マーケターの仕事は、デッドラインを設けることというのはよく言われていることです。今までは、例えば1週間のデッドラインを設けたとすると、あと1週間です、としかお客さんに伝えることができませんでした。でも、Deadline Funnelなら、同じ1週間でも2月2日にファネルに入ったお客さんに対しては、2月9日までとか、2月3日ファネルに入ったお客さんに対しては2月10日までというように、よりライブ感を出すことができます。このライブ感によって、成約率も変わってくるんですね。実際に、僕の場合は、約2倍になりました。マーケティングオートメーションを導入している方は、Deadline Funnelを実装することをお勧めします。
#01_Deadline Funnelは日本語に対応していませんけど
現時点では、英語・スペイン語・ポルトガル語・フランス語、それからいくつかの言語に対応しています。残念ながら、日本語には対応していません。なので、仕方なくこうやって僕が記事を書いているわけですね。でも、操作はそれほど難しくないです。ほとんどの方が英語で使用していくと思いますが、単語の意味を拾っていけば理解できると思います。
まずは、Deadline Funnelの契約です。14日間のお試し期間がありますが、その期間内でパフォーマンスを確認できるわけがないので、お金を払って契約していく必要があります。3つのプランに分かれているんですけど、Professionalが一番おすすめです。
#02_Deadline Funnelの効果(成約率はだいたい2倍)
上の画像を見てみてください。12月から走らせているセールスファネルで、もうすでに合計9件の成約がありました。とは言っても、このうち半分くらいはキャンセルになると思うので、残るのは4,5件ほどです。このオファーは、約300人のリストに送っているので、9%ほどの成約率ということになりますね。現在、他のファネルにも導入しているんですけど、どれも成約率が上がっています。
#03_プロダクトローンチとエバーグリーンローンチの違い
Deadline Funnelは、2種類のキャンペーンが用意されています。Product LaunchとEvergreen。Product Launchは、締切日をあらかじめ固定する場合に使います。この場合、すべての見込み客に対し、同じ時間(日にち)のデッドラインを設けることができます。例えば、クリスマスセールで25日まではクーポンが使えるようにする場合ですね。一方の、Evergreenは、見込み客がファネルに入った時を起点として、デッドラインが有効になるように設定します。例えば、1週間のデッドラインにするとします。そのデッドラインのトリガーをセールスページに飛んだ時と設定をすると、見込み客はセールスページにランディングしてから1週間、割引を受けることができます。なので、見込み客一人一人に異なるデッドラインを設けることができるということですね。
#04_Deadline Funnelでプロダクトローンチの仕組みを作る方法
まずは、Product Launchで作っていきます。今回は、2月2日(夫婦の日)をデッドラインにしていきます。埋めなくてはいけないのは以下の通りです。
- Give your countdown a name you will remember:(デッドラインを設けるキャンペーンの名前)
- With product are you promoting?(どの商品を売るのか)
- When will the countdown expire?(いつカウントダウンが切れるのか)
- Timezone(時間帯)
- Enter URL here(デッドラインを設けるページのURL)
- What page builder do you use for your sales page?(どのセールスページ作成サービスを利用しているか)
なんとなく、理解できると思います。今回は、僕の場合、Thinkificでクーポンを発行して、そのクーポンが埋め込まれたURLをEnter URL hereにコピペしていきます。
#05_Deadline FunnelでThinkificの割引キャンペーンを作成する方法
Thinkificの管理画面に行って、Couponsからクーポンを作成していきます。これも発行の手順は簡単で、以下の内容を埋めれば作成できます。
- 割引価格
- Code(URLに埋め込むクーポンコード)
- Quantity(発行部数)
- Coupon Name(クーポン名)
- Expires At(期限)
今作った、コードがhiddencontinuity4980です。これをURLに追加するんですけど、元々のURLに、”?coupon=コード”を追加してあげるだけでOKです。そして、このURLをDeadline FunnelのEnter URL hereに差し込みます。
#06_Deadline Funnelで締切後のリダイレクト先を指定する
実は、まだやることがあります。デッドラインが切れた場合のリダイレクト先のURLをWhere will peope be redirected if they miss the deadline?のところに入れなくてはいけません。Deadline Funnelでは、ここにはコーポンコードを抜いたURL(=割引なし)をお勧めしていますが、僕の場合はMissing Pageを作ってあるので、そのURLを埋め込みます。
Missing Pageっていうのは、これ。キャンペーンが終了しましたっていうページですね。こうしておくことで、次のキャンペーンの時は期限内に申し込もうというモチベーションが生まれるので、非常におすすめです。
それを埋め込んだら、What Email Provider do you use?に使っているメールサービスを選択します。(残念なことに、日本のメールサービスは一切ないので、これを機にMailChimpなどの海外のサービスを利用してみるのもいいかもしれませんね。) そして、Save and go to last pageをクリックします。
すると、上にあるようなコードが書かれた画面が出てきます。このコードを、セールスページに埋め込みます。Thinkificの場合は、管理画面のAdvanced SettingsのSite Footer Codeに埋め込みます。詳しくは、こちらで確認できます。
#07_Deadline FunnelのFunnel Step 2でワイルドカード(アスタリスク)を埋め込む理由
続いて、Fennel StepsのWhen someone lands on the pageの欄でアスタリスク(*)を追加します。理由は、ECサイトの場合、URLの後ろにお客さん情報が追加されることがあるからです。なので、その追加される前までのURLを含むすべてのお客さんが使えるように、”すべて”を意味するアスタリスクを追加します.
