あなたはこれからセールスファネルを使って集客を始めようと考えているマーケターで、どんなファネルを作れば良いのか?と悩んでいるかもしれません。ここでは見込み客を集める仕組みであるサミットファネルの実際の成功事例を紹介します。2つの代表的な事例を通して、サミットファネルで見込み客を集めるイメージを、頭の中に作ってください。
良いと思った集客手法があっても、具体的な事例を見ないと実践するのは難しいものです。サミットファネルの基本的な仕組みは理解できても、実際にどのように組み立てて、どんな内容を入れ込んでいけば良いのか。そんな悩みを持っている方も多いはずです。ここで紹介するのはセールスファネル作成ツールで有名なClickFunnels社の事例です。ClickFunnelsのCEOであるラッセル・ブランソンは、面白いファネルのアイデアをたくさん作ります。僕もネットビジネスを始めた初期に、よくラッセル・ブランソンの作るファネルに片っ端からオプトインしていました。彼がどんな切り口でサミットファネルを形にしているのかをぜひよく理解してください。きっとあなたも真似できるところがいくつかあるはずです。では実在する2つのサミットファネルの事例を分析しながら、成功のポイントを探っていきましょう。
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事例1:Affiliate Bootcamp Summit
Affiliate Bootcamp Summitは、アフィリエイトマーケティングで成功するためのノウハウを提供するサミットファネルです。「100日間で趣味をフルタイムの仕事に変える方法」という魅力的なテーマを掲げ、ClickFunnelsのスーパーアフィリエイターになるための道筋を示すプログラムとなっています。
(画像引用:https://affiliatebootcamp.com/summit)
登録ページは非常によく練られた構成になっています。まず冒頭に、ClickFunnels創業者のラッセル・ブランソンが動画で登場します。「100 DAYS To Turn This Hobby Into Your FULL-TIME CAREER(100日間でこの趣味をフルタイムの仕事に変えよう)」というメッセージを掲げることで、視聴者の心に直接訴えかけています。動画とセールスレターの両方を使ってサミットの趣旨、内容、価値を伝えています。
さらに登録ページには、15人のClickFunnelsスーパーアフィリエイターが登壇者として紹介されています。彼らは実際にClickFunnelsのアフィリエイターとして、成功を収めている実践者たちだと紹介されています。そのため参加者は「机上の空論ではなく、実際に結果を出している人から、具体的な成功のステップを学べる」と確信できます。これは参加者の信頼を得る上で、非常に重要な要素となっています。
コンテンツ配信の仕組みも巧みです。オプトインすると4日間にわたって、毎日数人ずつ、合計15人のスーパーアフィリエイターのインタビュー動画が提供されます。各動画は48時間の期間限定公開となっており、この時間制限が重要な役割を果たしています。視聴期限を設けることで、コンテンツに対する緊急性を生み出し、参加者の視聴モチベーションを高めているのです。
アップセルの設計も非常に効果的です。メインのアップセル商品は「One Funnel Away Challenge」という30日間のプログラムです。このプログラムでは、アフィリエイトファネルの構築を実践的にサポートします。さらに特典として、「Affiliate Bootcamp Summit」の全コンテンツを無期限で視聴できる「オールアクセスパス」が提供されます。これは、期間内に全ての動画を見切れなかった参加者や、もう一度じっくり学びたい参加者にとって、非常に魅力的な特典となっています。
事例2:30 Day Summit
30 Day Summitは、「もし全てを失い、お金も無くなったら、最初の30日間で何をして復活するか?」という刺激的なテーマを掲げたサミットファネルです。このテーマ設定が秀逸なのは、誰もが一度は考えたことがある「もしも」の状況を題材にしている点です。そして、その状況から這い上がるための具体的な方法を、実際に成功を収めている人々から学べるという構成になっています。
(画像引用:https://www.30days.com/summit)
登録ページは非常にインパクトのある作りになっています。「You Suddenly Lose EVERYTHING…(あなたが突然すべてを失ったら…)」という衝撃的なメッセージから始まり、視聴者の感情に強く訴えかけます。さらに興味深いのは、「もしあなたが全財産と名声を失って、ネット環境とClickFunnelsのアカウントだけが残ったら、どうしますか?」という具体的なシナリオを提示している点です。
このシナリオ設定には2つの狙いがあります。1つは、視聴者に現実味のある危機感を抱かせることです。もう1つは、ClickFunnelsというツールがビジネス再構築の重要な要素であることを印象付けることです。これは単なる危機感の煽りではなく、具体的な解決策の提示につながっているのです。
コンテンツは3日間にわたって配信され、各動画は72時間の限定公開となっています。登壇者たちは、それぞれの経験に基づいて、ゼロからの復活戦略を詳しく解説します。このコンテンツの特徴は、単なる成功談ではなく、具体的なアクションプランを提示している点です。参加者は、自分が同じ状況に置かれた場合の具体的な行動指針を得ることができます。
アップセルの提案も非常に自然な流れで行われます。視聴用の各ページにアップセルへのリンクが入っています。「30 day summitで30日間の戦略を学んだあなたに、その戦略を具体的な行動に移すためのサポートを提供します」という形で、One Funnel Away Challengeへの参加を促します。30日間のやるべきことがプログラムとして組まれていて、進捗報告の義務もある。だからきちんと作業が進むだろうと、参加者の期待を高める要素となっています。
これらのファネルはライブ開催の後でエバーグリーン化されている
両サミットに共通する重要な特徴として、エバーグリーン化が挙げられます。どちらも最初はライブ配信で開催されましたが、その内容を録画して自動化してあります。そのため今でも半分ライブっぽい雰囲気を残しつつ、新規参加者を獲得し続けています。ここで紹介したサミットファネルは、affiliatebootcamp.comや30days.comにアクセスすることで、実際にオプトインして体験することができます。
エバーグリーン化の鍵は、見込み客それぞれのオプトインのタイミングを起点として、動的に視聴期限が設定される仕組みです。例えば、ある見込み客が月曜日の朝9時にオプトインした場合、その時点から48時間や72時間といった期限がカウントされ始めます。これにより、参加者は常に「今まさに開催されているサミット」という感覚でコンテンツを体験することができます。また、このように動的に設定される時間制限は、ライブ感を演出する重要な要素となっています。
まとめ:2つの事例から見えてくるサミットファネルの成功法則
ここまでサミットファネルの事例を詳しく解説してきました。最後に要点を3つにまとめました。
- サミットファネルの成功には、視聴者の心に響く切り口の設定と、実践的な価値を提供する質の高いコンテンツが不可欠である。
- 期間限定公開という仕組みを活用することで、コンテンツの視聴率と価値を高め、アップセル商品への自然な誘導が可能となる。
- エバーグリーン化によって、一度作った優れたコンテンツを継続的に活用し、新規見込み客の獲得を効率的に自動化できる。