今回のレクチャーは、電子書籍出版の4つ目のステップ執筆についてです。いよいよ、頭の中にあったコンテンツを文章という具体的な形にする段階です。実は文章を執筆する方法には、4つのやり方があります。今回はその4つのうち、自分1人で書く方法を取り上げます。
簡単に紹介すると、1つ目は「1人で書く」という方法、2つ目は「誰かとミーティングをする」方法、3つ目は「プレゼンをする」方法、そして4つ目は「既存の資料をリライトする」方法です。今回は、1つ目の「1人で書く」という方法について具体的に紹介します。
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7日間の執筆スケジュール
今回紹介するのは、本の執筆を7日間で完成させることを想定した方法です。ちなみにですが、別のレクチャーで教えている「ミーティング」「プレゼン」「リライト」の方法では、7日間よりも短期間で完成させることを目指しています。
今回お教えする「1人で書く」方法は、自分1人で本の執筆をしたい場合に適しています。この方法では、頭の中を1人で整理整頓をして、スケジュールをきっちり守る必要があります。
簡単に言えば、キーボードの前に座って、徹底的にタイプし続けることで、本を完成させるというやり方です。頭の中にあるものを、キーボードを通して文章に起こしていくのです。では具体的な7日間のスケジュールを見てみましょう。
1日目:執筆のための準備をする
初日は、執筆のための下準備に使います。7日間で執筆を終えるために、物理的にも精神的にも準備を行っておくことが重要になります。ここでしっかり準備をしておいてください。
#1:仕事環境の用意
まずは、きちんとした仕事場を準備しましょう。ここで大切なことは、執筆に必要な物理的なものをすべて揃えることです。そして、気を散らす可能性のあるものはすべて排除します。
僕が実際に行っている方法は、いつもの場所から離れることです。いつもの場所だと新鮮さが無く、ダレることが多いと誰もが感じているはずです。自宅の空き部屋、カフェ、近くのコワーキングスペースでも良いでしょう。コワーキングスペースなら、普通のカフェよりも集中して作業できるかもしれません。
スペースマーケットのようにデスクのある部屋や会議室を1時間から借りられるサービスもあります。他人がいるカフェやコワーキングスペースが苦手な人にオススメです。1時間単位で使えるので、月額制のコワーキングスペースを契約するよりも手軽に利用できます。また合宿形式で寝泊まりしながら集中するために、7日間だけAirbnbを借りても良いでしょう。
僕は、2013年に西麻布で会社を作った時に、近くの六本木ヒルズの49階にあったアカデミーヒルズというコワーキングスペースで仕事をしていました。意識高い系と呼ばれるような人たちが沢山集まる場所でした。当時、ベンチャーを使った人や著名人が出入りしていて「これからの『正義』の話をしよう」のマイケル・サンデル教授がウロウロしているのを見たこともあります。
アカデミーヒルズの閉館時間になっても仕事が終わらない時には、Wi-Fiを求めて近くのマクドナルドで打ち合わせとメール返信をやっていました。今で言うパリピたちに紛れて、マクドナルドの隅でMacBook Airをカタカタやっていたのを今でも覚えています。
規模は小さいですが、沖縄の宜野湾にも同じような場所がありました。Gwave Cafe(ジーウェーブカフェ)というんですが、僕はそこでも原稿を書いていました。ここも明らかにアカデミーヒルズをモチーフにしています。別に東京でなくても、同じような作業に適した空間は見つかるはずです。
つまり僕がここで言いたいのはいつものイスや机ではなく、わざと座り心地の悪い椅子に座って、慣れ親しんだ環境から完全に離れるのです。その理由は、徹底的に作業に集中するためです。もちろん、気が散るようなものを持ち込んではいけません。電話もメールもFacebookもTwitterもゲームも、すべてオフにします。スマホの集中モードを使ったり、作業中は電源をオフにしても良いかもしれません。
#2:フォーカス・ステートメントの作成
集中できる環境を整えたら、次にフォーカス・ステートメントを作成し、あなたの心の準備をします。フォーカス・ステートメントとは、自分がなぜ本を執筆するのかを明確にした文章のことです。僕が作ったフォーカスステートメントの例をお見せします。
