あなたはネットビジネスの経営者で、セールスファネルを作ったものの売上が伸び悩んでいませんか?実はファネルを作るだけでなく、そこに見込み客を集めることが同じくらい重要なのです。ここでは理想の見込み客を見つける場所と、そこからどう行動すべきかを具体的に解説していきます。
セールスファネルというアイデアは海外ではとても普及しています。最近は日本人のマーケッターもようやくセールスファネルの重要性に気がついてきたと感じています。ですが単にセールスファネルを真似して作るだけでは不十分です。そこに流すためのトラフィックの確保も同時に行う必要があります。そのためには、あなたの理想の見込み客がどこに集まっているのかを把握することが大切です。見込み客が集まる場所を特定できれば、効果的にアプローチし、あなたのメッセージを届けることができます。ここではあなたのペルソナを見つけるための場所と、そこから何をすべきかを具体的に解説します。
今回お届けするノウハウはこちら
事実:セールスファネルにはトラフィックが必要である
セールスファネルは商品を売るとても強力な仕組みです。僕も実際、セールスファネルを使って10年以上にわたり自分の知識やノウハウをオンラインコースとして販売してきました。セールスファネルを作ることはすごく大事なのですが、それと同じくらい大事なのがトラフィックです。トラフィックというのはつまり、どれだけの見込み客があなたのサイトに来ているかということです。
最終的にセールスファネルを作ったとしても、この完成したセールスファネルにトラフィックを流すことが必要になります。そして、そのトラフィックを集めるためには、見込み客が集まる場所にアプローチすることが必要なのです。あなたは商品やセールスファネルを作る上で既に理想の見込み客となるペルソナを定義してあるはずです。次は彼らがどこで時間を過ごしているのか、どこに集まっているのかを理解することが重要です。見込み客が集まる場所を特定することで、効果的にアプローチし、あなたのメッセージを届けることができます。
トラフィック集めには理想の見込み客の居場所が重要
トラフィックを集めるにはまず、あなたの理想の見込み客がオンライン上のどこで情報収集や交流をしているのかを知ることから始めましょう。そうすることで、あなたがどこでトラフィックを集めてくれば良いのかというヒントを掴むことができます。さらに、見込み客が集まるコミュニティに参加することで、彼らのニーズや興味関心などを深く理解し、より見込み客に寄り添った商品・サービスを提供できるようになります。
ちょっと例えを出しましょう。僕が過去に「7 days eBook」というKindle出版を解説するコースを作ったときのことです。その頃、Twitter上を見ていると多くの「Kindle出版の専門家」のような人たちがいることに気がつきました。それまであまり気がつきませんでしたが、注意して見てみると、そういう人たちがたくさんいることに気がつきました。
Kindle出版プロデューサーとか、Kindle出版代行、Kindle出版マスターなど肩書きは様々です。でもTwitter上でKindle出版の専門家を名乗っている人のなんと多いことか。じゃあもしかするとKindle出版のノウハウにお金を払う人もたくさんいるんじゃないかと考えたのです。専門家の彼らが勢いよく発信しているところを見ると、恐らくお金が流れている市場なのではないかと思ったのです。そして気づきを元にKindle出版の方法を解説した「7 days eBook」のコースを作りました。
そしてまずは自分の持っていたリストに流したらすごく売れたんです。それでFacebookに広告を出してみようかという話になりました。7 days eBookは今でも利益を出し続けてくれています。つまり、ここから分かるのは専門家やインフルエンサーがたくさんいるというのは、その分野に興味のある人がたくさんいるということなのです。専門家やインフルエンサーの数は一種のバロメーターのように機能している。このようにペルソナが集まっているだろう場所を観察することで、様々な洞察を得ることができます。
アイデア例:理想の見込み客が集まるオンライン上のスポット
トラフィックを集めていくために、理想の見込み客の居場所を探す重要性は理解していただけたと思います。でもいきなり「理想の見込み客が集まる場所を探してください」と言われても、どこを見ていいかわからないと思います。そこで、まずは見込み客が集まる場所としての例をあげてみましょう。彼らを探すための場所として次のような場所が候補として挙げられます。
- ウェブサイト
- note
- フォーラム・掲示板
- Udemy
- Discordコミュニティ
- Facebookグループ
- SNS
- ポッドキャスト
- メルマガやニュースレター
- ブログ
- YouTubeチャンネル
- 検索キーワード
ペルソナの集まるオンライン上のスポットとして、まずウェブサイトが挙げられます。料理好きな主婦向けのクックパッドや楽天レシピといったサイトがあります。投資家向けならYahoo!ファイナンスやみんかぶ、プログラマー向けのQiitaやZennがあります。また、ランニング愛好家向けならRunnet(ランネット)やSTRIDE LAB(ストライドラボ)といったポータルサイトもあります。
