今回は、ワンページファネルの作り方について解説します。ワンページファネルとは、エバーグリーン・ローンチの中でも最も簡単に作れる簡易的なファネルです。今回は、そのワンページファネルで中心的役割を果たすLTOページの作り方を解説します。このレクチャーを見れば、5つのステップに従うだけでLTOページをスムーズに作ることが出来ます。
ワンページファネルを作る上で、もし過去に作ったセールスレターがあれば、それを再利用しましょう。 もともとワンページファネルでは、シンプルなオプトインページとLTOページだけがあれば十分です。 そのためファネルの作成が短時間で済みます。 過去のセールスレターを再利用することができれば、その時間をさらに短縮することができます。
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LTOページを作るための5つのステップ
LTOとはLimited Time Offerの略で、時間限定の割引オファーのことです。 15分や30分といった短い時間を区切って、割引価格で商品をオファーすることで成約率を上げる手法です。LTOページはワンページファネルの核となる部分です。
LTOページを作るための手順を、5つのステップに分解しました。 それでは一つ一つ見ながら、実際にLTOページを作っていく過程をお見せしましょう。
ステップ#1:セールスページを複製する
まず1つ目は、過去に作ったセールスページを複製するところから始めましょう。これをすることでLTOページの作成に帰る時間は一気に短縮することができます。もし既存のセールスページがない場合は、簡単なものでいいので商品の画像、タイトル、商品の詳細などを盛り込んだページを作ってください。
ステップ#2:LTOセクションを追加する
セールスページが複製できたら、次はLTOページ特有の要素を追加していきましょう。それがキャッチコピー、タイマー、プログレスバーです。
キャッチコピーとは、「ちょっと待って!」とか「ちょっと待ってもう1つ!」とか「このページだけのご案内です」などと言った、見込客の注意を引きつけるためのフレーズです。これがあることで、見込客はこのページに特別な何かがあることを瞬時に理解できます。
ダラダラと割引オファーの存在を語るよりも、こういったインパクトのある言い方をすれば、一瞬で見込み客の注意を惹きつけることができます。できればテキストに太字を使ったり、ハッキリとした色味を使って目立たせると良いです。
次はタイマーを挿入しましょう。ClickFunnelsのタイマーでも 充分機能しますが、Deadline Funnelのタイマーだとより厳密に締め切りを切ることが可能です。それとDeadline FunnelのタイマーはClickFunnelsよりもデザインが良いので、よりきちんとした感じに見せることが出来ます。
タイマーの色は、黒、赤、オレンジ等の色をお勧めします。周りの文字やセールスページの中で、 目立たせることができ、きれいに見えるからです。
次にプログレスバーを設置しましょう。ClickFunnelsではプログレスバーが標準機能として搭載されているので、ページエディタ上で簡単に設置することができます。色々なデザインを選ぶことが出来ますが、オススメはAnimatedといって動きのあるものです。ページに躍動感が生まれるので、気に入っています。
ステップ#3:セールスページの文言をLTOに合わせる
既存のセールスページをLTOに合わせるわけですから、当然整合性の取れないところが出てくるはずです。特にライブローンチ用に使っていたセールページでは注意が必要です。締切日として4月31日など、特定の日付が書いてある場合が多いからです。
あとで価格部分については変更しますが、そういった価格に関する記述も、商品説明の中に隠れている場合があります。すべての文言に目を通し、エバーグリーン・ローンチかつLTOページ用に修正してください。
ステップ#4:価格を変更する
次にセールスページ上の価格部分を変更していきましょう。 既存のページ上にある価格に関する部分は、すべてもれなくLTO商品の価格に変更してください。
商品の価格をいくらにするかと言う問題は、商品の内容や客層によります。また後続に用意するアップセル商品との価格差も考慮しなくてはいけません。僕らはほとんどの場合でLTOを商品に5700円前後の値段をつけています。 5700円の商品を売った後、アップセルで10万円前後の商品が売れているので、悪くない値段だと思います。
価格部分を変更する時には、通常価格に打ち消し線を引き、割引額を横に添えましょう。こうすることで、割引のお得感をしっかり見せることが可能です。
またLTO商品は、見込み客に気軽な気持ちで買ってもらうライトな性質の商品です。あなたのノウハウやスキルを知ってもらうための最適な機会でもあります。 見込み客に安心して買ってもらえるように返金保証をつけることも非常に有効です。
僕らの広告ファネルでも、 返金保証をつけたことで売上が大きく伸びました。1ヶ月で262個売れた月もあります。 返金保証をつけることでもちろん返金してくるお客さんもいます。ですが僕の経験上、 売り上げアップと返金率を天秤にかけた場合、多くの場合で売り上げアップの効果の方が大きくなっています。
ステップ#5:LTOページを公開する
ページが完成しました。次は、LTOページを公開するための設定をしましょう。
Deadline Funnelで15分や30分の締切を設定し、LTOページに表示されるようにしましょう。ここでタイマーの種類やデザインなども調整しておきましょう。タイマーが終了したあとのリダイレクト先のURLなども用意しておきます。
お好みでソーシャルプルーフツールであるProofも設定してください。このツールは、他のお客さんからの成約をセールスページ上に表示することが出来るものです。左下にポップアップが出て、「10分前にこのひとが商品を買いましたよ」という表示が出来ます。こういうポップアップを出すと、社会的証明の効果でさらに商品が売れやすくなります。
またLTO商品は、ハイチケット商品に比べると価格がすごい安いです。気軽に買ってもらえる価格だからこそ、売上本数も多くなります。売上本数に応じて、Proofで表示されるポップアップも頻繁になります。それだけ売れている雰囲気を見込客に見せることが出来るので、ソーシャルプルーフツールは、LTOページに最適だと思います。
最後にZapierで、購入後の処理を自動化しましょう。ClickFunnelsで売上があったら、その顧客データをTeachableに送り、該当コースにEnrollさせます。こうすれば、ClickFunnelsで売れた商品の納品作業が自動化できます。
さて、すべての設定が完了したので、あとは簡単なオプトインページを作ってワンページファネルを公開するだけです。これでワンページファネルの完成です。
まとめ:LTOページ作りに必要なのは5つのステップだけ
今回はワンページファネルの中の、LTOページの作り方について詳しく解説しました。 LTOページの作り方は、5つのステップをフォローするだけで簡単に作れてしまいます。エバーグリーン・ローンチがなかなか完成しない。そんな悩みがある場合は、ぜひ今回のレクチャーを参考にまずはワンページファネルを作り、市場に出してください。最後に要点を5つにまとめました。
- LTOページ作成の1つ目のステップは、セールスページの複製である。過去のセールスページを複製することでページ作成の時間短縮が可能である。
- LTOページ作成の2つ目のステップは、LTOセクションを追加である。LTOセクションとはLTOページに必要なキャッチコピー、タイマー、プログレスバーである。
- LTOページ作成の3つ目のステップは、セールスページの文言をLTOのオファーに合わせることである。過去のセールスページを複製しているため、LTOに合わない文言が無いように修正する。
- LTOページ作成の4つ目のステップは、価格表示の変更である。元のセールスページにあった価格をLTO価格に変更する。
- LTOページ作成の5つ目のステップは、公開に向けて必要なツールの設定を行うことである。Deadline Funnel、Proof、Zapierなどの設定を行う。
今回のレクチャーはここまで。 また次回のレクチャーでお会いしましょう。