今回はTeachableでユーザー権限の種類とその追加方法を解説していきます。ユーザー権限の種類を表にまとめてみました。左からPrimary Ownerが一番強い権限で、だんだんだんだん右に行くにつれて弱くなってきてStudents、受講者が一番弱くなっています。あとはCustom User Rolesというのがあって、TeachableのプランにはBasic・Pro・Businessとあるのですが、一番高いBusinessプランにすると既存のプリセットされたユーザー権限ではなく、自分でユーザー権限を選んで作ることができます。
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Step1. Admin-Level Userという考え方
これは置いておくとして、他のものについて解説していきたいのですが、その前にまずこれを解説しましょうか。Admin-Level Userという考え方があり、ユーザー数はプランによって制限があります。TeachableのプランがBasicなら2個まで、Proなら5個まで、そしてBusinessなら20個までとなっているのですが、ではAdmin-Level Userがなにかというと、表に書いたYESとなっているところですね。Primary Owner・Owner・Authors、この3種類がAdmin-Level Userです。Primary Ownerは必ずスクールに一人いるので、これでもう1個使ってしまっているということになりますね。Basicであればあと1個、OwnerかAuthorsのうちどちらかの権限を付与したらそれで終わりになりますね。Studentの数はどのプランを使っても無制限になっています。
注意になるのですが、ユーザーの権限というのは兼務できないんですよね。例えばPrimary Ownerの人がいて、JVで一緒にやりたいという人にOwnerの権限を渡したい、そしてAuthorsの権限も渡したいと思ったとしても、1人のユーザーにOwnerの権限とAuthorsの権限を一緒に付与することができないんですよね。そのため、どちらかの機能を付与するか、またはBusinessプラン以上にしてCustom User Rolesを作って、そのユーザー権限をその人に与えるか、どちらかのオプションになるかなと思います。あとは権限を変えるとき、例えばAuthorsだった人をOwnerに変えるとなると、いったんそのユーザーをAuthorsのところから削除してOwnerに登録し直さなければなりません。このあたりが少しややこしいですね。
Step2. Primary Ownerの権限でできること
ではひとつひとつ見ていきましょうか。まずはPrimary Ownerです。
- ペイメントゲートウェイ:スクール側で支払いを受けるときの手段をどうするかについて設定することができます。
- スクールの削除
- Primary Ownerの権限を別の人に移転させる
- Owner権限をつけたりそれを取り消したりすることもできます。
- 他の管理者とユーザーのパスワードを直接いじることができます。ただしmyTeachableといって、複数のスクールを横断的に使えるような1つのアカウントを登録しているユーザーに対してはそのパスワードを変更することはできません。なぜかというと、他のスクールにもその人は登録をしているので他のスクールのパスワードにも影響を与えてしまうからです。そのためここだけ機能がオフになっています。
- 課金・プラン情報の更新:TeachableのプランのBasic・Pro・Businessのうちどれを使うかということですね。
- スクールで税金の申告書を記入・提出
- TeachableUへのアクセス:Teachableのベータプログラム、コミュニティ、TeachableUというTeachableOwner向けのマテリアルがあるのですが、それにもアクセスできます。
- カスタムユーザーロールを作る:繰り返しになりますが、これはProではなくBusinessプラン以上でしたよね。
今説明したペイメントゲートウェイの設定と更新~カスタムユーザーロールの作成と編集までの機能はPrimary Ownerだけが持っている機能になります。ではOwnerはというとAuthors・Affiliates・Studentsが持つすべての権限とこの機能以外のすべての管理者の権限を持っています。
Step3. Authorsの権限
この辺の細かいところもたくさんあるのですが、ここに注目しましょうか。Authors(Pro以上)とAuthorsです。「Authors(Pro以上)」というのはAuthorsの権限を与えた場合に、TeachableのProプラン以上を使っていると、コースを公開する~受講者のプログレスレポートを見るという部分の権限をその人に付与するときに、Optionと書いてあるものはオンオフができますよということですね。
例えばコースを公開するはオフにしましょう、クーポンの作成は許可するのであればオンにしましょうというように部分部分、選択的にAuthorsに機能を付与するということができます。ちなみにBasicプランだとこういうことできず、Authorsのプリセットされた権限だけです。
Step4. AffiliatesとStudentsの権限
あとはAffiliatesですね。アフィリエイターさんに手伝っていただくときに使うのですが、このようなアフィリエイト関係のものを見ることができます。ちなみにこれは他の管理者権限からは見ることができないので、アフィリエイターさん独自でアフィリエイトリンクを作ってもらったりすることになりますね。アフィリエイト実績は、他の管理画面で見ることができるので、ここはチェックを入れてもいいかもしれませんね。
Studentsというのは普通の受講生なので管理者の権限は見た通りありません。権限の種類はこんな感じですね。
Step5. Teachableでユーザー権限を追加する方法
では実際にどのように追加していくかというところですが、ここのメニューからUsersというところに行きます。そうするとこの画面になり、Students・Owners・Authors・Affiliates・Customと表示されているので1つ1つ見てみましょうか。
Studentsは何もないので、Ownersのタブを見ていきましょう。今2つ表示されています。Primary OwnerとOwnerというのを覚えていますかね。ここにPと書いているのがPrimary Ownerです。こちらの何もないものが普通のOwnerですね。右下にtとあるのは先ほど言ったmyTeachableというものですね。
今はAuthors、Affiliatesの登録がありません。それではアフィリエイターを追加していきましょうか。右上のAdd Affiliatesをクリックします。名前とメールアドレスを入れるフォームが表示されるのでそれぞれ入れて、Importをクリックします。そうするとここで入力されたアフィリエイターのメールアドレスに対して、あなたはこのスクールから招待されていますが、この招待を受けますかという確認メールが送られます。メール内にあるボタンを押すと、スクールのアフィリエイター登録が完了してここの一覧に乗ってきます。ということで、このようにして他のAuthorsやOwnerといった権限も追加していくことができるのでやってみてください。