今回はTeachableでカスタムユーザー権限を設定する方法というのをやっていきます。
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Step1. Teachableのカスタムユーザー権限とは
Teachableにおけるカスタムユーザー権限がどういうものかをまず理解しましょう。Teachableには複数のユーザーのアカウントの種別があります。Primary Owner、Owner、Author、そしてAffiliate。Studentは大きな権限がなく、コースを受講するだけの存在です。その次にAuthor、Owner、Primary Ownerというふうに権限が上がっていきます。ただ、Primary OwnerにするかOwnerにするかAuthorにするかというように、既にセットが作られてしまっているために、デフォルトの設定では一部の権限だけを特定の人に付与することができません。例えばこの機能とこの機能だけが欲しいのにその中間がないなみたいなことが現実的には起こります。そういうときにこのCustom User Rolesというのを使うと便利です。
Step2. Teachableでカスタムユーザー権限を設定する条件
最初にお伝えしておくと、このCustom User Rolesを設定する場合はTeachableのビジネスプラン以上が必要になります。ビジネスプランは結構高額なプランです。それがないと設定できないので、それがない方は残念ながら設定できないと思ってください。ただし、今後、Schoolの拡大によって、そのビジネスプランまで上がる可能性あると思いますので、この内容を一応知っておくといいと思います。
Step3. Teachableのカスタムユーザー権限の種類
ユーザーに自由に付与することができる権限がいくつかあります。それを説明していきましょう。
- Create & Manage Products:プロダクト、商品、コースを作ることができる権限、そしてそれを編集したり管理することができる権限です。具体的にはセクションやレクチャー、クーポンの発行や修了証の作成、コースの内容の追加とか編集作業ができます。コーチングのマイルストーンのテンプレートの編集、バンドルを追加や削除もできます。
- Create & Manage Users:ユーザーの新規作成と管理です。新規ユーザーを作成したりアフィリエイターを追加できます。あとは受講者の登録・解除、つまりコースやコーチング商品、バンドル商品にenrollしたりunenrollしたりすることやユーザー情報の確認もできます。
- Customize Site:Schoolの外観などをマネジメント、編集する権限です。Schoolのサイトのテーマやサイトナビゲーション、ページをカスタムすることができますし、Teachableを日本語化する際のカスタムテキストを設定することもできます。また、トラッキングコードとか、そういうやつですね。GoogleアナリティクスとかFacebookピクセルなどのトラッキングコードを入れるコードスニペットが編集できます。あとはSchoolの管理用のパワーエディターといって、ソースを触ることができるエディターにもアクセスすることができます。
- EraseUsers:これはユーザーをこのSchoolから永久に削除することができる機能です。
- Issue Purchase Refunds:refund、返金できる権限です。
- Manage School Settings:Schoolの一般的な設定や、メール通知、Webhookの追加ができます。
- Moderate Comments:お客さんが投稿したコメントを削除したり、承認したりできる権限です。
- Publish & Delete Products:「Create & Manage Products」で述べた、プロダクトを作る、管理するというのとは別で、プロダクトを公開状態にしたり、または削除したりすることができます。公開・非公開の別と削除ができる権限です。
- Send Email:お客さんに対してメールを送ることができる権限です。
- View Course Reporting:お客さんがどれだけそのコースを視聴したか、何%ぐらいまで視聴したかという統計値を見ることができる権限です。
- View Financial Information:どれだけ売り上げが立ったかなどの決済やお金周りのことが見られる権限です。
- Access and Manage Enrolled Coaching Space:これは、個々のユーザーのために用意されたコーチングのスペースにアクセスして、その人用に新しいマイルストーンを作ったり、既存の前の人にコメントしたりと、コーチングのお客さんの管理をすることができる権限です。
Step4. Teachableのカスタムユーザー権限の設定方法
カスタムユーザー権限の設定方法は2段階あります。ロールを作る、そのロールをユーザーに当てていくの2段階です。
- Custom User Rolesの作成:例えば、まず最初に割り当てたい権限のセット(ロールと言う)を作成する
- ロールに対してユーザーを当てていく:このユーザーにはこのセットを適用する、というふうに割り当てる
まずはSchoolのSETTINGSのRolesのところに行ってください。そしてAdd Custom roleです。そうするとロールの名前を付けて、どの権限を付与するかを決められます。そしてSaveを押してください。
その後でお客さんの画面に行って、お客さんのところからRoleというところをセレクトしてあげましょう。そうするとロールを選ぶSelect Roleという画面が来るので、その部分からドロップダウンで、先ほど設定したロールを選択して、Saveを押しましょう。
もしこのユーザーの権限を全部消したい場合は、このRevoke All Permissionsというところをクリックすると与えた権限を全部削除することができます。
こんな感じでカスタムユーザー権限設定ができます。いくつかの権限が必要なんだけど、うまく組み合わせられなかったなみたいなときは、これを使ってみてください。今回は以上です。