日本で上映されているのかどうか僕は知らないんだけど、DESPICABLE ME2をマニラで見た。fort bonifacioで見た(たぶん来年の5月、はやければ今年の10月にbonifacioでも不動産を買うことになると思う。そういえば、最近六本木でアジア不動産セミナーが頻繁に開催されている)。
黄色い頭の彼らがどうにもこうにもかわいらしすぎて、映画館でも彼らが歌を歌ったりするだけで、みんなが湧く。ちなみに、日本人として嬉しかったのは、彼らは乾杯をするときに「Kannpa-i」と可愛く声を上げる。
iMaxが800円で見れるの!?
iMaxで見て800円くらいだった。ローカルの2D映画なら500円くらい。本当に安い。もっというなら、World War Zも見たし、White House Downも見たし、今日本でやっているウィルスミス親子のあれ(タイトル忘れた)も前回の海外旅行で見た。ビバリーヒルズで映画を見ても確実に日本より映画の単価が安かった。そう、日本は映画の単価が高すぎる。そこには吹き替えや字幕などの、一手間が介入するから、あんなに高くなってしまう。もし英語ができたら、映画はもっと安い娯楽として位置するだろうに。
さて、海外で映画を見るという経験は非常に刺激的。そもそも海外にいるだけで、非日常なのに、そこから更に一段階映画館で非日常に連れて行かれると、なんと映画が終わった時に『海外がデフォルト(日常)』になってしまう。そんな現象が起こる。マジで。
僕はシドニーのオペラハウス近くにある映画館でiMaxを見まくったし(あのときはたしかハリーポッター)、ロサンゼルスにいけばビバリーヒルズでも映画を見まくった。そこには、上にあげた『海外がデフォルト』の感覚を作ってしまおうという無意識的な働きがあったはず。
そうすると、どう?日本に帰ってきた時に、相当な違和感を感じてしまう。海外に行く毎に、成田空港(関西国際空港)に着いた時に安堵感は小さくなってゆき、いつのまにか日本がアウェーに感じてしまう瞬間が来る(かもしれない)。
アメリカでネミスとサッカーさせてくれや!
なんで今オレ海外にいないの?
なんで今オレ、ネミスとサッカーやってないの?
なんで今オレ、こんな高い飯を平気で食っているの?
なんで今オレ、白浜がない六本木で仕事しているの?
ってな具合に。
もちろん、個人的には「じゃあたくさん働いて、会社を自動化するか、売却しなさい」の選択肢しか無いんだけど、そういった『日本でのアウェー感』は根本的な部分でモチベーションに揺さぶりをかけてくれる。『早くここからでていかなきゃ!』みたいな焦りが心臓を締め付け、『このままだったらこの安定の空気感に併呑される』という恐怖が偏頭痛のもととなる。
はじめの一歩は練習(か仕事)
マクノウチイッポが『試合への不安は練習でしか消せない』というがごとく、僕も『日常への不安は働くことでしか消せない』状態になっている。とかいうと少しおおげさだけど、適度に働けば、僕の中の動悸が鎮まるのはまじで事実。夢実現とか幸福を仕事に求めている人は本当にすごいなって思う。僕なんかは、現状をどうぶっ壊せるかという究極的に狂った感情でしか仕事はできない。ここに幸せがあるなんて到底思えないのに、働く。だからこそ、1日2時間や3時間でオッケーな労働生産性の高いものが自然淘汰的に選ばれるのは不思議ではないはず。
おおお。DESPICABLE ME 2 って映画のタイトルが気持ちいいひびきに聞こえてきた。「オレを腐らせてくれ2」「下品な僕2」「ダメになったワタシ2」なんでもいいけど、despicableにはそんな響きがむんむんとしている。本当に僕にぴったりだ。2013年、日本からはじき出されそうな意見ばかり述べる僕は、文字通りdespicableで、下品な奴だなってね。(泣くのはどっちかは知らないけど)
海外願望を爆発させるには以下の本がオススメ。(か僕のブログ)
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文責:石崎力也
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