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石崎力也のコンサルティング「いしこん」

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MailChimp

MailChimpのセグメントとタグの使い方

Last updated on 2019年5月22日 By 石崎 力也

 

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どうもこんにちは、石崎力也です。

今日は「MailChimpのセグメントとタグの使い方」をお伝えしていきます。このレクチャーであなたが学べることは次の5つです。

  1. タグの作り方、編集、削除
  2. セグメントの作り方、編集、削除
  3. 手動でタグをつける方法
  4. Zapierでタグを自動的につける方法
  5. 特定のセグメントにメールする方法

手動でタグをつける方法に関しては、リストが小さい場合です。その場合、お客さん1人1人につけていけば良いですね。例えば、1万人のリストがあったとしても、インフルエンサーの数は少ないですよね。そうであれば、その数人に手動でタグをつけていった方が良いです。そのやり方をご紹介していきます。Zapierでタグを自動的につける方法というのは、例えば、何かの商品を購入してくれたら、「購入者」というタグをつけるというのを設定していきます。このレクチャーを受講するために必要なものは、

  • MailChimpの有料プラン
  • MailChimpの基本的な操作方法
  • MAの基本的な知識

です。MailChimpの基本的な操作方法というのは、オーディエンスの使い方とかキャンペーンのデザイン方法などです。あとは、マーケティングオートメーションの基本的な知識もわかっておいたほうが良いです。特に、タグとかセグメントというのは、お客さんをグループ分けして、さらにその上のグループにお客さんを突っ込み、スコアリングしていきます。そのスコアリングはMAの基本的な知識なんですけど、そんなに深い知識はなくても、触りくらいは知っておいた方が良いです。受講対象者は、次の通りです。

  • Eコマースの運営者
  • デジタルコンテンツの販売者
  • ウェブマーケター

ウェブマーケターというか、Eメールアドレスリストを取得して、何らかのプロモーションをしている方が対象です。それから、漠然とMailChimpを使いたいという方も含まれています。

1. セグメントとは?

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まずは、セグメントについてお伝えしていきます。

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これはMailChimpのオフィシャルページからの引用なんですけど、セグメントはフィルターのことだと言っています。セグメンテーションというのは、ものすごいパワフルなツールで、コンタクト(お客さん)をフィルターすることができます。それで、どうフィルターするかというと、似たようなお客さんの属性だったり、あとは例えば「好きな動物は何ですか?」と聞いて、サル、豚、猫、ゴリラの4つの動物を用意しておきます。そして、ドロップダウンメニューから猫を選ぶとします。すると、その人は猫というグループに行くみたいなのが1つのグループです。そのグループをセグメントと呼んでいます。

あとは、Eコマースでのアクティビティです。例えば、ただ単にランディングした人、ランディングしてセールスページまで見た人、セールスページで決済直前まで行ったけどカート落ちした人、購入した人、2つ以上購入してくれた人、金額が10万円を超えている人みたいなお客さんのアクティビティですね。ShopifyとかBigCommerce、WooCommerceのアクティビティをベースにして、お客さんをセグメント、グループ分けしていく機能があるというのをMailChimpで説明しています。

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すごいわかりやすく僕が説明すると、お客さんを松竹梅に分けることだと思ってください。例えば、見込み客、顧客、お得意様みたいな感じです。あなたが、セールスファネルを持っていて、Aという商品とBという商品、Cという商品を持っているとします。それで、Aという商品は100円、Bは1,000円、Cは10,000円だったとします。そしたら、Aという商品を購入してくれた人には、次はBという少し高めの商品を買ってほしいし、Bという商品を買った人には、Cという少し高い商品を買ってほしいですよね。だから、まずはAでセグメントして、Aを買ってくれた人にだけ、Bをオファーする。それで、今度はBを買ってくれた人にだけ、Cをオファーするというように、セグメントするわけですね。

2. タグとは?

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次に、タグについてご紹介していきます。

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これも、MailChimpのオフィシャルから持ってきました。タグというのは、ラベルのことです。例えば、先ほどの話で行くと、Aという商品を購入してくれた人のおでこにAというシールを張るみたいな感じです。そして、おでこにAと書いてある人だけをセグメントして、その人達に対して商品Bをオファーする。それで、Bという商品を購入してくれたら、今度は、Aというシールの横にBというシールを貼るみたいな感じです。

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セグメント、グループ、タグがありますけど、結局どれでお客さんのことをハンドルすれば良いのか迷うかもしれませんが、全部タグ任せでOKです。MailChimpの歴史を軽くご紹介すると、最初はずっとグループしかありませんでした。でも、その評判が悪いから、セグメントを作ったんですね。それから、マーケティングオートメーションが導入され始めて、例えば、ConvertKitとかInfusionsoftは、ずっとタグでお客さんのことをハンドルしていました。その評判が良くて、それでようやく、MailChimpは時代のニーズ、市場のニーズを取り入れてタグを導入したみたいな感じです。実際に、今タグに慣れている方達は、ConvertKitからMailChimpに来たり、InfusionsoftからMailChimpに来ても、全然扱いやすいです。

それで、言いたいことは、全部タグでハンドルしてみましょうということです。今回はセグメントで、次回はグループで、これはタグにしようみたいなことをやっていたら、絶対に迷ってしまうから、全部タグでやってみてください。例えば、アクティブなお客さんと、全然アクティブじゃないお客さんもタグで処理してみたり、商品A、B、Cがあったら、Aというタグを貼ったり、Bというタグを貼ったり、Cを貼ったり。そしたら、今度セグメントするときは、A、B、Cのタグが付いている人をお客と名付けるみたいなことができますよね。だから、タグは最小単位なんですけど、この最小単位でお客さんのことをハンドルするようにしてみてください。そうすると、MailChimpがザクっとわかるようになりますし、MailChimpがいよいよ使いやすくなります。

3. タグ・セグメントを使う4つの理由

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なぜタグとかセグメントを使うのかを説明させていただきます。

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理由#01. MA

まず1つ目の理由は、マーケティングオートメーションです。これは前回、前々回でもお伝えしたんですけど、Aというお客さんに、Bという商品を売るみたいな感じですね。特に、複数の商品を持っている人は、お客さんのロードマップがあると思います。例えば、まずはiPhoneを買ってもらって、その人達にApple Watchを買ってもらって、さらに携帯端末だけじゃなくて、もっとクリエイティブなことをしたい人達のために、MacBookとか、MacBook Airを用意し、そういうPCの作業に慣れて来たら、今度はもうちょっと重たい作業をしてもらうために、MacBook Proとか、iMac、iMac Proとかを渡していくみたいな感じです。多分Appleも、こういう順番でお客さんに物を買ってほしいというのはあると思います。それが正にマーケティングオートメーションです。

まずは、iPhoneを買った人には、iPhoneというタグを貼って、その人達に対して、今度はApple Watchをオファーするという流れです。iPhoneというタグが付いている人に、いきなりMacbook ProとかiMac Proなんてオファーしたらダメですよね。だから、ちゃんと順番があるということです。それで、僕達が描いた順番通りにお客さんに動いてもらうために、やっぱり、マーケティングオートメーションのスキルが必要だし、あなたのビジネスモデルに採用するためにはタグやセグメントの知識が必要になってきます。

理由#02. 成約率が上がる

あとは純粋に成約率が上がります。それはそうですね。例えば、100人のリードがあったとします。そのうちの10人が実際に商品を購入してくれた人だとします。そうすると、この100というリスト全体に商品をプロモーションするよりも、10人の既に物を買ってくれている人に、新商品のオファーをした方が、明らかに成約率は上がりますから。

理由#03. セールスファネル

あとは、セールスファネルです。これはマーケティングオートメーションと基本的に同じ考え方です。

理由#04. スパムにならない

あと、スパムにならないというのもあります。例えば、Gmailとかもちゃんと読んでいるんですけど、僕らが一斉にメールを投げます。そうすると、例えば、26,000の人達にメール送って、開封率が0とかだったら、Gmailは明らかにスパムだと判断しますよね。あるいは、クリック率がすごい低かったりすると、全然読まれていないメールだというデータが蓄積され、スパムに判定されてしまいます。だから、開けてくれそうな人にだけ送っていくわけです。あるいは、反応が高そうな人にだけ商品をオファーするみたいな感じですね。

4. Pre-Build セグメントを理解するための定義について

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次に、Pre-Builtセグメントの定義をご紹介していきます。

定義#01. Subscriber

まず「Subscriber」に関しては、そのままサブスクライバーのことです。

定義#02. Segment

「Segment」は、区切りだと思ってください。「顧客」と「非顧客」、「購入者」と「見込み客」みたいな区切りのことです。

定義#03. Pre-built segment

セグメントは、実は、キャンペーンを作るたびにライブで作ることができるんですね。例えば、石川県の金沢市に住む30代の体重80kg以上の人をセグメントしたいという場合は、その場で指定することができます。先ほど「顧客」と「非顧客」みたいに、あらかじめ作っておけるものを「Pre-built segment」と言います。

定義#04. Campaign Builder

これは、キャンペーンを作る全体の流れのことです。デザインしてみたり、テンプレートを選択したり。

定義#05. Ad Builder

「Ad Builder」は、広告を作るもののことです。

定義#06. Predicted Demographics

性別や年齢をベースにやっていくデータサイエンスのことなんですけど、これは、e-commerce 3.0のデータを使っていくので、Shopifyユーザー、WooCommerceユーザー、BigCommerceユーザーが使えます。基本的にデジタルコンテンツを販売していく人は関係ないと思います。逆に言うと、Shopifyを使っている方は、この「Predicted Demographics」を勉強していくと、詳しくセグメントして、反応が良さそうなお客さんにオファーを投げていくことができるようになります。

5. 自動的に生成されるPre-Builtのセグメント

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次に、「Pre-Builtセグメント」がどう機能するのかを説明していきます。この「Pre-Builtセグメント」に関しては、MailChimpの方で自動的に生成してくれるものです。例えば、前回のキャンペーンを送ってからどのくらいでメールを開封したかとか、どのくらいクリックしているか、どのくらい商品を購入しているかなどを見て、セグメントを自動的に生成していきます。

1回でもキャンペーンを開いたなら「Active Subscribers」、1回も開いていない場合は「Inactive Subscribers」と判定して自動的にセグメントを生成してくれます。だから、あなたが何らかの商品のオファーをする時に、「Inactive Subscribers」のセグメントに対してキャンペーンを送るはずがないですよね。よく僕たちのメルマガを読んでくれる「Active Subscribers」にだけメールを投げていきます。

このように自動的にセグメントを生成してくれるんですけど、十分でない場合があります。例えば、購入してくれた商品の合計が10万円を超えているVIPなお客さんにだけ商品を売ろうと思った時に、今まで100円のオファーを買おうか迷ったことがある人に対してオファーを投げても意味がありません。だから、今まで購入した商品の合計が10万円を超えている人にVIPオファーを投げたいという場合は、自分でセグメントを作る必要があります。10万円が高いか安いかは相対的なものなので、MailChimpが判断できませんので。ということで、自動で生成されるセグメントもあれば、自分で作成するセグメントもあるということを覚えておいてください。

6. Pre-Builtセグメントの種類

次に、「Pre-Builtセグメント」の種類についてご紹介していきます。

種類#01. Subscriber Engagement

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これは、サブスクライバーがどれくらい僕たちのことが好きかを判断して、次の3つの「Pre-Builtセグメント」に分かれます。

  1. New Subscribers:7日以内に登録してくれた人
  2. Active Subscribers:5つのキャンペーンの内1回でもメールを開封した人
  3. Inactive Subscribers:5つのキャンペーンの内1回もメールを開封していない人

種類#02. Customer Behavior

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これは、お客さんの行動ベースで判断します。次の5つがありますね。

  1. Potential Customers:あなたのストアでまだ何も購入していない人
  2. Recent Customers:30日以内に商品を購入してくれた人
  3. First-time Customers:30日以内に初めて商品を購入してくれた人
  4. Repeat Customers:最低でも2回のオーダがあった人
  5. Lapsed Customers:過去8ヶ月間の間に何も購入していない人

種類#03. Demographics

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これは、シンプルにでもグラフィック情報です。

  1. Male:男性
  2. Female:女性
  3. Under the age of 35:35歳以下
  4. Over the age of 35:35歳以上
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ということで、これらが「Pre-Builtセグメント」なんですけど、これらはどこに現れるかというと、キャンペーンを送った時に「Segment or Tag」というドロップダウンを開くと、下の方に「Pre-built Segments」というのがあって、この下に並んでいます。

7. セグメントを理解するための5つの定義

ここからは、「Pre-Builtセグメント」ではなく、僕たちが自分で作成するセグメントについてご紹介していきます。まずは、定義から確認していきましょう。

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定義#01. Segment

これは、単純にセグメントのことです。

定義#02. Subscribed contact

これは、普通の読者のことです。

定義#03. Unsubscribed contact

かつてオプトインしたけど、何らかの理由で解除した人が「Unsubscribed contact」です。

定義#04. Non-subscribed contact

「Non-subscribed contact」に関しては、Facebook Adsとかから持ってきたりして、あなたのサイトをうろちょろしている。でも、まだオプトインしていない人のことです。

定義#05. Cleaned contact

最後の「Cleaned contact」は、リストから消えてしまっている人です。なぜ消えてしまったかというと、1回オプトインしたんだけど、「Eメールが存在しません。」というのがサーバーから帰ってきたり、サーバーがパンクしているというのが繰り返すと、この「Cleaned contact」になります。要は、メールを送れないリストのことです。

僕はかつて、家庭教師のアポイントメントをとるというバイトをしていたことがあるんですけど、やっぱり一定数は電話番号が存在しないとか、無くなっているというのもありました。そういうのがまさに「Cleaned contact」です。

