情報が古くなりましたので、新しく書き直しました。⇨「MailChimpの使い方」
MailChimp(メールチンプ)をはじめて使うあなたはきっと「どこから始めればいいの?」と思っているはず。このページではMailChimpの基本的な操作方法をステップバイステップで解説していきます。MailChimpの知識を身につけることで、MailChimpで何ができて何ができないかがわかるようになります。さあ、レッツゴー!
今回お届けするノウハウはこちら
- 1. はじめに
- 1-1. なぜメールマガジンを発行するのか?
- 1-2. なぜMailChimpを使うのか?
- 1-3. MailChimpのアカウントを作る方法
- 1-4. MailChimpのアカウントの情報・名前を変更する方法
- 1-5. MailChimpでユーザーを追加する方法
- 1-6. MailChimpのList(リスト)とGroup(グループ)の違い
- 1-7. MailChimpで新しくリストを作る方法
- 1-8. MailChimpのGeneral FormsとEmbeded Formsの違い
- 1-9. MailChimpのGeneral Formsでオプトインページを作る方法
- 1-10. MailChimpのフォームに必須のマークつける方法
- 1-11. MailChimpのCampaigns(キャンペーン)とは?
- 1-12. MailChimpでメールを送信する方法
- 1-13. なぜメールの件名を13字以内にするのか?
- 1-14. MailChimpのヘッダーにロゴを挿入する方法
- 1-15. MailChimpのオンライン写真編集ツールの使い方
- 1-16. MailChimpのデザイン – 背景の色を変える方法
- 1-17. MailChimpのデザイン – テキストの使い方
- 1-18. MailChimpのデザイン – テキストや写真にリンクを挿入する方法
- 1-19. MailChimpのデザイン – Boxted Text ボックステキストの使い方
- 1-20. MailChimpのデザイン – 購入ボタンをメールに追加する
- 1-21. MailChimpのデザイン – 署名(発行者)の作り方
- 1-22. MailChimpのデザイン – フッターの設定方法と発行者住所の記載
- 1-23. MailChimpのプレビュー機能と自分宛メールの送信
- 1-24. MailChimpのスケジュール配信と即時配信
- 2. ステップメールの作り方
- 3. サンキューページのカスタマイズ方法
- 4. テンプレートの作り方、呼び出し方
- 5. メールのデザイン方法
- 6. マーケティングオートメーション
- 7. ステップメールのシナリオ分岐機能
- 7-1. MailChimpでリスト(List)を作成する
- 7-2. MailChimpの上級な使い方(返信を促す)
- 7-3. MailChimpでステップメール(Automated)を作る
- 7-4. MailChimpでメールを作成&デザインする方法
- 7-5. 属性に応じた複数のステップメールを用意する
- 7-6. WordPressでMailChimpの登録完了のサンキューページを作る
- 7-7. MailChimpでお客さんの興味関心に合わせたステップメールを送る(条件分岐)
- 7-8. 超上級なMailChimpの使い方!特定のリンククリックで別々のステップメールを送る方法
- 7-9. MailChimpの新機能!ランディングページの使い方&作り方
- 7-10. MailChimpのLP機能を試してみよう
- 7-11. MailChimpのトリガーを変更する方法
- 7-12. MailChimpの挙動を確認する(テスト)
- 7-13. 大成功!MailChimpで条件分岐を実装する方法
- 7-14. 僕のMailChimpに関するスキルは日本一です。笑
- 7-15. MailChimpから腐ったリストを自動解除する方法
- MailChimpに関するコース
1. はじめに
1-1. なぜメールマガジンを発行するのか?
メールマガジンを発行する理由は、2つあります。まず1つ目は、ブログやSNSに比べて読まれる傾向にあるからです。そのため、同じ文章でセールスしてもメルマガ経由の売り上げとブログ経由の売り上げには大きな差が出るわけです。
2つ目は、収益が安定するからです。例えば、YouTubeがなくなると、YouTuberの収益は不安定になりますが、YouTubeをリスト集めに使っている人にとってはほとんど影響がありません。広告収入に依存するビジネスモデルではないからですね。
1-2. なぜMailChimpを使うのか?
