今回はTeachableでコースの価格を付ける方法を解説します。コースに価格を設定するだけではなく、コースの価格を削除するときの注意点もあるのでそれもお伝えしていきますね。まずはTeachableのコースの価格設定について、4つのプランを決めることができるのでやっていきましょう。
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Step1. Teachableで可能な価格設定は4種類
まず1つ目はFreeですね。無料でコースに入ることができます。2つ目はOne-Time Purchasesです。単発決済で、1回だけの課金なので買い切りともいいます。3つ目はSubscriptionです。定期課金ですね。4つ目はPayment Plansです。英語がわかりにくいのですが、直訳すると決済プランとなります。分割払いのことで、例えば月額1万円の5回払いといったものですね。サブスクの支払いの間隔は6つあって、毎週、そして2週間、2週間というのはあまり聞かないなと思うのですが、オーストラリアなどの海外では給料が2週間に1回振り込まれたりすることもあるので、そういうのに対応しているのかなと思います。一番多いのはやはり毎月ですね。月額です。あとは3ヶ月、6ヶ月、毎年となっています。
最低金額も一応設定されていて、Teachableはいろいろな通貨に対応しているのですが、とりあえず代表的なUSドルと日本円だけだしておきます。USDは$0.99、JPYは110円なのでテスト決済するときなどはこの数値を下回らないよう設定します。
あとはサブスクの設定でInclude a free trialにチェックをつけて無料トライアルを設定することができます。例えばサブスクで最初の7日間や、最初の30日間を無料トライアルにできます。プランの削除についてはあとで改めて説明するので、とりあえず価格設定をやっていきましょう。
Step2. 無料プランを作成する方法
コースの中に入り、左側のPricingに行ってください。今はプライシングプランが何もない状態なので、新しく作りましょう。 Add Pricing Planをクリックします。4種類表示されますが、すべて作っていくのでとりあえず「Free」を選択します。Nameで名前を入れることができます。「無料プラン」としましょう。Subtitleは「これは無料で入会できるプランです」としましょう。SubtitleはShort descriptionで、短いものですね。Detailed Descriptionでは、例えばこれがどんなコースで、どんなことができますよといったことを書いてあげるといいと思います。
下のLimited course access durationは、ここに説明が書いているのですが、チェックを入れてみましょうか。Limited course accessなので、こちらが指定した何日間、または何月何日までといった受講期限が設定でき、その日を過ぎると受講できなくなります。2つのオプションがあって、1つ目はすべてのお客さんに対して特定の日、例えば12月31日までと指定することができます。2つ目はエバーグリーンのようなものですね。例えばAさんが1月1日入ってきたら30日後にアクセス権が終わります。次にBさんが3月1日に入ってきたとしましょう。そうするとBさんのアクセス権が終わるのは3月30日になります。とりあえずオンにしてAdd Free Planをクリックしましょう。これで1つ目ができました。
Step3. 買い切りプラン(One-Time Purchases)を作成する方法
次はOne-Time Purchases、買い切りをやっていきましょう。日本の通貨にするためにJPYにして、買い切りなので価格は99,800円としましょうか。Nameは「買い切りプラン」とします。ここでもLimited course access durationが使えますが、これについては説明したので割愛します。
Step4. 月額の分割払いを設定する方法
Payment Plansは月額の分割払いでしたよね。JPYにして、価格は例えば19,800円の5回払いにしましょう。Nameは「分割払い」、Subtitleは「¥19,800の5回払い」としましょう。分割払いのときはLimited course access durationは使えません。
Step5. サブスクリプションを設定する方法
最後はSubscriptionです。月額払いと言いたくなりますが、月額以外もできるの課金ですね。JPYにして、価格は例えば3万円にしましょうか。FrequencyはEvery month、毎月が一番いいですかね。Nameは「月額プラン」、Subtitleは「月額3万円で入れるプランです」としましょう。ここを見てください。サブスクにはInclude a free trialという項目があります。先ほどお伝えした無料体験の設定ですね。何日間無料体験を設定するか聞かれているので30日にしましょう。そうすると一番上のところに「30 day free trial then ¥30,000/month」と表示されるので、これでうまく設定できていることがわかります。ではAdd Subscription Planをクリックします。
