今回は、エバーグリーン・ローンチの集客経路となるブログの活用方法について解説します。エバーグリーン・ローンチは、あなたに代わって自動でセールスをしてくれる仕組みです。実際に売上を出すには、この仕組みにトラフィックが流れてこなくてはいけません。このレクチャーで、僕たちのブログ収益ノウハウをすべて紹介します。
トラフィックを集めるといっても、ただ単にSEO対策するだけではありません。狙ったキーワードでの検索順位をあげるのはもちろんのこと、商品を購入してくれそうな見込客に適切なオファーを投げる工夫をしています。つまり、量だけでなく確率を上げる工夫です。このレクチャーを見終わる頃には、効率的なトラフィックの集め方を完璧に理解できているはずです。
ノウハウ#1:SEOの新定番ピラーページ
え、SEOの話?と少しエバーグリーン・ローンチから外れた話題のような気がしますか?実はそうでもないんです。エバーグリーンでセールスが掛かる仕組みが持てた後は、必ずそこに流すためのトラフィックが必要になるからです。このトラフィックを集める作業は時間がかかるので、今のうちに仕組みを理解しておいてください。
これから紹介する仕組みは、エバーグリーン・ローンチの入り口ですから、これも顧客導線の一部だと意識してください。まず、あなたがSEOで検索順位を上げるためにすべきことは、ピラーページの作成です。Hubspotの記事が分かりやすいので画像を引用しますね。
ピラーページとは、1つの柱となる記事を中心に、同じトピックで書かれた複数の記事をまとめる仕組みのことです。中心にあるのがピラーコンテンツやピラーページと呼び、周りに配置されているものをクラスターコンテンツと呼びます。
僕らの例で言えば、ネットビジネスの始め方というピラーページがあります。そこには、このようにネットビジネスに関する沢山の記事へのリンクが貼ってあります。
中に入ると、このように6000文字前後のしっかりとした内容の記事になっています。この記事は、ネットビジネスの初心者向けにブランディングの重要性を解説したものです。ピラーページが持っている「ネットビジネス」という大きなテーマに合わせた内容になっています。
どうしてSEO対策のために、こんなピラーページなんかを作るのでしょう?答えは簡単で、1つのペラペラの記事よりも、記事のまとまりの方が検索エンジンに評価されやすいからです。
例えばネットビジネスならば、ブランディング、ブログ、メルマガ、SNS、コピーライティングなど様々な記事をこのピラーページに入れることができます。そうすると、メイントピックであるネットビジネスに関する内容を広くカバーできることになるので、検索エンジンに有意義なページだと認識してもらえるわけです。
またこのようにブログ記事をトピックごとに分けることは、SEO以外にもメリットがあります。それは、 お客さんの探している情報に合わせてオファーの内容変えられると言うことです。
例えばあるお客さんが、検索経由でデジタルマーケティングに関する記事にたどり着いたとします。その人に、MailChimpの使い方や会員制サイトの作り方ではなく、デジタルマーケティングについての商品をオファーすれば、購入してくれる確率がグッとあがりますよね?これがまさにコンテンツマーケティングの考え方です。
コンテンツマーケティングでは、見込客に優れたコンテンツを提供して、見込客の信頼を勝ち取ります。そして、その見込客の興味を持ったコンテンツに関連した商品やサービスをオファーしていきます。僕たちもこの方法を取って、トラフィックから効率よく利益を生み出しています。次の2つでは、そのコンテンツマーケティングを実現するためのノウハウを紹介します。
ノウハウ#2:SUMOで記事カテゴリーごとのスクロールボックスを出す
では具体的に、記事に関連したコンテンツを動的に表示する方法を紹介します。まずはSUMOです。これはブログ記事に、CTA(Call To Action)を表示することが出来るツールです。CTAとはボタンやフォームなど、視聴者がオファーに入ってもらうための呼びかけのことを指します。
僕のサイトを見てもらうと分かりますが、ブログを半分くらいまでスクロールすると右下にバナーが出てきます。これがSUMOで表示しているバナーです。ここでは記事の内容に合わせて、デジタルマーケティングのやり方を解説する商品をオファーしています。
別の記事では、こんな風に無料のウェビナーへの参加をオファーしています。SUMOではオファーを記事カテゴリーごとに分けて表示する機能が付いています。こういうことが出来るのも、ブログをカテゴリーごとに分けているおかげです。リンクの先では、ClickFunnelsで実装したエバーグリーン・ファネルやオートウェビナーファネルが回っています。
SUMOでは他にも、ページ離脱時にポップアップを出す機能があります。オファーに興味がなかった見込客でも、メルマガなら興味を持ってもらえるかもしれません。
また先ほど紹介したSUMOのスクロールボックスは、嫌ならでバツボタンで閉じることも出来ます。そうすると、ボックスは一定期間出てこなくなります。そんな場合でも、見込客がオファーを確認できるように、記事の途中や末尾にオファーを追加しておきましょう。そのための仕組みが、次のノウハウです。
ノウハウ#3:記事の中にCTAを配置するAfter Entry Widget
コンテンツマーケティングでは、視聴者がどこでオファーに興味を持ってくれるか分かりません。色々な場所にCTAを仕掛けましょう。
僕らは記事の末尾にこのようなオファー部分を設けています。これは、WordPressテーマのGenesis Frameworkで提供されているAfter Entry Widgetと呼ばれる機能です。これは、ブログ記事を最後まで読んだ見込客のためのCTAです。記事の最後まで読んでくれた見込客は、他にももっと何かコンテンツを探している可能性があります。その人達を取り込みましょう。
ちなみにこのAfter Entry Widgetを記事の途中に入れることも可能です。この辺は、Hubspotが上手です。彼らは自分たちで開発したHubspotのシステムを使っていますが、1つの記事の中にあらゆるタイプのCTAを埋め込んでいます。
まず、記事の冒頭にCTAボタンを入れています。
記事の中に、名前とメールアドレスを取得するフォームをインラインで埋め込んでいます。
当然スクロールボックスも出していますね。
それから、これは記事末尾のバナー。こんな具合に、同じオファーでも違った見せ方を使って、複数回登場させています。。さすがに上場企業だけあってやれることを全部やっています。見込客が、どこでどんなオファーに興味を持ってくれるか分かりません。出来るだけ多くのCTAをスマートな形で出したいものです。このように、こぼれ球を拾うような仕掛けをいくつも用意してください。
まとめ:エバーグリーン・ローンチの大前提はトラフィックの確保
エバーグリーン・ローンチは、自動でセールスをしてくれる素晴らしい仕組みです。ですが、それが動くためにはお客さんつまりネット上のトラフィックが必要です。ブログ集客も、エバーグリーン・ローンチの部品の一部だという認識を持ってください。最後に要点4つにまとめました。
- エバーグリーン・ローンチの主な入り口はブログ記事である。
- ブログのSEO対策のために同じトピックで書かれた複数の記事をまとめたピラーページを作成する。
- 見込客をブログ記事からエバーグリーン・ファネルにSUMOを活用する。ブログカテゴリーごとにスクロールボックスでオファーを表示したり、メルマガへの登録を促すポップアップを表示する。
- ブログからエバーグリーン・ファネルへの入り口は、記事の中にも用意する。方法としてはCTAボタン、インラインのオプトインフォーム、記事末尾のバナーなどがある。
それでは、また次回のレクチャーでお会いしましょう。