あなたはオンラインコースの販売者として、プラットフォームの移行に伴う価格設定や決済システムの再構築に不安を感じていませんか?「今まで通りに決済が受けられるだろうか」「複雑な料金プランを正しく移行できるか心配だ」と思うなら、新しいシステムの仕様を正しく理解することが近道です。ここでは価格設定や決済ゲートウェイの連携、さらにはクーポン設定まで、お金に関わる設定をスムーズに移行する方法についてご紹介します。
プラットフォームを乗り換える際、最も慎重になるべきなのがこの決済周りの設定です。Teachableなどの既存ツールとSystem.ioでは、価格を設定する場所や概念が少し異なるため、最初は戸惑うかもしれません。しかし、基本となるStripeなどの決済ゲートウェイとの連携さえ済ませてしまえば、あとの操作は非常に論理的で分かりやすいものとなっています。ここからは、具体的な価格プランの作成手順から、注文フォームの構築、割引クーポンの発行方法までをステップバイステップで詳しく解説していきます。
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Systeme.ioではコース価格の設定は「注文フォーム」で行うのが鉄則
System.ioを使ってオンラインコースを販売する際、まず覚えておいてほしい重要な仕様があります。それは、コースの管理画面の中には価格を設定する項目が存在しないという点です。Teachableなどではコースと価格設定がセットになっていることが多いため、最初は「どこで値段を決めればいいのか」と迷ってしまうはずです。価格を決めるのはコース側ではなく、セールスファネルの中にある注文フォームという場所になります。
具体的には、まずアセットメニューからコースを作成しますが、ここではあくまでコンテンツの中身を作るだけにとどめます。その後、セールスファネルのメニューに移動して、実際に商品を販売するためのステップを作成します。このとき、ステップのタイプとして「注文フォーム」を選択することが極めて重要です。販売ページ、いわゆるセールスレターのページタイプでは決済フォームを設置することができないからです。
これはClickFunnels(クリックファネル)などの有名なツールを使ったことがある方なら、馴染みのある設計思想だと思います。販売ページで商品の魅力を伝えたあと、専用の注文フォームページへお客さんを誘導し、そこで初めて決済が発生する流れです。もし販売ページの中に直接決済機能を置きたいと考えてエレメントを探しても、注文フォームタイプを選んでいない限り、決済用のパーツは表示されません。

注文フォームのステップを作成したら、そこで「オファー」の設定を行います。System.ioでは商品やコースのアクセス権と価格の組み合わせをオファーと呼んでいます。ここでリソースとして対象のコースを選択し、アクセスタイプをフルアクセスに設定します。その上で、Teachableなどで設定していた既存の価格と同じ金額を入力して、新しい料金プランを作成していくことになります。
例えば、既存のコースを2900円で販売していたのであれば、System.io側でも同じ2,900円のプランを作成します。料金名やステートメントの表記は、お客さんのクレジットカード明細に載るものなので、分かりやすい名称にしておくのが無難です。一度プランを作成しておけば、次からは既存のプランを選択するだけで再利用できるようになります。
この注文フォームでの設定が完了して初めて、Stripeなどの決済システムに対して「この価格で決済を受け付ける」という信号が送られるようになります。最初はコース画面で価格を探してしまいがちですが、販売の入り口となるファネルのステップで価格をコントロールするという感覚を身につけてください。これが理解できれば、複数の価格帯を用意したり、期間限定価格を設定したりすることも自由自在に行えるようになります。
Systeme.ioと決済ゲートウェイとの連携でスムーズな支払いを実現する
価格の設定場所を把握したら、次は実際にお金を受け取るための決済ゲートウェイの設定に進みます。System.ioは多くの決済サービスと連携が可能ですが、最も一般的で使い勝手が良いのはStripeだと思います。設定メニューの中にある決済ゲートウェイの項目から、あなたのStripeアカウントを紐付ける作業を行ってください。