8. どんなセグメントを作れば良い?その事例

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どんなセグメントを作れるかお伝えしていきます。MailChimpに例がいくつか載っているのでこれを書き出していきますね。

  • 過去5回メールを送った内1回でもメールを開いた人
  • 前回のEメールをクリックしてくれなかった人
  • ShopifyとかWooCommerce、BigCommerceで何らかの商品を購入しれくれた人
  • 特定の場所に住んでいる人
  • ShopifyとかWooCommerce、BigCommerceで500ドル以上購入した人
  • ポストカードが送られた人

「前回のEメールをクリックしてくれなかった人」というのは、例えばプロダクトローンチで4本の動画を投げるときに、1本目の動画を見てない人に対して、2本目の動画を投げても意味がないから、2本目の動画が送られる条件は1本目は1本目を開封した人みたいにセグメントすることができます。

「特定の場所に住んでいる人」は、「Pre-built」の中にありませんでしたが、例えば、物販でタンジブルな物を売る場合は、海外の人に日本人向けのサービスとか、物を売ってもしょうがないので、セグメントして日本人にだけに送るみたいな感じですね。

4つ目の例は素晴らしいですね。Shopifyとかをコネクトしておいて、お客さんが商品を購入してくれるたびに、MailChimpにデータを返して、100ドル、200ドル、300ドルと蓄積されていって、500ドルに到達した人をセグメントして、VIP顧客というセグメントにしておきます。それで、VIP顧客に対して、何か特別な高額商品のオファーを投げていきます。

最後の例は、ポストカードキャンペーンで、実際にポストカードをDMで送る場合です。ダイレクト出版さんは、先にDMを送りますよね。そして、DMを送ったその数日後に「DMは既に開いてくれましたか?」みたいなメールを送っています。そういう時に、このセグメントを使ったりするわけです。

9. セグメントの作り方

09 セグメントの作り方

では、実際にセグメントを作成していきましょう。まずは、「Audience」に行きます。かつてのリストのことですね。そして、「Current audience」のドロップダウンからオーディエンスを選択します。選択したら、「View Contacts」、「New Segment」の順に進んでいきます。

10. 特定の日付より前に登録した人をセグメントする

10 特定の日付より前に登録した人をセグメントする

次に、具体的にセグメントを作っていきたいと思います。例えば、「2018年よりも前に登録してくれたお客さん」というセグメントにするのであれば、「Automation Activity」のドロップダウンを開き、「Date Added」を選択します。真ん中のドロップダウンでは、「is before」を選びます。そして、一番右のドロップダウンでは「a specific date」を選択します。すると、その右にカレンダーが表示されるので、2019年の1月1日を選び、「Preview Segment」ボタンをクリックします。「Save Segment」ボタンをクリックするとポップアップが表示されるので、セグメントの名前を入力して、「Save」して完了です。

11. 反応率の高い読者をセグメントする方法

11 反応率の高い読者をセグメントする方法 1

基本的には反応率のお客さんにメールを送りたいですよね。だから、そのセグメントを作成していこうと思います。先ほどと同様に、「New Segment」に行って、「Email Marketing Segment」を選択します。真ん中では、どちらでも良いんですけど、今回は「is」でやっていきます。一番右は、「Often」にします。

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MailChimpは、マーケティングオートメーションだけあって、スコアリングシステムを導入しています。何らかの基準を設けて、上の画像のように「New」と「Rarely」、「Sometimes」、「Often」の4タイプに分類しています。

11 反応率の高い読者をセグメントする方法 2

今回は、「Often」なので、エンゲージメントの高いお客さんに対してメールを送るという設定になっています。あとは、やり方は同じです。「Preview Segment」ボタンをクリックし、次の画面で「Save Segment」ボタンをクリックします。ポップアップが表示されたら、セグメントの名前を入力して、「Save」します。

12. セグメントを管理、編集、削除する方法

12 セグメントを管理 編集 削除する方法

次に、セグメントの編集と削除をやっていこうと思います。まずは、「Audience」に行って、「Current audience」から適切なオーディエンスを選択します。そして、「Manage Audience」のドロップダウンから「Manage contacts」に行きます。すると、「Segments」という項目がありますので、これをクリックします。

セグメントの右のほうに「Edit」があるんですけど、ここでセグメントの条件を編集することができます。削除する場合は、削除したいセグメントのチェックボックスにチェックを入れて、「Delete」ボタンをクリックします。すると、ポップアップが表示されるので、もう一度「Delete」ボタンをクリックします。

13. タグ、グループ、セグメントの違い

今回は、タグとグループ、セグメントの違いについて説明していきます。おそらく、今あなたが実現したいと思っていることの90%以上はタグを使っても、セグメントを使っても、あるいはグループを使ってもいけると思います。昔は、MailChimpにはグループしかありませんでした。その後にセグメントが追加されて、今ようやくタグが使えるようになったんですけど、僕がやりたかった顧客と非顧客の区別だったり、あるいは特定の商品を購入してくれたお客さんとそれ以外みたいな感じの区別は、やっぱりタグでもグループでもセグメントでもいけます。

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まずは、タグについてです。タグというのは、ラベルを貼るということです。僕らの場合は、商品名をタグとして用意したかったんですね。例えば、「最初の見込み客1000人を集める方法」みたいな感じで。そのラベルを、購入してくれたお客さんに貼るわけです。そして、タグが張り付いたというのをトリガーにして、その次のウェビナーマスタークラスとかを売るという指定ができるわけですね。これがタグの使い方だと思ってください。

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セグメントはフィルターであり、クエリだと言っています。これも同じです。セグメントを決めるときに、このタグがついている人だけをセグメントするというルールも作ることができるから、基本的に考え方としてはほぼ同じです。

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実はグループもセグメントとほとんど同じです。言葉からしてもセグメントするというのと、グループ化するというのはなんか似ていますよね。MailChimpの説明だけを読むとセグメントと違うと思うかもしれませんが、セグメントとほとんど変わりません。MailChimpの説明では、サインアップフォームベースで考えてくださいと書いてあります。例えば、サインアップで「貴方の好きな物は何ですか?」と聞いて、ドロップダウンメニューに「りんご」と「ぶどう」、「バナナ」を用意しておきます。それで「りんご」を選んだ人は、りんごグループで、「ぶどう」を選んだ人はぶどうグループみたいな感じで、サインアップフォームのフィールドでハンドルしていくのがグループです。

14. 個別にタグをつける方法

14 個別にタグをつける方法 1

今回は、ざっくりとタグをつけていくのではなく、個別にタグをつけていきたいと思います。例えば、リストの中に年商1億円のビジネスをしているような人が10人以下の数いるのであれば、その人たちには、個別にタグをつけていけば良いですよね。それをやっていきたいと思います。

まずは「Audience」に行き、「Current Audience」から適切なオーディエンスを選び、「View Contacts」ボタンをクリックします。すると、リストが並んでいると思います。そこからタグを付与したいリストをクリックします。右上の方にプラスボタンがあるので、クリックして、付与したいタグ名を入力します。もしくは、すでに作成してあるタグをつけたいのであれば、それを選択すれば良いですね。

15. Zapierを使って自動的にタグをつける方法

15 Zapierを使って自動的にタグをつける方法 1

次に、自動でタグをつける方法をご紹介していきます。そのためには、Zapierが必要になってきます。まずは、あらかじめタグを作っておきましょう。「Manage contacts」から「Tags」を選びます。そして、「Create tag」ボタンをクリックして、「Tag name」の欄にタグ名を入力し、「Create」します。

タグが作成できたら、次にZapierを使って、何らかのトリガーをベースにして、MailChimpでタグをつけていきます。でも、今から設定していくトリガーはプラットフォームでそれぞれ異なります。例えば、PayPalとかStripeで決済を受けた人にタグをつけたり、ClickFunnelsで決済してくれた人にタグをつけたり、ThinkificやTeachableで商品を購入してくれた人にタグをつけるということをやっていきます。

15 Zapierを使って自動的にタグをつける方法 2

まずは、Zapierにログインして、「Make a Zap!」ボタンをクリックします。まずは、トリガーとなるアプリを選択します。今回はClickFunnelsにします。「Select ClickFunnels Trigger」で「New Successful Purchase」を選びます。これは、「商品を購入してくれたら」というトリガーです。そして、「Save + Continue」ボタンをクリックしましょう。僕はすでにClickFunnelsのアカウントを連携しているので、そのまま「Save + Continue」します。

「Set up ClickFunnels」ではファネルを選択していきます。「Funnel」でドロップダウンから適切なファネルを選択し、「Funnel Step」で適切なファネルステップを選びます。次の画面では、今回は「Skip This Step」を選択します。次は、「Continue With Default Sample」を選び、トリガーの設定は以上です。

15 Zapierを使って自動的にタグをつける方法 3

次にアクションを設定していきます。「+ Add a Step」をクリックして、「Action/Search」を選択しましょう。アクションのアプリは、MailChimpですね。そして、「Add subscriber to Tag」を選び、「Save + Continue」します。次は、アカウントを連携していれば、そのまま「Continue」でOKです。

次に、テンプレートの設定ですね。まず「Audience」で、オーディエンスを選択します。「Tag」では先ほど作成したタグを選び、「Email Address」では「Contact Email」を選択し、「Continue」します。そのあとは、「Skip Test」、「Finish」の順番にクリックしていきます。最後にZapに名前をつけて、「YOUR ZAP IS」を「ON」に切り替えて完了です。

16. タグをテストする

16 タグをテストする

じゃあ、実際にタグをテストしていきます。今回は、ClickFunnelsの方で用意されているデフォルトのEメールアドレスを使ってやっていきます。トリガーの「Test This Step」から「Continue With Default Sample」ボタンをクリックします。そして、次にアクションの方の「Test This Step」で「Send Test To MailChimp」ボタンをクリックします。

17. タグをテストする Part2

17 タグをテストする Part2 1

先ほどの手順でやっていくと、エラーが表示されます。これは、MailChimpの方にClickFunnelsのデフォルトのEメールアドレスが無いためです。だから、Eメールアドレスをコピーして、MailChimpに戻ります。「Add contacts」から「Add a subscriber」を選択し、「Eメールアドレス」と「誕生日」の欄を埋めていきます。その下に2つのチェックボックスが用意されているので、両方にチェックを入れ、「Subscribe」ボタンをクリックします。そうすると、リストに追加されます。念の為、「Back to audience dashboard」に行って、Eメールアドレスがあるか確認してみてください。

17 タグをテストする Part2 2

もう一度Zapierに戻って、「Re-send Test To MailChimp」ボタンをクリックします。そして、MailChimpに戻ってページを更新します。すると、タグが付いているはずです。

18. 明日1000万円が必要になった!どうしよう?

次に、特定のタグが付いた人にだけメールを送っていこうと思います。明日1000万円が必要になった場合に、がむしゃらにメールを送るよりも、VIP中のVIPにメールを送った方が良いですよね。例えば、「コンサルティングします。今回に限り、2000万円のところ1000万円にします。」とか「こういう特典がつきます。」、「あなたの会社に30日間在中します。」でも良いかもしれませんね。いろんなオファーを考えてみてください。

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それで誰に送るかなんですけど、タグが付いていない人に送っても意味がありません。だから、1000万円持っていそうな、「インフルエンサー」とか「クライアント(いしこんのメンバー)」に送っていこうと思います。

19. 特定のタグにだけメールを送信する方法

19 特定のタグにだけメールを送信する方法 1

じゃあ早速メールを作成していきましょう。「Campaigns」に行って、「Create Campaign」から「Email」を作成していきます。そして、キャンペーンの名前を入力して「Begin」します。まず、「Add Recipients」で誰に送るのか指定していきます。「To」の項目で「Audience」からオーディエンスを選び、その次に「Segment or Tag」で「Group or new segment」を選択します。

そしたら、左の項目で「Tags」を選択し、1つ目は「インフルエンサー」を選択します。2つ目は「Add」から追加していきます。同じ要領で「クライアント(いしこんのメンバー)」を選びました。あとは「Save」していきましょう。

19 特定のタグにだけメールを送信する方法 2

次に件名を決めていきましょう。「Add Subject」ボタンをクリックして、「Subject」と「Preview text」を入力します。そして、「Save」します。

次に「Design Email」でコンテンツを作っていくんですけど、ご自身で1000万円のオファーを作ってみてください。例えば、「明日〇〇の理由で1000万円が必要なので、1000万円ください。僕はあなたの会社に30日間常駐するから、好きに使ってください。あなたは1000万円以上の価値が受け取れると思います。」みたいなメールをインフルエンサーとクライアントにだけ送るということですね。

MailChimpでABテストする方法

Last updated on 2019年5月22日 By 石崎 力也

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どうもこんにちは、石崎力也です。

今日は「MailChimpでABテストする方法」をお伝えしていきます。このレクチャーであなたが学べることは次の3つです。

  1. ABテストに使える4つの変数
  2. 変数を変えてABテストをする方法
  3. 成約率を最大化する方法

いざABテストをするとなると、本文を丸っと変えないといけないと思っている方がいるんですけど、もっと大事な要素があるので、それをお伝えしていきます。このレクチャーを受講するために必要なものは、

  • MailChimpの有料プラン
  • 最低でも5000人の読者
  • Manager以上の権限

です。MailChimpの有料プランでないとABテストは使えませんので、有料プランに申し込んでください。次の、「5000人の読者」というのは驚いたかもしれませんが、これはMailChimpに書いてあったものをそのまま記載しておきました。5000人以下だったら、ABテストをしても意味がないと言っていましたね。例えば、10人でテストしてみてAの方が成約率が高かったとしても、サンプル数が少ないので、意味が無いということです。あとは、大抵の方はAdmin権限で入っていると思うんですけど、他の方にMailChimpの運用を頼まれている場合は、必ずManager以上の権限をもらっておいてください。受講対象者は、次の通りです。

