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アドバンス・オートウェビナーファネルのダイアグラム
アドバンス・オートウェビナーファネルのダイアグラムを見ていきましょう。何がアドバンスか、通常のオートウェビナーファネルとの違いを見てください。
上の画像がアドバンス・オートウェビナーファネルのダイアグラムです。まず、オプトインしてもらいます。その後にLTOがきます。LTOでは、一番安い値段で物が売られます。LTOで買わなかった人にはEメールで売っていきます。Eメールの中からウェビナーに飛ばします。あとは通常のオートウェビナーファネルと同じです。
ウェビナーで売られている物はLTOよりも高くなるのは当然です。ただし、売っている物はLTOと同じです。アップセルを挟むかどうかはアップセル商品のあるなしで変わっていきます。もちろん、アップセルがあると売り上げは伸びていきます。
アドバンス・オートウェビナーファネルの作り方
アドバンス・オートウェビナーファネルとは「エバーグリーンファネルその2 -オートウェビナーファネル」の記事で勉強したオートウェビナーファネルにLTOを付け足したものです。プライスポイントは2つ必要です。
- LTO価格
- 通常価格
LTOは最安値で商品を売ります。今までは、ウェビナーファネルの場合だと通常価格のみ扱っていました。ですが、LTOのタイミングで買ってくれた人には通常価格よりも安い値段で商品をオファーします。
オートウェビナーファネルは「ウェビナーをやります」と言ってオプトインさせました。しかし、リードマグネットを用意する方がオプトイン率は高くなります。「ウェビナーを見てね」と言うとセールス感が漂ってきますが「リードマグネットをあげます」と言うと「リードマグネットをもらえるんだ!」と、セールス感がありません。
入り口をオンライントレーニングやウェビナーにするのではなく、リードマグネットにしてください。これはオプトイン率を上げるためです。「ウェビナーを見ませんか?」よりも「eBookをダウンロードしませんか?」の方がオプトイン率は上がるということです。
リードマグネットの種類を見ていきましょう。例えば、
- チェックリスト
- チートシート
- ワークブック
- eBook
などです。リードマグネットは、ウェビナーよりもダウンロードできるものが好まれます。ただ、いずれにせよウェビナーで物を売ります。覚えておいてください。
エントリーポイント(入り口)の違い
通常のオートウェビナーは「ウェビナーを見てください」と言ってウェビナーをオファーします。アドバンス・オートウェビナーの方はリードマグネットをオファーします。これは先に言った通りです。
必要なエレメンツ
- ページビルダー:SquareSpace、ClickFunnels
- Emailシーケンス:ConvertKit、MailChimp
- 決済:Teachable、ClickFunnels、SamCart
- カウントダウンタイマー:Deadline Funnel
- ウェビナーのビデオ:ScreenFlowやCamtasiaで撮影し、YouTube、Vimeo、Wistiaにアップロードする
プラットフォームは通常のオートウェビナーと全て同じです。違いは、アドバンス・オートウェビナーにはLTOがあるということです。
アドバンス・オートウェビナーファネルに必要なプラットフォーム step by step
STEP1:ランディングページを作る
プラットフォームはClickFunnels、Squarespaceです。オプトインはMailChimp、ConvertKitです。オプトインページにフォームを埋め込むので、そこでオプトインした人をMailChimpかConvertKitのどちらかに繋げてください。
上の画像は、僕のmorefree.meのオプトインページです。名前とEメールアドレスを入力してダウンロードボタンを押すと、後ろでシステムが動きます。MailChimpを使っている場合はMailChimpに行き、ConvertKitを使っている場合はConvertKitの方に行きます。
こちらはSquarespaceと連動しています。もちろんClickFunnelsで作ってもいいです。ClickFunnelsで作った場合も同じく、MailChimp、ConvertKitに繋げておいてください。
STEP2:LTOページを作る
プラットフォームはSquarespaceかClickFunnelsです。
上の画像を見てください。このように、オプトインした直後に「待ってください。もう一つ…」と、ここでいきなりLTOを出します。リードマグネットはウェビナーのチェックリストを選びました。ここに出しているのは一例であって、実際のファネルの中身とは違います。この通りにファネルが流れるわけではありません。あくまでもイメージとして捉えてください。
