もういつのことだか完全に忘れてしまったし、リソースすらも忘れてしまった。だけど、あれはまだ僕が成人を迎える前のことだった気がする。いや、絶対に20未満の時に読んだ本だわ。だって、その本を金沢市にある祖母の家で読んだのだから。祖母の家は僕が成人した年に無くなった。だから、あれは成人を迎える前の出来事ということで間違いはなさそう。だいたい5年前くらいの頃かな。
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じいさんが亡くなって間もなくだったよな
たぶん祖母が僕を家に呼んだのだと思う。一緒にご飯食べましょう、みたいな感じで。じいさんが亡くなって間もなくの頃だから、寂しかったんだと思う。僕は母親や父親と過ごした時間よりも、祖母や祖父と過ごした時間の方が長く、典型的なじいちゃんばあちゃんっ子だった。ばあちゃんが寂しいなら、そりゃすぐ行くよ。どーせ英語の勉強してても面白くないし、彼女もいなかったし、やることなかったし。
ということで、ばあちゃんの家に参上。ああ、いろいろと記憶がよみがえってきた。確かあの日は、ばあちゃんが引っ越しするから手伝って、ってことであの家に僕はいたんだ。
うーん。確かに2階の部屋は散らかり放題。というより、僕が浪人生の時に使っていた部屋だから、散らかっているのは当然か。部屋を散らかした犯人は自分だと気づくのに時間はかからなかったと思う。まずは無造作に置かれている問題集を片付ける。和田秀樹の受験本を見つける。「あ、やべ!玉川図書館で借りてたヤツや。まだ返してねー」ってことで、バイクですぐに返しにいく。(当時、良心は存在していた。まあ今もあるけど)
なんか痺れて、頭が真っ白になった
返却後、帰ってきて再び片付けスタート。しばらくがさごそやっていると、ある一冊の本を見つけた。残念なことにタイトルを覚えていない。その本に、今の僕を形成する、あまりにもセクシー過ぎる言葉が存在することなど想像だにしなかった。自己啓発系の本だったと思う。その本にはこう書いてあった。
『生きていることと呼吸していることは違う』
なんかカッケーと思った。
なんか痺れて、頭が真っ白になった。
なんか、まじでやばかった。
本当にヤバかったんだよね。そのとき何を考えていたかは忘れたけど、その一文を心でなぞった時のインパクトや感動は今でも鮮明に覚えている。僕の肌がしっかりと覚えている。まず、射精レベルの感動。そして、3秒後に圧倒的な落胆。
「オレ何してんだろう」って。自分のしょぼさ、無能さを顧みて、ショックを受けた。波風立てずに生きようとしていた自分を殺そうと思った。そんな人間はただ呼吸しているだけで、生きているわけじゃないって。まさにあの一文は僕のためだけに書かれていたんじゃないかな。本当にそう思った。
あなたは生きている?どう?
それとも呼吸しているだけ?
確かに生きていることと呼吸していることは違う。何も考えずに周りに同調して、”取り敢えず”の人生を送っていれば、誰かに後ろ指をさされることなんてないし、陰口を叩かれる心配もない。だけど、僕からするとそんな人はただ呼吸しているだけ。生きていない。
ガッツポーズできるヤツは二流
生きているってことは、もっと苦しくて、悔しすぎて奥歯がすり減るくらい歯ぎしりをすることだと思う。そして「いつか、あんな風になってやる」と心に炎を灯して邁進することだと思う。目標を達成した瞬間に、たった一人、部屋で体を震わせて涙することだと思う。(本当にスゴイ目標を達成したときは、ワンワン泣きわめいたり、ガッツポーズして走り回ったりしない)
それが生きているってことだと思う。
他人の視線や他人そのものを気にしている暇なんてない。そんなのは、そーゆーのが好きな、呼吸の得意なヤツに任せておけ。僕はそう思うよ。だって生きていることと呼吸していることは違うんだから。
あの日。あの一節に出会った、あの日。祖母と夕食を食べた後に、一人歩いて、文苑堂に行った。貧乏だったけど、ジェイエイブラハムのハイパワーマーケティングって本と、杉村太郎さんのTOEICテスト900点・TOEFLテスト250点への王道って本を買った。そのまま札幌に行って、5年間、僕はマーケティングと英語に命を注いだ。
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まさか、自分が英語を使って海外から仕事を受注しているなんてね。本当まさかだわ。まだまだ発展途上だけど、5年もやれば、それなりに形になる。少なくとも、食いっ逸れることはない。まずは5年だと思う。5年間、命をかけて何かに没頭する。1年やそっとで上手くいこうなんて絶対に考えない方がいい。卑怯だし、ダサいし、そんな考え方はあなたを遠くへと連れてゆかない。ほら、アンソニーロビンズもこんなこと言ってたぜ。(たぶん)
『人は1年でできることを過大評価し、5年でできることを過小評価している』
呼吸を忘れるくらい何かに没頭してみたらいい。酸素不足で苦しくなって、この世に戻ってくる。その瞬間に、あぁ、生きてるって思えるから。
さあ、あなた。何か没頭するものを見つけなさい。僕は今からxvideo.comで没頭するから。Amazon.comでティッシュのまとめ買い&定期購入しているのは、他でもない僕です。(ジョフベソスさん、感謝しなさい)
ってことで、また。じゃね。
石崎力也
追伸1:あのサイトはかなり僕の頭を真っ白にしてくれる。
追伸2:人生を変えるのって、たった一節だったりするもんなんだよね。