今回はTeachableでレクチャー視聴に制限を加える方法を解説します。次のレクチャーを見てもらう前に、どういうことをして欲しいかということがありますよね。レクチャーを順番に見てもらったり、あとはレクチャーを途中までしか見ずに次のレクチャーに行ってほしくないですよね。そういうときに全体の90%まで見ないと次のレクチャーに行けなかったり、途中で小テストのようなクイズをつくってクイズの合格・不合格の点数を設定できるのですが、それに合格しないと次にいけないといったことを設定することができるのでやっていきましょう。
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Step1. InformationからCourse Complianceに行く
これはサンプルのコースなのですが、コースのInformationのところに行ってください。そしてずっと下のほうに行くとTeachableがCourse Complianceと呼んでいる項目があり、先ほど言った3つの機能がちょうどここの3つに対応しています。
- Enforce Lecture Order:レクチャーの順番を強制する、きちんと順番通りにレクチャーみてねというものです。
- Enforce Video Watching:下を見ると書いている通り、ビデオの90%を次に進むまでに見なければいけないよというものです。
- Enforce Graded Quiz Completion:Graded Quizというのは点数を付けるタイプのクイズなのですが、それをコンプリートしないと先に進めないというものです。
Step2. Enforce Video Watchingは1つだけチェックをつけることができない
ここにチェックつけていくのですが、Enforce Video Watchingだけは1つだけチェックをつけるということができません。Enforce Video Watchingをオンにすると、必ずEnforce Lecture Orderもオンになり両方チェックが付いてしまいます。Enforce Video Watchingはビデオの90%を見ないと次のビデオを見ることができないので当然ですよね。Enforce Lecture Orderだけにチェックをつけることは可能です。
Step3. Enforce Graded Quiz Completionの設定方法
Enforce Graded Quiz Completionでは、下に「Minimum score necessary to continue (if no value specified,will only enforce quiz completion).」とあります。例えば70点合格にしましょうか。70と入れた場合は70点以上で次に行けます。下の「Maximum number of retake attempts (limit 99).」は何回試験を受けられるかということですよね。厳しくいくと1回ですが、甘くして10回にしましょうか。もし合格点を0点と設定するとどうなるかというと、ここに書いていますが、ただクイズをすべてやればOKとなります。とりあえず70点にして、Enforce Video Watchingだけオフにして進めていきましょう。
Step4. 受講生から見た画面を確認する
これはお客さんの画面なのですが、今レクチャー1ですよね。ここを見てください。次のレクチャーに飛ぼうとすると、前のレクチャーが終了させてから来てねといった表示になります。
ではEnforce Video Watchingをオンにしていないので、次の講義にどんどん進んでいきましょうか。ここで「画面収録に使うアプリはどれ?」というクイズが出てきました。一度間違えてみましょうか。「MailChimp」を選択してチェックするをクリックします。間違えるとこのように本当は「ScreenFlow」ですと表示されます。あなたのスコアは0%なのでもう1回受けてねとなります。「ScreenFlow」を選ぶと次に進めることができます。
Step5. 受講生のテスト結果をリセットする方法
間違えたら再度クイズに挑戦しますが、もしこれで何度も間違えたとすると、「継続するには最低でも70%スコアが必要です。」と表示されます。もう再受験可能な回数に達してしまったんですよね。あなたが再受験のリミットまで達してしまったということがオーナーに送信されるので、オーナーはそれを見てあなたの再受験を許可するかどうかというのを決めることができます。
どのようにするか見てみましょうか。ここですね。リセットしてあげるためにユーザーの中に入り、Progress Reportsから該当のコースを選択します。そうすると、この人は0/1で小テストをコンプリートできなかったよと出ているので、ここにあるReset QuizからResetをクリックします。そうするとテスト結果がリセットされるので、小テストをクリックすると再度受けられるようになります。ちなみにリセットしたときは、このように「小テストにおけるあなたのクイズスコアをリセットしました。もう一度クイズを受ける場合は、以下から受けてください。」というメールが届きます。
ということでこのようにコースを順番に受けてもらったり、小テストをきちんと挟んで厳格にやってもらったりして学習効率を高めることができます。今回は以上です。