あなたはひとり社長として、ウェビナーで自社商品を売りたいと考えているものの、スライド作りに時間を取られすぎて困っていませんか?「商品の説明は頭に入っているのに、スライドにまとめると魅力が伝わらない…」「デザインに時間をかけている場合じゃないのに、見た目が悪いと売れない気がする…」そんな悩みを抱えているのではないでしょうか?ここでは、経営者の貴重な時間を奪わない効率的なウェビナースライドの作り方を紹介します。
僕も個人事業主として始めた当初は、スライド作りに何時間も費やしていました。本来なら営業活動や商品開発に使うべき時間を、見栄えの調整に使ってしまい、ビジネスの成長が遅れていたんです。そんな中で出会ったのがCanvaです。Canvaは無料で使える直感的な操作のデザインツールです。豊富なテンプレートとイラストをすぐに使えるので、短時間でウェビナー用のスライドを作ることができます。
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スライド作りの前に台本を完成させておく
ウェビナーを効率的に作るためには、まず台本を完成させることが重要です。僕も何度もウェビナーを開催してきましたが、いつも台本を先に完成させてから、スライド作りに取り掛かるようにしています。これはセールスレターを書くときと同じで、まずテキストエディタで文章を書き上げてから、デザインを考えていくのです。
台本を先に完成させることで、デザイン作業に集中できるようになります。話す内容が明確になっているため、スライドに入れるべき情報が絞り込め、構成や流れもスムーズになります。また、デザインとコンテンツの作業を分けることで、作業効率も格段に上がります。では早速、ウェビナースライド作りの秘訣を順番にみていきましょう。
秘訣1:情報は詰め込みすぎない!1スライド1メッセージ
ウェビナーのスライドで最も重要なルールは、1枚のスライドには1つのメッセージだけを載せるということです。多くの人は「せっかくだから」と、1枚のスライドに情報を詰め込みすぎてしまいます。でもそれは大きな間違いです。なぜなら、人間の脳は一度に処理できる情報量に限界があるからです。参加者は、長文と複数のグラフ、たくさんの画像が詰め込まれたスライドを見ると、何が重要なのか分からなくなってしまいます。
秘訣2:スライドは分割してテンポ良く切り替える
ウェビナーで参加者を飽きさせないためには、スライドに適度な動きを取り入れることが重要です。同じスライドをずっと表示していると、どんなに素晴らしい内容でも、参加者の集中力は次第に低下していきます。そこで僕が実践しているのが、スライドを細かく分割し、テンポ良く切り替えていく方法です。
またスライドの分割は、参加者の理解度を高めることにも繋がります。例えば、1つの概念を説明する際に、まず全体像を示し、次にその詳細を1つずつ解説していくような構成にすると、参加者は段階的に理解を深めることができます。これは特に、複雑な概念や専門的な内容を説明する際に効果的です。
秘訣3:デザインはシンプルに!Canvaのテンプレートで時間を節約
デザインは、凝りすぎないことが重要です。派手なアニメーションや複雑な装飾は、かえって商品の本質的な価値を分かりにくくしてしまいます。シンプルで見やすいスライドこそが、最も成約率を高めるのです。Canvaの素晴らしいところは、プロのデザイナーが作成した豊富なテンプレートが用意されていることです。
また、Canvaのテンプレートは、カスタマイズも簡単です。色やフォント、画像などを自由に変更できるので、あなたのブランドに合わせてアレンジすることができます。ただし、ここでも重要なのは、シンプルさを保つこと。フォントは最大でも2種類まで、色は3色までくらいに抑えておきましょう。そうすることで、プロフェッショナルな印象を保ちながら、メッセージを明確に伝えることができます。
秘訣4:ストックフォトよりもオリジナル画像を使う
ストックフォトは手軽に使える便利な素材ですが、既視感を与えてしまってウェビナーがつまらなくなる原因になります。あなたもストックフォトばかりが貼られているブログ記事を見てつまらないと感じたことはありませんか?そういったことを避けるためにできるだけリアルな画像素材を使うようにしています。
では、どんな画像を使えばいいのでしょうか?まずおすすめなのが、あなた自身の写真です。過去のセミナーやワークショップの様子、普段の仕事風景など、リアルな写真は参加者との距離を縮めるのに効果的です。また、商品やサービスの写真も重要です。使用イメージや詳細な部分までわかるように、スクリーンショットや実際の写真を見せることを意識してください。
秘訣5:セールスはビジュアルで!商品の具体的な価値を見せる
ウェビナーの後半、商品やサービスを紹介するピッチ部分では、ビジュアル要素を積極的に活用することが重要です。なぜなら、言葉だけで説明するよりも、実際に商品の中身を見せる方が、何倍も効果的だからです。例えば、オンラインコースを販売する場合は、コースのカリキュラムやレクチャー画面のスクリーンショットを見せます。
セールスの際は、できるだけ具体的なイメージを持ってもらうことが重要です。例えば、ソフトウェアを販売する場合は、実際の操作画面を見せながら、どのような機能があるのかを説明します。物販の場合は、商品の写真を様々な角度から撮影したものや、実際の使用シーンの写真を見せます。このように、視覚的な要素を効果的に活用することで、参加者の購買意欲を高めることができます。
まとめ:ポイントを抑えてウェビナースライドを作る
ここまで効率的なウェビナースライド作成の方法を紹介してきました。最後に要点を5つにまとめました。
- スライド作りの前に台本を完成させることで、デザイン作業に集中でき作業効率が上がる
- 1枚のスライドには1つのメッセージだけを載せ、情報を詰め込みすぎない
- スライドは細かく分割してテンポよく切り替え、参加者の集中力を保つ
- デザインはCanvaのテンプレートを活用し、シンプルに仕上げることで時間を節約する
- セールスの際は実際の商品画像やスクリーンショットを使い、具体的な価値を視覚的に伝える