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ライブのウェビナーをエバーグリーンで再利用できるか?
ライブのウェビナーをエバーグリーンで再利用できるか?結論から言うと、再利用できます。しかし、時間がかかるのでオススメしません。
上の画像を見てください。左側がライブのウェビナーで右側がエバーグリーンです。まずは値段が異なってきます。エバーグリーンで39,800円で商品を売るとします。そうすると、ウェビナーのライブで「49,800円です」と言ったとしたら「49,800円です」の部分は使えません。
ライブでは必ず日付を言います。「2020年の5月5日までです」と言ったとすると、エバーグリーンでは2020年5月5日以降も使いたいので日付の部分は使えません。あとは「こんにちは、今は越後湯沢の雪山にいます。すごく寒いです」など季節に関する言葉はエバーグリーンでは言えないです。ライブのウェビナーで「ようこそ」とは言えません。
ライブのウェビナーとエバーグリーンはニアリーイコールです。お客さんに差異の部分で違和感を感じさせるのでやめた方がいいです。ライブのウェビナーを編集してエバーグリーン化するのは時間がかかるのでオススメしません。
違いをリストアップしました。
- エバーグリーンウェビナー(オートウェビナー)にはFast Action Bonusがない
- “ようこそライブウェビナーへ”と言えない
- 金曜日や、2020年5月5日のような特定の日を言えない
- エバーグリーンウェビナー(オートウェビナー)にもライブ以上のエネルギーとハイテンションを持ち込む必要がある
Fast Action Bonusというのは「2020年の5月5日」「今から15分以内に」と言って、Deadline Funnelと連動してウェビナー直後の売りを立てるために出すものです。それがエバーグリーンではできません。
ライブの場合は聞いてくれるオーディエンスがいます。知ってる人がいると「〇〇さん来てくれてありがとう」と言えます。でも、エバーグリーンの場合はオーディエンスがいません。僕が撮影している時は、オーディエンスがいなくて部屋で一人で喋っています。それでも、聞いてくれる人がいるということを想像しながら喋っているから割と声を出せています。
「誰も聞いてくれないだろうな」と思いながら喋るのは、ただの独り言です。エネルギーとハイテンションを持ち込むのはここで改めて言っておく必要があると思いました。「聞いている人がいる」「これを買ってくれる人がいる」ということを分かった上で喋らないと本当にエネルギーが乗ってきません。
上の画像を見てください。「今から15分以内に申し込んだ場合の特典」というのはウェビナーのライブではよくやります。でもエバーグリーンではやりません。
オートウェビナーのコツPART1 FAQを先に作る
よくある質問を先に作りましょう。これはすごく大事です。方向性が定まってきます。ウェビナーで何を喋ればいいかなど、全体像がパッと開けてくると思います。よくある質問は3つの観点から作成してください。
- これまでよく受けた質問
- 自分が言いたいことを聞く質問
- 間違った客を呼び込まない質問
これまでよく受けた質問
質問してくる人は勇気がある人です。大抵の人はサイレントマジョリティーで黙っています。それは我が身を振り返ってみても分かると思います。あなたも何か不満があっても言わないと思います。僕も小さな不満だと言いません。質問する人の後ろには千人、一万人と同じことを思っているサイレントなマジョリティーがたくさんいます。だからそれに答えることによって一万人の疑問に答えることになります。
自分が言いたいことを聞く質問
「FAQを用意するときは自分が言いたいことを聞く」とジェフウォーカーがよく言っています。言いたいことがあれば、それをFAQ形式にしましょう。誰かから質問があったわけではなくても、言いたいことの質問をダミーで作ります。
間違った客を呼び込まない質問
質問形式でも質問形式でなくても「こういうお客さんは購入できません」「この商品は〇〇のためのものです」「〇〇のためのものではありません」など。このような文をウェビナーや、セールスレターで見たことありませんか?
