今日のレクチャーでは、About me ページの書き方について説明します。そうです、About me は自己紹介ですね。About me ページはトップページの次にアクセスを集めるページです。何らかのキーワードで検索した人が投稿ページを確認し、Webサイトのオーナーであるあなたに興味を持ちました。彼らはグローバルナビゲーションメニューに表示されている「プロフィール」または「About me」をクリックしてあなたのことを知ろうとします。About me ページには決まった書き方があります。今回は10の秘訣としてまとめました。
- #1. 一人称で書く
- #2. 会話形式で書く
- #3. ユーザー・ニーズに合わせて構成する
- #4. 自分のことを話す
- #5. ブログについての疑問を解消する
- #6. ユーザーに期待を持たせる
- #7. ユーザーに講読を促す
- #8. ユーザーにトップ記事を紹介する
- #9. 略歴を書く
- #10. 連絡手段を伝える
さあブログコンテンツのパーソナル・プラットフォームを準備するため、Webサイトにおける主要な構成要素をセットアップしていきます。
今回お届けするノウハウはこちら
WordPressの「投稿」と「固定ページ」の違い
さっそくですが、パーソナル・プラットフォームにおいて、自分のWebサイトがどんな目的を持っているのか考えてみてください。具体的には「なぜ、ユーザーがあなたのWebサイトにアクセスするのか」「彼らは、Webサイトにどんなことを期待しているのか」「Webサイト上でどんなユーザー・エクスペリエンスを通して、ユーザーにどんなことを達成してほしいのか」について、深い洞察をしなければなりません。共感とは、他者の視点から物事を考えることです。そして、共感力こそ、Webサイトのデザインにおいて、もっとも重要なスキルのうちの1つなのです。この力をうまく活用しましょう。
まず理解しておく必要があるのは、WordPressを使って、自分のホーム・ベースに投稿できるさまざまなコンテンツのタイプです。それぞれのコンテンツには、決定的な違いがあります。WordPressは、すべてのコンテンツを「投稿」もしくは「ページ」として区別しています。そして、鍵となる違いは時間です。
実物で確認しましょう。これはWordPressの投稿です。
https://rikiyaishizaki.com/online-course/please-think-about-product-development-with-3-p
これはWordPressの固定ページです。
https://rikiyaishizaki.com/about-me
鍵となる違いは時間です、と言いました。僕が何を言いたいのか分かりますか?ブログ記事は、通常、特定のタイミングで公開されるものです。公開された記事には、日付のタイムスタンプがありますよね。コンテンツのタイプがなんであれ、あなたは定期的に公開をしていくことになります。WordPressのデフォルト設定では、ホームページ上にブログ投稿がリスト化されており、最新の記事が1番上に表示されています。
一方、「About」や「Contact」など、ページ自体は静的コンテンツです。まったく新しいページ「About」ページを投稿するというのではなく、通常は必要に応じて、既存のページを更新していかなければなりません。自分の経歴が更新されるたびに、記事が増えるわけにはいきませんよね。もしあなたが家族構成についての事柄をAboutページで書いているなら、子供が生まれたら「ページ」に追加することになるでしょう。2020年6月三人目の子供ができましたと。二児の父を、三児の父に書き換えるだけでいいですね。まさか新しい記事を投稿して「自己紹介を更新します。三人目の子供ができました」なんて経歴をアップデートするわけにはいきません。
しかし、もし僕が今日、『Bitcoinが値上がりしたからもうオンラインビジネスをしなくてもいい』といったようなブログ記事を投稿したとします。先ほどのページとは違い、このブログ記事を時々に合わせて、更新するなどということはありません。もしBitcoinの価値が下がってしまったとしても、そのブログ記事は公開日に依存したコンテンツなので、問題はないわけです。「Bitcoinが値下がりしたからオンラインビジネスを再開することにした」と別の記事を書けばいいだけの話です。
このように、コンテンツタイプの違いを理解する必要があります。その上で、どのコンテンツが「投稿」なのか、どのコンテンツが「ページ」なのか、判断していきましょう。実際には、あなたのWebサイトのコンテンツのうち、80%以上は投稿になります。毎日更新するブログも「投稿」コンテンツを使って書いていきます。そこで、今回はあなたがブログを立ち上げる前に作成するべきコンテンツにフォーカスを当て、どんなことを準備しておくべきなのか、詳しく話していきましょう。