  • Eコマースの運営者
  • デジタルコンテンツの販売者
  • ウェブマーケター

ShopifyやBigCommerce、WooCommerceといったEコマースの運営者、UdemyやSkillShare、ShareWisといったプラットフォーム、あるいは自分たちでThinkificやTeachableなどでデジタルコンテンツを販売している方もMailChimpが使えます。それから、ウェブで何かを売っていたり、マーケティング関係の仕事をしている方が対象になっています。

1. ABテストとは?

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まずは、ABテストの基本的なところからお伝えしていきます。公式ページにも説明があるんですけど、小さな変化が大きなインパクトを生みます。その小さな変化を比べるのがABテストだと思ってください。

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これは公式ページに記載されている文章です。ABテストというのは、例えば、件名とか送信者名みたいに異なるバージョンを比較します。この小さい変化が、大きな成果に繋がります。

例えば、「100円割引です。」と言うのか、「100円OFFです。」と言うのか、それとも、「通常価格より、100円安いです。」と言うのかをテストします。どれも同じことを言っているんですけど、これが圧倒的なクリック率の差を生んだり、圧倒的な購買の差を生んだりするわけです。そういう小さいところを比べていくのが、ABテストです。実際に難しいツールを使うわけでもなく、MailChimp単体で可能です。だから、使える方は、どんどん使っていきましょう。

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僕からのアドバイスは、変数を理解しましょうということです。ABテストとなると、例えば、レターをガラッと変えてみたり、本文の内容やオファーの内容をガラッと変えなきゃいけないとか思ったりするんですけど、そんなことはありません。例えば、ハイパーマーケティングのジェイ・エイブラハムは、てにをはを変えてみただけで成約率が7倍変わったと言っています。そのくらい大きな結果を生み出すためには、小さい変化だけで良いということを理解しておいてください。特に、こういうリストマーケティングの場合は、オファーの内容をガラッと変えるよりも、件名を「100円OFF」とするのか、それとも「通常価格より100円引き」にするのかでガラッと変わります。

あとは、送信者名もそうですね。例えば、「Haamalu合同会社石崎力也」と言うのか、それとも「石崎力也」にするのか、「石崎」だけにするのか。こういう小さい違いが、大きな結果の違いになります。

2. なぜABテストをするのか?

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なんでABテストをするのかということを次にお伝えしていきます。これは、すぐ始められる割には、ものすごく結果に大きな影響を及ぼすからです。あとは、永遠に続けられるというのもありますね。ABスプリットテストって1回やっておしまいじゃなくて、今回はBが良かったら、このBは次回のAになるわけですね。それで、次回の新しいBを作り、それをまたテストする、という勝ち抜きをずっとやっていくわけなので、成約率は永遠に上がっていきます。

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理由1. 成約率

ABテストをする1つ目の理由は、シンプルに成約率上がるからです。件名をちょっと変えたら、成約率が変わったみたいなことを実現したいわけですね。

理由2. ベストコレクション

あとは、ベストコレクションです。例えば、別のキャンペーンをやったときに、「そういえばあっちのキャンペーンをやったときに、こういう件名でやった方が、成約率上がったよね。」みたいなのがどんどんできてきて、言葉の集積が出来上がってきます。だから、ベストオブベストコレクションを作ることができます。「こういうオファーの時はものすごく売れた」とか、「こういう送信者名にしたときはものすごい売れました。」みたいなデータが蓄積されていきます。

理由3. 常に改善

あとは先ほど言ったように、永遠に続けられるので常に改善が可能です。

理由4. 小さく始められる

そして、小さく、始められます。今まで、ただ単に単発のキャンペーンで売っていた人が、まずはその前にABテストを1回挟むだけで、だいぶ変わります。また、その始め方も、例えば、商品を丸ごと変えるとか、値段を変えるみたいに、大きいことをしなくても、件名や送信者名、ボタンの色、ヘッドラインのてにをはを少し変えてみるくらいで良いんですね。だから、小さく始められるわけです。

3. ABテストで売上が2倍になった事例

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次に、ABテストの事例をご紹介していきます。Lovepop.Incの2017年の売り上げが2倍になったということで、MailChimpからインタビューを受けていました。

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これが、共同創業者のRoseさんです。立体的な絵本とか見たことがあると思いますが、それをプレゼントとか、ポストカードにして送りませんか、というコンセプトでやっています。

どういう言葉が共感するのかは分らないけど、MailChimpを使えば、そういうのがすぐわかるようになる。だから、戦略を立てるのが簡単だ。それ故、お客さんのエンゲージメントとお客さんからの利益が本当に2倍になりました。

彼はこのように言っています。2倍はすごい控えめな数字で、もし今までABテストを使ったことない人が、3、4回繰り返したら、それだけで簡単に売り上げが2倍になります。特に、インターネットベースで仕事をしている人は、ほとんどみんな直観的にやっています。例えば、長い件名を付けてみたり、送信者名を会社名だけにしているとか、ボタンの色を何も考えなかったり、他の人の真似してみたり。そんなのはABテストをしてみればすぐ分かることなんですけど、それをやらない人が多いから、ABテストを2、3回繰り返すだけで、売り上げが2、3倍になります。

オファーを丸っと変えたり、分割決済を導入してみたり、商品そのものを変えてみたり、サブスクリプションを導入してみたり、いろんなことを考える人がいるんですけど、まずその前にやっていただきたいのはABテストです。

4. 4つの定義を確認する

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ABテストを実際にやっていく前に、定義を確認していきましょう。

定義#01. Variable

これは変数のことです。どこを変えるのかということですね。これは、MailChimpの記事にも書かれていることなんですけど、小さい変化が大きな結果を生みます。その小さい変化というのは、件名とか送信者名、本文、送る時間、ヘッドラインのカラーとかです。メールの内容をガラリと変えるようなことはしないということですね。

定義#02. Combination

例えば、3つの件名とか3つの送信者名を変えたとします。「石崎力也」でいくのか、「Haamalu合同会社 石崎力也」にするのか、「Rikiya Ishizaki」でいくのかみたいな感じですね。それだけで、だいぶ変わってくると言っています。この3つの組み合わせのことを「Combination」と言っています。例えば、送信者名を3つ用意して、件名を2つ用意します。この場合は、2×3で合計6つのコンビネーションが出来上がります。

定義#03. Test

「Test」はそのままテストです。まずコンビネーションを作りますが、そのコンビネーションはリスト全体に投げてはいけません。仮にリストが1万だとすると、1000人に対してテストします。そして、帰ってきたデータを参考にして、件名は「こんにちは石崎力也です。」で、送信者名は「Rikiya Ishizaki」がベストだったとすると、今度は9000人に対してメールを投げます。このように、いろんなコンビネーションを試すのが「Test」の定義です。

定義#04. Winner or Winning Combination

ABテストの世界では、コンビネーション同士を組み合わせて、結果が良かったものを「Winner」にします。そして、その「Winner」を残りの9000に対して送っていくわけですね。

5. ABテストのキャンペーンを設定する

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次に、ABスプリットテストがどのように機能していくのかをご説明していきます。まずは、「Set Up the A/B Testing Campaign」ということで、何を変数にしてテストしていくのかを設定します。件名、送信者名、コンテンツ、送信時間から選びます。最高で、3つまでバリエーションを設定することができます。また、それぞれの組み合わせを別々のサブスクライバーに送るから、同じ人が2つ以上のバリエーションを受けることはありません。誰に送るかは、選択することができなくて、ランダムに送信されます。

6. 何を基準にしてWinnerを決めるのか?

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次に、何を基準にして「Winner」を決めるのかということなんですけど、まずは、スモールオーディエンスにメールを投げて、10%を抽出して、その人たちでテストします。その結果をベースに、残り90%の人たちにメールを送っていきます。その基準に関しては、2つあります。

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基準#01. Automatic

まず1つ目は「Automatic」です。MailChimp側で自動的に決めてくれます。その基準というのは、開封率、クリック率、総収益の3つです。総収益に関しては、オンラインストアと連携している場合に限ります。基本的には、この「Automatic」を使えば良いと思います。

基準#02. Manual

2つ目は「Manual」です。自分で決めるということです。それぞれリストマーケティングの信念があると思うんですけど、どれだけ滞在してくれたかを見ているという場合は、リテンションをベースにして「Winner」を選ぶということもできます。

7. ABスプリットでテストできる変数は4つある

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次に、テストできる変数についてお伝えしていきます。ランディングページをベースにウェブでビジネスを展開している方は、セールスページが一番重要だと思っているんですけど、リストマーケティングに関してはコンテンツが一番大事とは言えません。MailChimpは、比較的短い件名や送信者名でも結果が大きく変わることがあると言っているので、適当に件名や送信者名を決めないでください。

変数#01. Subject Lines

件名では、異なるフレーズやオファーを試してみてください。例えば、「オファー」にするのか、「X円割引」、「先着X名」とかにするのかということですね。

変数#02. From Name

会社名にするのか、サポートの人の名前にするのか、代表者の名前にするのかなど試してみてください。

変数#03. Content

3つ目は、本文ですね。本文で何を書くかによって、成約率は変わってきます。

変数#04. Send Time

どの時間に開封率が高いのか、あるいは購買意欲が高まっているかを確認するために、変えていきます。

8. ABテストの結果、何がわかるのか?

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そしたら、ABテストの結果から何を知ることができるのかをご説明していきます。

  • 何曜日が開封率が高いのか
  • どんなインセンティブ、焦らしが効くのか
  • エンゲージメントを高めるために会社名を入れた方が良いのか
  • 名前だけにするのか会社名+名前にした方が良いのか
  • 送る時間帯によってクリック率が変わるかどうか
  • ボタンリンクにした方が良いのか、リンクテキストにした方が良いのか
  • GIFが良いのか、静止画が良いのか

クレジットカードの申し込みをさせるアフィリエイトをやっている方は、水商売をやっている人が多いから、お昼くらいがちょうど良いんじゃないかとか、サラリーマンを対象にしているなら通勤中の午前7時、午後7時が良いとかがわかります。

2つ目は「この本を100円であげます。」にした方が良いのか、「ものすごいキャンペーンがあります。」みたいにした方が良いのかを調べることができます。他にも、いろんなことを確かめることができるんですけど、何れにせよ、コンテンツの本文をガラッと変えるような話ではなく、ヘッドラインだけとか、GIFなのか静止画なのか、あなたの名前なのか会社名なのか、何曜日が良いのか、みたいに小さい変数をテストしていくのが、ABスプリットテストです。

9. ABテストのキャンペーンを作成する

09 ABテストのキャンペーンを作成する

実際に、ABテストのキャンペーンを作成していきましょう。MailChimpのダッシュボードから、「Create」あるいは「Create Campaign」ボタンをクリックします。今回は、「Create Campaign」ボタンから作成していきます。そして、どのタイプのキャンペーンか聞かれるので「Email」を選択します。すると、「A/B Test」というタブがあるので、これに切り替えます。あとは「Campaign Name」の欄にキャンペーンの名前を入力して、「Begin」ボタンをクリックします。

10. 誰にメールするのかを決める(オーディエンスの選択)

10 誰にメールするのかを決める オーディエンスの選択

次に、誰にメールを送るのかを選択していきます。これは、ABテストだけでなく、他のキャンペーンを作成するときでも同じです。最近、MailChimpでは「List」から「Audience」という呼び名に変わったんですけど、基本的には同じです。ということで、ドロップダウンから送りたいオーディエンスを選択します。あらかじめセグメントを作っている場合は「Segment or tag」を使えば良いですし、グループを作っているのであれば「Group or new segment」を使っても良いです。

セグメントとかタグ、グループというのはざっくりというと、お客さんのグループのことです。例えば、顧客なのか非顧客なのか、あるいは、見込み客なのか顧客なのかみたいな感じです。これらをどうハンドルするかは人それぞれです。MailChimpの「Tip」では、セグメントを選ぶと14.99%クリック率が上がると言われているので、オススメはセグメントで管理することですね。今回は、「Entire audience」にチェックを入れて、作成していきます。

11. 変数を設定する

11 変数を設定する

ここからは、変数のステップになります。まずは、「Subject line-件名」、「From name-送信者名」、「Content-本文」、「Send time-送信時間」の4つから変数を選択します。プラスボタンをクリックして、コンビネーションを追加していきます。コンビネーションの数はプラスボタンで追加、マイナスボタンで削除することができます。

次に、パーセンテージの項目があるんですけど、ここでどのくらいの人にテストメールを送るのかを設定します。例えば、1000のリストがあって、50%に設定すると、500人にまずテストメールを送り、残り500人で「Winning」を決めていきます。MailChimpには、1つのコンビネーションあたり5000のリストを推奨しています。つまり、3つのコンビネーションなら1万5000のリストが必要ということです。

最後は、いつ最適なコンビネーションを決めるかの設定です。まずは、基準をドロップダウンから選択します。クリック率なのか開封率なのか、総収益なのか、手動で決めるのかを選択できます。また、メールを送った直後に結果が欲しいかもしれませんが、開封はゆっくりされていくので、「1 days」とかに設定しておくと良いと思います。

12. バリエーションを作る

 

12 バリエーションを作る

次に、件名の設定をしていきます。「Name your test」の欄にテストの名前を入力します。ここで設定した名前は、お客さんには見えません。だから、管理用にわかりやすい名前をつけておきましょう。

そして、今回は件名を3つテストしていくので、「Email subject 1」、「Email subject 2」、「Email subject 3」のそれぞれに件名を入力していきます。「Preview text」は開いた人の端末によるんですけど、件名の横に表示される文章になります。だから、ここにティーザーみたいな文章を記入しておくと、さらにクリック率が高まると思います。