海外のStu McLarenさんのTRIBEや、Ryan LevesqueさんのASK METHODや、最近のジェフウォーカーファミリーの商品にも必ず入っています。最近の色々な商品全て、このパターンが登場します。間違った客を呼び込まないために「この商品は〇〇のものではありません」と明確に言います。
それでは、よく受ける質問から抽出していきましょう。
アドミン権限でTeachableに入ると、これまでのディスカッションやコメントが一覧で見ることができます。高山さんという方から「なぜFast Launch 2.0は年に一度しか募集しないのでしょうか?おそらくマーケティング的な理由があると思いますが、どのような意図で募集期間を限定しているのか知りたいです」と具体的な質問が来ました。
その質問に対して竹岡さんが答えています。竹岡さんがこのように長々と答えるには理由があります。それはこの質問と回答をそのままFast Launch 2.0のセールスレターに反映させているからです。だから竹岡さんはセールスレターに載ることを前提として答えています。
また高山さんから「引き続き手元に質問があるので投稿させていただきます、このFast Launch 2.0、他のコースとどう異なるのでしょうか?私は石崎さんのmorefreeも購入させていただきましたし、Online School Buildingも購入させていただきました。竹岡さんのUdemyコースもいくつかに登録させていただきました。Fast Launch 2.0は何か具体的な違いがあるのでしょうか?」このような質問もよく受けます。
やはり竹岡さんは、この質問と回答がそのままセールスレターに載ることを前提として答えています。これはコツです。何かディスカッションやコメントがあれば、その質問と回答がセールスレターに載ることを前提として回答するのがいいです。
これまでよく受けた質問、自分が言いたいことを聞く質問、間違った客を呼び込まない質問。どれがどれかは言いません。想像しながら読んでください。
まずは、一般的な例です。一般的な質問は「私でも参加できますか?」という質問がほとんどです。それに対して、背中をポンと押してあげるのがこの回答の役割です。かといって間違った人をグイッと押し込んで無理やり自分たちのところに持ってくるのは駄目です。そういうのはうまく排除しましょう。
“Fast Launch 2.0はClickFunnelsについて説明していますか?”
これは僕が作った質問でしょうか?それともよくある質問でしょうか?
“Fast Launch 2.0の言う通りにやればどのくらいでプロダクトローンチの仕組みを完成させられますか?”
これは必ずある質問です。そして、あなたも必ず入れておく必要がある質問です。すべてのお客さんは「結局何日でこのノウハウ完成させられるのか?」「何日でリターンが私のところにやってくるのか?」と常に考えながらウェビナーや、セールスレターを見ています。この質問については、確実にあなたの明快な回答を持っておいてください。
“Fast Launch 2.0に割く時間は週に1回ほどしかありません。それでもついていけますか?”
もしここでYESと言うと、業界、商品、サービスによっては変なお客さんが来る可能性があるかもしれません。何故なら、普通は週1しかできない人が来てもいいでしょうか?僕なら「いいえ、それだけしか時間が取れない人は成功できないので、うちのコースには来ないでください」とはっきりと言います。これもスクリーニングとして機能させるための質問ですね。
“Fast Launch 2.0でシェアされているビデオスクリプトのテンプレートは私の業界でも有効でしょうか?”
これは僕が作った質問です。ビデオスクリプトのテンプレートがあることを知っているのは僕と竹岡さんだけです。逆に言うと「ビデオスクリプトのテンプレートがあるんですよ」と言いたいがために僕が作った質問です。「私の業界でも有効でしょうか?」「あなたのビジネスは私でも使えますか?」という質問も必ずあるのでここにまとめます。
“Fast Launch 2.0はリストや顧客がない私でも使えるノウハウでしょうか?”
大抵の場合は「当然です」と答えるかもしれません。でも、ここで「当然です」と答えると変なお客さんが入ってくる可能性があります。僕は、Fast Launch 2.0の入り口で「年収2000万円以上のフリーランサー、あるいは年収1億円以上の法人の経営者へ」と最初に言います。最初に言っているのに、この質問はおかしいです。
この質問はつまり、私はド素人です。ド素人だけれどもあなたの商品を買ってもいいですか?と言っています。素人を取り込むような商品を作っていたり、素人までもサポートできるのであればYESと答えればいいです。素人を最初から排除するのであればNOと言いましょう。「リストがない人は無理です」「顧客がいない人は無理です」と。ただ、丁寧に答えてあげてください。
“Fast Launch 2.0は、10万円以上の高額商品の売り方を説明していますでしょうか?”