また、今後のビデオでは、ブログ記事コンテンツについて詳しく説明していきます。ブログ記事は、あなたの権威性と専門知識を強く印象付けるために書かれるコンテンツです。すでに多くのビデオコンテンツを公開されているのであれば、単にYouTubeのビデオを埋め込んだだけのブログ記事を書くこともできるでしょう。ただ、今回お話しするページは、ユーザーに何度も何度もアクセスしてもらうためのリソースですので、アップデートし続けなければなりません。
WordPressの「固定ページ」ではこの4つを作れ
中には数十ページにもわたるページを用意しているサイトもありますが、ページの数は少なくすることがおすすめです。核となる主要ページは3〜5枚程度にして、見込み客に強くアピールできるようにしましょう。僕のパーソナル・プラットフォームであれば「石崎力也とは」のAboutページと、使っている機材やデジタルマーケティングツールの一覧を掲載した「リソース」ページが、固定ページで書かれています。それ以外はブログの投稿です。
#1. About ページ
ほとんどの場合、Webサイトやブログでは、トップページの次に、Aboutページへアクセスが集中します。実は、多くのWebサイトオーナーがこのことに気づいていません。そのため、Aboutページを作って自分の情報や宣伝を少しばかり載せたら、そのあとは一切、Aboutページを更新しません。しかし、トップページにアクセスした後のユーザーは、次にAboutページに遷移しています。これは、どんな業界であっても共通する傾向です。
先ほども述べたとおり、あなたがWebサイトでページを作成する際には、「ユーザーがどのようにあなたのWebサイトを利用しているのか」を1番に考えてデザインする必要があります。ここで、あなたの共感力が生かされるわけです。見込み客の立場に立って、ユーザーがWebサイトにアクセスしたとき、どんなことをしようとしているのか、むしろ、彼らにどんなことをしてほしいのか、しっかりと考えましょう。
#2. Products ページ
あなたの提供するサービスや販売しているオンラインコース について知ってほしいのですか?では、提供しているサービスの概要をまとめたページが必要ですね。僕たちはコース一覧をパーソナル・プラットフォーム のグローバルナビゲーションに載せています。これまで何度も「XXの商品はどこから買えますか?」という連絡をいただいたので、今はこのようにオプトインページを一覧にまとめています。
#3. Contact ページ
さらにユーザーが、あなたのビジネスや業界について、もっと知りたいと思ったとき、どのように連絡を取ればいいのでしょうか?このように考えれば、Contactページが必要だということも分かりますよね。このように、ユーザーへ提供すべきリソースを考えた上で、必要なページを考えていきましょう。僕たちの場合、コンサルティングに申し込んだ人とだけ会話をするようにしています。逆にいうと、デジタルコンテンツを購入する前の質問は一切受け付けません。それは購入前にたくさんの質問を投げてくる人は購入後に問題を起こす可能性が高いからです。これはティモシーフェリスも著書の中で同じことを書いています。
使う金は最小なのに注文する際には山ほど質問する人物は、買った後も同じことをするだろう。そうした人物をカットすることは、ライフスタイルにとっても、経済的にもいい判断である。
また比較的高額なコンサルティングに関する質問も受けていません。一括で200万円以上を払える収入状況の人だけをクライアントにしたいからです。口座に200万円近くの入金があることを確認して「はじめましてXXです」「こちらこそよろしくお願いします」という会話がスタートするわけです。それは僕が非情であろうとしているわけではなく、僕の時間と僕の家族の時間を守り、小川さんや鈴木さんといった一緒に働いてくれているチームのメンバーとその家族の幸せを考えたときに、問題を起こすような顧客に取り込まないことが優先されるべきと判断したからです。
今は月々1万円も払えばクラウドで秘書が雇えます。電話も全て僕らの代わりに受けてくれます。電話を受けた人が本当に重要だと判断したことだけ小川さんにメールとして通知されますが、それら通知のうち99%は実際的には重要ではないことが僕らの経験則でわかっています。ようは購入前の質問などには答えなくていいのです。もしあなたが質問をして自称CEOがメールを返信してきたらあなたはどう思いますか?CEOなのにメールの返信をしてくれる!と感動しますか。僕なら「アシスタントを雇う金もないくらい儲かっていない会社なんだな」と思ってしまいます。孫正義がソフトバンクの店舗に立って「iPhoneで音楽を聴く方法が分からないから教えろ」と文句を言っているおばさんに対応することはありえないのです。経営者やCEO、マーケターは、より重要度の高い問題に対応せねばならないからです。