日本にもメルマガ配信サービスはありますが、それらに比べてMailChimpは使いやすいです。HTMLメールのデザインも直感的で、簡単にプロフェッショナルなメールを作ることができます。リスト管理、グループ管理、マーケティングオートメーションの実装も非常に容易です。例えば、WordPressやZapier、Teachable、Thinkific、HubSpot、Marketing Freeなどの英語圏のマーケティングサービスとワンクリックで連携することができます。
1-3. MailChimpのアカウントを作る方法
では、アカウントを作成していきましょう。「Email」にはメールアドレス、「Username」はMailChimpで使う名前を入力します。「Password」は色々制約があります。
- One lowercase character(1つの小文字)
- One uppercase character(1つの大文字)
- One number(1つの数字)
- One special character(1つの記号)
- 8 characters minimum(最低8文字)
パスワードは、これら全部の条件を満たさないとアカウントを作ることはできません。全て入力できたら、「Get Started!」をクリックします。そしたら、確認メールが届きますので、メールにある「Activate Account」をクリックしましょう。すると、ブラウザに遷移して、詳しい個人情報を入力していきます。手順は以下の通りです。
- 「I’m Not A Robot」をクリック(ロボットではないことを確認するため)
- 「First name(名前)」と「Last name(苗字)」を入力
- 「What’s the name of your business?」に屋号を入力
- 「What’s your website?」にウェブサイトのリンクを入力
- 「Address line 1(Street address or post office box)」に市区町村以下のアドレス、「City」に市区町村名、「State/Province/Region」に都道府県名、「Zip/Postal code」に郵便番号、「Country」に国名を入力
- 「Does your business sell anything online?」でYesかNoを選択(オンラインストアを持っていればYes、持っていなければNoを選択)
- 「Connect social media」で、(持っていれば)FacebookやTwitterのアカウントを追加する
- MailChimpから使い方などの情報メールを受け取りたい場合は「Want to kickstart your MailChimp skills?」でチェックを入れる
1-4. MailChimpのアカウントの情報・名前を変更する方法
個人情報を変更したい場合は、アイコンのドロップダウンメニューから「Profile」を選択します。
1-5. MailChimpでユーザーを追加する方法
MailChimpは他の人に権限を渡すことができます。アイコンのドロップダウンメニューから「Account」を選択します。そして「Setting」、「User」、「Invite A User」の順に選択していきます。「Email address」の欄に権限を付与する人のメールアドレスを入力し、「User type」で権限を選択します。「A message from you(optional)」では権限を付与する相手に送信するメールのメッセージを入力することができます。これは任意ですので、入力してもしなくてもどちらでも構いません。
1-6. MailChimpのList(リスト)とGroup(グループ)の違い
MailChimpは従量制でリストの人数に応じて、料金が変わってきます。「List」を2つ作ってしまうと、AとBのリストに同じ人がいたとすると、2人分にカウントされてしまうので、その分料金が高くなってしまいます。一方、「Group」で管理すると、1人が2つのグループに属していても、1人とカウントされるので料金が高くなる子ことはありません。
また、リストを複数作成してしまうと、一斉キャンペーンをする場合、それぞれのリストに対してメールを送信しなくてはいけません。でも、「Group」で管理すると、同時にメールを送ることができます。このように、「Group」で管理していく方が色々とメリットがあるので、基本的に「Group」で管理していくことをお勧めします。
