今後、サイトで何かしらの施策を行なっていくと思います。じゃあ、その計画のベースとなるのは何か。それは、過去のデータです。そのデータをベースにした考え方をしていくことによって、効率的な戦略を自分で考えられるようになります。そのためには、Google Analyticsがとても有用なので、今回はその使い方をお伝えしていきます。
今回お届けするノウハウはこちら
- 1. Google AnalyticsをWordPressにインストールする方法
- 2. Google Analyticsでユーザーのデモグラフィック情報(年齢・性別・興味)を取得する方法
- 3. Google AnalyticsとSearch Consoleを接続し詳しい検索クエリを収集する方法
- 4. Google AnalyticsとGoogle広告(アドワーズ)を接続する
- 5. Google Analyticsで目標を設定する
- 6. Google Analyticsで自分のIPアドレスを除外するフィルターを作る方法
- 7. 3段階でリファラースパムを撃退!Google Analyticsのフィルター設定
- 8. トラフィックの急激な増減をGoogle Analyticsのアラートで通知を受ける方法
- 9. Google Analyticsにメモ(アノテーション)を残す方法
- 10. Google Analyticsで地域や言語を分析する
- 11. Google Analyticsでデバイスとブラウザを分析する方法
- 12. Google Analytics – 集客の味方と分析方法
- 13. Google Analyticsで参照元とチャンネルを分析する方法(見方)
1. Google AnalyticsをWordPressにインストールする方法
Google Analyticsでアカウントを作成したら、管理(歯車)から「+ プロパティーを作成」をクリックして、サイトを追加していきます。
次の画面では以下の情報を記入もしくは選択をしていきます。
- ウェブサイトの名前
- ウェブサイトのURL
- 業種
- レポートタイムゾーン
そしたら、「トラッキングIDを取得」をクリックしましょう。
プロパティーを作成できたら、「トラッキング情報」で「トラッキングコード」を選択します。WordPressでサイトを運用している方は、「トラッキングID」か「トラッキングコード」をWordPressに追加していきます。僕は、Genesis Frame Workをテーマにしようしているので、「トラッキングコード」を追加していきます。
「トラッキングコード」をコピーしたら、WordPressの「Genesis」から「Theme Settings」にいきます。そして、スクロールしていくと「Header Scripts」がありますので、この欄に「トラッキングコード」を追加します。
2. Google Analyticsでユーザーのデモグラフィック情報(年齢・性別・興味)を取得する方法
どんなお客さんがサイトを訪問しているかを分析するために、でもグラフィック情報を取得できるように設定していきます。まず、「プロパティ」の「プロパティ設定」を選択します。スクロールすると、「広告向け機能」に「ユーザー属性レポートとインタレスト カテゴリー レポートの有効化」がありますので、ここでデフォルトでは「オフ」になっていますので、「オン」に変更しておきます。最後に、「保存」するのを忘れずに。
次に、「ユーザー属性」の「概要」にいきましょう。すると「ユーザー属性とインタレスト カテゴリー レポートが有効になっていますが、これらのレポートを利用するには広告向け機能も有効にする必要があります。」という文章がありますが、ここで「有効化」のボタンをクリックしておいてください。
3. Google AnalyticsとSearch Consoleを接続し詳しい検索クエリを収集する方法
Google Analyticsで検索クエリを確認するためには、Search Consoleと連携する必要があります。まず、「プロパティ」の「プロパティ設定」にいきます。すると、下の方に「Search Consoleを調整」がありますので、これをクリックします。次の画面で、Serch Consoleと連携していきます。
4. Google AnalyticsとGoogle広告(アドワーズ)を接続する
ある程度サイトが育ってきたら、広告を打って集客をするかもしれませんので、この段階でその設定をしておきましょう。その前に、Googleアドワーズでアカウントを作成しておいてください。そしたら、「プロパティ」で「Google広告とのリンク」を選択します。そこで、「+ 新しいリンクグループ」をクリックしGoogleアドワーズのアカウントと連携しておきましょう。
5. Google Analyticsで目標を設定する
僕のビジネスでは、リストの獲得率を重視しています。なので、どれだけリストが落ちているかを確認したいんですね。そのデータは管理画面にある「ビュー」の「目標」で設定できます。
「+ 新しい目標」をクリックします。次の画面では、デフォルトで「テンプレート」にチェックが入っていますが、これを「カスタム」にします。次の画面では、まず「名前」を入力します。これは、適切なものを入力しておきます。最後に「到達ページ」にリンクを挿入していきます。僕の場合は、お客さんにメールアドレスを登録してもらった後に、サンキューページにリダイレクトしています。なので、そのリンクをここに挿入します。各ステップでは、必ず毎回「続行」をクリックしましょう。
6. Google Analyticsで自分のIPアドレスを除外するフィルターを作る方法
自分がサイトにアクセスすると、それもGoogle Analyticsに反映されてしまうので、自分のIPアドレスを登録して除外していきます。