この本は【 サブスクリプション 】に関するもので、【 オンライン上に新しい収益を作りたい人 】を助けます。【 英語圏の知見・ツール・ノウハウ 】を紹介して、【 毎月100万円の安定収入 】を約束します。
具体的な作り方ついては、別のレクチャーでお話ししているので、そちらをチェックしてみてください。フォーカス・ステートメントができたら、その文章を何度も何度も読んでください。少なくとも10回は読んで暗記してください。
この時、自分自身の心にこう話しかけてください。「僕は成功への下準備をしている。これはきっとすごいことになるぞ。僕は人生を変えようとしているんだ」と。フォーカス・ステートメントを使って自分を鼓舞して、心の準備をするのです。
#3:アウトラインの作成と資料収集
頭の中にフォーカス・ステートメントを叩き込んだら、次は電子書籍のアウトラインを完全に仕上げます。アウトラインの作り方についても、別のレクチャーでお話ししているので、まだ見ていない方は確認してみてくださいね。
同時に、電子書籍を書くために必要な資料も集めておきましょう。執筆に必要となる可能性のある文献や写真、例、ケーススタディなどを全て揃えておきます。僕らの場合であれば、原稿に挿入するための写真やイラストを揃えておきます。
ストックフォトを使っても良いんですが、既視感があったり明らかにストックフォトだと分かる写真は逆効果になります。セールスページやブログでストックフォトばかり使っているものを見たこと無いですか?あれ明らかに変ですよね。綺麗すぎてリアリティが無いんです。
なので、僕らは出来るだけ実物のスクリーンショットや画像を使うことにしています。もしそれでも足りない場合は、Canvaで簡単なイラストを作って挿入しています。
さて、ここで事前準備についてもう一度、手短に説明しましょう。まずは執筆環境の用意。最も重要なことは、気が散るものを取り除くことです。次に、フォーカス・ステートメントとアウトラインを作成します。どのくらい時間がかかるかは人によって異なりますが、必ず初日のうちに終わらせてください。
#4:執筆を完了している自分をイメージする
仕上げにメンタルの準備です。事前準備としてあなたがすべきことは、少なくとも10分から20分の間あることを想像してください。
それは椅子に座って、楽しくそして熱心に電子書籍を書いている自分の姿と、目標期限内に書き終えることができた自分の姿を想像することです。具体的に言えば「今週末に、本が完成して喜んでいる自分の姿」です。
ここで重要なことは、それをイメージしている間、既に無事に執筆が完了したときの満足感を感じることです。本が完成した自分の気持ちを先取りして、今、この段階で感じるのです。
自分が執筆をしている姿をしっかりとイメージできたら、最後はリラックスしてください。初日は、準備の日です。今日から実際に書き始めるわけではありません。ここまでの準備を終えたら、必要に迫られて、どうしても待ちきれないとき以外は、電子書籍に関わることは何もしないようにしましょう。
信じられないかもしれませんが、あなたが休んだり眠ったりしている間に潜在意識が働いてくれ、明日からスムーズに書き始めることができます。
初日は執筆のための環境づくりに集中する
初日にやることは、明日以降の執筆をスムーズに進めるための準備です。しかし、準備をするとは、単にキーボードとパソコンを用意することだけではありません。準備とは、完璧な仕事環境とアウトラインを用意することであり、あらゆる写真やケーススタディ、参照図書などの資料を用意することです。
必要なすべてのものを集めて、すべての言い訳を排除します。すべての気晴らしと障害も排除します。つまり執筆作業に入った際に、あなたの集中を妨げる可能性のあるものをすべて排除するのです。
そうしなければ、あなたが執筆に完全に集中しているときに、何かしらの邪魔が入ります。例えばスマホが鳴ったら、どうしても「確認したい」と思ってしまうでしょう。「誰かがツイートしたのかな、誰かがLINEやChatworkでメッセージを送ってきたのかな。」とか「そうだ、昨日調べようとして忘れていたことがあった。もう一度調べてみよう」というように。 一度スマホを触り始めてしまうと、気がついたら2時間も経ってしまっているかもしれません。