1-7. MailChimpで新しくリストを作る方法
実際にリストを作成していきます。「List name」はリストの名前です。この名前は、お客さんに見えるので適切な名前にしておきましょう。「Default From email address」は、送信するメールアドレスです。つまり、ビジネスで使うメールアドレスを入力します。「Default From name」は送信者の名前です。あなたの名前、もしくは屋号の名前を入力します。「Remind people how they signed up to your list」ですが、これはお客さんがどのようにリストに入ったのかを伝える文章です。お客さんによっては、「どこでメールアドレスを登録したっけ?」と思っているかもしれませんので、「〇〇サイトのオプトインから登録してくれた人に対してお送りしています。」みたいな文章を入力しておきましょう。
最後に、「Notifications」ですが、これはお客さんに対して送られるものではなくて、あなたに対して送る通知です。「Daily summary」はその日のメルマガ購読/解除情報のまとめが送られてきます。真ん中の「One-by-one」はリストを獲得した毎、一番下の「One-by-one」は解除された毎にメールで通知がなされます。最初のうちは、「Daily summary」がお勧めです。
1-8. MailChimpのGeneral FormsとEmbeded Formsの違い
「Lists」から「Signup forms」を選択すると、4つの選択肢が用意されています。その内「General forms」は、一旦別のページに飛んで、そのページで個人情報を入力してもらうパターンです。「Embedded forms」は、コードをサイトに埋め込んで、埋め込んだページで個人情報を入力してもらうパターンになります。「General forms」の方は、面倒な作業がある分、リストの質は高くなります。
1-9. MailChimpのGeneral Formsでオプトインページを作る方法
「General forms」の場合は、上のようにリンクが発行されます。このリンクをクリックしてもらって、遷移する先のアドレスでサインアップしてもらうわけですね。
「Build it」では、フォームをカスタマイズすることができます。いろんな情報を追加すると、お客さんの手間が増えるので、コンバージョン率は低くなってしまうんですけど、リストの質は高くなります。「Add a field」にいろんな情報がありますので、必要なものをクリックして、追加していきましょう。「Field label」で記入してもらう情報のタイトルを変更することができます。「Required field」にチェックを入れると、記入を必須にすることができます。
「Design it」では、背景色や文字の色を変更することができます。
1-10. MailChimpのフォームに必須のマークつける方法
何も設定をしないと、記入する情報が必須かどうか表示されませんので、それを設定する必要があります。「Design it」、「Forms」、「Required」の順で選択します。そこでは「Visibility」のデフォルトが「Hide」になっているので、これを「Show」に変更します。すると、記入が必須になっているものにはマークがつくようになります。
1-11. MailChimpのCampaigns(キャンペーン)とは?
Campaigns(キャンペーン)はメールを発行することだと思って頂ければと思います。MailChimpでは、ステップメールはもちろん、特定の日にメールを送るように設定したり、HTMLメルマガも発行することができます。他には、特定のリンクをクリックした人に対して、特定のメールを送信するという機能もあります。
1-12. MailChimpでメールを送信する方法
メールはリストに対して送っていきます。1つのリストでも、商品を購入した人に対しては、例えば「コンテンツを追加したので確認してください。」というメールを送ることができますし、商品をまだ購入してくれない人に対しては商品のセールスメールを送信することができます。
1-13. なぜメールの件名を13字以内にするのか?