あとはデフォルトのままでOKだと思います。Googleアナリティクスを連携している方は、「Google Analytics link tracking」にチェックを入れておきましょう。設定が終わったら、最後に「Next」ボタンをクリックします。

13. 本文を作る(メールをデザインする)

13 本文を作る メールをデザインする

ここからは、実際にコンテンツを作成していきます。まずは、テンプレートを選択しましょう。あとは、本文を作成して行ってください。フッター部分が英語表記だと嫌な場合は、日本語に変更する必要がありますね。

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作成が終わったら、「Preview and Test」からブラウザでメールがちゃんと見れるかどうか、それからメールを実際にあなたのEメールアドレスに送信してちゃんと作成したメールが届くか確認してみてください。ブラウザで確認する場合は「Enter preview mode」、テストメールを送信する場合は「Send a test email」を選びます。

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終わったら、「Confirm Before Sending」ボタンをクリックします。

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すると「You’re all set to send!」という画面に遷移するので、ここで全部にチェックが入っているか確認します。テンプレートのままでコンテンツを作成しているとアラートが表示されますので、注意してください。

14. テストメールを送信する

14 テストメールを送信する

では、実際にメールを送信していきましょう。「Schedule」を選択すると未来配信することができて、「Send」を選ぶと今すぐ送信することができます。「Send」を選んだ場合は、ポップアップが表示されたら「Send Now」ボタンをクリックすれば、実際にメールが送信されます。

今回、僕は「After 4 hours」に設定したので、4時間後に開封率やクリック率、購入率などを総合的に判断して、MailChimp側で自動的にベストな件名を選び出してくれます。

15. お客さんにはこんなメールが届きます

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今回は、僕が3通とも受け取るように設定したので、上の画像のように3タイプの件名のメールが届きました。実際にクリックして開いてみると、開封したというデータがMailChimpの方にいきます。そして、4時間後にベストな件名が選ばれて、残りのリストに対してその件名でメールが送信されます。

MailChimpでステップメールを作る方法

Last updated on 2019年5月15日 By 石崎 力也

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どうもこんにちは、石崎力也です。

今日は「MailChimpでステップメールを作る方法」をお伝えしていきます。このレクチャーであなたが学べることは次の5つです。

  1. ステップメールの配信方法
  2. 誕生日プロモーション
  3. サインアップ後の教育メール
  4. マージタグの使い方(置換文字)
  5. フッターを日本語に翻訳する方法

色んなステップメールのパターンあるんですけど、今回は誕生日のプロモーションを作っていこうと思います。例えば、誕生日の1日前に告知して、誕生日クーポンを配って、誕生日の翌日にクーポンが切れるみたいな、一連のステップメールを作ってみようと思います。あと、サインアップ後の教育メールもお伝えしていきます。これは、いわゆる情報商材を売る時の普通のステップメールです。「登録ありがとうございました。」と言った次の日から、1日1通、2通送って、それでお客さんを教育していくというステップメールですね。このレクチャーを受講するために必要なものは、

  • MailChimpのアカウント
  • Audienceの作成
  • セグメントの作成
  • 独自ドメインのメルアド(任意)
  • MailChimpの基本的な操作方法

です。Audienceとは、リストのことなんですけど、それを作成しておいてください。あとは、セグメントも作成しておくと便利です。それから、独自ドメインのメルアドがあると良いですね。@gmail.comからメールがくるよりも、@haamalu.co.jpみたいにブランド名なり、会社名のメルアドから来る方が良いですよね。あとはMailChimpの基本的な操作方法は分かっておいていただきたいです。受講対象者は、次の通りです。

  • Eコマースの運営者
  • デジタルコンテンツの販売者
  • プロモーター
  • ウェブマーケター
  • ウェブコンサルタント
ShopifyやBigCommerce、WooCommerceといったEコマースで物を売っている人が対象です。あとは、物販じゃなく、触れられないデジタルな物を販売していたり、Udemyの先生やSkillShareの先生、ShareWisの先生もここに含まれます。それではノウハウに移っていきましょう。

1. ステップメールとは?

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ステップメールは、一連の、複数のメールのことです。マーケティングオートメーションと言われたりもします。なんでマーケティングオートメーションが必要かと言うと、例えば、誕生日の人にプロモーションのメールを送るとか、サインアップした人にメールを送るとか、あとは新しく発売した新商品の告知をするなどのメールを、お客さん一人一人に合わせて、自分がライブで送っていたら仕方ありません。だから、何らかのトリガーを設定して、そのトリガーの条件に見合った人にだけ送るという設定をしておくと、同時並行的にメールを送ることができます。こういう意味でステップメールが必要です。

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オートメーションを使うことによって、お客さんと効率良くコミュニケーションができ、適切なタイミングで適切なコンテンツを送ることができる。

MailChimpはこのように言っています。誕生日の時に誕生日のメールを送ったり、あるいは新商品を販売した時に送ったりできるということです。そういうのを全部オートメーションで管理できます。

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僕から一言お伝えしたいのは、テンプレを参考にしてくださいということです。レシピみたいなのがたくさんあります。誕生日の人にクーポンを送るというパターンとか、カゴ落ちした人を拾ったり、あるいは、頻繁に購入しれくれるお客さんじゃなくて、購入してからしばらく経つ人を復活させるパターンなどの一連のテンプレもあります。あとは、登録してくれた後に、教育のメルマガを送ったり、特定のURLをクリックした人に特定のメールを送りたいとか、年次のイベントで、プライムセールスみたいに、特定の日にメールを送るというテンプレートも用意されています。本当に売上に直結するテンプレートがたくさんあるので、積極的に使ってみてください。MailChimpを使う時は、自分の頭の中にあるものを、どうやったら実装できるか考えて実装しても良いですし、MailChimpが用意してくれたテンプレートをベースにして、どういう風にして自分のビジネスに使えるかなと考えるだけでも色んなアイディアがあるので、是非やってみて下さい。

2. ステップメールを送る4つの理由

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何でステップメール送るのかということなんですけど、これは前回少しお伝えしましたよね。全部ライブで送っていたら、全てのお客さんを拾うことはできなくなるからです。「あ、そういえば今日は何々さんの誕生日だった。」とか、お客さんの誕生日が来る毎に「何々さん、いついつ誕生日ですよね。」と送っていたらしょうがないですよね。そういった、複数のタスクを同時並行的に行うためにステップメールを送ります。それから、ステップメールでは基本的に見込み客の教育を行っていきます。サインアップ後に送るメールのことです。一通に比べて複数回送った方が、やっぱり僕たちの認知度が上がってくるので、それに伴って売上がアップしていきます。

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ステップメールを送る4の理由を次にご紹介していきます。

理由#01. エバーグリーン

これは、オートメーションということです。止めずにずっと自動で回せるということですね。3月3日にオプトインした人に対しては、その7日後の3月10日にオファーして、3月4日にオプトインした人には3月11日にオファーするみたいなことができます。

理由#02. 教育

2つ目は、見込み客の教育です。

理由#03. マーケティングオートメーション

マーケティングオートメーションもすごく大事です。例えば、MailChimpにはお客さんをランク付けする機能があります。開封率の高い人とか、売上合計15万円超えた人、あるいは、よくクリックしてくれるような人みたいな感じでお客さんを分岐し、その分岐したお客さんに、別々のメッセージを投げることができます。

理由#04. 同時並行

あとは、同時並行です。これはもう何度も言っているように、毎日、一通一通送っていたらしょうがないから、ある程度自動化できるものは自動化しておきましょうということです。そして、同時並行的にハンドルしていくということですね。

3. ステップメールで成功しているビジネスの事例

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ステップメールで成功している事例として、MailChimpで紹介されている桃を販売する会社のビーチトラックを紹介させて頂きます。

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Stephen Roseさんという方が運営していて、彼はShopifyを使って、桃を売っているそうです。こういうEコマース系で、MailChimpが使われる最大の理由は、やっぱり、かご落ちです。かごに入れたけど買ってくれなかったというのは、ものすごく購買力の高いお客さんだから、背中をひと押しするだけで売れるというパターンが多いので、そのひと押しを仕組み化してしまいます。

それだけじゃなくて、サインアップした時にIPアドレスを追跡して、お客さんの住んでいる場所をベースにプロモーションを打っているとも言っていました。そんな感じにして、お客さんを戻して、購入を完了させるという戦略がうまくいっているそうです。オートメーションを組んだおかげで、全部自動化されて、桃を発送するとか、あるいは、桃を作るという自分の大事な事にフォーカスできるようになったと言っていました。

4. 定義を理解する

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まず、ステップメールを作るためには、定義を理解しなきゃいけません。この定義を理解していなかったら、本当に先に進めません。例えば、Delayとか、Triggerとか、こんなのはさらに細分化されていて、そこを細かく理解しておかなければ、自分のやりたいことを実現できなくなるので、とりあえず定義を理解しておいて頂ければと思います。

定義#01. Automation

「Automation」はステップメールのことなんですけど、特定のトリガーを元にして、オートメーションが発動します。そのトリガーって本当にたくさんあるんですね。例えば、一番わかりやすいのはサインアップされた瞬間だったり、あるいは、カート落ちした瞬間だったりとか、商品を買わなかった人だったり、商品を買った人、特定のURLをクリックした人、別のワークフローからやってきた人、誕生日がやってきた人、みたいな感じでいろんなトリガーがあります。そのトリガーをベースにして、Eメールを送ります。

定義#02. Campaign

それで、シリーズなので一通じゃなくて、1通、2通、3通、4通、5通と複数のメールを送っていくのがオートメーションです。いわゆる、ステップメールというやつです。それから、MailChimpの場合は「Campaign」というのがあります。これは、リアルタイムで送るものです。即時配信だと思ってください。

定義#03. Workflow

次は「Workflow」ですね。これはオートメーションよりも更に一個上の概念で、Workflowには、スケジュールとコンテンツがあるわけです。例えば、一つのビジネスにおいて複数のワークフローを作ることができます。商品を購入してくれた人用のワークフローを作ったりとか、今から商品を買おうとしとる人に向けてのワークフローを作ったり、購入してくれた人用のワークフロー、セールスページまで見たんだけど実際には買わなかった人に買わせるワークフローも作っていけます。そのワークフローのことです。

定義#04. Delay

「Delay」は遅れのことですね。トリガーを設定しますが、条件を満たした人に対して、いつ送るかです。例えば、誕生日の1日前に送るのか、1日後に送るのかという感じです

定義#05. Queue

次は、「Queue」ですね。「Queue」は列のことなんですけど、どのくらいの条件を満たしたメールが、今あるかということです。例えば、9月1日の誕生日の人にそのクーポンを配るみたいなメールを送ったとしたら、メールを設定したとします。そしたら、その条件を満たす人が、今何人この列の中にいるのかというのが出てきます。

定義#06. Trigger

次は「Trigger」です。トリガーは先ほども説明したみたいに、引き金です。いろんなトリガーがあるので、自分の実装したいステップメールはどういうものかを理解して、適切なトリガーを選びます。

5. ステップメールの種類

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次に、オートメーションのタイプを確認していきましょう。

タイプ#01. Featured

これは、MailChimpがおすすめするやつです。

タイプ#02. Tags

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タグはよく使います。実は、これは最近MailChimpに導入された概念なんですね。昔はグループとか、セグメントでハンドルしたんですけど、ConvertKitとかInfusionsoftがタグをずっと使っていて、それがいよいよ、MailChimpにも導入されました。だから、タグとグループとセグメントを併用している状態なんですけど、シフトしていくのはタグです。グループとかセグメントはいずれ消していくと思います。

使い方は、例えば、購入してくれたらその人にタグをつけるという条件にしたい場合、「見込み客を集める方法」というオンラインコースを持っているのであれば、そのままのコースタイトルをタグにして、そのお客さんにタグをつけていきます。そしたら、そのタグついた人に今度はバックエンドを売っていくわけです。さらに、その上位商品のタグも用意し、そのタグが付いたら今度は更に高額な商品を売っていくみたいな感じです。

タイプ#03. Subscriber Activity

これは、読者のアクティビティですね。例えば、サインアップしましたとかグループがアップデートされましたみたいなやつです。

05 ステップメールの種類 1

例えば、「Welcome message」では、サブスクライバーがサインアップしたら、ウェルカムメッセージを送るとかできます。「Onboarding series」と「Educational series」は似ています。「Onboarding series」はティップスとか、リソースを送っていくと書いてあるんですけど、サインアップをベースにしてすぐにメールを送るとか、前のメールから1日後に送られてくるというのは同じです。

05 ステップメールの種類 2

次は「Respond to subscriber updates」は、サブスクライバーのプロファイルに、なにかアップデートがあったらというやつですね。例えば、グループに追加された時とか購入者というグループを作っていて、誰かがなにかを購入したら、そのグループに入る時とか。それをベースにして送っていくんですけど、あくまでもこっちはデフォルトです。僕は最大45通まで作ったことがあるんですけど、45通作ったら、Eメール1、Eメール2、Eメール3みたいに45通までいくわけですね。「Removed from group」は、何らかの理由でグループから外れた場合に、このメールが届くという設定です。あんまりこれは使ったことがないです。

「List field change」は、例えば、名前とか、パスワードとかが変わった時にMailChimpで変えられるんですね。それで、それが変わった時にこういうメールを送という設定になります。

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「Thank pop-up form subscribers」は普通にサンキューメッセージです。

タイプ#04. E-Commerce

EコマースはShopifyとか、WooCommerceとかですね。そういったサービスとコネクトしている場合は使えます。

05 ステップメールの種類 3

「Abandoned cart email」は、カゴ落ちです。これは、一番重要です。「Abandoned cart series」は、複数のメールです。

05 ステップメールの種類 4

「Product Follow-Up」は、購入した人に送るメルマガのことです。クロスセルしてみたり、上位商品を売ってみたりとかですね。

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「Thank first-time customers」は、初めて商品を購入してくれた人に対してメール送るかどうかです。

