あなたは個人起業家やフリーランスとして「毎回ウェビナーで同じ内容を話すのは大変」「もっと効率的にウェビナーを活用したい」と悩んでいませんか?そんな時間や労力の問題を解決する方法があります。ここでは近年注目を集めている「オートウェビナー」について、その基本的な仕組みからメリット・デメリットまで、初心者にも分かりやすく解説します。
デジタル時代のビジネスにおいて、ウェビナーは集客や教育のための強力なツールとなっています。しかし、ライブウェビナーを定期的に開催するのは、多くの時間と労力を必要とします。特に個人で活動している方にとって、その負担は決して小さくありません。そこで登場したのが「オートウェビナー」という革新的な仕組みです。オートウェビナーのことを理解すれば、あなたもビジネスに積極的に取り入れたくなってくるはずです。
今回お届けするノウハウはこちら
オートウェビナーと単なる動画の違いは自動開催にある!
オートウェビナーとは、事前に録画したウェビナーを自動的に再生する仕組みのことです。単なる動画配信と違い、特定の時間に「開催」されるのが大きな特徴となっています。例えば1時間間隔でウェビナーが始まるように設定したり、毎日夜8時と9時といった固定の時間帯に開催されるようにすることも可能です。
仕組みとしては非常にシンプルです。まず録画したウェビナー動画を専用のプラットフォームにアップロードします。次に開催スケジュール(日時や頻度)を設定します。ちなみに僕は30分間隔でオートウェビナーが回るようにしていました。参加者は提示されたスケジュールの中から、都合の良い時間を選んで登録します。そして指定された時間になると、ウェビナーが自動的に再生される仕組みです。
通常のウェビナーや動画配信との違いも理解しておきましょう。ライブウェビナーはリアルタイムで開催されるため参加者とのインタラクションが可能ですが、毎回講師が直接プレゼンテーションを行う必要があり、開催日時も限定されます。一方、YouTubeなどの動画配信はいつでもどこでも視聴可能ですが、一方通行の配信となりインタラクションが限定的です。
オートウェビナーは、この両者の良いとこ取りをした形と言えます。録画されたコンテンツをあたかもライブのように配信することで、時間的な制約をある程度解消しつつ、ライブウェビナーに近い体験を提供できるのです。英語圏では結構一般的に使われていますが、日本ではまだまだ普及していません。その理由の一つに、ツールのほとんどが英語であることが挙げられると思います。
オートウェビナーのメリットは視聴者と開催者の両方にある
オートウェビナーには視聴者側と開催者側、双方にメリットがあります。まず視聴者側から見ていきましょう。最大のメリットは柔軟な時間選択ができることです。自分の都合の良い時間帯を選んで参加できるため、仕事や家事で忙しい人でも学びの機会を逃しません。また、ライブウェビナーのような臨場感を体験できるのも魅力の一つです。
さらに登録後、比較的短時間でウェビナーに参加できる点も大きなメリットです。通常のライブウェビナーでは、開催日まで何日も待たなければならないことがありますが、オートウェビナーなら好きな時間を選ぶだけで、すぐに参加することができます。
次に開催者側のメリットを見ていきましょう。何と言っても効率化が最大のメリットです。一度ウェビナーを作成すれば、繰り返し自動で開催できるため、時間と労力を大幅に節約できます。毎回同じ内容を話す必要がなく、一度作ったコンテンツを最大限に活用できるのです。
スケジュールの柔軟性も大きなメリットです。24時間365日、いつでも開催可能なため、開催者自身の都合に左右されることなく、ビジネスを拡大できます。これにより、リーチも拡大し、時間や場所の制約なく、より多くの人に参加してもらえる可能性が広がります。
オートウェビナーにデメリットはあるの?
もちろん、オートウェビナーにもデメリットは存在します。まずライブウェビナーに比べると臨場感がやや劣る場合もあります。完全にリアルタイムではないため、一体感や熱狂はどうしても薄れてしまいます。これを解消するためには、参加者同士の交流を促したり、チャットでのコメントを盛り上げるなどの工夫が求められます。
開催者側のデメリットとしては、初期準備の負担が挙げられます。一番苦労するのがシステムの構築です。僕のオンラインコースを購入してくれる方の多くが、このオートウェビナーを構築したくて設定方法を知りたいと言ってくれました。実際に教えてきましたが、やはりかなり難しいというのが現実です。特に英語圏のツールを色々と組み合わせて作る必要があるため、技術的なハードルが一番のネックになっています。
また、システムの不具合も考慮しておく必要があります。システムトラブルにより配信が中断される可能性もあるため、信頼性の高いプラットフォームを選定し、事前にテストを行うことが重要です。
まとめ:オートウェビナーで時間と労力を節約しよう
ここまでオートウェビナーの基本的な仕組みとメリット・デメリットをお伝えしてきました。最後に要点を4つにまとめました。
- オートウェビナーとは事前に録画したウェビナーを自動的に再生する仕組みであり、特定の日時に「開催」されるのが特徴である。
- 視聴者は自分の都合の良い時間を選んで参加でき、特定の日時に自動開催されるのでライブウェビナーに近い臨場感を体験できる。
- 開催者は一度作成したコンテンツを繰り返し活用でき、時間と労力を大幅に節約できる。
- オートウェビナーの最大の課題は、システム構築の難しさである。