その前に、自分のIPアドレスを確認する必要があります。Googleで「my ip address」で検索をかけます。どのサイトでも、IPアドレスを確認することができますので、適当にサイトを検索してみてください。自分のIPアドレスを確認できたら、そのアドレスをコピーします。
そして、Analyticsの管理画面に戻って、「ビュー」の「フィルタ」を選択します。
それで、「+ フィルタを追加」をクリックして以下の手順でIPアドレスを追加していきます。
- 「新しいフィルタ」にチェック
- 「フィルタ名」にフィルタの名前を記入
- 「フィルタの種類を選択」で「除外」を選択
- 「参照元かリンク先を選択します」で「IPアドレスからのトラフィック」を選択
- 「式を選択します」で「等しい」を選択
- 「IPアドレス」にコピーした自分のIPアドレスを入力
- 「保存」をクリック
7. 3段階でリファラースパムを撃退!Google Analyticsのフィルター設定
リファラースパムも邪魔なので、フィルターをかけていきます。3段階に分けて行います。
まず1段階目は、管理画面の「ビュー」から「ビューの設定」を選択します。そこに「ボットのフィルタリング」がありますので、これにチェックを入れておきます。
2段階目は、「ユーザー」で「すべてのフィルタ」を選択します。それで、1個ずつスパムだと思われるリンクを追加していきます。手順は以下の通りです。
- 「+ フィルタを追加」をクリック
- 「フィルタ名」を入力
- 「フィルタの種類」で「カスタム」を選択
- 「フィルタ フィールド」で「ホスト名」を選択
- 「フィルタ パターン」でURLを入力
- 「ビューにフィルタを適用」で「使用可能なビュー」にある自分のURLを「選択したビュー」に追加
- 「保存」をクリック
3段階目は、言語でフィルタをかける方法になります。手順は以下の通りです。
- 「+ フィルタを追加」をクリック
- 「フィルタ名」を入力
- 「フィルタの種類」で「カスタム」を選択
- 「フィルタ フィールド」で「言語設定」を選択
- 「フィルタ パターン」に「(not set)」を入力
- 「ビューにフィルタを適用」で「使用可能なビュー」にある自分のURLを「選択したビュー」に追加
- 「保存」をクリック
8. トラフィックの急激な増減をGoogle Analyticsのアラートで通知を受ける方法
トラフィックが大幅に増加したり、減少した場合は、Google Analyticsから通知を受け取ることができます。その設定を行なっていきますね。管理画面の「ビュー」から「カスタム アラート」を選択します。以下の手順で、追加していきます。
- 「+ 新しいアラート」をクリック
- 「アラート名」を入力
- 「このアラートが発生した時にメールで通知する。」にチェック
- 「追加するアドレス」のドロップダウンメニューで受信する「メールアドレス」と「ラベル」を入力
- 「セッション」の「条件」で適切なものを選択
- 「値」に任意の数値を入力
- 「比較対象」で好きなものを選択
- 「アラートを保存」をクリック
9. Google Analyticsにメモ(アノテーション)を残す方法
アノテーションというのは、メモです。何か戦略を実行した日に、その戦略のメモをGoogle Analyticsに記載しておけば、トラフィックが増加/減少した原因を突き止めることができます。
ホーム画面の「レポート」の中に「ユーザー」がありますが、その中の「概要」を選択してみてください。そこの画面の真ん中あたりに、上向きの三角矢印がありますので、それをクリックします。すると、右側に「+ 新しいメモを作成」が出てきますので、これをクリックして空欄の中にメモを追加します。左に日付の欄がありますので、そこをクリックすると、メモを追加したい日付を変更することができます。
10. Google Analyticsで地域や言語を分析する
ホーム画面の「レポート」にある「ユーザー」から「地域」を選択してみてください。すると「言語」と「地域」の2つの選択肢が出てきます。ここで、サイト訪問者が使用している言語と住んでいる地域を分析することができます。そして、ペルソナと合致しているか確認してみてください。合致している場合は特に問題ないですが、そうでない場合はペルソナを修正する必要が出てくるかもしれません。
11. Google Analyticsでデバイスとブラウザを分析する方法
「ユーザー」の「テクノロジー」には「ブラウザとOS」というものがあります。ここでは、お客さんが使用しているブラウザを確認することができます。ここで、一番多く使われているブラウザにあったサイトを作成していけば良いというのがわかります。僕の場合は、Chromeが一番多くなっているので、Chromeでサイトを綺麗に表示させるべきというのがわかります。
「モバイル」の「概要」をクリックすると、お客さんが使用している媒体を確認することができます。僕の場合は、パソコンで見ているお客さんが満足してくれるようにサイトを作成しているので、「desktop」が一番多くなっているのは順当な結果ということですね。
12. Google Analytics – 集客の味方と分析方法
サイトを作成している理由は、SEO経由でお客さんを獲得するためだと思います。なので、ちゃんとオーガニック検索でサイトに訪問してくれているか確認して見ましょう。その方法は、「集客」の「概要」から確認することができます。
またそれぞれのチャンネルをクリックすると、細かく分析することができます。上のスクショは「Organic Search」をクリックした結果です。キーワードが表示されるようになりましたね。
でも、この方法よりも検索クエリで分析した方が良いです。上のように、もっと細くキーワードが表示されます。
13. Google Analyticsで参照元とチャンネルを分析する方法(見方)
サイトが育ってくると、いろんな人からリンクをもらえるようになります。その確認方法は、「集客」の「すべてのトラフィック」にある「参照元/メディア」でできます。ここに、参照元のリンクが表示されています。