事前準備は、次の日から文章を書く際に、何にも邪魔されないために行うのです。この方法での執筆作業は、ジェットコースターのようなものです。一度動き始めたら、もう行くしかないのです。途中で降りることはできません。そのために準備をしているのです。これはとても重要なことです。
あなたも、何かに集中して取り組もうとしたのに、10分もしないうちに邪魔が入り中断し、結局達成できなかったという経験が1度はあるのではないでしょうか。何度か作業を中断されると、気が散って、心の余裕がなくなります。イライラし始めて、突然、「もういいや、明日からやり直そう」と考えてしまうかもしれません。そうなると、二度とその作業に取り掛かることはないでしょう。
ですから、書くことだけに集中する環境作りは非常に重要です。7日間のうち、この日が最も大切だと言えます。
2日目:執筆を行う
2日目からは、いよいよ執筆に入ります。この日は、45分から60分の間隔で区切り、15分の休憩を挟んで書くことにします。目標は、45分の執筆と15分の休憩を1セッションとすると、最低でも3回のセッションを行うことです。
実際の執筆方法は、ペンでもキーボードでも、何でも構いません。できればタイピングの方がスピードが上がるのでおすすめです。しかし、タイプが苦手で1分間に10語しか入力できないような場合は、ペンで書き出して誰かに渡し、お金を払って入力してもらった方が効率的でしょう。
音声入力で執筆するという方法もあります。Google Docsにも音声入力機能が用意されていますし、iPhoneにあるSiriのディクテーション機能はかなり優秀です。音声入力にはコツが必要なので相性は人によって違います。ですが上手にやればキーボード入力よりも早く書けるかもしれません。ただし、音声入力した後も誤字脱字を少し直す必要があることは頭に入れておいてください。
勢いよく書き進める
ここで重要なのは、執筆作業はアウトラインのどの場所から始めても良いということです。本を書くときに、最初のセクションから書き始める必要はありません。なぜなら、大切なことは執筆の勢いをつけることであり、その勢いとは書き始めることで出てくるものだからです。
これは作業興奮という心理学用語でも説明がつきます。ちなみに僕の場合、本の冒頭が一番書きにくいと感じます。ですから最初の部分を書くのは、他の部分をすべて書いた後になることが多いです。
もしも執筆途中で行き詰ったら、アウトラインの別の場所に移動して、そこから再度書き始めてください。もう一度行き詰まったら、また別の章に移動して書き始めます。これを繰り返して、ひたすら書き続けるのです。何があってもキーを押し続け、ペンを動かし続けてください。おかしなやり方に見えるかもしれませんが、実際にこの方法はとても効果的です。
この方法での執筆作業は、体を鍛えることと似ています。例えば、初心者が毎日重いベンチプレスを持ち上げるようなトレーニングをすると決めても、難しくて途中であきらめてしまいます。ですがまずは5分だけウォーキングしてみる、そして腕立て伏せを1回、腹筋を1回と自分にとって取り組みやすいことから始めれば勢いがつきます。運動を毎日継続していくうちに、だんだんと体を鍛えるということが習慣になり、いずれ重いベンチプレスも持ち上げられるようになります。
つまり、始められるところから始めれば良いのです。そして、一度始めたことは継続することです。何があっても勢いを保つことが大切です。精神も肉体も同じで、使えば使うほど力がつきます。
仕事をしながら執筆をする場合
さて、仕事をしながら執筆をする人もいると思います。例えば朝9時に仕事に行くとしましょう。それなら、朝の4時から7時まで原稿を書くことができます。会社までの距離にもよりますが、5時から8時まででも良いでしょう。あるいは、朝に1時間半、帰宅後に1時間半の時間を作ることもできます。
またテレビやNetflix、SNSの時間も大きなポイントでしょう。数日間、こうした時間を使ってしまうものを断ち切れば、あなたが執筆に必要な時間が一気に手に入ることを保証します。数日間だけスマホのアプリを削除して、リモコンの電池を抜いてください。時間は作ろうと思えば作れるものです。
3日目:執筆を行う
さて、3日目に突入しました。この日やることは、「書くこと」です。2日目と同じように、45分の執筆と15分の休憩を、最低でも3セッションは行ってください。
