世の中、金じゃないです。
別に億万長者にならなくてもいいと思います。
でも、特別な負担もなく億万長者になれるんならなったほうがいいし、お金もあったほうがいいですよね。
今日は僕の人生を変えた、お金持ちに共通する5つの習慣を紹介します。
#1. 消費しない、生産する
僕が一番気に入っている習慣を一番最初に紹介します。自由な時間があれば何に使っていますか?お金持ちについて調べてみたところ、彼らは何かを消費するよりも何かを生産しているようです。というより、YouTubeの世界を見ればそれは明らかです。ヒカキンはビデオコンテンツの生産者であり、ヒカキンの動画を視聴しているその他大勢の人たちは消費者です。どちらがお金持ちかはいうまでもありません。ほとんどの人は暇な時間をコンテンツの消費に当てます。仕事終わり、あるいは日曜日、寝るまでの隙間時間、ある人は本を読むだろうし、ある人はNetflixでドラマをみます。
誤解して欲しくないのは、こういったコンテンツを一切消費してはいけないと言っているわけではありません。僕も午後8時から午後10時まで毎日リビングで映画をみますし、寝る前にKindleで本を読みます。きっと世界中の億万長者もYouTubeをみているはずです。
ただ傾向としてお金持ちは、何かを消費するだけではなく、何かを生産する時間の方が多いです。あるいは1週間のうち決まった時間を、何かを生産するために割り当てています。世の中に必要とされているウェブサービスを作ったり、ヨガのオンラインコースを作ったり、ミュージシャンは作詞作曲をしたりします。
消費する側でなくて生産する側に回るために、次の2つのポイントを意識してみてください。
- 特定のマーケットでまだ解決されていない問題を発見する
- 1週間のうち決まった時間をその問題の解決にあてる
僕の場合であれば、こうなります。
- 石崎は、年収3000万円以上の経営者はお金ではなく時間が足りないという問題を発見した
- 毎週土曜日の午前中に、その問題を解決するためのビデオコンテンツをYouTubeやオンラインスクールで配信している
#2. 優秀なビジネスパートナーと仕事をする
iPhoneを作ったのはスティーブ・ジョブズです。Appleではジョブズだけが目立っていますが、スティーブ・ウォズニアックもAppleを語る上で欠かせない存在です。
ウォズニアックは6歳でアマチュア無線の免許を取得し、13歳のときにコンピュータを組み立てた天才です。Apple Ⅱの開発を一人で成し遂げたのもウォズニアックです。Apple Ⅱの商業的成功がなければ、今のスティーブ・ジョブズの名声はなかったはずです。ジョブズにとってウォズニアックというビジネスパートナーの存在は不可欠でした。
ライフネット生命保険の岩瀬大輔さんも「何をやるかより誰と働くか」と語っているし、面白法人カヤックのオフィシャルページにも「何をするかより誰とするか」と書いてあります。
僕と小川さんはオンラインコースを販売するビジネスを運営しています。石崎力也はあくまでも看板であり、こうやって表に出て喋るだけの人ですが、事業の企画、戦略の立案、スクールの運営は小川さんがやっています。
僕たちは週に2本のビデオコンテンツを、YouTubeやオンラインスクールに出し続けています。これを2015年の2月からずっと続けています。小川さんはクラウドワーカーさんたちに仕事を発注してスクリプトの原案を作ってもらいます。それを編集者の方がビデオコンテンツ用に練り直します。ようやく完成したビデオの台本を、僕はただこうやって読み上げているだけです、日本から遠く離れたオランダの片田舎で。
撮影されたデータはGoogle Drive経由で小川さんと動画編集者のフォルダに同期され、今こうやってあなたがみている動画になっています。
小川さんは信頼できる人物です。僕たちはビジネスの収益を折半しています。お互いにどちらかが多くを取ってやろうという発想はありません。自分以外の人が経済的にリッチになって嬉しいのは小川さんが初めてでした。
小川さんには僕とは反対のスキルがあります。僕はこうやってカメラの前で喋るスキルはありますが、このビデオコンテンツをどのようにマネタイズするかは全て小川さんの頭の中にあります。
小川さんは僕と異なる意見を持っています。僕は過激な表現を好み、小川さんはそれを嫌います。僕は過剰にリスクを取りたがりますが、小川さんはもっと保守的なアイディアを採用します。
ビジネスパートナーを選ぶときは「信頼」「反対のスキル」「異なる意見」の3つを軸にして探し、彼らと継続的な関係を構築することで、人生は少しだけ楽になるはずです。
#3. 規則正しい生活を送る
僕は大学を卒業してすぐに、西麻布3丁目で起業をしました。家賃は16万5000円でした。六本木ヒルズの49階にあるアカデミーヒルズまで歩いていける距離にある賃貸物件を友人に探してもらいました。
もう学校もないし、24時間を好きなように使える。お金を稼げることよりも、自由に使える時間が増えたことに喜びを感じていました。でもそんな喜びは一時的なものでした。