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次は「Reward your best customers」です。MailChimpではお客さんにバリューを追加することができるんですけど、この人が18万円以上購入したらその人をベストにするとか、あるいは、購入者じゃなくて読者の段階で開封率が高い人、クリック率が高い人をベストにするみたいに、色んな基準をつけることができます。そのベストカスタマーに対して、さらに上位の商品をオファーしていくということです。

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「Customer re-engagement」は、例えば、以前に商品を買ってくれたけど、それからしばらく購入してないなという人を、また自分たちのストアに戻すようなメールです。

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「Order Notifications」は、Amazonとかで僕たちが商品を購入したときに届く注文完了のメールのことです。

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「Retarget site visitors」は、Facebook広告とかで、来てくれたお客さんに送るというやつです。

タイプ#05. Date Based

これは、日付ベースです。例えば、誕生日とか、サブスクリプションモデルで、1年間で契約が切れるとしたら「残り何日になりました。」みたいに、そのタイミングで何かを送ることもできます。

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「List added date」は、例えば3月3日に入ったなら、3日から1か月後みたいな感じで指定できます。「Birthdays」をやる場合は、もちろんサインアップする時にお客さんから誕生日を入れてもらわなきゃダメですね。「Specific date」は、12月25日みたいに具体的な日付を指定します。「Recurring date」は繰り返しという意味です。だから、この年の、この時に何々を送るという指定ができます。

タイプ#06. API

これはWooCommerceとか、BigCommerceみたいなサードパーティーのストアとかを使っている場合は、APIで連携できます。

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APIは、使える場合に使ってみてください。でも、日本のWebサービスで公開しているのは少ないです。

タイプ#07. Custom

カスタムも、使うことがありますね。それ以外に漏れているやつです。

6. 誕生日を祝うステップメールを送る方法

06 誕生日を祝うステップメールを送る方法

じゃあ早速オートメーションを作っていきましょう。今回は、誕生日のメールを送っていきたいと思います。まずは、「Campaigns」に行きます。そして、「Create」ボタンをクリックします。そして、「Email」を選択します。今までは「Regular」を使っていたんですけど、今回は「Automated」を使っていきます。それで「Date Based」に切り替えて、「Say ‘happy birthday’」を選びます。

次に、どのオーディエンスを使うか聞かれるんですけど、選択できないと思います。出てこない理由はサインアップフォームで誕生日を取ってないからです。だから、まず最初にオーディエンスから設定していく必要があります。

7. 誕生日専用のフォームを用意する

07 誕生日専用のフォームを用意する 1

誕生日のステップメールを送りたかったら、お客さん誕生日を入力してもらう必要があります。それを入れてもらう部分はどこかにあるかというと、リストフィールドです。まずは、「Audience」に行きましょう。「Current audience」でリストを選択して、「Manage Audience」から「Signup forms」にいきます。次に、「Form builder」の「Select」というボタンをクリックします。

07 誕生日専用のフォームを用意する 2

そして、フォームに誕生日を追加しましょう。「Birthday」があるので、ドラッグ&ドロップで追加します。追加できたら、「Field label」でラベルを日本語に変えましょう。「Required field」は、記入を必須にするかどうかです。最後に、「Save Field」ボタンをクリックして完了です。

8. 3通のステップメールを作成する

08 3通のステップメールを作成する 1

6では、オーディエンスを選択できなかったんですけど、7で誕生日のフィールドを追加したので、これで選択できるようになりました。6と同じ要領で、オーディエンスの選択画面にいきます。そして、ドロップダウンから適切なオーディエンスを選択します。必要があれば、「Campaign Name」でキャンペーンの名前を変更して、「Begin」します。

08 3通のステップメールを作成する 2

すると、上の画像のような画面に遷移してきました。これがオートメーション特有の画面です。これはもう昔からずっと変わってないです。1通目は、誕生日の1日前がトリガーになっていて、2通目は誕生日のその日に贈るメール、そして3通目は誕生日の後に送るメールとなっています。例えば、1日間有効のクーポン送るとします。そしたら、「1 day before」の時に、例えば、4月2日誕生日の人だったら「4月1日にこのメールがいきます。明日クーポンを発行する予定です。なぜなら、あなたの誕生日だからです。」と言うわけですね。そして、誕生日当日の4月2日に「ハッピーバースデー!おめでとう、クーポン発行しました。これは二日間に限り有効ですよ。つまり、明日までなら使えます。50%オフですよ。」というメールを送ります。その次の日に、「昨日お送りしたクーポンはご利用になられましたでしょうか?あなたが誕生日なので50%オフのクーポンを送らせて頂きました。それは今日までです。」みたいな感じのメールを送るわけですね。これが誕生日を祝うステップメールです。

9. Eメールのコンテンツを作りデザインする

09 Eメールのコンテンツを作りデザインする 1

「Design Email」でメールをデザインしていきましょう。「Name your email」で名前をつけましょう。これは管理者しか見えないので、「クーポンの告知」みたいな名前でOKです。次の、「Email subject」は、件名です。「Preview text」はあってもなくても良いです。「From name」と「From email address」は既に入っています。ここまでの設定が終わったら、「Next」します。次は、テンプレートを選択する画面に遷移するんですけど、ここではどれを選んでも良いです。

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あとは、適宜、本文を変更していきましょう。ブロックを選択して、右側に表示される編集画面でテキストを変更できます。お客さん毎に「〇〇さん」としたい場合は、マージタグを使いましょう。

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編集が終わったら、「Save & Continue」をクリックします。同じ要領で、他のメールも編集していきましょう。

10. 配信日程とスケジュールを変更する方法

10 配信日程とスケジュールを変更する方法

今は、誕生日の1日前という設定になっているんですけど、日付を変えることもできます。「Edit」にいって、日数を変更します。あとは、「before」か「after」を選択して「Update Trigger」をクリックして完了です。

11. 配信の曜日と時間について

11 配信の曜日と時間について

次はスケジュールを変えていきましょう。デフォルトでは、「Everyday」となっています。これは、月曜日から日曜日に送信されるという設定です。ということで、「Edit」で設定していきましょう。「On what days should this email be sent?」では、メールを送信する曜日を選択します。でも、選択した曜日がその人の誕生日でない場合はメールは送られないので、「Every day」に設定しないとアラートが出ます。ということで、全てにチェックを入れておきましょう。

次は、時間ですね。今東京タイムに指定してあるんですけど、指定してなかったら「Edit」から設定してください。時間帯まで設定したら、「Save Schedule」ボタンをクリックして完了です。

12. タグやセグメントで受信者をフィルターする方法

12 タグやセグメントで受信者をフィルターする方法

次は、フィルターに関してです。例えば、すでに商品をたくさん持っている人に、新たにクーポンを送る必要はありませんよね。それをどう判断するかは、セグメントとかタグを設定していくんですけど、「Add」で見ていきましょう。そして、「Choose segment or tag」にチェックを入れて、「Subscriber is member of a segment or is taged」にチェックを入れ、ドロップダウンからセグメント、もしくはタグを選択します。今回は、セグメントで「顧客」というのを選択しました。そのセグメントには、3つのタグが含まれているんですけど、何かの商品を購入した人はこの「顧客」というセグメントに入ります。ということは、この場合、お客さんにだけクーポン送るという設定になります。まだ何も買っていない人には、クーポンを送らないということですね。

1通目でコンディションを設定してしまったら、それ以降はコンディションを設定する必要はありません。なぜかというと、1通目の条件を満たさずに、2通目にいくことはないからです。

13. MailChimpのPost Send Actionについて

13 MailChimpのPost Send Actionについて

次は、「Post-send action」の設定です。これは、メールが送られたときに、どういうアクションするかという設定です。僕はよく、このオートメーションが終わって、何も商品を買わなかったお客さんをグループから外すということをやっています。メールって年々変わっていきますし、客層の悪いリストが、僕たちのオーディエンスにいると、どんどん反応率が落ちていくので、こっちから切っていくということですね。

ということで「Post-send action」を設定していくんですけど、デフォルトでは「None」になっています。これを「Add」で変更していきます。今回は、「Unsubscribe from List」を選択します。そうすると、誕生日が来てクーポンをもらったけど、何も買わなかった人は自動的にリストから外れます。

誕生日のワークフローにおいて、「Unsubscribe from List」を選ぶのは本当は不適切なんですけど、例えば、サインアップして、最初の40日間ステップメール送るとしますよね。それで高い商品を売ったとします。その場合は、40日後も商品を買わなかった人が、今後も買うとは思えないから、こんな感じでリストから外してしまうと良いですね。

14. ステップメールをアクティベートする

14 ステップメールをアクティベートする

ここまでで、ステップメールが完成したとします。そしたら、ステップメールをアクティベートしなきゃいけません。まずは、「Next」にいきます。それで、全部にチェックがついているのを確認したら、「Start Sending」して、ポップアップでも「Start Sending」します。すると「Rock on!」という画面が表示されますので、これでアクティベートが完了です。

15. メルマガ登録直後にメールを送りたい場合のトリガー

15 メルマガ登録直後にメールを送りたい場合のトリガー 1

次に、別のオートメーションを作っていきましょう。6でやった時と同じように、「Create」から「Email」、「Automated」、「Welcome new subscribers」を選択します。そして、次の画面で「Education series」を選び、「Campaign Name」にキャンペーンの名前を入力し、オーディエンスを選択します。終わったら「Begin」ボタンをクリックします。

15 メルマガ登録直後にメールを送りたい場合のトリガー 2

今回は、メルマガ登録直後にメールを送信したいので、トリガーを変更する必要があります。「Edit」に行って、「Change Trigger」というリンクをクリックします。そして、「Select a new trigger」で「Audience management」に切り替え、「Signup」を選択します。次に、メールを送信する時間帯を選択するんですけど、登録直後に送りたい場合は、「Delay」で「immediately」を選択します。「Settings」では、マニュアルにインポートした場合にチェックを入れます。でも、今回はチェックを外したままにしておきます。最後に「Update Trigger」をクリックして完了です。これで、サインアップした直後にメールが配信されます。

16. 登録してから2週間後にメールを配信したい場合

16 登録してから2週間後にメールを配信したい場合

デザインに関しては同じなんですけど、今回は登録してから2週間後に2通目のメールを配信するという設定にしていきたいと思います。「Edit」に行って、「Delay」に「2」と記入し、「weeks(s)」を選択します。こうすると、2週間後にメールが送信されます。つまり、1通目のメールが4月1日に送られたのであれば、2通目は4月15日に送られます。例えば、1通目だけを送って、2通目を送らないというのはできません。オートメーションの場合は、必ず上から順番に、すべて流れるようになっています。

17. マージタグ(置換文字)の使い方

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次に、マージタグについてご紹介します。おそらく、日本のメルマガ配信会社であれば、置換文字となっていると思います。だから、「テンプレート」とかってやると、テンプレートに埋め込んだものが自動で置換されて現れてくるんですけど、そういう日本の国産のメルマガ配信会社よりも、はるかに多くのマージタグがMailChimpにはあります。わかりやすいところだと、「*|EMAIL|*」でお客さんのEメールアドレスに置換されますね。

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「merge tag mailchimp」と検索すると、カンニングシートの記事がヒットしますので、確認してみてください。よく使うのは、以下のマージタグだと思います。

  • *|FNAME|*:苗字
  • *|LNAME|*:名前
  • *|PHONE|*:Eメールアドレス
  • *|ADDRESS|*:住所
  • *|UNSUB|*:メルマガ解除
  • *|UPDATE_PROFILE|*:プロフィールの更新

「*|UNSUB|*」はメルマガの解除URLです。これは入っていなかったらメールを送っちゃだめだし、MailChimpはそれを許してくれません。それから、「*|UPDATE_PROFILE|*」も自動で入っていますよね。例えば、メールアドレスを変更したなら、それは自分でできることなので、このマージタグをクリックしてもらって変更してもらいます。

18. ステップメールにマージタグを埋め込む

18 ステップメールにマージタグを埋め込む 1

実際にマージタグを使ってみましょう。まずは、「Design Email」に行きます。そして、例えば、「Email subject」で「*|LNAME|*さん、購読ありがとうございます。」みたいな感じです。

18 ステップメールにマージタグを埋め込む 2

あとは、デザインのところでもやっていきましょう。自分でマージタグを入力しても良いんですけど、「Merge Tags」があるので、そこから追加してもOKです。

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アンサブは、元々フッターに入っています。URLとして入ってるんですね。だから、これを日本語に変えていくとき、もう一度自分でやり直す必要があります。

19. 初期設定のフッターを日本語に翻訳する

19 初期設定のフッターを日本語に翻訳する

今回は、フッターを日本語に変えていきましょう。まずは、「Our mailing address is:」を「発行者情報」に変更したり、「Want to change how you receive these emails?」を「メルマガの受信設定を変更したいですか?」みたいに変更します。その下の「You can update your preference or unsubscribe from this list.」は、「Eメールアドレスを変更する場合はこちら」と「メルマガの購読を解除する場合はこちら。」の2文にして、「Eメールアドレスを変更する場合はこちら」の「こちら」という部分に「*|UPDATE_PROFILE|*」というマージタグをリンクとして入れます。同様に「メルマガの購読を解除する場合はこちら。」の「こちら」には「*| UNSUB|*」を入れます。

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すると、上の画像のようにフッターが日本語に変わります。

MailChimpでメルマガを送る方法

Last updated on 2019年5月15日 By 石崎 力也

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どうもこんにちは、石崎力也です。

今日は「MailChimpでメルマガを送る方法」をお伝えしていきます。このレクチャーであなたが学べることは次の5つです。

  1. テンプレートの使い方
  2. メルマガをデザインする方法
  3. メルマガの配信方法
  4. 写真の編集方法
  5. 適切な時間に配信する方法

写真の編集方法は、すごい便利で、例えば1000px超えているとしますよね。でも、MailChimpの画像は600pxがマックスなので、大きすぎるとアラートが出ます。だから、画像が大きい場合の対処方法として、クロップして編集する方法などをご紹介していきます。最後の適切な時間に配信する方法というのは、MailChimpがビッグデータの会社だからこそできる技で、午前6時にメールを送信するのか、午後6時に送信すれば良いのかわからない場合は、自動でベストな時間に送信してくれます。このレクチャーを受講するために必要なものは、

  • MailChimpのアカウント
  • 写真/ロゴ
  • Audienceの作成
  • セグメントの作成
  • 独自ドメインのメルアド(任意)

です。写真とロゴを使うレクチャーがあるので、それらがあると楽かなと思います。Audienceは、リストのことなんですけど、それは作成しておいてください。独自ドメインのメルアドに関しては、Gmailのものでも良いんですけど、やっぱり、ちゃんとしたメルマガ発行者になりたければ、独自ドメインの方が良いと思います。このレクチャーは次のような人たちを対象としています。

  • Eコマースの運営者
  • デジタルコンテンツの販売者
  • プロモーター
  • ウェブマーケター
  • ウェブコンサルタント

それではノウハウに移っていきましょう。

1. キャンペーンとは?

