それでは前回の高速レビューから。
■いずれにせよ現代において人々が最も欲しているのはコミュニティであり、特に無宗教者が多い日本においては、コミュニティの重要性はますます重要度を増しているといえます。
■社会学という学問には、人々の幸福度を最大化させるためには 衣食住を十分に満たすお金があればいいよね、 お金がなくても誰かから承認されたいよね、という2つ大きな主説が存在します。
■『仕事をするコミュニティ』とは、一緒に共通のゴールに向かって協力し合う仲間とも言い換えることができます。
■とは言っても大学生の頃からコミュニティを作ろうと意図的にやってきた行為は1つもなく、ただひたすらブログを更新し続けただけなんです。
■朝日新聞や毎日新聞が「北の驚異、テポドンがとうとう日本に向けて発射された」と朝刊に書いたら、もうお昼の12時を回る前に日本全体はパニック状態になってしまうでしょう。そのくらい活字というものは威力があるのです。
■大事なのでこれを旅金塾の【活字3原則】としましょう。【活字3原則その1】・・・活字は信じられやすい。【活字3原則その2】・・・活字は作るの楽。【活字3原則その3】・・・活字は伝播力がある。
■バックヤードやリピート客という言葉にはインタラクティブ性がなくて直線的なイメージがありますが、コミュニティにはインタラクティブ性があり円を描いているようなイメージです。
■一対一のコミュニケーションではなく、多対多のコミュニケーションが成立し、1つのトピックに対し何十、何百といったディスカッションが生じるわけです。そりゃコンテンツの蓄積スピードは加速しますわ・・・。そのコンテンツは、編集者か誰かに編んでもらって「過去のノウハウ集」として世に売り出してもいいですし、そのままブログ上で公開してGoogleにインデックスさせてSEOとしても使うことができますよね。
前回はコミュニティの重要性についてお話しました。コミュニティを作ることで、ビジネスだけじゃなく、人生そのものも楽になるよって内容でしたね。
今日は、少しテクニカルなお話をしようと思います。テクニカルとは言ってもプログラミングとかそーゆー技術の話ではなく、もっとお金に直結した税金に関しての専門的なお話をしようと思います。
これは僕の友人の話です。
彼、東京外国語大学に学生として通っているときからペーパーカンパニーを作って、がっつりと資産形成してきた人なのですが、なんと齢(よわい)25。そう、まだまだお子ちゃまな年齢なんです。
でも、奥さんもいるし、株式会社も持っているし、そこらへんの独身サラリーマンに比べると、よっぽどしっかりとしています。
・・・てか、僕のコアラみたいな頭脳なんかと比べると、彼の頭のキレの早さはチーター並みです。
*オーストラリアのコアラは天敵がいないため、脳が発達せずゼリーみたいな状態になっており、非常にIQが低い。
彼がどういう風に資産形成しているかといいますと、なんと節税というワザを使って資産形成している。
初めてこの話を聞いた時、僕は驚いたというより、理解できませんでした。なぜなら、彼のお父さんは札幌のH銀行に勤めるバリバリの銀行マンで、いわばお金のプロです。その息子が株式投資や資産運用の話をするならまだ分かりますけど、彼は「最大の資産形成は節税だ!」と言い切るのです。
ほら、今から僕があなたにDRMを通して理詰めで億万長者になる方法を伝授しようとしているわけでしょ。そしたらいずれ会社を作らなきゃいけなくなるし、最低でも個人事業主登録はしないといけなくなってくる。もちろん税金からは逃げられないので、がっつりと愛する日本国に貢献の意味を込めて税金を収めましょう。(小生、税金を考えるとお腹が痛くなる)
でも、サラリーマンだけはダメですよ。周りで成功しているサラリーマンなんて皆無でしょう。そりゃサラリーマンという形態自体がお金持ちにならないようできているからなんですが、ここら辺を詳しく述べても埒が明かないので、一先ず置いておいて、今日は東京外国語大学出身の彼から学んだ「ペーパーカンパニーを作ろう!」の内容についてシェアしたいと思います。