重要なのは、カレンダーに執筆する時間を記入し、それを命懸けで守ることです。僕は24時間の予定をきっちりと立てています。「今日中にこれをやろう」という予定の立て方では、他の用事が入った場合に、実行できなくなってしまう可能性があるからです。
そうではなくて、その日やるべきことは、「何時から何時にこれをやる」とスケジューリングします。本を完成させる必要がある場合は、具体的に執筆する時間をスケジュールに入れます。
これは時間を管理して結果を出す上でとても重要なことです。ちなみに、僕はこの方法を仕事とプライベートの両方に適用しています。
こんな風に時間割で管理しています。仕事は月曜の午前と昼過ぎまで。それ以外は、キックボクシング、オランダ語、テニス、ギター、水泳、柔道、ダンス、サーフィン、絵画、スケボーという風に曜日と時間帯を完全に固定して、家族の習い事を入れています。
結婚して子供ができる前、僕は毎日仕事をしていました。それこそ今のように時間割を決めずに仕事をしていたんです。そんな僕の口癖は「この仕事が終わってからね」でした。今思えば、ずっとやりたかったスケボーもサーフィンも、隙間時間でやろうと考えていました。
でも仕事の予定すら決めていない自分にとって、趣味の時間が作れるはずがありませんでした。シビレを切らした妻の「でもハネムーンは今しか出来ないよ」という言葉にハッと目が覚めたのを今でも鮮明に覚えています。
これは、僕がこれまでに受けた時間管理のための最高のアドバイスでした。なぜなら、彼女の言葉を聞いて、スケジュールを自分で管理しなければ、何も起こらないことに気付いたからです。
そして、これとまったく同じことが、本を完成させたいときにも言えます。つまり、自分自身とのアポイントメントを作るのです。そうしないと、何も実行できなくなってしまいます。今すぐにあなたのカレンダーアプリの中に、執筆時間帯をイベントとして登録してください。執筆時間を予約してしまいましょう。
4日目:執筆を行う
さて、4日目です。もう、何をするか想像できますね。そうです、とにかく書くのです。
この日は、できる限り多くの執筆機会を作ってください。最低でも3回、できるならば、4回、5回、6回とやってみてください。空いている隙間時間はすべて使う気持ちで望んでください。ここまでで既に3日間このサイクルで取り組んでいるのですから、集中して作業をするコツ掴んできているはずです。
ちなみに、明日は本のまとめに入ります。5日目は全体を通して抜け漏れを確認する段階です。ですから、できればこの日までに一通りの執筆を終わらせておいてください。
5日目:抜け漏れの確認をする
さて、5日目です。この日に行うのは、今まで執筆したことのまとめです。
これまでに書いたものの全てを、順番に並べていきます。あなたはおそらく、アウトラインに沿って、それぞれの見出しを埋めるように文章を書いてきたでしょう。
ここでは、作成したそれぞれの文章を全部読んで、抜けや漏れがないかを確認してください。アウトラインに目を通してから、改めて文章をチェックすると、「ここはもう少し説明が必要だな、ここには例があると良い。これには統計を加えよう」というようなことが客観的に見えてきます。抜け漏れに気づいたら、その部分を全て埋めてください。
この作業で重要なのは、泥沼にはまらないことです。細かい点を気にしすぎてはいけません。ポイントは、本全体の見直しを一気に通してやることです。国語の先生のように「買う」「購入」のどちらの言葉を使うべきかに迷ったり、「この単語を何度も使ってしまった」という理由で書き直したりする必要はありません。
この作業にかける時間は2時間か3時間が適切でしょう。もしもこれが8時間もの作業になったとしたら、それは時間をかけすぎです。あくまで、本を構成するすべてのパーツが揃っていることを確認するためのものです。この確認作業を効率的に終わらせるためには、2つの良い手段があります。
#1:Google Docsのスペルチェッカーでミスを把握する
1つ目は、Google Docsのスペルチェック機能です。
Google Docsで原稿を書いていない場合でも、Google Docsに原稿を貼り付ければスペルや文法のチェックを自動で行ってくれます。誤字などの単純なスペルミスは赤線、文法や表現の誤りは青線で表示されます。瞬時に見つけることができるので、ぜひ活用してください。
