あなたはオンラインビジネスを運営する起業家やフリーランスとして、ConvertKitやTeachableなどのプラットフォームからSysteme.ioへの移行を検討していませんか?でも実際にどうやって移行すればいいのか、何から手をつければいいのか分からず困っているかもしれません。ここではSysteme.ioへの効率的な移行方法と、失敗を避けるための具体的な手順を紹介します。
オンラインビジネスのプラットフォーム移行は、多くの人にとって大きな決断です。既存のシステムから新しいプラットフォームへ移る際には、顧客データの移行やページの再構築、コースコンテンツの移植など、やるべきことが山積みです。しかも移行中にビジネスが止まってしまうリスクもあります。この記事では、僕自身が経験したTeachableやConvertKitからSysteme.ioへの移行の過程で学んだ効率的な移行方法と、絶対に押さえておくべきポイントを詳しく解説します。Systeme.ioは優れたオールインワンプラットフォームですが、移行を成功させるには正しい手順と戦略が必要です。
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Systeme.ioの「無料移行サービス」に対する考え方
Systeme.ioは現時点で無料の移行サービスを提供しています。フリーミグレーションと呼ばれるこのサービスでは、ConvertKitやTeachable、Kajabi、ClickFunnelsなどの他のプラットフォームからの移行を無料でサポートしてくれます。実際に僕もこのサービスを利用して、アゼルバイジャンに住むスタッフの方に移行作業を手伝ってもらいました。全部が全部完璧に移行できたわけではありませんが、それでも大きな助けになったのは事実です。

ただしこのサービスには注意が必要です。なぜならこういったプラットフォーマーが提供する無料移行サービスは、初期に顧客を獲得するフェーズでのみ提供されるケースがほとんどだからです。Systeme.ioは外注スタッフにお金を払ってこのサービスを提供しているわけですから、十分な顧客を獲得できた段階でサービスを終了する可能性が高いと思います。これはビジネスモデルとして当然の流れです。
実際にClickFunnelsやTeachable、Thinkificなども、立ち上げ当初は無料移行サービスを提供していましたが、今ではもう提供していません。プラットフォームが成長して顧客基盤が安定すると、移行サービスを終了するのは自然な流れです。初動の売上を作るため、すなわち初動の顧客を獲得するために無料移行サービスを提供する。これはスタートアップの定番戦略と言えます。
だから移行は無料移行サービスがないことを前提に考えるべきです。もし今この瞬間に無料移行サービスがまだ利用できるなら、それはラッキーです。でも基本的には自分で移行する方法を理解しておくことをおすすめします。もし移行サービスが使えるなら、この記事で説明する手順を参考に、海外のスタッフとやり取りしながら進めればいいでしょう。
移行の全体像を把握しておけば、サポートスタッフとのコミュニケーションもスムーズになるはずです。どこまでを自分でやって、どこから手伝ってもらうのか、その判断ができるようになります。Systeme.ioの無料移行サービスは便利ですが、いつまで提供されるかが分かりません。だからこそ自力で移行できる知識とスキルを身につけておくことが、長期的には最も安全な選択肢になります。
失敗しないための移行手順4ステップ
ここからは僕が実際に行った移行手順を紹介します。次の4つのステップで進めることで、効率的かつ安全に移行を完了させることができます。各ステップには明確な理由があり、この順番を守ることがとても重要です。間違った順番で進めてしまうと、後で大きな手戻りが発生したり、ビジネスに支障が出たりする可能性があります。

ステップ1.コンタクトの移行
ステップ1はコンタクトの移行です。これはメールアドレスなど登録者のデータを移す作業です。ConvertKitから登録者データをCSVファイルでエクスポートして、Systeme.ioにそのままアップロードします。この作業は比較的軽いので、1時間程度で終わらせることができるはずです。データのバックアップを取っておくことも忘れないでください。
ちなみに僕はこのタイミングでタグやセグメントの整理も行いました。ConvertKitを使っていた頃はたくさんのタグを用意していました。しかし、タグが増えすぎると管理が複雑になって、どのタグがどの目的で使われているのか分からなくなってしまいます。だからSysteme.ioに移行する際にシンプル化することにしました。
結局タグは「カスタマー」と「プロスペクト」の2つだけに絞りました。お客さんと見込み客、これだけで十分管理できます。シンプルなシステムの方が、長期的には運用しやすいんです。もちろんあなたのビジネスによっては、もう少し細かくセグメントを分ける必要があるかもしれません。でも移行のタイミングは、データ構造を見直す絶好の機会だと思います。
ステップ2.ページの移行
ステップ2はページの移行です。セールスページ、オプトインページ、ウェビナーページなど、あらゆるランディングページをSysteme.ioで再構築していきます。ここで重要なのは、セクション・行・エレメントという構造を理解することです。ClickFunnelsなどと同様に、こうしたページビルダーは独特のページ構造を持っています。
セクションは大きなブロック、行はその中の横並びの配置、エレメントは具体的なパーツという3層構造になっています。この構造を理解していないと、思い通りのページを作るのに苦労するかもしれません。最初は慣れなくても、一度理解してしまえば直感的に操作できるようになります。既存のページをそのまま再現するのもいいですし、このタイミングでデザインを刷新するのもいいでしょう。
ステップ3.コースコンテンツの移行