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LPもEメールもDMも全てMaiChimpでできることなんですけど、それらはダッシュボードの左上にある「Campaign」にまとめてあります。

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MailChimpは、オールインワンのマーケットプレイスです。あなたが、Eメールをシェアしたり、広告を打ったり、いろんなメッセージをあなたの見込み客に投げる。それを全部「Campaign」と言っています。

とありますね。だから、お客さんに見せるものであれば、みんな「Campaign」なわけですね。

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まとめると、メルマガだけでなく、ステップメールもランディングページ、サインアップフォーム、ダイレクトメール、Facebook広告も全てMailChimpは、「Campaign」と呼んでいます。

2. なぜMailChimpでメルマガを配信するのか?

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MailChimpでなぜ、メルマガを配信するのかということなんですけど、1つは配信しやすいからです。次のレクチャーでお伝えするスキー会社の人は「全部ドラッグ&ドロップでできるのは素晴らしい。」と言っていました。僕も、そう思います。あとは、ビッグデータです。ビッグデータがあるからこそ、MailChimpが僕たちの代わりに、最適な配信時間とかを勝手に選んでくれるわけですね。そういう意味で、僕は、MailChimpをお勧めします。

3. MailChimpでメルマガを配信している会社の事例

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次にMailChimpを使っている会社の事例として、スキージャケットを販売する中小企業の方の言葉を引用させていただきました。彼は、「全部ドラッグ&ドロップでできるのは素晴らしい。」と言っていますし、「もうMailChimpをウェブサイトの延長と捉えています。」とも言っています。だから、メール配信するためだけにMailChimpを使うのではなく、LPも使っているし、商品もそこに掲載してあって、Facebookからお客さんをトラッキングしていたり、全部MailChimpで完結するという意味で、ウェブサイトの延長と言っています。

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「一番のベネフィットというのは、僕らが雇っているデザイナーなどの専門家よりも、簡単に良い感じのものを作れる。」と言っています。実際にそうで、クラウドワークスとかにいる専門家とかに投げるよりも、洗練されたメルマガを作成することができます。そのくらいMailChimpにあるテンプレートはすごく綺麗だし、そこに当てはめていくだけで、すごく洗練されたデザインになります。

4. MailChimpでメールを送る4つの手順

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「MailChimp 101」で検索していただくと、「MailChimp 101: Everything You Need to Get Started」という記事に、MailChimpを始めるのに必要なものが全部詰め込まれています。

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その記事の「Create your first email campaign」という項目に、メールを送る手順が書かれています。その手順は、次の4つです。

  1. Pick your template:テンプレートを選択する
  2. Add your content:コンテンツを追加する
  3. Choose your audience:オーディエンスを選択する
  4. Hit send:「Send」ボタンをクリックする

メールのコンテンツは、文章だけな感じがしますが、最近のEメールマーケティングの世界ではビデオだけとかグラフィックだけということもあります。そういうのを含めて、コンテンツと言っています。「Choose your audience」でオーディエンスを選択しますが、これはかつての「List」のことです。コンテンツを作ったら、どこにそのメールを投げていくのかを決めなくてはいけません。

5. メルマガのコツその1 – コンテンツ

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こちらのページには大事なことがたくさん突っ込まれているので、確認してみてください。ビッグデータを持っている大企業がMailChimpを利用しているので、MailChimpはビッグデータのビッグデータを持っているんですね。つまり、最適化するためにはこうしたら良いというアイディアがたくさんあるわけです。

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セールスレターの世界では、1メッセージ1アウトカムと言われています。あるいは、1レター1アウトカムと言われたりします。つまり、1つのレターで2つ、3つのことオファーしないということです。だから、「あなたが大好きです。」と言いたいなら「あなたが大好きです。」ということだけで、同じメールの中で「そういえば昨日のマクドナルドおいしかったです。」みたいなことを言わないということです。

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次は、「Be concise」です。これは、これ以上削れないくらい短くしろということを言ってまいす。だから、余分な部分は抜いてください。

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「Create a hierarchy」は、ヒエラルキーをつくってくださいということです。上から順番に大事なものを並べていくということですね。

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「Break it up」は、細分化するということです。見出しとかブレッドリストなど、セクションに分けることによって、みんなスキャニングとかスキミングとかと言われるんですけど、自分の欲しい情報だけを見ていけます。

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「Link out」は、ページが長くなりそうな場合は、リンクを出してしまうということです。そして、リンク先のページをブラウザで見てもらいます。つまり、全てのコンテンツをメールの中に詰め込まなくて良いということですね。

6. メルマガのコツその2 – テンプレート

テンプレートに関しては、2つあります。

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まずは「Start from scratch」です。テンプレートなので、そもまま使えるんですけど、最初からメールを作成した方が楽なこともあります。例えば、4つのカラムがあるテンプレートがあります。でも、自分は2つしか要らない場合は、4カラムに引っ張られて、4つのロゴを用意しようしてしまい、面倒になるんですね。だから、シンプルなテンプレートを選択して、自分でカスタマイズしていくと良いです。

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自分でカスタマイズしたものを、「Save your template」で、テンプレートとして保存することができます。

ということで、いきなりデザインされたテンプレートを使うよりも、自分のテイストに合わせてシンプルなものを選び、それを自分用にカスタマイズして、次回からはテンプレートから呼び起こしてメールを書いていくことをお勧めしています。

7. メルマガのコツその3 – ブランディング

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次は、「Identity」を確認していきましょう。「Label it」の「Label」というのはロゴとか名前のことです。それらをメールのトップにおきます。そうすることで、ブランディングになります。

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僕の場合は、ブログ更新通知でこんな感じで、ヘッドに画像を挟んでいます。これがまさにラベルのことです。

8. メルマガのコツその4 – ブランドカラー

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次は「Color」です。あなたの色を決めてくださいということです。海外のデジタルコンテンツとかを購入したりすると、最初の方であなたのブランドのカラーとブランドのロゴ、ブランドのフォントを決めるように言われるんですね。実際にオーストラリアの企業のCanvaというサービスがあるんですけど、そこでデザインしようと思ったら、あなたのブランドカラーとブランドフォントを最初に指定しないといけません。そうすると、次回からフォントを変更するとき、ドロップダウンメニューの上の方に表示されます。

それで、「Pick a palette」では、1色、2色でいけば良いんじゃないと言われています。僕のrikiyaishizaki.comの場合は、オレンジで「ff9900」と決めて、使い続けています。これをメールにも適用していってくださいということです。カラフルにしないでください。

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次「Separate your header and footer」では、ヘッダーとフッターを分けるように言われています。ヘッダーの背景色とフッターの背景色を変えると、どこからどこまでがヘッダーで、ここからここまでがフッターというのが、見た目で分かるようになるということですね。

9. メルマガのコツその5 – イメージ

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次は、「Image」です。前のレクチャーでお見せしたブログ更新通知のメールのトップには僕の顔がありましたよね。僕の顔を覚えてもらうというやつですね。サンドウィッチマンは、「顔だけでも覚えて帰ってください。」と言いますよね。そのくらい、顔を覚えてもらうことってすごい大事です。毎回その送信者名が出てきても、「これ誰?」となるメールがほとんどです。でも、石崎からメールが来たみたいな感じで、ブランドが確立されていると、あの人から来たというのが分かるわけです。だから、あなたのブランドアセットを使うようにしてください。1回決めたら、それを使い回しましょう。

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次の「Use photos」という項目なんですけど、メルマガといえども、文字だけじゃなくて、イメージを使った方が良いと書かれていますね。また、Envato Elementsとかストックフォトから写真を購入してきて、かっこよく見せるみたいなメルマガがありますけど、そうではなく、あなたのパーソナリティを売り込むのがメルマガなので、かっこいい写真じゃなくて良いです。iPhoneで十分綺麗な絵がとれます。だから、パーソナリティが出るような写真を使いましょう。

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次は、「Size your images」です。これも大事で、画像が潰れたり、伸びたりしないようにします。やっぱり、みんな地下鉄とか通学・通勤中に見たりするので、生のデータを使うとでかいので、サイズダウンする必要があります。MailChimpには、その機能があります。ワンクリックするだけで、600pxくらいになります。このくらいになると、少なくとも日本であればパッと表示されるようになります。ということで、とりあえず写真を小さくしておく、そしてあなたのパーソナリティが出るものを用意しておきましょう。

10. メルマガのコツその6 – レイアウト

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次は、「Layout」です。まず1個目は、「Organize for quick reading」ですね。みんな、マーケティングEメールは15秒も読まないので、15秒以内で伝えられるようにするか、あるいは15秒以内にその人が何を言いたいかというのを伝えられるようにすることが重要だということです。だから、種々雑多ないろんな情報を載せるんじゃなくて、分かりやすいようにコンテンツを配置しておきましょう。10 2

次の「Make room」は、スペースを作るということです。これ言うと怒られるかもしれませんが、フォレスト出版さんの本がそうですよね。行と行の間があって、読みやすいといえば読みやすいです。あれがフォレスト出版さんのお客さんなんだと思います。また、文字数にすると、他の業種とかの2分の1とかの可能性もあります。実際にフォレスト出版さんはビジネス書に関しての本をたくさん出しまくっていて、いずれもベストセラーになっているので、たくさんスペースを作りましょう。

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「Align your content」では、少ない文書量だったら真ん中揃えにしても良いんじゃないかとあります。でも、量が多くなってくると、左揃えにした方がわかりやすいんじゃないかと言っています。

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最後の「Define your sections」では、たくさん言いたいことがあるなら、ディバイダーを使ってコンテンツを分けて下さいと言っています。

11. メルマガのコツその7 – フォント

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次に、「Fonts」を確認していきましょう。まず1つ目の「Keep it legible」は、読みやすく、判読可能にするということですね。文字が小さいとかはアウトで、14-16pxの間が良いんじゃないですかと提案してくれています。また、長いメールの場合は14pxで、短い合だったら16pxでどうですかとも言っていますね。ちなみに、短いやつというのは2~3秒くらいの文章になります。

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次、「Choose your fonts」は、あなたのフォントを選んでくださいということです。「serif」を使ったらよりお洒落な感じがして、「san serif」を使ったら少しだけカジュアルな感じになると書かれています。それで、だいたい2、3のフォントを選ぶようにしてくださいとありますね。でも、僕は1つで良いと思います。

12. メルマガのコツその8 – CTA

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「Calls To Action」は、お客さんにやってほしいことです。よくCTAとかって言われたりするんですけど、基本的にはボタンになると思います。まずは「Know your CTAs」ということで、メルマガで何をしてもらうのが目的なのか、つまり、商品を購入してもらいたいのか、それともブログを読んでもらいたいのかを決めてくださいということですね。

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次は「Be clear」です。これは、わかりやすくするということです。だから、「購入してください。」とか「今すぐ僕のメルマガみてください。」、「今すぐ僕のブログを見てください。」みたいにわかりやすくしておくということです。

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次は「Make it obvious」です。例えば、利益率の高い商品と低い商品を用意しているのであれば、利益率の高い商品のボタンを少し大きめにしてみてくださいということです。

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「Set expectations」は、期待を裏切らないというか、何が起こるのかを想像させるということです。そのためにはサブコピーをつけて、「ここをクリックすると、いきなり購入のフォームに行きます。そこであなたはこうしてくれると、こうなります。」みたいな感じで、何が起こるかを書きましょうということですね。

13. キャンペーンを作成する(メルマガを送る)

13 キャンペーンを作成する メルマガを送る

さっそくメールを送っていきましょう。そのやり方は、トップページから「Campaings」に行くか、「Create」ボタン、「Create Campaign」ボタンをクリックします。今回は、「Create」から作成していきます。すると、何を作るのか聞かれるので、今回は「Email」を選択します。

そしてタイプが聞かれます。今回は、「Regular」を使っていくんですけど、これは即時配信のことです。例えば、「今たくさん天ぷらを作って、その売れ残りがあるから今すぐ買いに来てくれませんか?」というのを地域の人に贈るみたいな場合に使います。そして、「Campaign Name」の欄に名前を入力し、「Begin」ボタンをクリックします。

14. テンプレートを選択する

14 テンプレートを選択する

では、次にデザインしていきましょう。「Design Email」ボタンをクリックします。すると、テンプレートを選択する画面に遷移するので、好きなものを選択してください。