これは実際に受ける質問で、こちらも答えたい質問です。Fast Launch 2.0は1商品だけではなく、その下にセールスファネルが続いているわけです。このFast Launch 2.0の次にFast Launch Advanceが来ます。それが正に高額商品の売り方を説明するものです。だから、次のバックエンド商品に繋がる伏線をここで張っているわけです。
次は具体的な例です。一般的な例よりも具体的な例の方が「Facebook広告」「エバーグリーン」「JVローンチ」と具体的な名詞が出てきて良いですね。興味のある人はここでグイグイ引き込まれていきます。具体的な言葉を出すことによって「石崎は、あるいは竹岡さんは専門性の高い人だ」と認識してもらえます。
“ClickFunnelsを使わずにプロダクトローンチファネルを作れますか?”
ClickFunnels以外のプラットホームでビジネスをやってる人たちを取り込みたいのであれば「はい、ClickFunnelsでなくてもいけます。こういうツール、こういうプラットホームを使ってセールスファネルの組み方、そしてビデオを掲載していく方法を説明しています」と答えてください。
“どのような時にJVローンチが失敗するか教えていただけますか?”
竹岡さんと僕のFast Launch 2.0もジョイントベンチャーのプロダクトローンチをエバーグリーンで回しています。確かにFast Launch 2.0の中ではJVローンチを勧めている部分もあります。だから「Fast Launch 2.0はJVローンチについても研究しています」ということを伝えるために敢えて作った質問です。
“Eメールリストを持っていない人がどうやってJVパートナーを探せばいいのでしょうか?”
つまり、ビジネスの素人がどうやってJVパートナーを探せばいいのでしょうか?と聞いているわけです。ここで何と答えるかによって、お客さんがふるいわけされます。「大丈夫です、素人でもJVパートナーを探せます」と言うのか「Eメールリストを持っていない人は、まず自分のビジネスを作るところからスタートでしょう。いきなりJVパートナーは無理です」と言うのか。
“もし実績がない場合、どのようなウェビナーのピッチをすべきでしょうか?”
ピッチというのはウェビナーの中でセールスする部分を言います。これについて具体的に答えると「なるほど、こういう風にしてウェビナーのセールスが行われるんだ」とFAQの段階で分かります。分かったら「この人はすごく専門性高いな」と思って後続の商品や、その商品を購入してくれます。
オートウェビナーのコツPART2 ウェビナーの名前を決める
ウェビナーの名前を決めていきましょう。名前を決めると統一感が出ます。それをウェビナーと呼ぶのか、ワークショップと呼ぶのかオンライントレーニングと呼ぶのかを先に決めます。例えばエバーグリーン、オートウェビナーで使える名前です。
- オンデマンドワークショップ
- トレーニングビデオ
- オンデマンドストリーミングウェビナー
オンデマンドワークショップは、ライブの反対の言葉としてオンデマンドを選ぶわけです。あるいはシンプルにトレーニングビデオ。あるいはオンデマンドストリーミングウェビナーなど。そういう言葉を使う人が多いようです。逆に使えない名前は
- ライブトレーニング
- ライブウェビナー
これは駄目です。
上の画像はDan Lokさんです。Dan LokさんはMasterclassという言葉を使っています。Dan Lokさんは自分のことをThe King of High-Ticketと言っています。The King of High-Ticket Salesとは高額商品を売ることです。自分のことを、高額商品を売るキングと言っています。Masterclassという響きは高級感があっていいですね。彼はウェビナーのことをMasterclassと呼びます。Kingという印象とMasterclassの印象が一致しています。
次は、Liz Bennyさん。Liz BennyさんはウェビナーのことをOn Demand Trainingと呼んでいます。
僕は無料のオンライントレーニングと統一しています。ここでウェビナーやライブという言葉は使いません。あくまでもトレーニングだという感じです。
オートウェビナーのコツPART3 ライブウェビナー並みに気合を入れる
僕がいつも参考にしているLiz Bennyさんは、ライブでパワフルなウェビナーをします。誰もオーディエンスがいない、エバーグリーンで回しているものでも、ものすごくパワフルに喋る方です。
気合、元気、ノリ、パワフル、エネルギッシュ、エナジェティックにやってください。エバーグリーンウェビナー、オートウェビナーで一番大事なことです。僕も今、目の前に一万人の観衆がいると思いながら喋っています。一万人くらいが聞いてくれると思って喋ると、中途半端なことは言えないし、元気のない状態で喋りません。
