あなたは自分が作った会員制サイトをどうやって自分のリストに売り込んでいけば良いか?考えているかもしれません。ここでは、既にリストを持っている方が自分の会員制サイトをローンチする方法を解説します。リストはあるけどなかなかメンバーシップサイトを作れないという人のためにお話していきます。
あなたは既にリストを持っていますか?もしそうなら、早速自分の会員制サイトを作りローンチしてみましょう。やり方はここで紹介する3つのステップに従うだけです。まだリストが少ないと感じていても問題はありません。あなたの心配を払拭するような事例も後半で紹介します。
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ステップ1:ローンチの日付を決める
最初のステップでは、ローンチのスケジュールを決めます。つまり、まずはしっかりと期限を作ることから始めてください。スケジュールや期限が決まらないといつまでも会員制サイトのリリースはできません。そういえば僕が20代の頃、ワタミの社長の渡邉美樹さんが手帳術の本を出していました。確か本の名前は「夢に日付を」でしたね。
ワタミの社長じゃないですが、漠然といつかやろうというだけではダメなんです。実際にスケジュールにローンチ日を書き込む必要があります。だから実際にスマホのカレンダーにローンチの日付を登録してください。僕の場合は、だいたい6週間くらいかけて1つの商品をローンチします。6週間かかるのは、リストを徐々に温めていくからです。
ステップ2:会員の成功に対するビジョンを描く
さてローンチの日付が決まりました。次はあなたの会員制サイトに入ることで、メンバーの人生がどのように良くなるのか?というビジョンを描いてください。どのように彼らの役に立てるのか?彼らのどんな問題を解決するのか?どんな結果をもたらすのか?ということをイメージしてください。
なぜこんなことをするかというと、会員を募集する上で彼らにどう訴求するのかを考えることができるからです。仮にあなたが影響力のある人であっても、ベネフィットのわからない会員制サイトにはなかなか人は集まりません。新しく発表する会員制サイトを通してどのような利点を得られるのか?これをあなた自身が明確にイメージしてください。
例えば、ダンススタジオのオーナー向けの会員制サイトであればどうでしょう。Dance Studio Owners Associationはダンススタジオを経営するオーナー向けのメンバーシップです。この会員制サイトが描くビジョンは、スタジオオーナーがより収益性の高いスタジオを経営できるようになることです。そのためのビジネス戦略やコーチングを行います。
または、Becca Tebonの運営するフィットネスに関する会員制サイトの例を見てみましょう。彼女が描いているビジョンはこうです。「40歳以上の女性が脂肪を燃やして引き締まった体を作り自分の体に自信を持てるようになります。しかも手早く作れる食事でもヘルシーな食生活を維持できます。」ということで40代、50代の女性のフィットネスと食事を改善するビジョンです。
このように会員制サイトに入ることで、メンバーの人生がどう変わるか?彼らにどんな影響を与えることができるのか?これをできるだけ具体的な形で示せるようになってください。曖昧なビジョンだと見込み客はゴールをイメージしにくくなります。具体性が重要です。
ステップ3:初期メンバーを募集する
会員の成功についてのビジョンが描けたら次の段階に行きましょう。いよいよサイトのメンバーを募集します。最初に集まるメンバーは、会員制サイトの初期メンバーです。初期メンバーに特別なボーナスなどを付与して呼び込むと効果的です。
オンラインでアートを学ぶための会員制サイトArt2Lifeを運営しているNicholas Wilton(ニコラス・ウィルトン)の例を見てみましょう。彼のメンバーシップでは、自分だけのアート作品を作るためのマインドセットから技術までを教えています。
彼は会員制サイトをローンチする際に、ウェビナーを開催しました。ウェビナーの中で会員制サイトで実現できることを説明し、メンバーシップに含まれるレクチャーやコミュニティの話をしました。そして、ウェビナーの中で「この素晴らしい会員制コミュニティを継続するためにメンバーになってください」と呼びかけました。
初期メンバー限定の特典などを用意して、参加者を募集したのです。結果的に200人の参加者のうち、180人がメンバーになってくれました。彼は大きなビジョンを掲げていて、しかも初期メンバーを優遇したので大きな成果を手にすることができました。
Tasha Cochran(ターシャ・コクラン)の会員制サイトにも面白いストーリーがあります。彼女は会員制サイトを始める際に、長年にわたりファイナンス関連の弁護士として成功していました。このまま自分のキャリアを続けるべきか、それとも大きな可能性のある新しい事業をやるべきか?岐路に立っていました。
両方を取ると家族の時間がなくなります。そこで彼女は新しい事業にかけてみることにしました。YouTubeで集客をして登録者を増やし、自分の会員制サイトを立ち上げることにしました。YouTubeチャンネルの登録者のうち300人ほどに、自分の会員制サイトを売り込んだのです。そのうち30人がメンバーになってくれました。初回の売上は6,000ドル以上でした。
このように、たとえあなたのリストが少ないと感じていてもあまり心配しないでください。確かにリストが多いに越したことはありませんが、彼らとのエンゲージメントの高さの方が重要です。また初期メンバーとして、最初の参加者たちを優遇することも忘れないでください。
まとめ:リストがあるなら期限を決めて会員制サイトをローンチする
ここまで、リストを持っている人が会員制サイトをローンチする方法を見てきました。最後に要点を3つにまとめました。
- 会員制サイトをローンチすると決めたらまずスケジュールを確定させる。スケジュールがないと物事は前に進まない。
- 会員制サイトを通じて会員の人生がどう変わるか?そのビジョンを具体的な形で思い描く。これはローンチ時に見込み客に会員制サイトのベネフィットを伝える際に役立つ。
- 会員制サイトを初めて募集する際は、参加してくれる会員を初期メンバーとして優遇する。ボーナスなどを付与することで、最初のメンバーが集まりやすくなる。