生活リズムがぐちゃぐちゃになりました。昼と夜が逆転する生活です。朝起きたら、時間がたっぷりあるように感じてゆっくりと仕事をスタートするのに、寝る前になっても仕事が全然進んでいないことに唖然とする日々を過ごしていました。
でもそんな不規則な生活ができるのも、独身の時だけでした。結婚して、子供ができ、彼らが学校に行くようになると、いつまでもそんな生活をしていられません。何より、不健康です。仕事のパフォーマンスも落ちます。
時間割を作り規則正しい生活を送ることで、日常にメリハリがつきました。1週間だらだらと仕事をすることもなくなりました。短い時間で成果を上げようとするので、成果につながる仕事だけを見極めるようになりました。
僕は土曜日に仕事をまとめました。それ以外の曜日は基本的に遊んでいます。もちろんビジネスパートナーの小川さんにも理解してもらっています。
不思議なことに、働く時間を制限することで、売上は伸びていきました。きっと生産性の高い仕事だけをシビアに選んでやっているからだと信じています。
#4. 趣味を楽しむ
オランダに来て驚いたことがあります。
オランダ人はみんなリッチです。経済的にも精神的にも。
特にオランダ人はメンタルに余裕があります。羨ましいくらい。
象徴的な出来事を1つ紹介します。トラムに乗ってハーグ中央駅で降りた時、一人の女性が声をかけてきました。50代前半くらいの方です。僕は小さい子供二人と一緒にいました。いくつか典型的な会話を交わしたのち、自分の子供をオランダの公立校に通わせるつもりだということを伝えると彼女はこう言いました。
「じゃあ、お子さんたちに1つだけ伝えてください。Everything’s gonna be okay in the Netherlands」
ニュアンス的には、きっと大丈夫というよりかは、オランダは良い国だから安心してね、という感じだったと思います。
移住したばかりの不安定な日々のなかでかけられた言葉で、あまりにもインパクトが強かったので今でもよく思い出します。そんなことを言える余裕はどこから来るのだろうと。
オランダ人は習い事が好きです。月謝も安いです。国民のほとんどが何らかのスポーツをしたり、趣味を楽しんでいるので、きっとその値段でもペイできるんだと思います。
ついさっきも近所に住むエリックが「今日の夜、ヨットで別の島に渡るから無事を祈っておいてね、バイバイ」と赤色のアウディを飛ばして出かけていきました。
趣味を楽しんでいるから人生に余裕が生まれるのか、それとも人生に余裕があるから趣味を楽しめるのか。
きっとこれに答えはないはずです。あるのは、どっちを信じたいかだけだと思います。
僕は、趣味を楽しんでいるから人生に余裕が生まれると信じています。
お金持ちになってから、あるいは人生に余裕ができてから趣味を楽しもうと24歳くらいまで考えていましたが、いつまで経っても人生に余裕ができなくて馬鹿らしくなったので、もう好きなことを先にしてしまうことにしました。
仕事もほったらかして、バックパック背負って妻と世界一周の旅に出ました。そしたらちょっとずつ仕事が好転していきました。
人間万事塞翁が馬。
人生の禍福(かふく)は転々として予測できません。じゃあ積極的に好きなこと、楽しいことをやらないと損だと思いませんか?
#5. シンプルに考える
シンプルに考える方が良いというよりかは、僕の場合、頭のクオリティがそれほどよくないのでシンプルにしか考えられません。
複数のことを同時に考えると、Windows 95 のように簡単にフリーズしてしまいます。
シンプルに考えるというのは基準を1つに絞るということです。最も大切だと思うことを探り当てて、それ以外のノイズは捨て去る。
賃貸物件を探すときに、家賃もそこそこ、駅から
の距離もそこそこ、日当たりの良さもそこそこな場所を探すと、確実に後悔します。どれにも満足できないからです。選択するときの基準を複数設けると、判断に時間がかかるだけでなく結果にも満足できません。
そうであれば、一点豪華主義を採用しシンプルに選んだ方がいい結果を得られます。駅まで歩いて1分の場所に住んでいる人たちは、仮に家賃が高かったとしてもそれに見合うリターンを得られているからそこに住み続けるという判断ができます。
あの流行のアプリ、LINEの社長をしていた森川さんは、会社にとって一番大切なことは、利益でもなく、社員の幸せでもなく、ブランド戦略でもなく、ビジネスモデルでもないと言います。森川さんはヒット商品を作り続けること、と言います。
僕らのようなフリーランサーであれば、もっと目標は低くてもいいし、実現可能性の高い確実な基準を選ぶことだってできます。
オンラインビジネスをやる人にとって重要なことは何かと問われれば、ある人はトラフィックというでしょう。ある人は成約率というでしょう。そういえばとあるブロガーは「毎日続けること」と言っていました。それぞれがそれぞれの基準を持っています。
僕たちの基準は、もっともっと目標が低いです。そして実現可能性が非常に高いです。僕たちの基準は「定期的に決まった数の集客コンテンツを出し続ける」。ただそれだけ。この基準さえクリアされていれば、他のことはどうだっていいと考えています。
ね、シンプルでしょ?