MailChimpは、英語圏のメール配信サービスです。メール配信サービスなので、自分たちの商品やサービスに興味を持ってもらったお客さんに対して、メールを送信して、セールスすることができます。日本にもメール配信サービスはありますが、MailChimpの方が使いやすいです。英語圏のサービスなので、WordPressなどの海外のツールと連携がしやすいという特徴があります。
Eメールマーケティングとは、商品に興味はあるけど、購入には至らないお客さんに対して、メールでメッセージを送っていき、商品を購入してくれるように誘導することを言います。Eメールは、ブログよりも読まれる傾向にあります。なので、Eメールとブログで同じセールスをしても、大きな差が出るといわれています。
今回お届けするノウハウはこちら
1. なぜリストビルディングが重要なのか?
リストは、自分たちの商品やサービスに興味を持ってくれたお客さんのEメールアドレスのことを言います。ネットビジネスにおいて、リストが2,000件くらいあると、生計が立つと言われています。それくらい、リストは重要になります。
YouTubeでたくさんの登録者を抱えていたり、Twitterでたくさんのフォロワーを抱え、そこで商品を販売し稼げていても、潰れてしまったら収入が激減してしまいます。でも、リストを持っていれば、いつでもそのお客さんに対してセールスすることができます。なので、収入が安定しやすくなります。
2. WordPressとMailChimpを連携させる方法
今回、Genesis Frame Workというテーマを使って、上のようなフォームを作成し、MailChimpと連携していきます。
まず、WordPressのダッシュボードに行き「外観」から「ウィジェット」を選択します。記事直下に、上のフォームを挿入する場合は、「After Entry」に「Genesis – eNews Extended」というウィジェットをドラッグ&ドロップで追加します。「タイトル」の部分にフォームのタイトルを入力します。「Text To Show Before Form」には、タイトルの下に表示させる文章を入力します。この「Genesis – eNews Extended」で一番重要なのは、「Form Action」という部分になります。ここにMailChimpのコードを埋め込みます。
MailChimpの「Lists」にいき、右端にある下矢印をクリックします。するとドップダウンメニューが表示されますので、ここから「Signup Form」を選択します。
そしたら、「Embedded forms」を選択します。
スクロールしていくと、上のコードが表示されていると思います。ここで上のように、スラッシュからid番号までをコピーします。そして、それを「Form Action」に埋め込みます。それで完了です。その他「E-Mail Field」には「EMAIL」、「E-Mail Input Text」には「例:info@gmail.com」と入力しています。「ボタンテキスト」には「ブログの更新通知を受け取る」と記載しています。最後に、「保存」をクリックすることを忘れないでください。
3. Google Anlyticsでメルマガ登録をトラッキングする方法(GA > 目標 > カスタム > メルマガ登録後のthank you ページを設定)
マーケターとして、サイトを分析していくときに、Google Analyticsを使っていくと思います。特に、どれだけリストが落ちているのかを分析することが非常に重要です。それを一瞬で確認できるように設定して行きたいと思います。
まず、Google Analyticsのダッシュボードから「管理」をクリックします。「ビュー」のタグにある「目標」を選択します。
赤いボタンの「+新しい目標」をクリックして、目標の名前をつけましょう。
そしたら、作成した目標をクリックします。その中の「目標設定」を開いて、「カスタム」を選択します。
そして、「目標の説明」をクリックして、「タイプ」を「到達ページ」にします。
最後に「目標の詳細」で「到達ページ」の欄に、メールアドレスを登録してくれた後に表示するサンキューページを記入します。具体的には、「http://example.com」以降のリンク(/ページ名/)を入力します。
設定が完了し、ダッシュボードに戻ってみると「目標達成に向けた進歩状況は?」の欄に表示されるようになります。
4. リードマグネットの使い方(MailChimpで登録直後に無料プレゼントを渡す方法)
リードマグネットとは、メールアドレスを登録してもらう代わりに渡すプレゼントのことになります。ただ単に、「メールアドレスを登録してください」だとなかなか登録してくれないので、魅力的なeBookなどを渡す必要があります。まずは、WordPressでサンキューページの固定ページを作成し、そのページのリンクをコピーします。
そしたら、MailChimpに行き、「Lists」を選択します。該当するリストを選択したら、右端の下向きの矢印、「Signup forms」、「Form builder」の順にクリックします。