これまでの経験の中で、アクセスが集中するページの1つは「はじめに」のページですね。「About us」あるいは「About me」と書かれたリンクをクリックすれば、あなたのコンテンツで具体的にどんなことができるのか、何をすればいいのか、次に何をすべきなのかなどが示されたページが表示されることになります。Webサイトにどんなページが必要なのか検討する際、まずはユーザー・エクスペリエンスを最適にすることを考えましょう。
もちろん、あなた自身を知ってもらうため、飼っている犬の写真や子どもの写真、家族の写真、そして自分がいつもしていることの話だけを集めた、非常にパーソナルなページを作ることもできます。ただ現実問題、多くの人はそういった情報に関心がありません。このような個人的な情報発信はFacebookなどでやることです。
#4. リソースページ
かつてこのページを「使用している機材とデジタルマーケティングツールの一覧」と表示していました。名前が長いからリソースページに変えました。海外では Resource、と書かれたページが用意されています。特にオンラインコース ビジネスをしている人たちがこのメニューを用意します。あなたが使っている機材やツールを一覧にまとめたページです。お客さんの数が増えると「どんなカメラを使っていますか?」とか「締め切り管理ツールには何を使えばいいですか?」などのメールをたくさん受けるようになるので、一覧にまとめておきます。
他には特定の分野において、専門知識や権威性を構築するためのページを作成している人もいるでしょう。あなたの略歴や経歴を長々と書いたページです。これはあってもなくてもいいですが、個人的には略歴はAbout meページにまとめておくほうがスタイリッシュだと思います。
次に家族のプライバシーについて。もし、専門分野が家族に関することでもない限り、必ずしもWebサイトやブログの中心に家族をアピールする必要はないのです。もし家族の登場が必要なのであれば、その都度検討しましょう。
海外には In the Media ページ も作られています。あなた自身や、あなたの商品が特集されたWebサイトやニュースメディアのリストを1ページにまとめたものです。もしあなたが何らかのメディアで取り上げられた経験をお持ちであれば、権威性を高めるために、In the Mediaページを作り、第三者が評価したあなたの実績や経歴をまとめておきましょう。
プロフィールの書き方:魅力的なAbout me ページを作る10の秘訣
さて、ここまで述べてきたとおり、Aboutページはかなり重要です。さらに踏み込んだ話をするために、Aboutページを作成する際に役立つ10のヒントを紹介します。また、このモジュールのワークブックにも、テンプレートに沿った素晴らしいAboutページの例を紹介しているので、こちらもぜひご覧ください。
#1. 一人称で書く
これは、多くの人がやってしまっているミスのは、三人称で自己紹介を書いてしまうということです。たとえば、Aboutページにこう書いてあるとしましょう。「石崎力也は、コンプリートバンドルのブランド・ディレクターです。」と。これを見た多くの人は、こう思うでしょう。「ちょっと待って。あなた誰?」「rikiyaishizaki.comにアクセスしてるんだから、石崎力也の話が聞きたいのよ。」
実際のところ、Aboutページの自己紹介を自分で書かない人なんていないでしょう。しかし、個人的な話というよりは、どことなくよそよそしいプレスリリースのような文章になってしまっています。かしこまった表現は要りませんので、今、僕があなたにカメラを通して喋っているのと同じように、一人称で書いて、あなたの見込み客に喋りかけるべきです。
#2. 会話調で書く
先ほどのヒントと似ていますが、これも重要なことなので押さえておきましょう。もし僕が自己紹介でこのように書いたらどうでしょう。「石崎力也。コンプリートバンドルのブランド・ディレクターかつプロ・ビジネス・ディレクター。同ビジネススクールの学部長を兼務。」非常に難解で、ユーザーからすると読み気にもなりませんね。
プロっぽくしようとして難しい言葉を使ってしまうのは、絶対に避けなければなりません。ユーザーからすると、本当のあなたのように見えませんし、どこか冷たい響きになってしまいます。こんな自己紹介は、まったくもって魅力的にはなりません。Aboutページのイメージは、知り合いに自分自身とブログのことを紹介するようにラフなものでいいのです。
#3. ユーザーのニーズに合わせて構成する
この点についても、多くのWebサイトオーナーが間違いを犯してしまっています。多くのAboutページは、3分の4くらいの比率で自己紹介が書かれています。そして、後半にとってつけたかのような感じで「ところで、僕はあなたのことを助けられるよ。このリンクをクリックしてメーリングリストに登録してね。」とだけ書かれているのです。しかし、このようなAboutページは、ユーザー・ニーズに合っていませんよね。