「Campaigns」から「Create campaign」で、「Create an email」を選択するとメールを作成することができます。すると、選択肢が4つ出てきます。「Regular」と「Automated」、「Plain-text」、「A/B Test」です。「Regular」は単発のメールで、「Automated」はステップメール、「Plain-text」はテキストメール、「A/B Test」は成約率をテストするメールです。用途に応じて使い分けてください。
「Campaign Name」を入力して「Begin」をクリックすると、どのリストに対してメールを送信するか聞かれる画面に遷移しますので、ドロップダウンメニューから選択します。
次に、メールの詳細を詳しく記入していきます。
- Email subject(メールの件名)
メールの件名は、13文字以内にしましょう。Yahooニュースを見ていただくとわかりますが、どれも件名が13文字以内になっています。これは、最適化された結果です。アクセスが増えるように試行錯誤した結果、13文字以内が一番クリックされやすくなっているので、その文字数になっています。なので、メールの件名もYahooニュース同様、13文字以内に収めるようにしましょう。
- Preview text
パソコンでメールを見るときに、件名の隣に出てくる文章になります。
- From name(送信者の名前)
メールを送信する際の送信者の名前、もしくは屋号を入力します。
- From email address(送信元のEメールアドレス)
メールを送信する際に使用するメールアドレスを入力します。
その他、「Tracking」、「Social media」、「More options」の欄があります。「Tracking」では、「Track opens(開封率)」、「Track clicks(クリック率)」にチェックを入れておきましょう。「Social media」では、TwitterとFacebookの連携をすることができます。「More options」では、ビデオをメールに挿入する場合にチェックを入れておきます。
1-14. MailChimpのヘッダーにロゴを挿入する方法
1-13でメールの設定が完了しましたら、次はデザインテンプレートを選択します。お好きなものを選択してください。ちなみに、作成したメールをテンプレートとして保存しておくこともできます。
デザインを編集する場合は、クリックしてから編集していきます。最初に、ロゴを変更していきます。ロゴのセクションをクリックして、「Replace」を選択します。まだ、ロゴをアップロードしていない場合は、アップロードしておいてください。使いたいものを選択して、「Insert」を選択すると元々あったものと入れ替わります。
1-15. MailChimpのオンライン写真編集ツールの使い方
「Replace」で画像を選択して、「View Details」で「Edit Image」を選択すると画像を編集することができます。Adobe Creative Cloudと連携していて、オンライン上で編集作業を行うことができます。
1-16. MailChimpのデザイン – 背景の色を変える方法
各セクションでは、背景画像を変更することができます。特に、ロゴを入れたセクションでは背景をブランドカラーに変更しておくことをお勧めします。変更の仕方は、セクションの上にカーソルを持っていきます。すると、「Color」と「Image」がでてきますので、それをクリックして変更します。
1-17. MailChimpのデザイン – テキストの使い方
MailChimpの「Text」は、WordPressやSquarespaceのサイトみたいに使えます。文字をボールドしたり、色を変更したりできます。
1-18. MailChimpのデザイン – テキストや写真にリンクを挿入する方法
リンクは上の画像のオレンジで囲まれたボタンを選択して、「Web address(URL)」の部分にリンクを挿入します。最後に「Insert」をクリックするとリンクが選択した文字に埋め込まれます。
1-19. MailChimpのデザイン – Boxted Text ボックステキストの使い方
通常の「Text」は白背景なんですけど、「Boxed Text」は黒背景になっているので、オファーなど、目立たせたい場合に使用しましょう。
1-20. MailChimpのデザイン – 購入ボタンをメールに追加する
購入ボタンは「Button」で作成できます。文言を適切なものに変更し、セールスページのリンクを挿入します。
1-21. MailChimpのデザイン – 署名(発行者)の作り方
「Image + Caption」で写真と文章をセットで挿入することができます。デフォルトでは、写真が上、文章が下になっているのでですが、「Settings」の「Caption position」で文章の位置を変更することができます。さらには、文章の幅も変更することができます。例えば「Two-thirds」にすると、3分の2の幅になります。
1-22. MailChimpのデザイン – フッターの設定方法と発行者住所の記載
