どこに国に行っても最強の通過、yen(円)。先日もバリとマニラを行き来している最中に、やはり見かける看板。『円対応』。日本語で書かれているくらいだから、他国の人が相当円を欲しがり円に信頼を置いているのが分かる。
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円の価値はディシプリン
そういった円の価値はどこに支えられているのか?そんな疑問をいつも持っていた。だって「政治がダメ」とか「円高から急に円安になった」とか「アベノミクスは浦島太郎経済だからダメだ」とかよく分かんないネガティブな表現が飛び交うじゃん。最近に限らずここ数年ずっと。
でも海外に行けば分かる。「そんな程度の悪い嘘を信じちゃダメだ」って。日本の経済はいつも最強だってことが分かる。この前もビルゲイツの寄付金を運用するファウンデーションの一人がSNSで「日本経済が最悪だなんて頭の悪い嘘をついている人の理由が分からない」と発言していた。
アメリカに行けば分かる。サムスンの勢いはそのまま韓国人のアメリカ留学生数に比例しているような感じがしたんだけど、彼らは誰一人として、サムスンがサムスンだけで生きてゆけるとは思っていない。主要部品のほぼ数十パーセントが日本からの輸出であるから。それはアメリカ人も同様。アメリカの主産業の心臓部分を日本が握っている。
僕、最強の民族の一員です
そんな最強の国家に流通している貨幣価値はもちろん最強なんだけど、もう少し深く掘ってみて、なんで日本経済が最強なのかを考えてみる必要がある。経済はシステムそのものを言うんだけど、システムの末端には日本人という民族が存在している。その民族が、まあ僕であり、あなたであり、はい、最強なんです。
ぶっちゃけ「締め切りを守る」とか「徹夜して仕上げる」とか「桁を間違えない」とか「人を騙さない」なんてのは僕たち日本人にとっては超当たり前のことだから、そこが最強なんて言われてもぱっとこないじゃん。でも他国からすれば、やっぱりそれが最強なんだって。
たしかに、ウォルマートに行けばレジ打ち遅いし、マニラのChawkingでは頼んでも無い商品が送れて出てくるし、上海でラーメンを頼めば店員さんの親指からしっかりとダシが出ていてビックリする(どっぷり浸っている)。「ありえん!」の連続なんだけど、その「ありえん!」が彼らのスタンダードなんだね。
成田のラーメンを食って安心する
というわけで、日本人の当たり前をディシプリン(規律)なんて言ったりするんだけど、そのディシプリンが余裕でグローバルスタンダードを越えちゃっているので、そのディシプリンが僕たち平成世代以降の若者から失われない限り、余裕で日本経済はオッケーなんて楽観的な考え方を持っているんだけど、どう?マジで、こんなミクロの経済が緻密に回っている国はないってのは海外(特にアジアとヨーロッパ)に行けば、体感覚でそう言い切れる。頼んだ商品と違ったものが出てきたり、店員さんが遅刻してきたり、歩留まりが小さすぎるお店(ミクロな経済)を見れば、やっぱり日本最強!なんて思ってしまうんだけど、どう?
経済の善し悪しを政治に向けるのもまあ一つだけど、そのオペレーション部分は僕たち個人個人なんだよね。だから経済の善し悪しを僕たちのディシプリンで計ってみるってのは一つの手かもしれないし、僕はいつも成田(or関空)の到着ウィングでラーメンを食べるとほっと胸を撫で下ろし、「オレの経済が潰れるならまず中国やアメリカが先に潰れるだろう」って思う。
ここら辺の日本のディシプリンについて詳しく書かれている本はぐっちーさんの著作がオススメ。今回が初の著作らしんだけど、僕は彼のブログやメルマガをかれこそ2年近く購読している。言い切り型の文章は非常に気持ちよいです。
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と言う感じで・・・。明日は幕張で再び14時間連続トークのセミナーを開催します。
石崎力也