ふと「なぜマレーシアで一人部屋にこもって喋っているんだ」と思うことはあります。でも、そういう気持ちをかき消しましょう。いずれこのビデオを多くの人が見てくれると思いながら喋ると、僕にも少しばかりのエネルギーが満たされていきます。それがビデオに乗ってくるわけです。
エバーグリーンウェビナーなどのピッチが入るものは元気がないといけません。Udemyのレクチャーやコースを見ていても初心者の人とかは特にそうです。ブログでは元気そうなのに、動画を見るとすごくシャイです。慣れたら克服できるのかもしれませんが、そういうボツになる売れないコースを作るなら、最初からパワフルにいったほうがいいと思います。
エバーグリーンウェビナーの場合はそれをずっと見続けられます。ずっとそのビデオがセールスし続けられます。参考にLiz Bennyさんの動画見てみてください。ライブで僕に話かけてきているような感じの元気さです。
オートウェビナーのコツPART4 最初と最後に顔出しする
ウェビナーの最初と最後の部分で顔出ししてください。ウェビナーの最初の部分で「どうもこんにちは、石崎力也です。僕はこれまでAランクの方々にデジタルコンテンツの販売方法とサブスクリプションの導入方法をお伝えしてきました」というような2分間くらいの自己紹介を入れます。そして、最後にもう一度顔出しをします。
最後の部分では、Q&Aのセクションを読み上げていきます。手元にQ&Aを置いておいてもいいですが、ライブのように喋っていくことが大事です。
- 最初は自己紹介で顔出し
- スライドにスイッチ
- 終わりはQ&Aで顔出し
このような感じです。
オートウェビナーのコツPART5 チャットの導入を検討する
チャットの導入を検討しましょう。チャットを導入する理由はライブ感を出すためと思われがちです。皆さんはあなたの撮っているものがライブかライブではないかの判断はすぐにできます。そのくらいまで知識を付けてこられています。だから、ライブではないのにライブ感を出すためにチャットを導入するわけではありません。
購入前に聞きたい質問に対して答えるためにチャットを導入します。お客さんは買うかどうかを本当に悩んでいます。悩む人は本当に悩みます。本当に自分の中に解決したいものがあるけど、このシステムはきちんとしているのか?それが重要になります。質問をして答えてくれたからこの人の商品を購入しようと決めるのではありませんが、質問したら返ってくるかどうかも知りたいです。
そういう意味でチャットを用意しておきます。チャットに質問して、24時間以内に返答が返ってくれば、システムはきちんと動いていると分かります。それで購入してくれるかもしれません。もちろん本当に聞きたいことがあるのかもしれません。
素直にメールにすればいいのでは?と思うかもしれませんが、メールだったらメールプロバイダを開かないと駄目だし、相手のアドレスを入れる必要があります。でもチャットはそのまま普通に聞きたいことを入れるだけでいいです。そして、Eメールで僕たちのところに届きます。
TeachableはZendesk使っています。上の画像のように、件名と聞きたい内容を入れて「Submit Ticket」をクリックするだけです。
Dan LokさんはWEBINARJAMを使っています。上の画像のように、右側にチャットがあります。聞きたいことを入力すると、その右側にぴょこっと出てきます。Dan Lokさんはバーチャルアシスタントの方に答えさせています。彼らは24時間常駐しているのですぐに返事が返ってきます。本当にライブで行われているかのような錯覚を起こしてしまいます。このようなやり方もあります。
使えるテクノロジーはDriftとZendeskです。これはチャットで受けて僕たちのところにメールが届きます。そして、そのセールスの締切の前に僕たちが返信します。そうすると「このシステムはきちんと動いているから買おう」と購入に繋がります。チャットの導入を検討してみてください。
オートウェビナーの撮影順序
ウェビナーは3つから構成されていきます。順番で撮ると効率的になります。
- イントロ-顔出し、自己紹介、このウェビナーで学べること
- ウェビナー-スライドプレゼンテーション、ピッチ
- Q&A-顔出し
Part1 イントロ-顔出し、自己紹介、このウェビナーで学べること
顔出しして、自己紹介してください。そしてこのウェビナーで学べることや、ウェビナーであなたが話すことを軽くサマライズしてください。
Part2 ウェビナー-スライドプレゼンテーション、ピッチ
スライドプレゼンテーション、コンテンツがあります。そして、当然ながらピッチが入ります。Part2はメインであり、一番尺が長い部分です。
Part3 Q&A-顔出し
Q&Aも顔出しでやるといいです。顔出しは任意なので必ずしもやらなくてはいけないことではありませんが、僕はなるべく顔出しするようにしています。