ユーザーのニーズに合わせて構成するとは、つまり読み手の優先順位を意識して文章を始めてください。いきなりあなたの創作したポエムから始めたり、読み手が知りたくもないような情報を並べるのはやめましょう。
第1段落か第2段落など、できるだけ早い段階で「なぜ、あなたのWebサイトを見るべきなのか」について、しっかりと説明する必要があります。バリュー・プロポジションを覚えていますか?あなたが提案するバリューをAboutページにそのままコピー&ペーストすることもできます。もしくは、文言を少しだけ変えて、会話スタイルにしてもいいでしょう。メインは、あなたがユーザーに何ができるのかを伝えるということなのです。
僕のAboutページの一段落目はこうです。
僕は、オートメーション(自動化)のプロです。なぜ僕がここまでオートメーションにこだわるか話をさせてください。
この書き出しで、ビジネスモデルの自動化に興味のない人は落ちていきます。オートメーションに乗せたいと思う人は、すでに軌道に乗っているビジネスを持っている人だけです。今からビジネスを作ろうとしている人はオートメーションの前に売りを立てる必要があります。彼らは僕たちの顧客ではありません。
#4. あなた自身を語る
ここで重要なのは、決して自伝のように、あなたの人生をすべて載せるわけではないということです。あなたについて、少しだけ話をしてください。たとえ、それが1つか2つの文章であっても構いません。自分が何者で、いったい何をしているのか。なぜ、ユーザーがあなたのことを気にかけるべきなのかについて語りましょう。
僕のAboutページの二段落目はこうです。
そもそも世の中には「割りに合うもの」は非常に少ないと考えています。特に仕事は割に合わないことの典型だと考えています。有限な生命時間を費やして、1時間たかだか数千円から数万円をもらう。僕はその1時間で、大切な家族とどんなことができただろうと、よく思いを馳せます。
やはりこの部分でも、自分のできることと自分のできないこと、顧客として取り込みたい人とそうでない人を明確に線引きしています。僕たちの文章はまるで磁石のようです。引きつけるだけでなく、引き離す役割もある。ペルソナを明確にせず当たり障りない文章しかかけない人は、磁場が弱いのです。対象となる顧客を引きつけることもできないし、冷やかし客を引き離すこともできない。覚えておいてください。マーケティングは常に磁石のように引きつける役割と引き離す役割があるということを。
#5. ブログについての疑問を解消する
なぜユーザーは、あなたのWebサイトに行き着いた後、Aboutページにアクセスするのでしょうか。それは、彼らが「このサイトはいったいなんなの?」「もうちょっと詳しく知りたいんだけど」と思っているからです。Aboutページをクリックした際に、彼らの疑問を解消してあげることで、ユーザー・ニーズが満たされることになります。
なぜ、あなたのブログは存在するのか。どんな種類のコンテンツを作っているのか。どんなことが期待できるのか。どうやったらあなたと関われるのか。Aboutページで、このようなよくある疑問に答えられるようにしておきましょう。
僕たちはこういうサービスを提供しています。僕たちはこういうふうにしてあなたの問題を解決しようとします、と言ったことを書くパートです。
#6. ユーザーに期待を持たせる
これは、先ほどの5つ目に深く関わっています。コンテンツを発行する頻度をユーザーに伝えましょう。これが鍵となります。コンテンツを公開する”予定”ではなく、実際にコンテンツを公開する”頻度”です。
たとえば「僕は毎週ブログ記事を公開しており、ぜひあなたにシェアしたいです。ブログ記事は【 トピック 】についてです。」と言えば、期待を高めることができます。もし、ここであなたが2週間に一度、気まぐれのようにまったく関連性のない記事を突発的に公開しているとしたら、ユーザーからの信頼は一向に得られません。あなたが維持できる期待設定をすることが大切です。
僕のAboutページでは次のように更新頻度を約束しています。
週に2回更新されます – YouTubeは月曜日と木曜日、ブログは火曜日と金曜日に更新されます
#7. メーリングリストへの参加を促す
Aboutページにおいて、メーリングリストへの登録を勧めることはとても大切なポイントです。詳しくは後ほど説明しますが、メーリングリストは、パーソナル・プラットフォームにおけるバックボーンともなる存在です。あなたのAboutページは、Webサイトで2番目にアクセスが集中するページだと、先ほど言いました。だからこそ、このページですぐにアクションを起こすようにアウトラインを説明し、メーリングリストにサインアップするように訴えるべきです。
僕はMailChimpのフォームを埋め込んであります。ここではブログの更新通知を購読するよう促しています。
#8. もっとも人気のブログ記事を伝える
まだブログを書き始めたばかりでブログ記事がない場合、必ずしもトップ記事を設定すべきだとは言いません。しかし、自分のパーソナル・プラットフォームのために、いくつかブログ記事を書くことによって、「推奨コンテンツ」のような形で、おすすめ記事をピックアップすることができます。