ステップ3はコースコンテンツの移行です。正直に言うと、この作業が一番重たいです。動画コンテンツをTeachableから一度ダウンロードして、それをSysteme.ioに再アップロードする必要があります。Teachableの場合はGoogleドライブから動画を直接移行できたり、一括アップロードができたりしました。でもSysteme.ioは1動画ずつアップロードする必要があります。
動画だけではなく、PDFやテキスト資料などの教材マテリアルも全部移行しなければなりません。コースのレクチャー数が多い場合は、かなりの時間がかかります。僕の場合は複数のコースを運営していたので、この作業だけで数日かかりました。地道な作業ですが、お客さんに価値を届けるためには避けて通れません。
ただ、カリキュラム構造の再現は簡単です。Systeme.ioもTeachableと同じく、セクションの下にレクチャーがある2階層構造になっているからです。モジュールとレッスンという言い方をする場合もありますが、基本的な考え方は同じです。時間はかかりますが、作業自体は単純なので根気よく進めていきましょう。音楽でも聴きながら、淡々とアップロードしていくのがコツです。
ステップ4.ファネルの再構築
ステップ4はファネルとしての再構築です。Systeme.ioやClickFunnelsを使ったことのない方は、このセールスファネルをどうやって使えばいいか分からないと思います。ファネルというのは、お客さんが商品を購入するまでの一連の流れを自動化する仕組みのことです。ページ間の連携を設計して、アップセルやダウンセルを追加し、複数の商品をスムーズに購入できるよう設定することで、セールスファネルとして機能させていきます。
セールスファネルがSysteme.ioの最大の強みなので、これを使わなかったら本当にもったいないです。ファネルを活用することで、売上を最大化する仕組みを自動で動かせるようになります。お客さんが最初の商品を買った直後に、関連商品をオファーし、断られたら、より安価な代替商品を提案するというような販売戦略を自動で実行できます。これこそがSysteme.ioに移行する大きな理由の1つと言えるでしょう。
なぜ「段階的な移行」が重要なのか
先ほど紹介した4つのステップには、実は明確な順序があります。一度にすべてを移行しようとするのではなく、段階的に移行することが成功の鍵になります。ここではなぜ段階的な移行が重要なのか、その理由を3つの観点から説明します。これを理解しておくことで、焦らず確実に移行を進められるはずです。
1つ目の理由は、段階的な移行によってリスクを最小化できるためです。すべてを一気に移行しようとすると、何か問題が起きたときに対応が難しくなります。どこで問題が発生したのか特定するのも大変です。複数の要素が絡み合っているので、原因の切り分けに時間がかかってしまいます。でも段階的に進めれば、各ステップで問題を発見して修正することができます。
1つずつ確実にクリアしていく方が、結果的に早く安全に移行できます。急がば回れという言葉がありますが、まさにその通りです。移行作業では予期せぬトラブルが必ず起こります。データの形式が合わなかったり、設定が思い通りに動かなかったり。そういった問題に1つずつ対処していくことで、最終的には安定したシステムが完成します。
2つ目の理由は優先順位が明確になることです。顧客との接点を最優先にすることで、移行中もビジネスを継続できます。具体的には、コンタクトの移行を最初に行うことで、Systeme.ioからメールを送れる状態を作ります。これによって既存の顧客や見込み客とのコミュニケーションを維持できます。メール配信は多くのオンラインビジネスにとって生命線です。
移行作業をしている間も、ビジネスは止められません。お客さんに情報を届けたり、質問に答えたり、新しいオファーを案内したりする必要があります。だからこそメール配信機能を最初に使える状態にしておくことが重要なんです。ビジネスの生命線を最優先で確保する、これが段階的移行の大きなメリットです。既存のお客さんとの関係性を守りながら、新しいシステムに移行できるわけです。
セールスファネルの再構築を最後に持ってくる3つ目の理由は、すべての要素が揃ってからファネルを構築することで最大の効果を発揮できるからです。そもそも、空っぽの状態ではファネルを作れません。ファネルはページやコース、決済システムなど、様々な要素を繋ぎ合わせて機能します。パーツが揃っていない状態で設計しようとしても、うまくいきません。
実際に決済を受け始めると、お客さんに商品を届ける必要があります。だからファネルを作ってから商品であるコースを移行するのではなく、全部移行しておいてから最後にファネルを構築する方が理にかなっています。ファネルは各パーツを繋げる役割を果たすものです。料理で例えるなら、材料を全部揃えてから最後に盛り付けをするようなものです。
段階的な移行は、一見遠回りに見えるかもしれません。でも実際には最も効率的で安全な方法です。各ステップを確実にクリアしながら進めることで、移行後のトラブルも最小限に抑えられます。焦らず、着実に、1つずつ完成させていく。それが成功する移行の秘訣です。僕自身の経験からも、この順番で進めることを強くおすすめします。
まとめ:段階的な移行で確実にSysteme.ioへ引っ越そう
ここまでSysteme.ioへの効率的な移行方法について解説してきました。最後に要点を4つにまとめました。
- Systeme.ioの無料移行サービスは便利だが、いつ終了するか分からないため自力で移行できる知識を身につけておくべきである。
- 移行は「コンタクト」「ページ」「コースコンテンツ」「ファネル」の4ステップで進めることで、効率的かつ安全に完了できる。
- 段階的な移行によってリスクを最小化し、各ステップで問題を発見・修正しながら進めることができる。
- ビジネスの継続性を保つために顧客との接点を最優先し、すべての要素が揃ってからファネルを構築することが重要である。