連携作業自体は、画面の指示に従ってボタンをクリックし、決済サービスのマイページにログインして認証するだけなので、それほど難しくはありません。Stripe以外にもPayPalなどの主要なサービスが用意されています。あなたのビジネスや、お客さんがよく利用する決済手段に合わせて、必要なものを一つずつ接続していきましょう。
複数の決済手段を導入しておくことは、成約率を高める上でも非常に効果的です。クレジットカードを持っていない層や、特定の決済サービスを好む層を逃さないためです。設定画面で各サービスのステータスが接続済みになっていることを確認できれば、先ほど作成した注文フォームを通じて、実際にお客さんから支払いを受けられる状態になります。
僕が使ってみた感覚として、この決済ゲートウェイの設定は一度済ませてしまえば、あとはシステムが裏側で全てを処理してくれます。Teachableから移行してくる場合でも、同じStripeアカウントを使い続けるのであれば、売上の管理が一元化されるので管理もしやすくなるはずです。新しいプラットフォームになっても、お金の流れ自体は変わらないので安心してください。
もし複数の決済手段を提示したい場合は、注文フォームのエレメント配置で調整が可能です。お客さんが自分の好きな支払い方法を選べるようにしておくと、親切な設計になります。決済設定はビジネスの心臓部とも言える重要な部分ですので、接続が完了した後は必ず自分自身でテスト決済を行ってみることを強くおすすめします。
一円や百円といった少額のテスト用プランを作成して、自分のカードで実際に決済が通るかを確認する作業は欠かせません。決済が完了した後に、ちゃんとコースへのアクセス権が付与されるかまでを見届けることで、本番の運用も自信を持ってスタートできると思います。設定一つで売上が左右される場所だからこそ、丁寧な確認作業を心がけてください。
クーポンと割引設定をマスターしてキャンペーンを有利に進める
オンラインコースの販売において、クーポンによる割引戦略は非常に強力な武器になります。System.ioでは、このクーポンの作成や管理が驚くほど簡単に行えるようになっています。セールスファネルの各注文フォームの管理画面から、直接クーポンを設定できる項目があるため、思い立ったときにすぐキャンペーンを開始できます。

クーポンの設定には大きく分けて二つのタイプがあります。一つは「定額割引」で、例えば3,000円の商品から500円を差し引くといった設定です。もう一つは「パーセンテージ割引」で、全額の30パーセントオフといった形での運用が可能です。あなたのマーケティング戦略に合わせて、どちらのタイプがよりお客さんの購買意欲をそそるかを検討してみてください。
新しくクーポンを作成する際は、自分が見てすぐに内容が理解できる名前を付けるのがコツです。例えば、オープン記念の300円引きクーポンであれば、名称の中にそれらのキーワードを含めておくと管理が楽になります。有効期限や使用回数の制限を設定することもできるので、先着10名限定といった希少性を演出するキャンペーンにも活用できます。
もし無期限で枚数制限も設けない場合は、期限や制限の欄を空白にしておくだけで大丈夫です。こうすることで、特定のプロモーション期間中ずっと使える万能なクーポンが出来上がります。作成したクーポンは注文フォームの設定画面で選択するだけで、すぐにお客さんが入力できる状態になります。
僕がこれまでに多くのプロモーションを経験して感じたのは、クーポンの設置がスムーズに行えるかどうかは、集客のスピード感に直結するということです。急なイベントや記念日に合わせて割引を行いたいとき、複雑な操作なしに数分でクーポンを発行できるSystem.ioの設計は、個人起業家にとって非常に心強い味方になると思います。
また、クーポンのコードはお客さんが入力しやすい短い文字列にすることも忘れないでください。複雑な英数字の羅列よりも、シンプルで覚えやすい言葉の方が、入力の手間を減らし成約率を維持することに繋がります。価格移行の一環として、既存のプラットフォームで発行していたクーポンと同じコードを新システムでも発行しておけば、リピーターのお客さんを混乱させることもありません。
まとめ:価格と決済の設定を完了させて販売をスタートする
ここまでSystem.ioにおける価格設定、決済連携、そしてクーポン発行の手順について解説してきました。最後に要点を4つにまとめました。
- コースの価格はコース管理画面ではなく、セールスファネル内の注文フォームステップで設定する必要がある。
- 決済を受けるためには販売ページタイプではなく、必ず注文フォームタイプのページステップを使用する。
- 決済ゲートウェイの設定メニューからStripeやPayPalを紐付けることで、安全に売上を受け取る環境が整う。
- クーポン設定を活用すれば、定額やパーセンテージでの割引キャンペーンを簡単かつ柔軟に実施できる。