撮影の順番は、Part1を撮影。Part2を撮影。Part3を撮影。このように3つ区切っていただいて構わないです。ただし、注意点があります。撮影環境は同じにしてください。Part1をマレーシアで撮って、Part2をベトナムで撮るというようなことはしないでください。それだけではなく、マイクを変えたり、マイクのインプットのボリュームを変えたり、同じ家の中でも撮影する場所も変えてはいけません。
なぜかと言うと、音の質が変わるからです。例えば僕がマイクを少し移動して壁側に寄ります。自分の声が反射して返ってくるスピードをマイクが拾うわけです。そうすると、スピードが変わってくるので音の質も変わります。マイクにかなり口を近づけたり、離したりしてしゃべるとクオリティが変わりますね。僕はマイクにウィンドシールド付けています。ポップブロッカーと言うのですが、これがあるのとないのでは全然違います。
このような感じで、音の質が変わります。だから、Part1,2,3は同じ環境で撮影してください。机の位置、マイクの位置、もちろんマイクの種類も変えず、マイクのインプットの音量も変えません。その前提で次にいきます。
次の順番で撮影するとうまくいきます。まずはPart2のプレゼンテーションです。先に一番濃い部分を喋ります。そして、Part3のQ&Aセクションを撮ります。最後にPart1を撮ります。「どうもこんにちは、石崎力也です。今日は〇〇について話します。本当に良い内容を話すので聞いてください」というのをPart2,3を話した後だから詳しく説明できます。
だからPart2を撮影して、休憩してお茶を飲んで、Part3を撮影して、休憩してホットケーキでも食べて、また休憩して、Part1を撮影するような感じです。そして、動画を編集する時にPart1,2,3の順番に並び変えて一つの動画として書き出すのがベストです。
オートウェビナーファネル ダイアグラム
「エバーグリーンファネルその1 – Eメールファネル」の記事でEメールのダイアグラムを見てもらいました。そのオートウェビナー、エバーグリーンウェビナーバージョンです。まずは、どんなものもオプトインから始めます。何故オプトインを挟むかというと、一番強力な締め切りを選択したいからです。
お客さんにサイトをランディングしてもらうとそこでCookieが取れます。そのCookieをブラウザに保存しておくこともできますが、それは端末変えてしまったらおしまいです。パソコンから携帯。もっと言えば、スターバックスでログインして、ランディングして、家でもう一回ランディングするとIPアドレスが変わります。
端末を変えるとすぐにそのトラッキングができなくなります。でも、オプトインさせるとメールアドレスを取ることができて、厳密なDeadline Funnelを設けることができます。
それでは復習です。オプトインさせます。オプトインした瞬間からDeadline Funnelが動き出します。オプトイン直後にサンキューページが来ます。これは単純に「ウェビナーに登録してくれてありがとう」というサンキューページです。そのウェビナーがいつ始まるかは、自動的にリダイレクトをして始めてもいいです。
ダブルオプトイン形式にしているからコンファメーションメールを送っています。送ったコンファメーションの確認メールをクリックします。そして、ウェビナーの再生ページ、ブロードキャストページに案内する流れでもいいと思います。
確認メールをクリックしたら、一連のSTEPメールが届きます。STEPメールは前半と後半に分かれて来ます。とりあえず、確認メールの中からURLをクリックします。ウェビナーのページに飛んで、ウェビナーを見ます。その中で当然ながらセールスをしていきます。
そして、ウェビナーの決済ページが来ます。一定の時間経過したら購入するという形や、最初から決済リンクを用意しておいてもいいです。そして、ボタンをクリックしたら決済ページに飛んでいきます。ペイナーボタン、バイナーボタンで今すぐ購入するという流れです。決済ページはTeachable、SamCart、Thinkific、ClickFunnelsなど、ご自身のマーケティングプラットフォームを使ってください。
次にSTEPメールが1日目、2日目、3日目と流れていき、後半のSTEPメールです。後半になったら、セールスページに流します。ウェビナーで売っている商品も、セールスページで売っている商品も同じです。ウェビナーは動画で物を売る形です。セールスページはテキストで物を売ります。色んなモダリティーに訴えかけるということです。このように訴求の仕方変えます。
テキストで買う人もいれば、動画で買う人もいるし、音声で買う人もいます。後半までSTEPメールを読んでいる方は興味があるけど、まだ買っていない人です。だから、ずっとウェビナーではなく、色々なモダリティーに訴えかけて違ったアプローチをします。このような人にセールスページを見せます。