STEP3:決済ページ
LTOで購入を決断した人に買ってもらうページです。使うプラットフォームはTeachable、SamCart、ClickFunnelsです。ClickFunnelsやSquarespaceでLPを書いて、決済はTeachableやSamCartで受ける方もいます。
上の画像のような感じです。これはTeachableで運用されています。
STEP4:アップセル
アップセル商品がある人はアップセルをしてください。プラットフォームはSamCart、Teachable、ClickFunnelsです。Squarespaceには、決済を受けた直後にアップセルページを見せるという機能がありません。だからSamCart、Teachable、ClickFunnelsのいずれかでやる必要があります。
上の画像を見てください。商品を買うと「ちょっと待ってください!あともう1つ。今から30分限定です」とカウントダウンタイマーがあるページが出てきます。これがアップセルページです。
STEP5:サンキューページ(購入者)
サンキューページとは、購入者に「コースを受講してくれてありがとう!」と表示するページです。プラットフォームはSquarespace、ClickFunnels、SamCartなど、どこを使ってもいいです。
僕のmorefree.meの場合は上の画像のように出てきます。
STEP6:サンキューページ(リードマグネット)
LTOを買わなかった場合、サンキューページでもリードマグネット用のサンキュページを作りましょう。これはダイアグラムに載っていませんが、一応作っておいてください。プラットフォームはSquarespace、ClickFunnelsです。
LTOに「NO」と言った人に、上の画像のような「ちょっと待って!後少し!」というページを見せます。「無料コースを受講してくれてありがとう。メールの受信箱を確認してください。メッセージが届いていますか?確認ボタンをクリックして下さい」と必ずインストラクションを出します。
STEP7:確認メールを作成する
MailChimpでもConvertKitでも、必ずダブルオプトインの確認メールを出してください。プラットフォームはConvertKit、MailChimpです。
上の画像を見てください。僕のmorefree.meではかなりフランクにやっています。「ハロー!そこのあなた。無料のEメールコース:収益性の高いブログの作り方、にサインアップしてくれてありがとう。重要!ダブルオプトイン形式を採用しているので、フリーコースを受け取るには下のボタンをクリックして、最初のレッスンを受け取ってください」と、あります。そしてクリックしてもらいます。
STEP8:ステップメール
プラットフォームはConvertKit、MailChimpです。
上の画像はConvertKitの画面です。このように1日1回メールを送っていきます。ConvertKitでもMailChimpでも、Deadline Funnelと連動させると締め切り効果が増します。
- セールスページ
- ウェビナーページ
- Eメールのカウントダウンタイマー
をDeadline Funnelと連動させてください。Eメールからウェビナーページやセールスページをクリックした後も、Eメールに表示されていたカウントダウンタイマーが、ウェビナーページにもセールスページにも表示されます。そうすると「これは本当に厳密な締め切りなんだな」とお客さんは思ってくれます。
上の画像のようにカウントダウンタイマーが表示されます。これはFast Launchの例です。この下にCall To Actionのボタンがあります。Call To Actionのボタンを押して決済ページに行くと「残り5日6時間57分45秒…44秒」のように飛んだ先でも継続されたカウントダウンタイマーが表示されます。
ダイアグラムにもあるように、最初の3通はウェビナー、最後の3通はセールスレターに飛ばすことは難しくありません。ウェビナーで買う人もいれば、セールスレターで買う人もいます。大抵の場合はウェビナーで買ってくれますが、ウェビナーで買おうか悩んでいて、セールスレターやテキストで教育されて初めて買う人もいます。
STEP9:ウェビナーのリプレイページ
ウェビナーのリプレイページとはウェビナーを見せるページのことです。プラットフォームはSquarespace、ClickFunnelsです。ちなみに僕はClickFunnelsを使うのが好きです。動画はVimeo、YouTube、Wistiaです。動画をアップロードした状態で、その埋め込みのコードをSquarespaceかClickFunnelsに埋めていきます。
上の画像はClickFunnelsで作られていて、動画はVimeoにアップロードされています。それを埋め込みコードで埋め込んでいる感じです。