まずなぜペーパーカンパニーを作ると、資産形成が可能なのかという疑問にお答えすると、それはPay Youself first(まず自分に先に払え)を実践できるからとお答えしましょう。彼の説明によると・・・
説明の便宜上、分かり易い数字を設定します。年収が1000万円で税率が40%と考えましょう。
もし、あなたがサラリーマンだったら、まず真っ先に税金が給料から引かれます。つまりPay Tax first(まず税金を先に払え)が適用されるわけです。1000万円×40%=400万円が所得税として持っていかれます。残りの600万円が手取りとなり、ここから必要経費(生活費)が差し引かれてゆきます。車、家、食事、旅行、資格試験・・・これら生活費は手元に残った600万円から出す必要があります。
仮に生活費が500万円だとしましょう。そうすると、手元に残るのは100万円の現金です。この100万円が貯金に回るわけですね。つまり年間の資産形成は100万円となるわけです。
じゃあ仮にあなたがペーパーカンパニーを持っているとします。その場合はどうなるか。なんと、事業利益に係ることであるならば、先に経費(損金算入)として差し引くことができるのです。サラリーマンであれば、税金が引かれた600万円の手取りから経費を差し引く必要があったんですけど、会社の場合は先に引くことができる。
たとえば、パソコン。オフィスに置いて使っているなら備品として計上することができるんです。(と、彼は言ってた)
他にも会社名義でマンションを借りて、格安で会社員(自分たち)に貸し出すこともできる。例えば家賃10万円の部屋をオフィスとして借りて、そのうちの一部屋を自分たちの居住とする。社宅という名目で社員(自分たち)に1万円で貸し出せば、9万円は経費(損金算入)として計上できるんです。
そういった事業利益に係る経費を先に引いて、引いて、引いて、残った部分に税率40%が係ってくるわけです。じゃあ仮に会社経費が500万円だとすると、残った500万円部分に税率40%がかかり、200万円が税金として出てゆくわけです。なんと会社に残るお金は300万円。もちろんペーパーカンパニーなので、その300万円はほぼ自分のものと考えることができるわけです。(と、彼は言っていたw)
なんとサラリーマンに比べて年間3倍ものスピードで資産形成ができる計算になります。(サラリーマンは年間100万円の資産形成に対し、ペーパーカンパニーを使えば年間300万円)
これが会社という名の無敵の人格。法人なのでした・・・
・・・みたいな感じで数年前に騙されて、僕も会社作ってみたんですけど、まあ節税効果・資産形成の話は一旦脇においておいて、なによりも僕が恩恵を受けたのはお金に対する主体性でした。
この資本主義下においては、人生に対する主体性とも言えるかもしれません。(だって金が主義なんでしょ、つまり人生のメインは金だって捉えてもおかしくないし、現実に多くの人が毎日お金のことばっかり考えているじゃん?)
僕がDRMの魅力にハマり事業を始め、会社を興して最初に気づいたことは、自分の中に生まれた当事者意識でした。自分でなんとかしなきゃならないという、ある意味、気持のいいプレッシャー。
それがうまく作用し、あらゆることを自分で勉強しようとします。いざ会計学・税法を勉強するにしても、目の前の税理士さんとお話ししなきゃならないから、その文字が為す臨場感が全く違うわけです。資格試験のために簿記を勉強していたら「はあ、貸借対照表?俺にはカンケーねーよ」ってなるんですが、自分で会社を持っていると、カンケーありありなわけです。
今回僕が伝えたかったことは、事業を興し会社を作ることで資産形成が楽になるよってことじゃなく(もちろん、それもそうなんですが・・・)、人生に主体的になれるぜってことなんです。
どう、そろそろ自分が事業家としてのリアリティが湧いてきた?
ってところで、次回。それでは、また。今日も頑張りましょう、握手。