15. MailChimpのデザインはドラッグ&ドロップ

15 MailChimpのデザインはドラッグ ドロップ 1

MailChimpのメルマガをデザインする際、基本となる操作方法はドラッグ&ドロップだということを覚えておいてください。上の画像のように、操作します。

15 MailChimpのデザインはドラッグ ドロップ 2

今テキストのブロックを追加したので、文章を変更していきます。画面の右側に編集する項目があるので、文言を変更して、「Save & Close」ボタンをクリックします。こんな感じで、必要に応じて、ブロックを追加して、編集していきましょう。僕なんかはちょっとマニアックになるんですけど、Deadline Funnelsという締め切り管理ツールを使っています。何か商品をローンチした時に「残り何分です。」みたいなカウントダウンタイマーを表示させるという機能は、デフォルトでないので、そういう場合は「Code」というブロックを使って、サードパーティーのコードをペーストすると、お客さん毎に「残り何時間です。」というタイマーが表示されたりします。

16. 文章(テキスト)を追加する方法

16 文章 テキスト を追加する方法 1

テキストを追加したいとなった時に、一番ベストなのはブロックをクリックして、直に書いていくことです。

16 文章 テキスト を追加する方法 2

でも、サイトとかからフォントや色をそのままコピペしたい場合は、その文章をコピーしてきて、「Text」ブロックを追加してペーストすると、そのスタイルまで持ってきてくれます。

17. 他のエディターで書いた文章をMailChimpにペーストする場合

17 他のエディターで書いた文章をMailChimpにペーストする場合 1

自分がWordとか、Pages、Google Docsで書いたものをペーストすると、そのままスタイルまで影響してしまいます。じゃあ、影響されないようにするにはどうすれば良いのかなんですけど、その場合は「プレーンテキストとして貼り付け」でCommand+Vします。

17 他のエディターで書いた文章をMailChimpにペーストする場合 2

今大きいフォントのところで、ペーストしたから全部大きい文字になってしまったんですけど、小さい文字の横にカーソルを置いてやると、左のものに影響を受けるので、文字が小さくなります。

17 他のエディターで書いた文章をMailChimpにペーストする場合 3

それから、思っていたのと違うと思ったら、全選択して、「書式を解除」するとフォントがプレーンなものに戻ります。

18. 文字のスタイル(装飾)を編集する方法

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次に、スタイルをどういう風にして加えていくか、あるいは装飾する方法をご紹介していきます。テンプレートを選んだ時点で、セクションに分かれています。そこにどういう風にアクセスしていくかなんですけど、「Design」にタブを切り替えると、セクション毎に並べられています。

18 文字のスタイル 装飾 を編集する方法 1

例えば、ヘッダーのテキストを統一させたいという場合は、「Header」を選択して、そこで背景色を変更したり、フォントを変更していきます。

18 文字のスタイル 装飾 を編集する方法 2

もうちょっと細かく、同じヘッダーでもその中のブロック毎に設定したいという場合は、そのブロックを選択して、「Style」にいきます。「Apply to all existing block」というチェックボックスにチェックを入れると、全てのブロックに適用させることもできます。

18 文字のスタイル 装飾 を編集する方法 3

他には、上書きしたい場合はブロックを選択して、個別に装飾していくことになります。全体の統一感を出すためには先ほどやったように、「Design」から設定を変更していきましょう。

18 文字のスタイル 装飾 を編集する方法 4

あとは、1カラムのブロックを2カラムでハンドルしようと思ったら、そのブロックを選択して「Settings」に行き、「Number of columns」で「2 columns」を選択します。そうすると、2カラムになります。

19. 写真を挿入する2つの方法

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ここからはイメージ写真の使い方、アップロード方法についてご紹介していきます。ブロックを見ていただいたらわかるんですけど、イメージは全部で4つあります。どれも写真をハンドルするんですけど、ちょっとずつ違いがあります。でも、ブロックからイメージがつくと思います。「Image」なら単体で画像を追加するブロックで、「Image Group」なら複数の画像を追加するブロック、「Image Card」と「Image Capthion」はイメージと文章が追加できます。

19 写真を挿入する2つの方法 1

画像の追加方法は、大きく分けて2パターンあります。まずは、ドラッグ&ドロップでブロックを追加し、「Browse」でコンテンツマネージャーに行って、画像を選択します。

19 写真を挿入する2つの方法 2

画像が大きいとアラートが出るので、「Let’s fix it」で編集していきましょう。そして、「LOCK DIMENSIONS」で600pxまで下げたりします。そして、「SAVE」することによってアラートが消えます。

19 写真を挿入する2つの方法 3

もう1つのパターンは、文章に画像を突っ込むパターンです。まず、写真をクリックし、画像を選択して「Insert」ボタンをクリックします。そして、「Save & Insert Image」ボタンをクリックすると、画像が追加されます。

実は、イメージのブロックでやるとリサイズされ、自動的に、端末毎に大きさを変更してくれます。でも、テキストブロックの中に写真を入れてしまうと、文字が小さくなってしまいます。これが少し難点ですね。

20. Finderから写真をドロップして挿入する方法

20 Finderから写真をドロップして挿入する方法

次に、ドラッグ&ドロップでイメージを追加する方法をご紹介します。同じように、イメージのブロックを追加します。そして、一旦セーブしておきます。この状態で、Finderを開いてドラッグ&ドロップで画像を追加することができます。あとは、アップロードが終われば自動的に表示されます。

21. MailChimpで写真を編集する方法

21 MailChimpで写真を編集する方法 1

次に、写真を編集する方法をご紹介します。まず、写真を選択します。そうすると「Edit」という文字が現れるので、これをクリックします。そして、クロップしたい場合は、「Square」か「4:3」、「16:9」、あるいは「Custom」でリサイズします。そして、「SAVE」すれば反映されますね。他には、以下の項目があります。

Filters

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これは、インスタグラムみたいなレタッチ機能になります。

Adjust

21 MailChimpで写真を編集する方法 2

色の鮮やかさや露出を調節したり、Lightroom みたいな設定ができます。

Focus

21 MailChimpで写真を編集する方法 3

フォーカスは、一眼レフで撮ったみたいな感じでボケ感を出すことができます。

Text

21 MailChimpで写真を編集する方法 4

あとは、テキストを追加することもできます。このテキストも色を変えたり、ロテーションを出すことができたりします。

Text Design

21 MailChimpで写真を編集する方法 5

Canvaにあるような、テキストデザインも追加できますね。

Sticker

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「Sticker」ではスタンプを追加することができます。

Brush

21 MailChimpで写真を編集する方法 6

「Brush」では、ブラシ加工ができます。

Frame

21 MailChimpで写真を編集する方法 7

「Frame」では、画像の外側にフレームをつけることができます。

Overlays

21 MailChimpで写真を編集する方法 8

「Overlays」では、画像にハートをつけたり、雰囲気を出すわけですね。

22. 履歴を使って写真を復元する方法

22 履歴を使って写真を復元する方法

今、写真を編集してきて原型をとどめていない状態です。MailChimpは、僕たちが変更してきたプロセスを全部覚えておいてくれるので、簡単に戻れます。まず写真を選択して、「Replace」をクリックします。そうすると、コンテンツマネージャーにいくので、画像を選択して「View Details」をクリックします。そうすると、「Revision History」ということで、過去の画像が並んでいます。戻したい物を選択して「Insert」すると、それが反映されます。

23. コンテンツを完成させる

本当に、MailChimpにはいろんなブロックがあるので、実際に使ってみてください。例えば、ShopifyとかWooCommerceと繋いで、URLを埋め込んだら、WooCommerceに行かずとも、Squareで決済できます。そんな感じで、サードパーティーとの連携も素晴らしいし、なんならEコマース系のをサイトを持っていなくてもMailChimpだけで決済することができます。実際に、ランディングページ機能もあるので、MailChimpだけで完結します。

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ということで、話を戻します。これまでに、色々とデザインしてきましたが、全部の編集が終わったら、最後に「Save & Close」しましょう。

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それで、上の画像のように「Content」にチェックが入ったら、OKです。編集が終わっていないと赤くアラートが表示されるので、注意してください。

24. 件名を記入する

24 件名を記入する

次に、件名を設定していきましょう。「Add Subject」をクリックして、「Subject」の欄に件名を入力します。それから、「Preview Text」というのは、件名の後に表示される文章になります。それも設定できます。そして、最後に「Save」しましょう。

25. 送信者名と送信メールを指定する

25 送信者名と送信メールを指定する

次は、「From」で送信者名とメールアドレスを登録していきましょう。「Add From」して、「Name」の欄に送信者名、「Email address」に送信者のEメールアドレスを入力します。

26. To(受信者)を設定する

26 To 受信者 を設定する

次に、「Add Recipients」で、受信者を設定していきましょう。「Audience」で、オーディエンス、かつてのリストを選びます。「Segment or Tag」では、すでに作成したセグメントやタグがあるのであれば、ここに表示されます。それから、「Personalize the “To” field」にチェックを入れると、件名にお客さんの名前が入ります。

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Audienceには5人いたんですけど、セグメントで「顧客」選んだことで3と表示されました。つまり、商品を購入したのは3人だけということですね。それで、メールをすぐに送信する場合は「Send」ボタンをクリックします。未来の時間で送信したい場合は、「Schedule」をクリックして、配信日を設定します。

27. 予約配信の設定方法

27 予約配信の設定方法

じゃあ、実際に未来配信していきましょう。「Schedule」ボタンをクリックして、「Delivery date」で送る日を選んでください。また、「Delivery time」で、送信する時間も設定できます。

一番下に「Let MailChimp optimize send time for maximum engagement」という項目があるんですけど、MailChimpはビッグデータを持っていて、過去に送ったメールのデータも蓄積されています。どの時間帯にお客さんがメールを開いてくれやすいか全部知っているので、ここにチェックを入れて最適な時間帯に送信してもらうこともできます。今の条件だと使えないんですけれど、ある程度リストの数が増えてくると使えるようになってきます。設定が完了したら、「Schedule Campaign」ボタンをクリックしておしまいです。

MailChimpでランディングページを作る方法

Last updated on 2019年5月10日 By 石崎 力也

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どうもこんにちは、石崎力也です。

今日は「MailChimpでランディングページを作る方法」をお伝えしていきます。このレクチャーであなたが学べることは次の6つです。

  1. ランディングページの作り方
  2. ランディングページの編集方法
  3. フォームを日本語に翻訳する方法
  4. ランディングページを公開する方法
  5. 非公開/削除する方法
  6. MailChimpでLPを作るときの注意点

最後の項目に関しては、オフィシャルのページにすごい重要なことが書いてあるので、それをご紹介していきます。このレクチャーを受講するために必要なものは、

  • MailChimpのアカウント

です。LP機能は、有料プランでしか使えないのか、無料プランでも使えるのかはわかりませんが、今後MailChimpをやっていくなら、有料にするしかないです。無料のうちは制限がたくさんあるし、それだけビジネスがスケールしていないということなので、そもそもMailChimpを使うに値しないかもしれません。ということで、有料プランを契約しておきましょう。このレクチャーは次のような人たちを対象としています。

  • Eコマースの運営者
  • デジタルコンテンツの販売者
  • プロモーター
  • ウェブマーケター
  • ウェブコンサルタント

それではノウハウに移っていきましょう。

1. ランディングページとは?

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ランディングページというのは、独立したWebページのことで、物を売ったり、リードを集める役割があります。

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これはMailChimpのサイトにあるんですけど、

ランディングページというのは、それだけで独立したWebページのことです。あなたのお客さんあるいは、将来的にお客さんになる人たちが、Eメールや広告、その他のインターネット上からクリックしてやってくるページです。

と書かれています。

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ややこしいので、シンプルに言うと、2つの機能しかありません。物を売るか、あるいは、メールアドレスを集めるかです。実際にMailChimpの中にも、「Accept payment」と「Lead Generation」というテンプレートがたくさんあります。「Accept payment」は決済を受けるという事ですね。一方、「Lead Generation」は、その名の通り、メールアドレスを取得するということです。

2. なぜMailChimpでランディングページを作るのか?

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次に、なぜMailChimpのLP機能を使うのかという内容をお伝えさせていただきます。

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まずは、テンプレート機能が素晴らしいです。本当にそのままで使えるクオリティです。

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しかも、写真をドラッグ&ドロップで編集する事ができます。もともと、フォームが埋め込まれていますし、自由にカスタマイズもできます。テンプレートがすごいきれいなので、ランディングした瞬間に、オプトインしてしまいたくなるような感じになっています。

3. MailChimpのLP機能を使うメリット

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MailChimpのLP機能を使うことによって、サードパーティーのサービスが不要になります。これはどういう事かというと、MailChimpだけでビジネスが完結するということです。思い出していただきたいんですけど、MailChimpというのは、そもそもメール配信会社ですよね。でも、そこにランディングページ機能が備わっているわけです。

今までは、ClickFunnelsとかLeadPages、あるいはWordPressの固定ページでプラグイン使ったりして、こういうLPを作ってきました。でも、LPを作ってそのフォームからお客さんのEメールアドレスをとって、それをMailChimpに投げてきたわけです。それが、MailChimpのLP機能によって、MailChimpだけでビジネスそのものが完結するようになったということです。

つまり、まずはLPをMailChimpで作ります。そのLPのURLが発行されるので、そのURLをお客さんに投げ、お客さんのメールアドレスを取ります。そこに対して、オートメーションでステップメールを投げていくわけです。

そして、最後に決済フォームですね。これも、MailChimpで埋め込むことも出来るので、LP、セールスページすらも、MailChimpで作ることができるから、MailChimpだけでビジネスが完結するようになりました。

4. ランディングページのテンプレート機能について

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テンプレートといえば、いろんなものが考えられるんですけど、例えば、決済を受け取るためのランディングページのテンプレート。あるいは、リードマグネットを用意しておいて、ここにサインアップしてくれたら、eBookが受け取れるみたいな形のランディングページとか。他にも、「ここのフォームに入れてくれれば、クーポンをお渡しします。」みたな懸賞タイプのLPもあります。MailChimpには、本当にいろんなパターンのテンプレートが用意されています。

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これは、「Accept Payment」なので、決済を受け付けるタイプのLPですね。

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これは、「Lead Generation」なので、見込み客を集めるタイプのLPです。

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あと「Promote Products」は商品を宣伝するためのLPです。MailChimpの仕様と変わりないんですけど、ランディングページにおいても、同じく、ドラッグ&ドロップで編集できるのですごく直観的です。

5. なぜランディングページを用意するのか?