フッターには、メールアドレスの変更リンク、メルマガの解除リンク等を挿入します。デフォルトで設定されているんですけど、英語表記になっているので変更する必要があります。「update your preferences」はメールアドレスの変更、「unsubscribe from this list」はメルマガ解除になります。クリックすると、「Web address」の欄にマージタグ(置換文字)が挿入されているので、まずそれをコピーします。そして、英語の表記を日本語に直し、その上でコピーしたマージタグを挿入していきます。
1-23. MailChimpのプレビュー機能と自分宛メールの送信
メールが作成できたら、プレビューしたり、自分宛に作成したメールを送信してみてください。「Preview and Text」の「Enter preview mode」を選択すると、プレビューでメールを確認できます。「Send a test email」を選択すると、テストメールを送信することができます。
1-24. MailChimpのスケジュール配信と即時配信
メールの「Design」の次は、「Confirm」の画面に移動します。確認画面ですね。ここでは、下にある「Schedule」をクリックして、メールを配信する日時を設定することができます。
「Delivery time」を選択して自分で日時を決めることもできますし、「Let MailChimp optimize send time for maximum engagement」を選択して、MailChimpの方で、一番成約率が高いであろう時にメールを送信してもらうこともできます。
信じられない話かもしれませんが、僕のMailChimpの1リストあたりの単価は1万円を超えます。2017年の4月に新しく mailing list を作成し、8月の終盤にはそのリストから合計160万円以上の売上がありました。このリストにはちょうど160人の読者がいました。つまり単純計算、1リスト=1万円となります。この結果は、全てMailChimpによってもたらされたと言っても過言ではありません。なぜ世界中でMailChimpが最も愛用されているメール配信システムかを詳細に解説してゆきます。
2. ステップメールの作り方
3. サンキューページのカスタマイズ方法
4. テンプレートの作り方、呼び出し方
5. メールのデザイン方法
6. マーケティングオートメーション
7. ステップメールのシナリオ分岐機能
僕は、Deadline Funnelという締め切りを作るマーケティングツールを使用しているんですけど、そこのオーナーの方からハンドパンのデジタルコンテンツを販売しているDavidさんの紹介をしてもらいました。Davidさんは、サイトでオプトインしてもらうと、ハンドパンの初級者・中級者・上級者か尋ねるメールが送信されるように設定しています。そうすることで、初級者には初級者用のステップメール、中級者には中級者用のステップメール、上級者には上級者用のステップメールが流れるようになります。今回は、その条件分岐をMailChimpを使って行なっていきます。
7-1. MailChimpでリスト(List)を作成する
先に「Campaigns」でキャンペーンを作成しても、「Lists」でリストを作成してもどちらでもOKなんですけど、今回はリストをまず作成していきます。今回は、相撲の横綱を育てるデジタルコンテンツを販売すると仮定して、やっていきます。初級者用・中級者用・上級者用の3つのステップメールは用意しなくてはいけないんですけど、リストは1つで管理することができます。
ダッシュボードから「Lists」を選択し、右上に「Create List」があるので、このボタンをクリックします。「Tags might work better than a new list.」の画面に遷移しますが、ここでは「Create List」を選択します。次の画面では、以下の情報を記入していきましょう。
- List name:リスト名
- Default From email address:送信者のEメールアドレス
- Default From name:送信者名
- Remind people how they signed up to your list:お客さんがどのようにあなたのリストにサインアップしたか
- From Settings:Enable double opt-inにチェック
- Notification:チェックを入れても入れなくてもOK
「Remind people how they signed up to your list」のところでは、僕は「ブログからダブルオプトインしてくれた方のみにメールを送信しています。」というように記載しています。「Notification」には、3種類あります。1つ目は「Daily summary」で、購読もしくは購読解除の情報を1日に1回まとめて通知してくれます。2つ目の「One-by-one」に関しては、購読があるたびに通知が届きます。3つ目の「One-by-one」に関しては、購読解除があるたびに通知が送信されます。このうち、どれかにチェックを入れても良いですし、入れなくてもOKです。
7-2. MailChimpの上級な使い方(返信を促す)
