あなたはウェビナーを開催したい個人事業主やフリーランスで、具体的に何をどう話せばいいのか悩んでいませんか?時間配分や構成がわからず、ちゃんとウェビナーの中で商品を売るまでの流れを作れるのか?と不安を感じているかもしれません。ここでは、初心者でも迷わずウェビナーを開催できる、7ステップ構成をご紹介します。
ウェビナーは、オンラインで多くの見込み客にアプローチできる強力な集客ツールです。しかし、多くの人がウェビナーの構成でつまずいています。僕も最初は何を話せばいいのか、どのくらいの時間話せばいいのか全く分からず、試行錯誤の連続でした。でも、安心してください。ウェビナーには成果を出すための「型」があるんです。その「型」さえ知っていれば、あなたも迷わず自信を持ってウェビナーを開催できます。ウェビナーから商品をオファーするための7つのステップを見ていきましょう。
今回お届けするノウハウはこちら
ステップ1:イントロダクション – 最初の5分で参加者の心を掴む
ウェビナーの成否を分けるのは、最初の5分間です。イントロダクションでは参加者の興味を引き、集中力を高めることを目標に話をします。自己紹介も簡潔に行っておきましょう。
名前、肩書き、専門分野、実績などを伝えて、参加者があなたの話を聞くべき理由をしっかり作り出してください。例えば「初めまして!○○と申します。私は、SNSマーケティングの専門家として、これまで500社以上の企業のサポートをしてきました」といった具合です。
続いてウェビナーのテーマを再確認し、全体像を示します。「今日は一緒にInstagram運用について、最新のマーケティング施策をたくさん見ていきましょう」のように、参加者が何を学べるのかを明確にしましょう。これから話す事柄に期待感をもってもらうようにしましょう。このウェビナーを見ることで、どんなベネフィットを得られるのか、どんなことを学べるのかを明確に伝えます。
ステップ2:あなたのストーリー – 共感と信頼を生む5分間
2番目のステップは、あなたのストーリーを語る時間です。このパートでは、過去の失敗談や苦労話を含めることで、参加者との距離を縮めることができます。例えば、SNSマーケティングのウェビナーであれば、「最初は全くフォロワーが増えず、毎日投稿しても反応がゼロ。何をすれば良いのか分からず、本当に悩みました。でも、試行錯誤を重ねて、ようやくマーケティングの本質に気づいたんです」といった具合です。
ストーリーを語る際は、感情を込めて話すことが大切です。ただし、自慢話にならないように注意が必要です。あくまでも、参加者の成功のために、自分の経験を共有するという姿勢を忘れないでください。そして、ストーリーの最後には、必ずウェビナーのテーマや商品との関連性を明確にします。「この経験があったからこそ、今回ご紹介する集客の仕組みを作り出すことができました」というように繋げていきます。
ステップ3:簡単なクイズやワーク – 参加意識を高める1分間
3番目のステップは、簡単なクイズやワークを実施する時間です。たった1分間ですが、このステップは参加者の集中力を維持し、参加意識を高める重要な役割を果たします。具体的には、ウェビナーのテーマに関連する簡単な質問を投げかけます。例えば、SNSマーケティングのウェビナーであれば、「SNSでの悩みを3つ教えてください」といった質問です。
ただし、長すぎる、難しすぎるクイズやワークは避けましょう。参加者の集中力を途切れさせないよう、1分以内で回答できる内容にすることが重要です。また、詳しい個人情報を聞き出すような質問や、参加者を不快にさせるような質問は絶対に避けてください。
ステップ4:メインコンテンツ – 価値ある情報を届ける30分間
ウェビナーの核となるのが、メインコンテンツの30分間です。このパートでは、3〜5つのポイントに絞って、丁寧に解説していきましょう。例えば、SNSマーケティングのウェビナーであれば、「フォロワーが自然に増える投稿の3つの法則」として、「1.ターゲットが抱える課題に焦点を当てる」「2.具体的な解決策を提示する」「3.感情に訴えかける表現を使う」といった具合です。