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MailChimpのLP機能を使うことによって、どんな良いことがあるかということを次にお伝えしていきます。まず、一番大事なのは、リードジェネレーションの効率が上がるという事です。

具体的なデータをお伝えすると、ただのサインアップフォームに比べて、ランディングページを作成した方が36%オプトイン率が上がったというデータが出ています。実際に、HubSpotのブログに行ってもらったらわかるんですけど、サインアップフォームじゃなくて、必ず一旦LPに飛ばしています。そこで、もらえるリードマグネットについて詳しく書いてあります。もちろんデザインも綺麗に編集されています。これは、MailChimpでも同じものが作れます。

それ以外にもMailChimpのホームページで、LP機能を使うことによってのメリットが羅列されているので、確認していきましょう。

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1つ目は、先ほどお伝えしたみたいに、リストのサイズが大きくなるということです。

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あとは、オンラインビジネスを数分で作れるということも言っています。実際にSquareの決済を挟めば、簡単にオンラインで決済を受け付けられるようになります。だから、eCommerceのサイトとか用意しなくても、MailChimpさえあれば、オンラインストアを作れます。

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それから、あなたのコンセプトを簡単にドラッグ&ドロップで、反映することができます。これは、もともとMailChimpがメールを送るときに使っていた機能を、そのままLPに転用したような感じです。本当に、直観的にきれいなデザインのものが作れます。

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あとは、もっとPV数やカスタマーが増えるということも書いてありますね。

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Q&Aとかハウツーが、MailChimpのサポートページにたくさん載ってるので、迷わず作成していけます。

このように、MailChimpのLP機能を使うと、いろんなメリットがあります。でも、やっぱり一番大きいのは、オプトイン率が上がるということですね。ただ単にブログの直下にサインアップフォームを置いておくのではなく、一旦LPに飛ばして、そのLPでお客さんにメールアドレスを入力してくれる確率が高まるということです。

6. LP機能を使う前の注意点

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今回、早速ランディングページを作っていくんですけど、その前にやっておかなければいけないこと、注意すべきことがいくつかありますので、それらをお伝えしていきます。06 2

ここには、大事なことが書かれていて、「Audience」はLPと必ずくっついています。この点を理解しておいてください。つまり、あとで、LPと「Audience」をスイッチして、つなぎ合わせるとか、そういう事はできないということです。1つのオーディエンスにつき、1つのLPと決まっているということですね。

あとは、ストアも同じです。例えばeCommerceとかShopifyとつなげた場合、ストア毎にLPが出来上がってきます。最初に、ポップアップが出てきて、「あなたのストアを選んでください。」とか「あなたのAudienceを選んでください。」と出てきます。一旦それをアソシエイトしてしまったら、後で離すことはできないので、その点だけ覚えておいてくださいと書いてあります。

それから、いつでも非公開にできるし、編集もできるとあります。また、再公開もできるんだけど、URLは、一旦発行されたものは変わりません。

次の項目が、いつでも、自由に公開できるようになっているから、もし、デフォルトのコンテンツのままあなたがもし公開してしまったら、その状態でお客さんに見られる形になるので、気をつけてくださいと書かれていますね。

最後はマージタグについてです。これはMailChimpをやっている人ならわかると思うんですけど、置換文字のことですね。例えば、「*|UNSUB|*」というマージタグの場合、お客さん毎の解除URLが発行されます。こういうマージタグはたくさんあるんですけど、それは、LPでは使えないと書いてあります。

以上が、気を付けなければいけないことです。全然難しいことではありません。ちょっと難しいのは、「Audience」とLPがくっついているという点くらいです。これさえ理解できれば、スムーズにLP機能が使いこなせるようになると思います。

7. ランディングページの作り方

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じゃあ、早速MailChimpでランディングページを作っていきましょう。

トップページから、「Create」ボタンをクリックします。この中に、「Landing Page」というものがあるので、これを選びます。

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そして、LPに名前を付けます。次に、「Select an audiece」でオーディエンスを選ばないといけません。今から作るLPで、お客さんがオプトインしたら、必ずこのオーディエンスに追加されるというのをここで指定する必要があります。だから、後でこのLPの行き先を別のオーディエンスに変えたいというのはできないということですね。選択したら、「Begin」ボタンをクリックします。

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次にテンプレートを選択します。今回は、リードジェネレーションのテンプレートを使うことにします。

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テンプレートを選択すると、MailChimpのメールをデザインするものと、全く同じ画面に飛びます。キャンペーンをデザインするものと全く同じで、ドラッグ&ドロップで編集する事ができます。

8. テキストを装飾する

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基本的にMailChimpのLPの文章は英語で書かれているので、それを日本語に変えて行きましょう。

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まず、トップのヘッドラインを変更していきます。今回選択したテンプレートには、写真が入っているので、テキストを挿入する場合は、一旦削除します。

そして、テキストをドラッグ&ドロップします。それで、例えば、「僕たちが使っているコンサルティング契約書のテンプレートが欲しいですか?」みたいなヘッドラインを変更します。

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サイズを変えたい場合は、「Font」の右隣にあるサイズで変更していきます。あとは、適宜、色を変更したりしていきましょう。

9. 写真(PNGファイル)を挿入する

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次は、イラストや写真を入れていく方法を確認していきましょう。「僕らが使っているコンサルティング契約書が欲しいですか?」と言っているわけなので、その契約書のモックアップを入れていきたいと思います。

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今有るものを「Replace」で変えることも出来ますし、一旦消して、イメージを追加するというやり方もあります。「Browse」ボタンをクリックして画像を追加しても良いんですけど、今回はドラッグ&ドロップでパソコンにあるファイルを追加してみました。

こんな感じでモックアップを見せていきます。モックアップを見せることによって、オプトイン率が上がるので、ぜひ追加してみましょう

10. フォームのフィールドを日本語に翻訳する方法

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次は、フォームのフィールドを日本語に変更していきたいと思います。

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これを確認していただくと、「Eメールアドレス」日本語になってますよね。この部分は、実はデザインページで変更することはできません。じゃあ、なんで日本語になっているのかというと、すでにオーディエンスを作った段階で、このフィールドの部分を日本語に翻訳したからです。

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それを確認していきましょう。まずは、「signup form builder」にいきます。別に、ここから飛ばなくても、オーディエンスに行って、そこから「signup form builder」に行ってもらっても構いません。

すると、「Audience」というページに飛びます。そして、タブが「Signup forms」になっているか確認してください。次に、「Translate it」に行き、ここで「Set default language」のドロップダウンを開いて、「English」から「Japanese」に変更します。そうすると、大抵のものは英語から日本語にちゃんと変わります。

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でも、「reCAPTCHA confirmation」は、「人類の確認」とかって出ますので、それは「あなたがロボットかどうかを確認させてください。」みたいに変更しておきましょう。

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本題に戻って「Signup form」を確認していきましょう。Eメールアドレスを選択すると、フィールドのラベルが英語になっていると思います。同じく苗字、名前のラベルを日本語にしてあげます。そうすると、デザインページに戻ったときに、日本語で表示されます。

11. ランディングページをデザインしよう!

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もうちょっとLP機能の使い方を確認していきましょう。

先ほど、「Audience」のページにきましたが、どう戻れば良いかというと、全部「Campaign」に収まっています。先ほど作成したLPをクリックして、「Edit Design」に行きます。

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じゃあ、既存のテキストを変更していきましょう。クリックすると、右側に編集ツールが表示されます。そして、例えば「右のフォームにEメールアドレスをご記入ください。すぐにコンサルティング契約書のテンプレートがダウンロードできます。」みたいな感じで変更します。あとは、中揃えにして、フォントのサイズを大きくしたりしていきます。

これはデザインのコースではないので、あまり詳しくはお伝えしませんが、細かいデザインで成約率が変わってくるので、ご自身でベンチマークしている、ロールモデルでどんなLPを書いているかをよくよく見てください。

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あとは「Subscribe」ボタンも、「登録する」とか「はい、ダウンロードしたいです!」みたいに日本語に変更しましょう。その他、必要ないブロックは消してしまってOKです。 

12. ランディングページを公開する(ページタイトルとURLを追加)

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次は、ランディングページのタイトルを追加、そしてURLを決めていきます。これは、公開するための要件ななので、必ずやらなくてはいけないことです。とりあえず、デザインの編集が終わったと想定して、その後のプロセスを説明していきます。

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まずは、画面右下にある「Save & Close」ボタンをクリックします。

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そうすると、この画面に飛ぶんですけど、「Page Title」と「URL」にチェックが入っていないのがわかります。これに全部チェックがつかないといけません。

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ということで、まずはタイトルを追加していきましょう。「Add Page Title」をクリックして、名前をつけます。

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名前は、ブラウザのタブに表示され、お客さんに見えてしまうので、管理しやすい名前ではなくて、見えても良いような名前をつけておきましょう。

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次は、URLです。「Add URL」で追加していきます。URLに関しては、自分で作っても良いし、自動で決めても良いです。ちなみに、これは自分のドメインにもできます。

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設定が完了したら、先ほどのページに戻って「Publish」ボタンを押して、公開します。

13. LPが公開されたかどうか確認&テストする方法

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LPが完成したので、実際にそれが機能するか試していきましょう。

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ここにURL出てますね。これを開いて確認してみてください。

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タイトルは、「コンサルティング契約書テンプレート」になっていますし、URLも先ほど設定したものになっているのが確認できました。あとは、ちゃんとカギもついていますね。

よく、WordPressの固定ページとかで自分でLP作った人は、カギがついてないと、「このサイトは、パスワードからクレジットカードの情報から全部抜き取ろうとしてます。」というアラートが最初に出ます。セキュリティが甘いようなページを作るくらいなら、MailChimpで作った方が良いですね。

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実際に、オプトインしてみましょう。すると、「もう少しで購読完了です。購読を確認する必要があります。たった今お送りしたメールのリンクをクリックしてください。」と表示されました。つまり、デフォルトで、ダブルオプトインが組まれているわけです。

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「Audience」に行って、さっき追加したリストが追加されているのか確認してみたんですけど、まだ追加されていません。なぜかというと、ダブルオプトインで、僕がメールでリンクをクリックしていないからです。それをクリックしたらここに表示されます。

14. ダブルオプトインについて

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前回のレクチャーでは、フォームにメールアドレス入れて、Submitボタンを押しても、ダブルオプトインがデフォルトで設定されているので、すぐに登録されるわけではないということでしたね。

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これが、ダブルオプトインの確認メールです。

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ここで、確認ボタンを押します。すると、reCAPTHCAが表示されるので、チェックを入れて、「購読する」ボタンをクリックします。そうすると、購読が完了します。

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じゃあ、実際に「Audience」で見てみましょう。そうすると「Contacts」が5になりました。それで、メールアドレスを確認してみると、先ほど追加したものが確認できました。ソースも、LPから来たというのが表示されています。しかもランディングページの名前まで出ています。

15. ランディングページを再編集する方法

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これまで、ランディングページ全体を通してみてきました。その次の段階は、それをプロモートしていくことです。実際にリードジェネレーションをやってくということなんですけど、それをやると、別に1コース丸々作らなくてはいけなくなるので、今回は、LPに特化してもう少しお伝えしていきます。

まずは、一旦作ったものをもう1回編集したいとします。それがどこにあるかなんですけど、「Campaigns」の中にあります。そして、編集したいLPの「View Report」というドロップダウンで「Edit」を選びます。すると、「Edit Design」というボタンがあるので、これをクリックしてデザインを変更します。

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編集が終わったら、「Save & Publish」をクリックして、もう一度公開する必要があります。

16. ランディングページを非公開にする方法

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MailChimpで作ったランディングページを非公開にするやり方をご紹介していきます。MailChimp自体は、削除する事は勧めていません。全部消さずに、とりあえず非公開にすることを勧めています。なぜかというと、「Reports」でデータを見た時に、全部なくなってしまうからです。なので、前のデータも残しておくという意味で、非公開にすることをお勧めしています。

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その非公開のやり方ですが、まずは「Campaigns」に行きます。それで、作ったLPの「View Report」というドロップダウンの中から、「Unpublish」を選びます。すると、ポップアップが表示されるので、「UNPUBLISH」とタイプして、「Unpublish」ボタンをクリックすると、非公開になります。

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すると、LPを表示しようと思っても、このような画面が表示されます。

17. ランディングページを削除する方法

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次は、ランディングページを削除する方法をご紹介します。

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デリートの操作自体はすごい簡単なんですけど、MailChimpは消さないことを推奨しています。その理由は、「Delete a Landing Page」に書いてありますね。

MailChimpのキャンペーン(ランディングページだけじゃなくて、お客さんに送るメールとかも含めて)を、あなたのアカウントから消したいときは、データが全部消えてしまうと言っています。だから、非公開にしておいたら良いんじゃないかと提案してくれていますね。それならお客さんも見れませんし。でも、何らかの理由で、消したい場合は、次の手順で削除していきます。

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カーソルを削除したいキャンペーンの左に持っていくと、チェックボックスが出てきます。それにチェックます。すると、ポップアップが表示されるので、「DELETE」とタイプして、「Delete」ボタンをクリックすれば、削除する事ができます。

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