あなたはオンラインコースビジネスを運営する事業者として、メール配信ツールでタグをたくさん作りすぎて管理が煩雑になっていませんか?商品ごとや集客経路ごとにタグを作った結果、どのタグを使えば良いか分からなくなって困っているかもしれません。ここではSysteme.ioへの移行時にタグとセグメントを整理する方法を紹介します。
KitやMailchimpなどのツールで多くのタグを使ってきた方は、移行時にそのタグをそのまま持ち込むことも可能です。ですが、僕自身はタグを増やしすぎてしまい管理が煩雑になった経験があります。その反省から、Systeme.ioへ移行する際は思い切ってタグを2つだけに厳選して使うことにしました。
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100個のタグが招いた混乱
僕自身、100個以上もあったタグを最終的には2つに絞った経験があります。セグメントとタグの違いは何かとよく聞かれますが、ビジネスが大きくなるとセグメントの活用が重要になることもあります。たとえば「石川県在住」「男性」「累計100万円以上購入してくれた人」といった属性は、まさにセグメントの例です。そういった区分を使って管理する方法もありますが、僕はそこまで細かく区切らずにタグで管理をしていました。

当時はどんなタグを作っていたかというと、各商品の購入者用タグやワンタイムオファー(OTO)専用タグ、さらには「未購入者」というタグまで、とにかくたくさんのタグを設定していました。リードについても、ただ集めるのではなく、オプトインページごとにタグを分けて管理していたのです。
タグが増えすぎた結果、どれを使えば良いのか判断に迷い、管理もどんどん複雑になっていきました。実際、タグが多すぎることで余計に混乱してしまったというのが僕の正直な感想です。
Systeme.ioなら商品ごとのタグは不要
商品ごとにタグを設定するメリットは、特定の商品を購入した人にアップセルやクロスセルのメールを送りたい場合に分かりやすく管理できることです。たとえば「コピーライティング初級」を買ったユーザーに「コピーライティング初級」というタグを付け、そのタグを持つ人だけに「コピーライティング中級」を案内したい場合などが典型です。従来のメルマガツールでは、こうしたタグ分けが必要不可欠でした。
しかし、特定の商品を購入した人に次の商品をオファーするようなステップメールを流す、といった運用は、Systeme.ioの場合タグを使わずに実現できます。そのため僕は、タグを「PROSPECT(見込み客)」と「CUSTOMER(何か購入した人)」の2つだけに絞りました。この判断によってメール配信の管理がとても楽になりました。誰が見込み客で、誰が既存の顧客なのかさえ分かれば十分です。細かく分類する必要はありませんでした。これがSysteme.ioならではの便利なポイントで、他のプラットフォームのようにタグに依存する必要がないのです。
もちろん、タグを利用することで「初級講座購入者だけに中級講座を案内する」「関連性の低い講座の案内を遮断する」といった柔軟な管理も可能です。その意味でタグは分類やターゲティングの一助にはなりますが、必ずしも大量のタグを作る必要はない、というのがSysteme.io利用時の重要なポイントです。
タグが多すぎることの問題点
タグが多すぎるとどんな問題が起こるのでしょうか。僕の経験では、せっかく作ったタグも結局ほとんど使われずに放置されてしまうことが多くありました。「これは便利そう」と思って追加したタグも、実際には使わないままで、結果としてタグの一覧がどんどん複雑になっていきます。そのため、本当に必要なタグを探すのに余計な時間がかかったり、オートメーションを組む時にもどのタグを使えば良いのか分からなくなります。
こうしたムダは作業効率を下げるだけでなく、ミスの原因にもなります。さらに、新しくメンバーに業務を引き継ぐ際にも混乱し、「このタグは何のためにあるの?」と説明に手間がかかります。だからこそ、タグはできるだけシンプルに絞ることが運営を楽にするコツだと僕は感じています。複雑さは管理の敵です。
シンプル管理:PROSPECTとCUSTOMERの2つだけで十分
僕はSysteme.ioへの移行を機に、タグを徹底的に見直して整理しました。最終的に残ったのは「PROSPECT」と「CUSTOMER」の2つだけで、それ以外のタグは全て削除しました。移行時には、不要なタグはわざわざ新しいシステムに移す必要がないので、このタイミングでしっかり整理できます。これまで使っていたタグを全て移行する必要はなく、本当に必要なものだけ選んで移せば十分です。

この2つのシンプルな分類だけでほとんどのメールマーケティングは問題なく実践できます。PROSPECTには見込み客向けのメールを、CUSTOMERには既存顧客向けのメールを送るだけなので、管理も本当に楽になります。
セグメントの再構築についてですが、正直なところ、僕はこれまでセグメントを作らずに運用してきました。以前はMailchimpを使っていて、その当時はタグの機能がなく、区分けにはグループやセグメントを使っていました。しかし実際の運用では、やはりタグのほうが直感的でシンプルに管理できて圧倒的に使いやすいと感じています。最近はMailchimpにもタグ機能が追加されたようですが、僕のようにリスト規模が1万~2万件程度であれば、わざわざセグメントを作る必要はないと思います。
たとえば地域ごとにキャンペーンを展開したいとか、性別で訴求内容を分けたいといった、かなり細かなターゲティングをしたい場合だけ、必要に応じてセグメントを作れば十分です。多くの場合はタグだけでリスト管理が完結するので、運営も圧倒的にシンプルになります。逆にセグメントが増えると管理が複雑になり、タグとの違いもややこしくなりがちです。リストが数万件規模であれば、タグだけで十分だと僕は断言できます。
移行時がタグ整理の絶好のチャンス
Systeme.ioへの移行は、タグやセグメントを見直して整理する絶好のタイミングです。これまで使っていたタグをすべて新しいシステムに移す必要はありません。本当に必要なタグだけを厳選して移行すれば十分です。
移行前にまず現在運用中のタグを一覧化し、それぞれが今後も必要かどうかを一つひとつ見直してください。Systeme.ioの標準機能で補えるタグは思い切って削除しましょう。最終的に「PROSPECT」と「CUSTOMER」の2種類だけにすることが理想です。
なお、必ずしも全員がKitを使っているわけではないので、ご自身が利用しているプラットフォームに置き換えて考えてみてください。しかし、どんなツールから移行する場合でも、タグ整理の基本はシンプルにすること、不要なものは省くこと。この2点が運用を楽にする最大のポイントです。
まとめ:タグは2つに絞り込んでシンプル運営を実現
ここまでSysteme.io移行時のタグ・セグメント整理方法を解説してきました。最後に要点を3つにまとめました。
- タグを100個以上作ると管理が煩雑になり、結局使わないタグが増えて混乱の原因になる。
- Systeme.ioでは特定商品購入者へのメール配信がタグなしでも可能なため、タグはPROSPECTとCUSTOMERの2つだけで十分である。
- 移行時は不要なタグを移行せずに削除する絶好のチャンスであり、リストが数万程度ならセグメントも不要である。