旅行好きが集まる場所ならトリップアドバイザーやGoogle Mapsのコメント欄でしょう。またペット好き向けなら「いぬのきもち ねこのきもち」やPecoなど、ニッチな分野に特化したウェブサイトも見逃せません。さらに競合他社のウェブサイトもチェックしておくと良いでしょう。オンライン英会話のDMM英会話やレアジョブ、プログラミングスクールのTechAcademyやCodeCamp、フィットネスアプリのNike Training ClubやadidasTrainingなど、ジャンル毎に様々なページを見つけることができるはずです。
記事投稿プラットフォームのnoteでは、ペルソナに人気のあるページや競合の数をリサーチしてみましょう。例えば検索を使えば関連するnoteを見つけることができます。人気度合いで並び変えたり、いいねの数で人気の投稿を判断できます。インフルエンサーっぽい人がいれば、彼らの投稿を見てみるのも良いです。投稿や有料マガジンがアクティブに更新されているかどうかも、トラフィックが流れているかを見極める重要なサインです。アクティブに更新されていれば、人やお金が流れている可能性が高いです。
フォーラムや掲示板では、見込み客が情報収集や意見交換のために利用する場所や、特定のテーマに特化したフォーラムを探してみてください。Udemyでは、競合コースに受講者がいるかどうかを確認することが大切です。最近では、X(旧Twitter)やYouTube、noteなどからDiscordのコミュニティへつながっているケースも多いので、理想の見込み客が参加しているDiscordコミュニティも探してみましょう。
Facebookグループは、海外ではまだまだ人気がありますが、日本では中高年の方が主に使用している印象です。公開グループと非公開グループがあるので、両方を確認してみてください。あとはもちろんSNSもリサーチしてください。Facebook、Instagram、X(旧Twitter)、YouTube、Threads、TikTokなどで見込み客がフォローしているインフルエンサーを調査しましょう。インフルエンサーの投稿への直接のリプライやコメント、またはフォロワーを見ることで、実際の見込み客の姿を確認することもできます。
ポッドキャストでは、人気のある番組や、あなたの参入ジャンルに特化したものがどのくらいあるかを調べてみましょう。ブログでは、あなたの参入ジャンルに特化したものを調べて、彼らがどんなオファーを出しているかを見てみましょう。YouTubeチャンネルでは、見込み客が視聴しているものや、インフルエンサーや企業が運営しているものを調査してください。最後に、見込み客がGoogleなどの検索エンジンでどのようなキーワードを使って情報収集をしているかを調べることで、SEO対策や広告出稿に役立てることができます。
ペルソナの居場所を把握したらどう活用する?4つのアクション
では実際にペルソナの居場所を把握できたとしましょう。そうしたら次はどのようなアクションを取れば良いのでしょうか?ここでは具体的なアクションを4つご紹介します。
アクション1:コンテンツ戦略の最適化
メインとなるアクションはこれです。ペルソナが頻繁に利用するプラットフォームに合わせたコンテンツを制作し、投稿しましょう。例えば、料理好きな主婦向けならクックパッドやInstagramでレシピや調理のコツを共有したり、プログラマー向けならQiitaやZennで技術記事を投稿したりするのです。
アクション2:ペルソナの見直しと精緻化
実際のターゲット層の行動を観察し、当初想定していたペルソナと現実のギャップを埋めましょう。フォーラムやSNSでの発言を分析し、ペルソナの悩みや関心事をより深く理解することができます。必要に応じてペルソナを修正し、より現実に即したものにアップデートしてください。
アクション3:効果的な広告戦略
ペルソナが活動する場所に絞って広告を出稿し、効率的にリーチしましょう。ただし広告を打つには資金が必要です。なのですぐに広告を打つ必要はありません。将来的にトラフィックを増やしたいと思ったときのために、どこに広告を出せば良いのかを考えておけばよいでしょう。YouTubeなのか、Instagramなのか、Xなのか、またはウェブサイトへのバナー広告なのか?そういったことをあらかじめ考えておくことも、トラフィック戦略として重要です。
アクション4:コミュニティ構築とエンゲージメント
ペルソナが集まる場所に自社のコミュニティを作り、直接的なコミュニケーションを図りましょう。noteのマガジンを立ち上げて定期的に有料コンテンツを配信したり、Twitterのスペース機能を使って定期的な質問会や座談会を実施したり、Facebookグループを作成して有益な情報を共有してエンゲージメントを高めたりするのです。
これらの方法を組み合わせることで、少しずつ理想の見込み客との接点を増やしていきましょう。彼らが集まる場所を特定し、そこでコンテンツを提供する。そうすることで、あなたについて興味を持ってもらい、少しずつ信頼関係を築くことができます。またペルソナの行動を観察し、理解を深めることで、より的確なアプローチが可能になります。
まとめ:理想の見込み客の居場所を見つけて関係性を築こう
ここまで理想の見込み客の集まる場所を特定し、そこから何をすべきかを解説してきました。最後に要点を4つまとめました。
- セールスファネルを作ったら、そこにトラフィックを流す必要がある。
- トラフィックを集めるには、ペルソナが集まる場所を知ることが重要である。
- ペルソナが集まるオンライン上のスポットにはウェブサイトやSNS、ポッドキャスト、noteなど様々なものがある。
- ペルソナの居場所を把握したらその場所を中心にあなたのコンテンツを提供し、彼らとの関係を築いていく。