これまで「僕がお金について知っていることシリーズ」において、
その1:お金は面倒臭さを取り除いてくれる
その2:セックス&キャッシュ理論
を話してきた。そして最後の第三弾。その3:情報は通貨である。
今回お届けするノウハウはこちら
情報持ち
そう情報は通貨なのだ。もっと簡単に言えば、情報を持っていればお金持ちになれるよってこと。お金持ち同様、「情報持ち」という言葉が近い将来生まれてくるかもしれない(たぶん生まれてこない)。
たとえば「ヤマダ電機で買うよりも、価格コムで商品を買った方がお買い得」という情報を持っている人は、価格コムで消費を続ける限り、市場の価格よりも安い分だけ得していることになる。
もしiPhone5sを10万円で買うのが市場の相場(ヤマダ電機とか)なら、価格コムでは8万円で買えるかもしれない。この場合、「価格コムの方が安く買える」という情報の値打ちは2万円になる。もちろん今回限りの情報ではないので、価格コムを使った分だけ、情報の価値は上がっていく。
他にも https://www.airbnb.jp/ を知っている人は、世界旅行の際、宿泊費を押さえられる。ホテルではなく個人が登録している部屋を泊まりたい日数分だけ泊まれる仕組みだ。もちろん部屋のオーナーには、宿泊費を支払わなければいけないけど、ホテルやInn、モーテルに比べたらずっと安い。
スゴいのはそれを貸し出して収益を得られる点
すごいのは、あなたが旅行中の間、あなたの部屋を貸し出すことができるという点だ。もちろんあなたが旅行中の間も家賃は発生するだろう(持ち家だとしても、使わないことによる機会損失が発生している)。
どうせ誰も使ってないのに金がかかってんだから、貸してしまえ。そう思っている人にとってairbnbのサービスは吉報となる。なぜなら、使われていないあなたの部屋を貸すことで、お金が入ってくるからだ。
この情報の通貨価値を計算してみよう。
Airbnbのサービスを知らないAさん
往復飛行機代:8万円
ホテル4日分:4万円
合計:12万円
Airbnbのサービスを知っているBさん
往復飛行機代:8万円
Airbnbで見つけた部屋:2万円
旅行中に貸した部屋からの収入:2万円
合計:8万円
わお。なんと4万円も違うのだ。繰り返すが情報は繰り返し使うことができるため、AさんとBさんは旅行に行く度に、4万円の差が生じる。これは大きい。
情報は通貨である理由は分かっていただけただろうか?お金を持っていなくても情報さえ持っていれば、かなり節約できる。もちろん持っている情報を「知的生産術」という形で金に換えていくことができる。
昔はお金よりも価値のあるものはなかった。今は情報とお金がほぼ等価になりつつある。この「情報⇔お金」をシームレスに行き来させるやり方を知っている人は強い。最強の知的生産術だ。
お金を情報に変える?
たとえば入ってきたお金を情報に変える。これを人は投資という。お金を払って英会話に行くことで英語という情報(スキル)を手に入れる。英語力がついたら、今度はその情報を人々に与えることでお金に換金していくのだ。
もちろん英会話教室に通っていた時に支払った額の何倍もの収益を得ることができる。そしてまたそこで得たお金を情報に換えていくのだ。この「情報⇔お金」の変換をうまくやっている人を見ると、ただただ「うまいなぁ」と感嘆してしまう。
かつて情報はエリートの独占的所有物だった。しかし今はインターネットがある。市井に情報が下りてきたのだ。とは言っても、インターネット上の全ての情報が「本物の情報」だとは限らない。そのためにもリスク分散させるために、書籍やセミナーといった形で情報源を分散させておこう。
真贋力が大事(でも経験値が必要)
なにより大事なのはあなたの真贋力だ。何が真実で、何が贋物かを見極める力を付けよう。
僕がお勧めするのは、信頼のおけるリソースを一個フィックス(固定)することだ。信頼のおけるリソースから発信される情報は無料のものであれ有料のものであれ、取り敢えず疑わず飲み込んでしまう(だって信頼のおけるリソースなんだから)。
情報は個別では存在しない。ハイパーテキストのようにお互いがリンクし合っている。信頼のおけるリソースから発信された情報は、必ず何かと繋がっている。それは参考文献という形で存在するかもしれないし、紹介という形で存在するかもしれない。繋がった情報に飛んでみよう。
飛んだ先のリソースが信頼のおけるリソースであれば、今度はその2つのリソースから交互に情報を得る。あるいは乗り換えることも可能だ。そういった風にして人は上質の情報を与えてくれるリソースにたどり着ける。
最初は肩の力を抜いていて大丈夫だ。いきなり上質の情報を提供してくれるリソースにたどり着けることはほぼ不可能だから。「取り敢えずここから情報を得てみようか」と軽い気持で。
必ず換金しろよ!
繰り返すが情報は通貨だ。もしリソースから発信される情報が本物で上質のものであれば、それは必ず換金できる。もし換金できなかったら、その情報は贋物ということになる。どんどんと得た情報で回収を試みよう。
今現在お金がない人も、情報で武装することによって、必ずお金の流れが良くなってくる。一番ダメなのは、「そこに立ち続ける」ことであり「現状を継続する」ことだ。貪欲なくらい情報に敏感になってみよう。
僕がお金について知っていることに関してはこれが最後だ。本当はもうちょっと実践的なお話をしたいのだけど、まずコンセプトを頭の中に突っ込まないことには始まらないので、もう少し概念的な話が続く。あと数日もすれば実践的で、現実が動くような話ができるようになると思う。
文責:石崎力也