ウェビナーページのチェックリストを見てください。
- ヘッドライン
- フック
- モックアップ
- オファーセクション
- カウントダウンタイマー
- オファーの詳細
- CTA
- Testimonials(テスティモニアル)
- チャット
ヘッドライン
魅力的なヘッドラインにしましょう。僕の場合「僕が週に4時間だけ働いてデジタルコンテンツをマーケティングオートメーションで販売している方法」です。
フック
釣り針をイメージしてください。お客さんが「うっ」と引っ掛かるような感じです。僕の場合「週に4時間だけ」というのがフックです。
モックアップ
商品の写真のことです。僕のmorefree.meを見たら分かりますが、デジタルコンテンツだからこそモックアップが必要です。「こういう商品がもらえるんだ」とイメージ図を見せる必要があります。
オファーセクション
「決済ボタンはこちら」や、カウントダウンタイマーを見せたりします。僕の場合、最初はオファーセクションを表示していません。73分後にこのウェビナーの中でセールスを開始します。そのタイミングでオファーセクションを表示します。
カウントダウンタイマー
Deadline Funnelを使ってください。
オファーの詳細
詳しくオファーについて解説してあげてください。どこまで解説するかは人それぞれですが、セールスレター並みに長々と書く人もいます。
CTA
当然ながらCall To Action(CTA)の決済ボタンを置いてください。
Testimonials(テスティモニアル)
テスティモニアルを載せられる人は、ユーザーレビューに載せてください。
チャット
チャット機能も付けられる人は付けるといいです。
STEP10:通常価格のセールスページ
プラットフォームはSquarespace、ClickFunnels、Deadline Funnelです。いずれかを使ってカウントダウンタイマーを表示してください。
上の画像を見てください。僕はClickFunnelsで書いています。長々とした文字のセールスレターです。ウェビナーでもコンプリートバンドルという商品を売って、セールスレターでもコンプリートバンドルという商品を売っています。
STEP11:決済ページ
プラットフォームはTeachable、SamCart、ClickFunnels、Deadline Funnelです。
Call To Actionのボタンを押したら、上の画像のページに飛びます。これはClickFunnelsの決済画面です。このフォームに名前やクレジットカードの情報を入れてクリックすると購入できます。
STEP12:アップセル(STEP4と同じ)
LTOで買わずに、ウェビナーやセールスレターから買ってきた人に対してアップセルを見せます。プラットフォームはSamCart、ClickFunnels、Teachableです。
もし締め切りまでに買わなかった場合は、キャンペーン終了ページにリダイレクトしてください。僕の場合はClickFunnelsでMissing Funnelを作って、ウェイトリストプロモーションに繋げています。例えば「来年のプロモーションの優先的な案内が必要な人は、ここにメールアドレスを入れておいてくださいね」などです。
上の画像を見てください。僕の場合、ブログの更新通知に入れます。「ブログの更新通知に登録すると次回の割引キャンペーンおよび再販開始の案内を優先的に受け取れます」のような感じです。
アドバンス・オートウェビナーファネルのチェックリスト
アドバンス・オートウェビナーファネルのチェックリストです。ご自身のアドバンス・オートウェビナーファネルを作るときに、ここにチェックを入れながらファネルを作ってください。
セールスページは過去に使ったライブローンチのものがあれば、それを修正してください。例えば、過去のものだと「何月何日まで」と具体的な日付が入っているので、そこは削ってください。あとは、値段も変えるのであれば変えてください。LTOページは、セールスページをLTOに修正するやり方を「LTO(Limited Time Offer)の作り方」の記事で紹介したので見てください。
購入者のサンキューページは、購入してくれた人に「ありがとう」というサンキューページを作ります。リードマグネットのサンキューページは、LTOに対してNOと言った人に見せるページのことです。確認メールとステップメールは一対です。ダブルオプトインを採用して「ダブルオプトインでいいですか?」と聞きます。「このメルマガを読みたいですか?」という確認メールが来て、その後にステップメールが続きます。
当然ながらDeadline Funnelでキャンペーンの設定が必要です。最後に、Zapierで連動しておいてください。例えば、ClickFunnelsで決済を受けてTeachableでコースを管理する場合にZapierは必要になってきます。