そして、セールスページでボタンクリックするとやはり決済画面に来ます。同じ商品を売っていることは理解してください。売っている商品の値段も全て同じです。全部レギュラープライスで売ってください。最後のSTEPメールは午前と午後で2通送ってもいいと思います。「今日で僕のこの商品販売停止しますよ」という形にします。
STEPメール最後の日から時間が経つとカウントダウンタイマーが終わります。ここで厳密な締切が来ます。もし、セールスページのURL覚えておいてアクセスしようと思ったり、いずれかの過去のEメールを見てそこからURLをクリックしたりしても、「終了しました」というページにリダイレクトされます。
その人はもうスターバックスに行ってパソコンの端末変えて、IPアドレスを偽装しても買えません。これが、オートウェビナーファネルのダイアグラムです。
オートウェビナーファネルに必要なツール
オートウェビナーファネルに必要なツールを紹介します。
- 通常価格(1つだけ)
- ページビルダー:Squarespace、Teachable、SamCart、ClickFunnels
- STEPメール:MailChimp、ComvertKit
- 決済:Teachable、SamCart、ClickFunnels
- カウントダウンタイマー:Deadline Funnel
- ウェビナービデオ:ScreenFlowまたは、Camtasiaで撮影し、YouTube、Vimeo、Wistiaにアップロードする
まず通常価格を一つだけを用意してください。なぜかは今この時点では聞いてこないでください。次に説明する応用バージョンのオートウェビナーのファネルでは価格を複数用意しますが、今は一つだけです。決済でSamCartを使う場合は、今のところ円決済は受けられません。基本的にドルで受けることになると思います。
僕はMacユーザーなのでScreenFlowで撮影、編集しVimeoにアップロードしています。もうこれだけあればオートウェビナーファネルは出来上がります。
オートウェビナーファネルの作り方STEPバイSTEP
オートウェビナーファネルの作り方をSTEPバイSTEPで紹介していきます。
STEP1:ウェビナーの登録ページを作る
上の画像は、Dan Lokさんのページです。このページはClickFunnelsで作られています。もちろん、Squarespaceでも作ることができます。オプトインページで必ずフォームを用意してください。当然ですが、オプトインしてもらう必要があります。クリックするとポップアップが出てきて、名前、Eメールアドレス、電話番号を取りにいきます。僕は電話番号は取りません。メールアドレスだけでも結構です。
STEP2:サンキューページを作る
オプトイン直後に見せるページです。Dan Lokさんの場合” Congratulation you’ve been registered! “とあります。「うまくウェビナー、メルマガに登録されました」ということを言っています。このウェビナーで学ぶものSECRET#1,2のようにフックを出すのもいいですね。ヘッドラインとフック、ウェビナーが始まる時間があります。
STEP3:確認メールを作る
上の画像は、Dan LokさんのHigh-Ticket Closer Masterclassです。これはWEBINARJAMで運用されています。Dan LokさんはClickFunnels使ったり、WEBINARJAMを使ったり、色々なプラットフォームを研究されています。
STEP4:STEPメールを作る
確認メールです。ダブルオプトインでクリックした人にメールを送っていきます。
僕はConvertKitで作ってあります。僕らのジョイントベンチャーマスタークラスというものです。いくつかのメールシーケンスを用意しておきましょう。
STEP5:ウェビナーページ(ブロードキャストページ)を作る
上の画像は、Dan Lokさんの例です。これはWEBINARJAMで運用されています。スライドのウェビナーと、右側にはチャットがきます。
上の画像は僕の例です。まずはヘッドラインがあって、その下にウェビナーのレコードされたものがあります。そして「あなたがこのトレーニングで学べる3つのレッスン」とあります。こういうものが学べるというフックです。決済リンクは、時間差で出すようにしています。もちろん最初から用意しておいてもいいです。
オファーセクションとして、すぐ商品購入したい人に見せるパターンでもいいです。僕の場合は73分後に表示されます。このように時間差でオファーを出すのもありです。
ウェビナーページに必要なパーツは、
- ヘッドラインとフック
- Deadline Funnelのカウントダウンタイマー
