SEO対策を行う上でリンク構造は非常に重要である。たとえば目標ページから1000サイトのエロサイトへ発リンクをすれば、そのリンク構造は「最悪」とみなされページランクは0のままかもしくはペナルティを受けるかもしれない。あるいは目標ページから出ているリンクが全て相互リンクになっていたり、あるいはページランクの低いサイトから大量のバックリンクをもらっていたとしても、然り、最悪。
ページランクを高めるには秘訣がある。まず以下の2つを留意してほしい。
- 質の高いページからバックリンクをもらう
- 目標ページが一昔前のエロサイトみたいになっている
2010年以降のパンダとペンギンのアップデート以降に言われ始めたことだけど
「一本の良質なリンクは千本のゴミリンクよりも勝る」
なんだよね。ゴミはいくら集めてもゴミなので、今現在、忍者ブログやシーサーブログを量産してバックリンクを作っている人はすぐにやめた方がいい。今はよくても来年、再来年は絶対に通用する手段じゃないし、そもそもゴミを量産している行為自体に恥を感じなきゃいけない。
大事なのは一本の良質なリンクを引っ張ってくること。たとえばその分野での権威からリンクをもらったり、αブロガーと言われる人からリンクをもらえると、それだけで目標ページのランクがサクっとあがってしまう。じゃあ「良質のリンク」の基準は?こちらも、以下の2つさえ満たしていればいい。
- ページランクが高い
- リンクパワーの分散させていない
ページランクが高いところからのリンクは良質。当然ね。さっき言ったみたいに、権威サイトであったりアルファブロガーのブログはページランクが高い。僕も大学生の時にブログを書き続けていたことがあるのだけど、たった1年間書いていただけでページランクが4になっていた(ちなみに1日のアクセスが5000ほどの人気ブログを書いていた)。
次。いくらページランクが高いと言えど、そのページから大量の発リンクがあれば、パワーが分散する。イメージとしては大量に本のカバー帯を書いている人の信頼性が落ちる、みたいな感じ?人生で1つか2つほどのカバー帯を書いて「このマーケティング本は優れています」と推していれば、誰だってその本を信用するし、カバー帯を書いたその人自身にもラポールを抱ける。でも100も200もカバー帯を書いていれば「なんだ、またコイツ推薦してる」と思ってしまう。発リンクも同じような感じ。たった1つだけのサイトへリンクしているからこそ、信頼のおける良質なリンクと判断される。
さて、最後。目標ページが一昔前のエロサイトみたいになっているとはどういうことか。男性陣なら一度ならずともけっこうな数、エロサイトに行ったことはあるはずだ(そしてこの記事を見終わった後も、行く人は多いと思う)。最近のエロサイトはユーザビリティに重きが置かれていて、使い手は本当に気持ちいいのだけど、一昔前のエロサイトはひどかった。クリックして飛んでも飛んでもゴールに到達しない。
クリックした先でまたエロサイトが出てきて、そのエロサイトからまた別のエロサイトへ飛んでいく。今なら「ああ、なるほどバナー広告で稼いでいるんだね」って分かるけど、当時の僕は若く、純粋だったからエロサイトからエロサイトへサーフィンしている間に満足してしまった。
例が最悪でごめんね、だけど、まさにページランクを高める秘訣はこれ。海外のSEOブログでは confined links とあった。つまり「閉じ込められる」ってイメージ。いったん目標ページにランディングすると、その後はぐるぐる回っても目標ページ関連のページがあるか、また再び目標ページに戻ってくるような構造がいい。
だめなのは目標ページから飛んだ関連ページから全く別のサイトへリンクが飛ばされていること。一旦その別サイトへ飛んだらもう二度とあなたの目標ページに戻って来れないようなリンク構造はダメ。そういうページのランクは高くならない。
閉じ込めるって言い方に良い響きはないけど、リンク構造はまさにユーザーを閉じ込めるようにしなきゃならない。もちろん完全に閉じ込めたら軟禁プレイになってしまうので、適度に外部へのリンクも必要ではあるが・・・。いずれ動画で図を使って説明すると思う。
文責:石崎力也
参考書籍;
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