Forms and response emails」のドロップダウンメニューから「Confirmation thank you page」を選択します。その下に、URLを入力する欄があるので、そこにサンキューページのリンクを入力して「Save」します。
5. MailChimpのランディングページ作成機能について
「Campaign」で「Create Campaign」をクリックします。すると、ポップアップが表示されますので、「Landing Page」を選択し必要な項目を入力して行きます。
まずは、「Landing Page Name」に作成するランディングページの名前を入力します。その下のドロップダウンメニューから追加したいリストを選択し、「Begin」をクリックします。
すると、ランディングページのデザイン画面に遷移しますので、そこでデザインをして行きます。完了したら、「Save & Close」をクリックします。
「Page Title」で「Add Page Title」をクリックし、ページの名前を入力します。「URL」に関しては、本当は「Use your own domain」が良いんですけど、今回は「Use a MailChimp domain」を選択しておきます。
そして、リンクの後ろに欄がありますので、ランディングページの名前を記入しましょう。ここまで完了しましたら、「Publish」をクリックして完了です。
最後に、表示されているリンクをクリックしてサンキューページがちゃんと表示されているか確認してみてください。
6. MailChimpのポップアップをWordPressに埋め込む方法
「Lists」から作成したいリストの下向きの矢印をクリックして、「Signup forms」を選択します。そして、「Subscriber pop-up」を選びます。ポップアップのタイトルの文章を変更したい場合は「Content」で、ボタンのデザインやCTAを変更したい場合は「Design」で変更することができます。「Design」の「Image alignment」では、ポップアップフォームのデザインを変更できます。「Pop-up settings」では、ポップアップを表示させるタイミングを設定できます。好きなものを選んでみてください。
設定が完了したら、「View Code」をクリックしましょう。すると、ポップアップのコードが表示されますので、それをコピーします。それを、表示させたい記事に埋め込みます。表示させたい記事の編集方法を「ビジュアル」ではなく、「テキスト」に変更し、下の方にコードをペーストします。終わったら、「更新」しておきましょう。
7. LeadPagesでメルマガ登録者を倍増させる方法
LeadPagesは、海外のランディングページを作成するツールになります。とても簡単に、綺麗なランディングページを作成することができるのでオススメです。ログインしたら、「Create New Landingpage」でランディングページを作成します。
次のページには「Generate Leads」、「Make Sales」、「Something Else」の3つの選択肢がありますが、そのうち「Generate Leads」を選択します。
次の画面では、「Free Guide」を選択します。そのあとは、テンプレートが表示されますので、好きなものを選択しましょう。そしたら、ランディングページのタイトルを聞かれますので、そこに名前を入力します。
ランディングページのテキストは、クリックすると直接記入することができます。編集が完了したら、「Publish」をクリックします。
「Publish」したら、ポップアップでランディングページのリンクが表示されますので、それをクリックして作成したランディングページがちゃんと表示されるか確認してみましょう。
8. MailChimpでキャンペーンを送信する方法
ダッシュボードで「Campaign」、「Create Campaign」、「Email」の順にクリックします。そしたら、「Campaign Name」の欄にキャンペーン名を入力し「Begin」をクリックしましょう。
次の画面では、「To」のタブでは、「List」からメールを送信したいリストを選択します。もっと絞りたい場合は、「Segment or Tag」で適切なものを選んでください。最後に、「Save」します。
次に、「Subject」タブです。ここでは、「Subject」の欄に、件名を入力しましょう。「Preview text」は、件名の後ろに表示される文章なんですけど、入力しなくても大丈夫です。
「Content」タブでは、「Design Email」をクリックして、メールのデザインを編集して行きます。色々テンプレートが用意されていますので、好きなものを選んでください。文章などを変更する場合は、画面の左から編集したいセクションを選択すると、編集できるようになります。
文章の編集が終わったら、忘れずに「Save & Close」しましょう。
メールを送信する場合は、「Send」をクリックして、表示されるポップアップで「Send Now」をクリックします。すると、選択したリストに対して今作成したメールが送信されます。