- オファーセクション(時間差で表示)
- テスティモニアル
- チャット
オファーセクションは時間差で表示するといいです。ClickFunnelsを使えば簡単にできます。WEBINARJAMなどのツールでもできます。テスティモニアルはユーザーレビューがあるといいです。チャットもあるといいですが、実装できない人はできなくてもいいです。
STEP6:通常価格のセールスページを作る
長いセールスレターです。これは、Squarespace、ClickFunnelsなど使いやすいところでやってください。当然ながら、決済ボタンを決済リンクを用意しておいてください。
STEP7:決済ページを作る
ウェビナーからの決済ページから飛んだ場合も、セールスページから飛んだ場合も同じところにランディングしていきます。
上の画像は、僕のコンプリートバンドルです。名前やクレジットカードの情報を入れてもらいます。
STEP8:アップセールページを作る
今回は任意です。でも、あったら必ず申し込んでくれます。上の画像のアップセルページはTeachableで運用されています。ワンクリックで購入できるようにしておくと成約率は上がります。だいたいアップセルの購入率は20%と言われています。
僕と竹岡さんがローンチしたFast Launch 2.0は、市場にマッチした、みんなが欲しがっていた商品を売りました。アップセルのコンセプトも、すごくシームレスに繋がって成約率は50%を超えています。半分以上の人が上位商品を購入してくれています。用意しておかないと損です。
STEP9:キャンペーン終了ページを作る
Deadline Funnelのカウントダウンタイマーが切れた後にはキャンペーン終了ページにリダイレクトします。リダイレクト元を用意しておかないといけません。ウェビナーページもリダイレクトするようにしてください。いつまでもウェビナーを見られるようにしておいては駄目です。
セールスページもずっと見られるようにしておいては駄目です。後は決済ページも当然です。決済ページだけずっと開いていたら、決済ページのリンクを覚えている人はずっとアクセスして締め切り後も購入できることになります。
- ウェビナーのページ
- セールスページ
- 決済ページ
この3つを「このキャンペーンは終了しました」というページにリダイレクトするようにしておきましょう。
僕の場合は上の画像のように、ウェイトリストを用意します。名前を連ねておいてくださいと、ここでもう一回リストを取ったりします。以上がオートウェビナーファネルの作り方でした。
オートウェビナーファネル に必要なエレメンツ
オートウェビナーファネルに必要な要素をリストアップしました。チェックリストとして使ってください。
- セールスページ
- オプトイン後のサンキューページ
- 購入後のサンキューページ
- 商品
- ClickFunnels / SamCart / Teachable 決済ページ
- アップセル
- Eメールシーケンス(1+6)
- Deadline Funnel(5日限定)
- Zapierでのインタグレーション
サンキューページは2つあります。一つは「メールアドレスの入力とオプトインをしてくれてありがとう」というオプトイン後のサンキューページです。もう一つは「商品を購入してくれてありがとう」という購入後のサンキューページです。
どこで決済を受けるかは人それぞれ変わりますが、僕のオススメはClickFunnelsとTeachableです。特にジョイントベンチャーで、パートナーの方と商品を共同で作っている場合はTeachableで受けると自動で払い込みをしてくれるので楽です。
一人でやる場合はClickFunnelsがいいと思います。ClickFunnelsは97ドルの安いプランでいいのですが、コース管理はTeachableでやることになるので、79〜99ドルのプロフェッショナルプランを使わないといけません。
Zapierを使ってClickFunnelsで決済を受けた人のデータをTeachableに送るのですが、今回TeachableはZapierで言うとアクション側になります。ClickFunnelsで決済を受けたというのをトリガーにして何らかのアクションを起こします。Teachableでコースを追加する、あるいは購入者のアカウントを生成する。これがアクションになります。Zapierでアクションが使えるのは79ドルのプロフェッショナルプラン以上ではないといけません。
アップセルは用意できる人は用意しましょう。用意すると必ずファネル全体の売上が上がります。Eメールシーケンス(1+6)の1は確認メールです。「あなたは本当にメルマガを読みたいですか?」というものです。Zapierでのインタグレーションは必要な場合です。
以上がオートウェビナー に必要なマーケティングの要素でした。