今回は、エバーグリーン・ローンチの中でもオートウェビナーファネルに関する話題をお話します。オートウェビナーファネルで、見込客に送るべき7通のメールシーケンスの内容を詳しく解説します。このレクチャーを見れば、オートウェビナーのメールに書くべき内容に迷うことはありません。
オートウェビナーファネルでは、自動で開催されるウェビナーの存在が重要になります。ただし、オートウェビナーには一度ページを閉じてしまった人用のリプレイという機能を持たせることが出来ます。また、ウェビナーではなくセールスページを見ることで、購入を決断する見込客もいます。ウェビナーのリプレイや、セールスページへ誘導するためにメールシーケンスは有効な手段となります。
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シングルオプトインを採用する理由
オートウェビナーファネルとは、一定期間ごとにウェビナーが自動で開催される仕組みのことです。さらに初回ウェビナーで購入を決断しなかった見込客に対しても、数日間の締切を設定してキャンペーンを案内していきます。
僕たちは、オートウェビナーファネルにオプトインした見込客に対して、メールシーケンスを流しています。この時にシングルオプトインを採用しています。Eメールシーケンスへのオプトインには、シングルオプトインとダブルオプトインの2つの種類があります。
ダブルオプトインとは、見込客がウェブページ上でメールアドレスを入力し、さらに届いたメール上で確認ボタンを押すことで、オプトインが成立するものです。オプトインが2段階になることから、ダブルオプトインと呼ばれています。
シングルオプトインというのは、確認が1段階のみで済むものを言います。オプトイン後にメール上で、購読確認をもう一度しなくて済む方法です。
僕らは、エバーグリーン・ローンチにおいてもっぱらシングルオプトインを採用しています。理由はオプトインのタイミングと、ファネルに設定する締切のタイミングがズレてしまうからです。オプトインから5日間のキャンペーンを組んだとしても、見込客が確認ボタンを押すまで締切までのカウントダウンが始まらないからです。
したがって、1通目はダブルオプトインのための確認メールではなく、いきなり本題のメールを送ることが可能です。今回は、6日間のキャンペーンを想定して、7通のメールを送っていく流れを解説します。
メール1通目〜3通目:ウェビナーリプレイに誘導する
メールシーケンスで見込客送る通数に関わらず、前半のメールにはウェビナーリプレイへのリンクを貼ってください。
見込客をウェビナーリプレイに誘導します。前半でウェビナーリプレイに誘導する理由は、見込客がまだオプトインして間もないので、ウェビナーを視聴してくれる可能性が高いためです。見込客のウェビナーへの興味が高いほど、見込客はウェビナーをしっかりと視聴してくれ、成約率がアップします。
またそれぞれのメールの中身にどんなことを書くか迷うかもしれません。ですが、見込客に有益な内容であれば何でも構いません。例として、以下のようなノウハウなどを書くと反応がよくなります。
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また、前半のメールにはまだDeadline FunnelのEメールタイマーを埋め込む必要はありません。前半のメールの目的は、まずウェビナーを見てもらうことです。そこでEメールタイマーを回してしまうと、セールスのイメージだけが先行してしまいます。Eメールタイマーは、後半のメールで沢山使いますので、前半のメールではまだ抑えておきましょう。
メール4通目〜6通目:セールスページに誘導する
さて、後半のメールに移りましょう。後半のメールでは、見込客をセールスページに誘導することを目的にしてください。オプトインから数日経ち、ウェビナーへの興味も薄れ始める頃です。また、一度や二度ほどウェビナーを見たお客さんもいるでしょう。
ここでセールスの主役を、ウェビナーからセールスページへと移しましょう。ウェビナーのメリットは、見込客の感情を揺さぶることが出来る点にあります。1時間から2時間ほどの動画で、教育するのですから自然と見込客とのエンゲージメントが作られます。
ただし、ウェビナーにはデメリットも存在します。それは長めの動画であるために、途中で見る側の集中力が続かなくなることです。また瞬時に商品やオファー内容を確認できない点も大きなデメリットです。
確かに文字とテキストで出来たセールスページは、自分で見る速度を調整できます。余計な説明を飛ばして、いきなり商品やオファーを確認して購入したい人もいるはずです。
特に一度ウェビナーを見て商品の購入を検討中だった人から見れば、セールスページは商品やオファーについて、俯瞰的に確認する機会となります。見込客自身が確認したい部分だけを、詳しく見ることも出来ます。商品のボーナスをチェックする人もいれば、Q&Aをチェックする人もいるでしょう。
ウェビナーではこのように俯瞰的に見たり、確認したい部分だけをピンポイントで探すのは難しくなります。加えて、オプトインから日数が経っています。そのことからも、後半のメールではセールスページに誘導するのが良いと言えるでしょう。
また、後半のメールでは締切も近くなってくるので、メール内にDeadline FunnelのEメールタイマーを埋め込んでください。これにより「あと数時間で割引が終わる、ボーナスコンテンツが無くなる」などの緊急性の要素を演出することが出来ます。緊急性のアピールは、お客さんに購入の動機を与えるので、成約につながりやすい訴求方法です。
メール7通目:ラストコール
7通目は、最終日の締切の数時間前に送るリマインダーの役割を持つメールです。今回想定しているような6日間のキャンペーンであれば6日目、メール6通目と同じ日に送信してください。
このラストコールでは、お客さんに購入を促すことが重要です。伝えたいことがブレないように、短めの内容を書くようにしてください。
オススメは、あなたの商品に関する説明をもう一度書くことです。その商品で得られるものの一覧や、ボーナス・コンテンツもリストアップして書いておきましょう。メールからの誘導先は、セールスページを選びましょう。セールスページであれば、締切時間ギリギリであっても、ページにアクセス後すぐに商品を購入することが可能です。
まとめ:メールシーケンスの前半と後半で戦略を変える
今回は、オートウェビナーファネルにおけるEメールシーケンスの作り方について、取り上げました。オートウェビナーファネルでは、ウェビナーがファネルの中心的役割を担っています。Eメールは、ウェビナーを補助する存在として有効に機能します。
見込客に送るメールシーケンスでは、毎回ファネル内のページへリンクを貼ります。お客さんを再びページに戻すためです。ですが、メールシーケンスの前半と後半で、戦略を変える必要があります。前半のメールでは、ウェビナーリプレイのページへ誘導します。これは、まだ見込客がオプトインして日が浅いため、ウェビナーへの興味を保ってくれているからです。
また後半のメールでは、セールスページへの誘導を目的としましょう。キャンペーン後半では、見込客はウェビナーを数回見ているかもしれないし、ウェビナーへの熱意を忘れているかもしれません。後半のメールでは、オファー内容の確認がしやすいセールスページへ誘導しましょう。このようにメールシーケンスの前半、後半で取るべき戦略が異なることを覚えておいてください。さて、今回の内容は以上です。また次回のレクチャーでお会いしましょう。