たとえば初めてのブログ記事で、あなたが今後詳しく教えていくはずのトピックについて、詳細な見解をまとめたとしましょう。この記事で、見込み客に対して、どんなことを伝えいけるのか、正確に教えることができます。
はじめてWebサイトにアクセスしたユーザーが、ブログの最新記事を読み「内容が途中から始まってるからよくわからない」と感じた場合、そのユーザーは心からコンテンツを楽しむことができません。一方、Aboutページでトピックの全体像を把握できるブログ記事をレコメンドしておけば、その後最新記事から入ったとしても、ある程度、理解してもらうことができるはずです。
rikiyaishizaki.com では、見込み客に確実に読んでほしいブログの記事を3つに絞ってまとめてあります。
#9. 略歴を書く
Aboutページに略歴を書いておくことはとても大切です。ただし、このことについて「9番目」に書いたという事実にも着目してください。つまり、Aboutページの初めから略歴を書くべきではありませんが、あなたのことをもっと知りたいと感じたほかの人やメディア会社などのために、Aboutページの後の方に2〜3段落ほど使って、略歴を書いておくと良いですね。自分の経歴や専門知識、その分野に至るまでのプロセス、その業界についてやそのほかに関連するであろう事柄を書いておきましょう。
あなたの経歴やプロフィールについて詳細に書かれた別ページのリンクを提供するのも1つです。
#10. あなたに連絡を取る方法を伝える
連絡先を書くと「スパムが送られて来るかも」と心配になる気持ちもわかります。ただ、連絡手段を伝えないことには、見込み客との関係を築くことはできません。あなたから門戸を開いて、どのように連絡をしてほしいか伝えるべきです。
TwitterやFacebookでメッセージを送ってもらいたいのか、連絡先を記入してフォームから送ってほしいのか、あなたのメールアドレスに直接、メールを送ってほしいのか。選択肢はあなた次第ですが、どちらにせよ、連絡をどのように取ればいいのか、書いておかなければなりません。反対に、もし連絡を取りたくないということであれば、その思いについて書いておきましょう。
例えばデジタルマーケターのNeil Patelは次のようなコンタクトページを用意しています。
ドロップダウンメニューから質問内容を選択して、ニールパテルにメッセージを送ります。名前とEメールアドレスを求める、一般的なコンタクトページです。
10番目のヒントに関連し、Aboutページにあなたへ連絡する方法を紹介するような記事を差し込んでおくと便利です。ただほとんどのWebサイトでは、Aboutページと分けて、Contactページが用意されています。また、Contactページがある場合、多くの人が「メールを送ったらスパムが送られてくることはない?」と聞いてきます。
いろいろな連絡方法がありますが、それぞれの手段にはメリット・デメリットがあります。コンタクトフォームがあり、ユーザーが必要事項を入力して送信ボタンを押すようなWebサイトは多いですね。ただ、この場合、なんとなく機械的というか、ビジネス感が出てしまいます。会社のホームページであれば別に悪いことではないのですが、見込み客を築こうとしている場合には、連絡を取ろうとする気持ちを冷めさせてしまうかもしれません。
ほかにも、メールアドレスのリンクを貼るのではなく、ユーザーがリンクをクリックすると、自動的に新しいウィンドウが開かれ、あなた宛のメール作成画面が表示されるという手法もあります。これはMailto Link という手法です。
ユーザーのメールボックスで、あなたへのメールの下書きを表示できるように、”メールを送るl”のような単語にハイパーリンクを設定し、HTMLコードをセットしましょう。また、イタリック体のテキストを、次のリンクタグの中に記入し、サイトへ貼り付けておきましょう。
<a href=“mailto:your@emailaddress.com”>【ここにメールへ誘導する単語を入力】</a>
AboutページとContactページ以外にも、まだ設定が必要なものがあります。あなたが扱っている商品やサービス、特定の分野であなたが提供できるものなど。固有のページを作成することを検討しましょう。それらがすべて、あなたのWordPress Webサイトのメニューに今後、追加されていかなければなりません。
情報が多すぎて混乱してしまうかもしれません。でも、心配はいりません。あなたには、僕たちサポートチームがついています。石崎力也のブログにすべてのWebサイトに追加されるべきページのリストと、素晴らしいAboutページを構築するためのアドバイスが載っています。Aboutページを作ったら、ぜひ以下のコメント欄にリンクを共有してください。お目にかかれることを、楽しみにしています。