あなたは個人起業家やフリーランスとして、ウェビナーを始めたいと考えているものの、何をテーマにすれば良いか迷っていませんか?「ウェビナー、やってみたいけど、テーマが決まらなくて…」「他の人のウェビナーを見ると面白そうだけど、自分にはできないかも…」と悩んでいるかもしれません。ここでは、あなたにピッタリのウェビナーテーマを見つける方法をご紹介します。
僕も最初のウェビナーを開催しようと思った時、何を話せば良いのか本当に悩みました。でも、たくさんのウェビナーを開催し、他の起業家のウェビナーも見てきた中で、魅力的なテーマを見つけるためのコツが分かってきました。実は、誰でも「刺さる」テーマを見つけることができるんです。大切なのは、正しいステップを踏んで、あなたならではのテーマを見つけること。ここからは、そのための3つのステップを詳しく解説していきます。
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ステップ1:ターゲット顧客を”生身の人間”として理解する
ウェビナーのテーマを決める前に、まずはあなたのウェビナーを誰に届けたいのかを明確にする必要があります。「30代女性」とか「経営者」といった漠然としたターゲット設定では不十分です。具体的な一人の人物として、その人の生活や悩みまでイメージできるくらい、詳細に考えていく必要があります。
そのために有効なのが、ペルソナの設定です。ペルソナとは、マーケティング用語で理想の顧客像のことを指します。ただし、ここで重要なのは単なるデータの羅列ではなく、生身の人間としてペルソナを捉えることです。例えば、「32歳、都内在住の会社員、美咲さん。最近仕事が忙しくてストレスMAX。週末は友達とカフェ巡りやヨガでリフレッシュしているけど、将来は自分の好きなことを仕事にしたいと密かに起業を夢見ている」というように、具体的な人物として設定していきます。
ペルソナの設定は難しく感じるかもしれませんが、最初は既存のお客様の中で「この人みたいなお客様が増えたら嬉しいな」と思える理想的な顧客をモデルにしてみましょう。その人の年齢、職業、家族構成、趣味、価値観、悩みなどを、できるだけ具体的に書き出していきます。ペルソナが明確になれば、その人がどんな情報を求めているのか、どんな悩みを解決したいと思っているのかが見えてきます。
ステップ2:あなたの”宝物”を掘り起こす!
次は、あなたの強みや専門知識を徹底的に掘り起こしていきましょう。「私には人に教えられることなんて何もない…」なんて思っていませんか?でも、それは大きな間違いです。誰にでも必ず「強み」があります。それは、仕事での経験かもしれないし、趣味で培ったスキルかもしれません。
強みを見つけるために、まずは自分の過去の経験を振り返ってみましょう。これまでどんな仕事をしてきましたか?どんな成果を上げてきましたか?仕事以外でも、趣味や特技として何か人に教えられることはありませんか?友達や家族から「このことならあなたに聞けば間違いない!」と言われることは何ですか?また、ついつい時間を忘れて夢中になれることは何ですか?
一見すると些細に思える経験でも、同じような課題を抱える人にとっては、とても価値のある知識となる可能性があります。「これくらいのこと…」と思わずに、できるだけたくさんの経験や知識を書き出してみてください。意外なところに、あなたの強みが隠れているかもしれません。
ステップ3:ニーズと強みを組み合わせる
いよいよ最後のステップです。ステップ1で見つけたペルソナのニーズと、ステップ2で見つけたあなたの強みを組み合わせていきましょう。この二つがピタッと重なったところに、魅力的なウェビナーテーマが生まれます。一番簡単な方法は、ペルソナの抱える悩みや課題を一つずつ挙げて、それをあなたの強みで解決できないかを考えることです。
僕の場合は、「漫画しか読まない俺の最強コピーライティング」というテーマでウェビナーを開催しました。これは、コピーライティングに興味はあるものの「難しそう」「専門的な本をたくさん読まないといけない」というイメージを持つ人をターゲットにしました。漫画という親しみやすいキーワードを入れることで、コピーライティングへの心理的なハードルを下げることができたのです。
また、ヨガインストラクターの方なら、産後ママの体型の悩みに着目して「産後ママ必見!体型と自信を取り戻す!骨盤調整ヨガで叶える、美ボディ&メンタルヘルス改善講座」というテーマが考えられます。あるいは、SNSでの集客に実績のある方なら「SNS集客で悩む個人起業家へ!Instagramフォロワー1,000人達成!明日から使える”集客導線”設計術」というテーマも魅力的です。
すぐにピッタリのテーマが思いつかなくても焦る必要はありません。いろいろな組み合わせを試してみましょう。その過程で「これだ!」というテーマが必ず見つかるはずです。大切なのは、ターゲットのニーズと自分の強みの両方を満たすテーマを見つけることです。
ウェビナーテーマを最終決定する
ここまでのステップを経て、候補となるテーマが見つかったら、最後に以下の判断基準でチェックしてみましょう。まず、本当にターゲット顧客のニーズに合っているかを確認します。次に、そのテーマで自分の強みや専門知識を最大限に活かせるか考えます。さらに、自分が情熱を持って話せるテーマかどうかも重要です。
また、実践的な観点から、そのテーマで集客が見込めるかどうかも検討しましょう。ニッチな市場を狙うのか、それとも既存のウェビナーとは異なる切り口で攻めるのか、市場規模やトレンドも考慮に入れます。そして最後に、そのテーマが将来的な収益化に繋がるかどうかも考えてみましょう。
これらの基準を参考に、総合的に判断してテーマを決定します。最初から完璧なタイトルである必要はありません。仮タイトルでスタートして、実際にウェビナーを開催しながら少しずつブラッシュアップしていけば良いのです。どうしても一つに絞れない場合は、複数のテーマでウェビナーを開催してみるのも一つの方法です。
まとめ:3ステップでウェビナーテーマを見つけよう
ここまで、ウェビナーテーマの見つけ方について3つのステップで解説してきました。最後に要点を5つにまとめました。
- ウェビナーのテーマを決める前に、まずはターゲット顧客を具体的な一人の人物としてイメージすることが大切である。
- 誰にでも必ず強みがある。過去の経験や知識を丁寧に掘り起こすことで、自分ならではの価値を見つけることができる。
- ターゲットのニーズと自分の強みを組み合わせることで、魅力的なウェビナーテーマが生まれる。
- テーマは完璧である必要はない。実践しながら少しずつブラッシュアップしていくことが重要である。
- 一つのテーマに絞れない場合は、複数のテーマでウェビナーを開催してみることも検討する。