ここで注意したいのは、無料で提供する情報と、有料で提供する情報の区別です。多くの人がこの区別に悩んでいますが、基本的に「What(何をすべきか)」は無料で、「How(どうやってやるか)」は有料と考えるとスッキリ整理できます。ただし、無料部分でもある程度の方法は開示してOKです。むしろ、価値ある情報を惜しみなく提供することで、参加者の信頼を得ることができます。
ステップ5:ピッチへの移行 – 自然な流れを作る5分間
メインコンテンツから商品紹介へと移行する5分間は、非常に重要です。まず、これまでの内容を振り返ります。「今日は、SNSマーケティングの3つのポイントについてお話ししました」というように、簡潔にまとめます。そして、メインコンテンツで伝えきれなかったことを示唆します。「これらの方法を実践すれば、必ず成果が出ます。でも、正直、自分一人でやるのは大変ですよね」といった具合です。
続いて、商品・サービスが課題解決に役立つことを示唆し、「もし、これらの方法をもっと簡単に、もっと確実に実践できる方法があるとしたら、知りたくないですか?」というように、参加者の興味を引きます。そして、「実は、今日、皆さんにご紹介したいものがあります」と、商品・サービスの紹介へとスムーズに移行していきます。
ステップ6:ピッチ – 商品の魅力を伝える10分間
いよいよ商品・サービスの魅力を伝え、購入を促す10分間です。
まず、商品・サービスの特徴、メリット、ベネフィットを説明します。価格や購入方法、競合製品との違いなども明確に伝えます。特に重要なのは、お客様の声や成功事例の紹介です。社会的証明として、実際に成果を出している人の事例を示すことで、商品・サービスの信頼性を高めることができます。また、期間限定の特典や割引を用意することで、緊急性を持たせることも効果的です。
ステップ7:Q&A – 疑問と不安を解消する10分間
最後のQ&Aセッションでは、参加者の疑問や不安を解消し、購入の後押しをします。事前に用意しておいた質問に回答しながら、商品・サービスの価値を再度アピールする機会として活用します。参加者からの質問には、1つ1つ丁寧に応えていきましょう。この時にぶっつけ本番にならないように、あらかじめ想定質問と答えの候補を考えておくと良いと思います。そうすることで自信を持って質問に答えることができます。
もし答えにくい質問があった場合でも、正直に伝えることで誠実さをアピールすることができます。例えば「今、こういう状況なのですが、それでも商品を買う意味がありますか?」と質問されたとします。その時にただ売りたいからYesと答えるのではなく、正直な回答をしましょう。もしその人が商品の対象者から外れていた場合は「この商品は○○な人向けなので、今回は購入を控えて頂いた方が良いかもしれません」と答えることで、お客さんと真摯に向き合っていることをアピールすることができます。
このセッションを通じて、参加者との信頼関係をさらに深め、商品・サービスへの興味を高めていきます。このように7つのステップを意識してウェビナーを構成することで、参加者を飽きさせることなく、自然な流れで商品・サービスの販売まで導くことができます。ぜひ、あなたも最初からこの「型」を意識してウェビナーを開催してみてください。
まとめ:ウェビナー成功の7ステップを押さえて実践する
ここまでウェビナー開催の7つのステップについて解説してきました。最後に要点を7つにまとめました。
- イントロダクションでは最初の5分で参加者の興味を引き、自己紹介とテーマの全体像を示す。
- 自身のストーリーを5分間で語り、過去の失敗談を交えて参加者との共感と信頼を築く。
- 1分間の簡単なクイズやワークで参加意識を高め、集中力を維持する。
- メインコンテンツは30分間で3〜5つのポイントに絞り、価値ある情報を惜しみなく提供する。
- 5分間かけてメインコンテンツから商品紹介へと自然な流れを作る。
- 商品・サービスの魅力を10分間で伝え、お客様の声や成功事例を交えて信頼性を高める。
- Q&Aセッションで10分間かけて参加者の疑問や不安を丁寧に解消する。