グーグルで検索エンジンの最上級担当者であるマットカッツ氏曰く「WordPressを選んだ時点で8割から9割のSEO対策が終わっている」・・・らしい。確かに最近になってWordPressで書かれている記事があらゆるキーワードで上位表示を達成しているのをよく目にする(特にニッチ×ハーティングなキーワードはほとんどWordPressが独占している)。
「そもそも、なぜWordPressがSEOに強いのか?」の理由をマットカッツ氏は明確に述べていないので、彼の過去のブログ記事を再読し直し、これまでのSEO知識を勘案して、そして様々なSEO書籍を読みあさって、理由を解明してみた。
・・・みたいな言い方をすると、そうとう頑張っている人に見られるかな。ホンネをいうと、SEO業者のほとんどはなぜWordPressがSEOに強いのかを最初から知っていた。それはSEOで最も重要と言われる5つの評価指標をWordPressが満たしており、たとえ満たしていなくても改善が簡単だから、である。
その指標は以下の5つ。
- コンテンツキーワード(キーワード出現率)
- 目標ページへのリンク数
- インデックス量
- 内部リンク構造
- HTML改善(タイトルタグ・メタデータ・ディスクリプション・リンク切れ撲滅)
これら5つの評価指標(グーグルには200以上の指標があるけど、そのうちのトップ5)をWordPressは最初から満たしている。あるいはプラグインを使ってすぐに修正ができる。だからWordPressはSEOに強い。
#008からはWordPressのプラグインおよびその他の無料サービスを使ってチューニング作業をする方法をお教えする。ちなみにSEOで圧勝するコツを先に言っておくと、「最低でも1年スパンのSEO対策をしよう」ということだ。今やっているSEO施策は来年の今頃になってようやく花開く。僕たちだって去年の今頃撒いた種、あるいはそれよりもずっと前に撒いた種の回収に入っている。その根気強さがない人はそもそも集客の手段としてSEOを選ぶのは間違っている。もっと不安定でお金がかかるけど、即効性のあるPPCをお勧めする。
文責:石崎力也
参考書籍:
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