最近アメリカでは、リストに入ってくれたお客さんに対して返信を促す文言を入れるのが主流になってきています。こうすることで、お客さんを自分のビジネスにのめり込ませることができるようになります。なので、メール内で返信を促す文章を入れてみてください。
7-3. MailChimpでステップメール(Automated)を作る
次にステップメールを作成していきます。まず「Campaigns」で「Create Campaign」をクリックします。すると、ポップアップが表示されます。作成するキャンペーンはどれか聞かれる画面になりますので、ここで「Email」を選択します。次は、どのメールを作成するか聞かれます。今回は、ステップメールを作成していくので、「Automated」を選択します。
サインアップした後に、お客さんを条件によって分岐するメールを1通送るので、トリガーは「Subscriber Activity」の「Welcome new subscribers」を選択します。最後に「Campaign Name」にキャンペーンの名前を入力します。この名前は、自分にしか見えないので、管理しやすい名前を入力しておきましょう。最後に、「Select a list」のドロップダウンメニューから7-1で作成したリストを選択します。
7-4. MailChimpでメールを作成&デザインする方法
7-3で作成したステップメールをデザインしていきます。3つのリンクを埋め込んで、そのリンクをトリガーにして、条件分岐するメールですね。まずは、7-3の流れで「Design Email」をクリックします。
すると、上の画面に遷移しますので、以下の情報を記入しておきましょう。
- Name your email:メールの名前
- Email subject:メールの件名
- Preview text:プレビューテキスト(インボックスで表示される文章)
- From name:送信者の名前
- From email address:送信者のEメールアドレス
これらが入力できましたら、「Next」をクリックします。
次の画面では、メールのテンプレートを選択します。好きなものを選んでください。
そしてメールのコンテンツを編集していきます。後ほど、上の「ここ」という部分にリンクを埋め込んでお客さんを分岐していくわけですね。
7-5. 属性に応じた複数のステップメールを用意する
次に、初級・中級・上級のメールを作成していきます。手順は、7-3とほぼ同じです。メールの種類は「Automated」を選びますが、トリガーがありませんので、「Custom」をクリックします。「Campagn Name」に適切な名前(今回は「初級」)を入力し、「Select a list」では適切なリストを選択します。
次の画面で「Trigger」の行の右に「Edit」がありますので、これをクリックします。そして「Change trigger」、「Campaign activity」、「Specific link in campaign clicked」の順で選択します。こうすることで、リンクをトリガーにして条件分岐することができます。すると、画面が遷移します。そこでは、「Settings」のドロップダウンから先ほど7-4で作成したメールを選択します。そして、右にある欄に、「初級」のURLを入力します。そしたら、メールをデザインしていきます。ここでは省略しますね。あと、中級・上級と同じ作業を繰り返します。
7-6. WordPressでMailChimpの登録完了のサンキューページを作る
次は、初級・中級・上級のサンキューページをブログで作成していきます。これを作成することで、リンクを埋め込むことができるようになり、条件分岐ができるわけですね。WordPressの「新規投稿」から上のような記事を作成します。これを初級版・中級版・上級版と繰り返します。
7-7. MailChimpでお客さんの興味関心に合わせたステップメールを送る(条件分岐)
7-6で記事を作成し、サインアップ直後に送信するメールに埋め込むリンクが出来上がりましたので、それを挿入していきます。「Design Email」でコンテンツを編集していきます。リンクを埋め込む文章を選択して、リンクのマークを選択します。するとポップアップが表示されますので、ここで「Web address(URL)」の欄にリンクを埋め込んでいきます。
7-8. 超上級なMailChimpの使い方!特定のリンククリックで別々のステップメールを送る方法
そしたら、初級・中級・上級のステップメールのトリガーを設定していきます。3つのうちのどのステップメールを選択しても良いんですけど、選択したら、「Trigger」で「Edit」をクリックします。次の画面で「Change trigger」、「Campaign activity」、「Specific link in campaign clicked」の順でクリックしていきます。そしたら、画面が遷移しますので、遷移先の「Settings」ではドロップダウンからオプトイン直後に送信するメールを選択します。そして、横にある空欄にリンクを入力し、「Update Trigger」をクリックします。ここまでできたら、右下の「Next」をクリックして、「Start workflow」をクリックしましょう。
7-9. MailChimpの新機能!ランディングページの使い方&作り方
