【ドラッカーってイケメンじゃない?】
ドラッカーが僕を魅了する二つの理由がある。一つは「ドラッカーってマジでかっこよくない?」。もう一つは「ドラッカーの言い切りが気持ちいい」。この2つ。
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ドラッカーのクールなところ、あげてみました。
ドラッカーがいかにかっこいいかはあとで詳しく説明するため、まずは「ドラッカーの言い切りが気持ちいい」を見てみよう。僕の好きなドラッカーの言い切り表現を思いつく限り挙げてみる。(制限時間1分)
「知識は本の中にはない」
「人材は企業規模とは関係ない」
「自分が得意だと思っていることに溺れるな」
「コストは社会現象である」
「企業の利益の大半は少数の社員によってもたらされる」
・・・
気持ちいい!超きもちい!
この言い切り感が気持ちいい。よくあるビビリブログやビビリFacebookのように「たしかにAという意見もありますし、Bという案も考えられますが、僕はCだと思います」という表現は誰にも届かないし、結局何を言いたいのかが分からない。どーせ受け売りなんだろ?なんて嫌みもいいたくなってくるほど。だけどドラッカーは違う。言葉に質量がある。本を開いた瞬間、彼の言葉を音読するだけで、どこか重みを感じる。その重みはドラッカーの言い切り表現から来ているのでないだろうか?ぼくはそう思うよ。
ちなみに、言い切り表現が気持ちよすぎるが故に、あの難しいドラッカーの本を読むと、たとえ意味がわらかなくても満足してしまう。(これは危ない現象です、てへ)。
はい、じゃあ次。ドラッカーはイケメンか?
ドラッカーの顔は写真でしか見たこと無い。しかもおじいちゃん。ムカシはかっこよかったんだろうな・・・ってことはなんとなく分かるけど、それも憶測にしか過ぎない。
いやそんなことはどうだっていい。ドラッカーのイケメンさは、ドラッカーの言葉に宿っている。読んでいて、あまりにもクールすぎる。これまで彼の本を読んで、何回射精しそうになったか数え切れない。I’m almost cumming!はxvideo.comで何度も聞ける。
その中でも僕が大好きな表現がある。それは、ドラッカーがよく使う言葉『陳腐化』である。ドラッカーがこの表現を使うときは二つ。
- 全てのものは陳腐化する
- お前が全てを陳腐化させろ
陳腐化する。たしかに僕の目の前にあるボルビックは放っておいたら腐る。この文章も10年後には腐っている。東京タワーもレインボーブリッジも、きらめく無数のネオンも、そこに住む人も、100年後には100%腐っている。そしてこの僕もどんどんと古くなって行く。都会に生きていたら全てのもの固定されており生の感覚がどんどんと希薄になるけれど、それはそう感じるだけど、実際はモノも情報もビジネスモデルも僕も腐っていっている。そう、全てのものは絶対的に放っておいても陳腐化する。
その陳腐化速度を早めろというのがドラッカー。ビジネスの前提を変えて全てを陳腐化させよ。ゲームのルールを変えてしまい全てを陳腐化させよ。市場にイノベーションを起こして全てを陳腐化させよ。「iPodは革命的な商品であるだけでなく、音楽業界を変えてしまったんだ」byスティーブジョブス
そのものが古くなるし、そのものを古くできるし・・・
この時に陳腐化は相対的な陳腐化であることにお気づき?考えてみても欲しい。古いってのは絶対的なものではなく、相対的なものであることを。ガラケーは僕らの世代にとっては既に古いものだけど、おじいちゃんおばあちゃんには新しいものかもしれない。そう、古いってのはあくまでも相対的な概念で、環境の進化が速ければ、その環境内に存在するのもは急速に古くなってしまう。
ドラッカーはいう。「画期的な商品は既存の商品を陳腐化させる」。うーん、イケメンすぎる。かっこよすぎる。お前の投じた商品で、市場を変えろ。周りにある競合商品を”古いもの”にしてしまえ。そんな気概が感じられる。
でも考えてみる。はたしてイノベーションは市場にのみで起こるものなのか、と。そんなことはない。僕らの日常でもイノベーションは起こせる。それはグループの中でのイノベーションかもしれないし、自分自身にとってのイノベーションかもしれない。その画期的なアイディアで、自分が属するコミュニティを陳腐化させられる。
トヨタスタイル改善だけが全てじゃねえぜ!
Kaizenの言葉はMBAの教科書に載り、世の中の秀才さんたちは「トヨタスタイル・カイゼン!」と新しい知識に感銘を受ける。改善(ちょっとでもいいように・・・)は日本の誇るべき産物だし、僕も毎日少しずつでいいから、改善できないかと頭を悩ませている。だけど、それが全てじゃない。ものごとを進めるのは、改善だけじゃない。他にもある。それがイノベーションだ。イノベーションが起こると、急速に環境が変わる。
そんな経験はないだろうか?意外と変化ってものは急激に訪れる・・・そう思わない?
別に魔法の杖を探したり、青い鳥を追い求めよと言っているんじゃないよ。莫大な思考訓練と努力によってイノベーションは生まれる。ただその事実を知っておくだけでも、イノベーションが起こった時に、うまく解釈できるんじゃないかなって。あるいはあなた自身がイノベーションを起こせるかもしれないしね。
ゲームは壊すもの
ゆっくり少しずつ良くなっていくのも素晴らしい。だけど、ゲームのルールを変えて、みんなが思っていた世界とは全く違う世界を提示し、このワタシの中に存在している前提をガラッと変える方法もこの世に存在することを忘れてはいけないと思う。確かに成長スピードはゆっくりなことが多い。だけど、急速に進化する可能性を秘めていることも忘れちゃいけない。
大学1年生の時には自分が英語ができるだなんてゆめゆめ思っていなかったし、海外の人と一緒に仕事をするなんてことは想像もつかなかった。
今。日本で一生暮らす、日本語だけを使う、日本人とだけ話す、日本食だけを食べる、日本にだけ住む・・・こういったアイディアはどれも古くさく、ダサいし、息苦しい。全ては陳腐化してしまった。ルールは変わってしまったんだ。
僕は今、24歳の生き方ってものを陳腐化させようと試みている。市場を変えるほど努力するんだ。画期的な生き方をしてみるんだ。
文責:石崎力也
追伸:1日平均3回自慰行為するなんて前提は、かつて僕の中には存在していなかった。Kindleのオナニー本を読んでから、性イノベーションが起こった。
追伸2:昨日読み終わった本。「はじめに」でいきなりイノベーションについて言及されていた。企業事例たっぷりだけど、個人に起こせるイノベーションについても書いてある。あなたが起こすイノベーションは1680円よりも安いですか?
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