#2:友達に本を読んでもらう
もう1つの方法は、友人に連絡を取って「本を書いたんだけど、試しに読んでみてくれないかな」と頼むことです。
この方法を使うためには、事前準備をしておいた方が良いかもしれません。初日の準備日に、友人たちにこう宣言するのです。「僕は本を書いているんだ。長くない本だから、1週間で完成すると思うんだけれど、出来上がったら今週末に読んでもらってもいいかな?」
この時 「本の編集をしてもらいたい」とは言ってはいけません。なぜなら、編集という言葉を使うと、何か重大な作業がイメージされるからです。「メールを読む時間もないのに、どうやって本を編集するんだ」と思われ、断られてしまう可能性があります。
ですから、あくまで「ちょっと見てもらえない?」と軽く言ってください。簡単なチェックだけを求めるのです。お願いする人数については、できれば5人から10人がいれば良いと思います。
チェックを依頼する相手は、友人でもいいですし、既にビジネスの顧客がいる場合は距離の近い顧客にお願いするのも良いでしょう。作家の村上春樹さんは、奥さんに原稿を読んでもらうと話しています。家族でも同僚でもビジネスパートナーでも、誰でも構いません。人に原稿を読んでもらうだけで、スペルミス以外の内容的な不足についても気づくことが出来ます。
5日目の段階では、彼らにお願いしたり、実際に原稿を送ったりしましょう。
6日目:友人に原稿のチェックを依頼する
さて、6日目に入りました。昨日連絡を取った知人に、まだ原稿を読んでもらえていない場合は実際に友人たちに原稿を読んでもらいます。
あなた自身ももう1度電子書籍を読み直し、見逃しているミスや抜け漏れがないかチェックしてください。そして、まだ昨日チェックを依頼した友人たちに送っていない場合は、書籍の原稿データを送ります。
おそらく、電子書籍の長さは50〜80ページ程度となっているでしょう。1日に3〜4回の執筆作業を行っていたとしたら、本の執筆に時間を充てた3日間の合計で9〜12回のセッションになります。1回のセッションで4〜7枚の執筆と仮定すると、最低でもそれくらいになるでしょう。
合計のページ数が何ページであれ、友人に原稿を送る際は「そんなに大した量じゃない。長くても2、3時間もあれば読み終わるはずだ。君の助けが必要なんだ」と念を押してください。
友人に本を書き直してもらうような労力のかかる作業は依頼してはいけません。あくまで、誰もが気づくようなスペルや文法などの明らかなミスや、ちょっと分かりにくいなという部分を指摘してもらうだけです。
そして、依頼する際には、簡単な作業だということを強調してください。「ちょっと、気になることだけを教えてくれる?」とお願いするだけです。
7日目:最終修正
さて、最終日、7日目です。この日で本を完成させなければなりません。やるべきことは単純です。友人たちから返ってきたフィードバックをもとに、電子書籍を完成させていきます。フィードバックを受け入れるかどうかを決め、最終的な編集を行って、完了です。
ちなみにですが、ここまで行っても、電子書籍は完璧なものにはなりません。しかし、完成です。完璧なものなどないのですから。
完璧ではないかもしれませんが、あなたはこの時点で、「いつか本を書こうと思っている」「そのうち、電子書籍で成功したい」と思っている99.9%の人の先を行っていることは間違いありません。つまり、口では本を書きたいと言いつつも、行動に起こせない人が大半です。
でもおめでとうございます。あなたは7日間でそれをやり遂げることが出来たことになります。あなたは既に電子書籍ビジネスを成功させる道を進んでいます。
まとめ:7日間で集中して本を完成させる
さて、今回は自分1人で執筆する場合の方法をお伝えしました。7日間という限られた時間をきちんとスケジューリングして、気合いで机に向かいとにかく書き続けることです。
ちなみにこの方法は、僕が過去に「1日3時間の勉強で90日以内にTOEIC800点を取る具体的な勉強法」というeBookを作るときにも使ったものです。217ページありましたが、1ページずつ自分で書き上げました。
カレンダーアプリに執筆する時間帯をイベントとして登録して、ひたすら書き続けてください。どんなことがあっても書き続けるという気概が大事になります。今回は以上です。また次回のレクチャーでお会いしましょう。