ここまでで、メールの作成は完了です。あとは、登録フォームを作成して、しっかり挙動するかテストしてみましょう。一般的な名前とEメールアドレスを入力してもらうだけの登録フォームを作成しても良いんですけど、今回はランディングページを作成していきますね。いつも通り、「Campaign」で「Create campaign」をクリックします。
上の画面に遷移したら、「Landing Page」を選択します。
「Landing Page Name」にLPの名前(管理しやすいもの)を入力し、「Select a list」で今回作成したリストを選択します。そして、「Begin」をクリックしましょう。
そしたら、上のような感じでLPのコンテンツを編集し、終わったら「Save and continue」をクリックします。
次の画面では、LPの設定を行います。「Page Title」では、ページに表示される名前を入力します。次の「URL」についてですが、自分のサイトのドメインを使用することをお勧めします。今回は簡略化のために、MailChimp側のURLを使用しています。MailChimp側のURLを使う場合は、ドロップダウンから好きなものを選択し、その後ろの空欄に個別の文字列を記入します。(ここで設定したURLはテストの際に使うのでコピーしておきましょう。) そして、「Save」しておきましょう。他に設定する箇所はありませんので、右上の「Publish」をクリックして完了です。
7-10. MailChimpのLP機能を試してみよう
LPが完了したら、実際にテストしてみましょう。LPの設定の時に、コピーしておいた上記のURLをブラウザで入力して、実際にメールアドレスを記入してメールが届くか確認してみてください。
7-11. MailChimpのトリガーを変更する方法
今回、メールを作成する段階で、トリガーを登録から1日後に設定してしまってましたが、登録直後に送信されるように設定する必要があります。その変更方法は、「Trigger」の「Edit」で、「Delay」を「Immediately」に変更しましょう。
7-12. MailChimpの挙動を確認する(テスト)
今回テストしてみたところ、上のようなメールが届きました。「中級の方はここをクリック」をクリックすると、しっかり中級用のサンキューページに遷移し、そのあと中級のステップメールにアドレスが登録されるか確認してみます。
今回は上の中級用のサンキューページに遷移したのを確認しました。あとは、メールの確認ですね。
7-13. 大成功!MailChimpで条件分岐を実装する方法
MailChimpに戻り、今回クリックしたURLのステップメールを選択します。(例えば、中級のリンクをクリックしたら、中級のステップメールをクリックする。) そして、「Queue」をクリックして、自分がLPで登録したメールアドレスが登録されていれば大成功です。
7-14. 僕のMailChimpに関するスキルは日本一です。笑
そして、上のようなメールも届きました。中級のリンクをクリックして、しっかり中級のメールが届いているので、テスト完了です。
7-15. MailChimpから腐ったリストを自動解除する方法
年間、30%のリストは腐っていきます。しかも、MailChimpは従量課金制なので、リストの数が多いほど課金額も大きくなります。なので、腐ったリストを持っていても無駄にお金を払って行くことになるので、どんどん捨てていきましょう。
まず1つ目に大事なのは、各メールで、ボトム(上のスクショのオレンジの部分)に購読解除のマージタグ(*|UNSUB|*)を埋め込んでおきましょう。また、日本語に変更しておくことも忘れないでください。
2つ目にやることは、一連のステップメールを読んでもらっても、商品を購入してくれなかったお客さんを購読解除します。まず、ステップメールがすでに動いている場合は「Pause & Edit」をクリックしてステップメールを一旦「Pause」しておきましょう。そして、「Post-send action: None」で「Edit」をクリックします。そのあとは、以下の手順で設定を変更します。
- 「Choose post-sending list action」にチェックを入れる
- 「Update Merge Field」のドロップダウンメニューで「Delete from List」か「Unsubscribe from List」を選択
「Delete from List」、「Unsubscribe from List」いずれを選択しても、MailChimpの利用料金を減らすことができます。でも、「Delete from List」は完全にお客さんの情報を削除し、「Unsubscribe from List」はお客さんの情報を残しておいて、そのステップメールから削除するということになります。「Delete from List」をしてしまうと、同じスパマーが再度登録してきた際に、またメールを送信することになってしまいます。それに対して「Unsubscribe from List」だと、そのスパマーにメールを送らないという設定ができるので、僕は「Unsubscribe from List」をお勧めします。その設定が終わったら、右上にある「Update Action」をクリックします。それで、一連の設定は完了です。