Step6. セールスページに複数の支払いプランを表示し、価格を並べ替える方法
とりあえず4つ追加したのですが、これらはセールスページ上で並べることができます。並び替えしましょうか。ここをドラッグ&ドロップすると並び替えることができます。
一番上に持ってきたいプラン、コースのトップに表示したいプランを月額プランにしてみます。コースのトップに行くと、先ほど一番上に置いた30日の月額プランが一番トップに表示され、コースの代表的な価格になっています。例えば買い切りプランのほうを一番上にしてみましょう。ページをリロードします。そうするとすぐ反映されました。買い切りプランの価格が出ます。このように見せ方を工夫することができます。
あとはセールスページのところで価格プランを複数並べることができます。セールスページの中のPricingのところにあります。今はプライシングプランをなにも選択肢として用意していないので、「こちらのコースは受講できません。」と表示されていますが、Select Pricing Planでプランを入れてください。ひとつひとつ入れたいものをピックアップしてあげます。ここに無料のプランが出てしまっていますよね。無料のプランは消しておきたいなと思ったらゴミ箱アイコンをクリックして消して、Updateをクリックしたあとプレビューすると先ほど選んだ有料の3プランしか出てこなくなります。
Step7. プライシングプランの削除、4つの特徴
あとは プライシングプランを削除するときですね。
#1. プライシングプランを削除してもサブスクや分割払いに影響はない
1つ目は一番大事なことなのですが、すでにサブスク、分割払いに入ってお金を払い続けてくれている受講者には、プランを削除したとしても、まったく影響はありません。Teachableもはっきり言っていることなので安心して削除してください。もし影響がある場合、削除できないようになっています。
#2. すべてのプライシングプランを削除すると、コースにセールスページ上から登録できなくなる
2つ目はすべてのプライシングプランを削除すると、コースにセールスページ上から登録できなくなります。先ほど「こちらのコースは受講できません。」と表示されていたように登録自体ができなくなります。
#3. アップセルに設定したプライシングプランは削除できない
3つ目は上手くできているのですが、Teachableでは1つのコースを買ったあとに次のコースのアップセルを出せるじゃないですか。 そこで設定されているプライシングプランは削除ができないようになっていますね。この辺りはきちんとプロテクトするような仕組みを作っています。
#4. 削除したプライシングプランは復元可能
4つ目は、一度削除してしまったプライシングプランも復元することができます。
Step7. プライシングプランを削除する方法
では見ていきましょう。まずは削除の方法です。このゴミ箱のマーク、Delete pricingをクリックすると、本当に削除していいか聞かれるのでDeleteを選択すると削除されます。ちなみに「Show deleted pricing plans」を押すと削除されたプライシングプランが出てきます。先ほどの買い切りプランを戻してみましょう。Restore Planをクリックするとレストアされます。
今は特にアップセルを設定しているプライシングプランがないのですが、一度アップセルで設定して戻ってきます。どういう表示になるか見てみたいですね。今、別のコースのサンキューページで、アップセルを先ほどのコースの分割払いのプライシングプランに設定しました。ここで分割払いのプライシングプランを削除しようとしてみましょう。Delete pricingをクリックしてDeleteを選択すると、「Product cannot be deactivated/unpublished while in use on a page (demo-purchased)」と表示されます。すぐ消えてしまうのですが、他で使っているので削除できないよというメッセージが出るんですよね。見てください。削除できていないですよね。このようにきちんと保護する機能がついているので、安心して削除できると思います。
Step8. 特定のプライシングプランだけをお客さん見せる方法
このプライシングプランだけをお客さん見せたいというときは、Copy URLをクリックしてください。URLからアクセスすると、このように1つのプライシングプランのところにダイレクトにお客さんを送ることができます。いろいろと紹介しましたが復習してやってみてください。今回は以上です。