみてください。自分にプレッシャーをかけることで、目標通りに執筆を完了できるようになるでしょう。それではまた、お会いしましょう。