そして、This is what will happenでは、上のようにフローティングバーを出したいので、They’ll see a floating barを選択しておきます。
#08_Deadline Funnelでお客さんに紹介するURLを発行する
Email Setupには、メールで使うコードが2種類あります。まず1つ目は、HTML Image Codeです。これは、カウントダウンをお客さんに見せたい時に使います。2つ目は、Copy and paste this Expire Link into your emailsにあるコードです。これは、普通のセールスページのリンクです。画像とかテキストに埋め込む時に使います。
#09_Deadline Funnelの日付表記を日本人用に変更する方法
次は、AppearanceのFloating Barに行って、フローティングバーの設定をしていきます。デフォルトでは、英語になっているので、これを日本語にしていきます。
あとは、日付の表示方法を変更していきます。デフォルトだと日本人に馴染みのない表示方法なので、変更しておいた方がいいと思います。
#10_Deadline Funnelのフローティングバーに決済ボタンのCall To Actionを追加する
AppearanceのFloating Barに戻って、CTA(Call to Action)を作成していきます。上にあるように、フローティングバーの右側にCTAを出すことができます。これを出すには、Show Call to Action button?をHideからShowに変更します。そして、文言をCall to Actionの欄で変更していきます。
さらに、CTAのURLを埋め込んでいくんですけど、これはThinkificの決済ボタンに埋め込まれたURLを挿入します。
#11_Deadline Funnelで外観を変更する方法
Email Timerの外観を変更したい場合は、AppearanceからEmail Timerに行って、設定していきます。これが終われば、Settingsでの設定はおしまいです。メールをテスト送信したい場合は、Testingから、メールを送ってもらうことができます。
#12_MailChimpでキャンペーンを作成しDeadline Funnelのカウントダウンを埋め込む
もう1回、Email Settingsに戻って、HTMLコードとURLをコピーしてMailChimpの方に導入していきます。
#13_MailChimpにカウントダウンタイマーを挿入する方法
MailChimpに行って、送信するメールを編集していきます。まずは、カウントダウンタイマーを挿入していきます。Contentの中からCodeをドラッグして、カウントダウンタイマーを入れたい場所にドロップします。そこに、先ほどコピーしておいたHTMLコードを入力します。あとは、URLを適切な場所に挿入していきます。
#14_MailChimpに挿入するカウントダウンタイマーのデザインを変更する方法
カウントダウンタイマーのデザインを変更するには、Deadline FunnelのAppearanceでEmail Timerで変更していきます。僕は、オレンジが好きなので、オレンジに変更しました。
#15_Zapierで購入者の情報を自動更新する設定
僕は、Zapierでお客さんのグループ情報を更新したいので、一旦Zapierに行きます。なぜかというと、これをやらないと、商品を買ってくれたお客さんに対して、同じ商品の紹介をしてしまうことが起こるからです。今回は、GIFアニメーションで魅力的なHTMLメルマガのヘッダーを作る方法コース(いしこん付き)を購入してくれた方を、いしこんのグループに追加して行きます。
管理画面から変更したいグループを選択し、Edit OptionでProduct Name(コース名)を追加して行きます。このコース名は、今回メールでオファーするコーはGIFアニメーションで魅力的なHTMLメルマガのヘッダーを作る方法なので、これを追加します。
#16_MailChimpで自分宛にテストメールを配信する方法
グループ情報を変更したことによって、Your Zap is OFFになっているので、これをONに変えます。
実際に、作成したメールをテスト配信してみます。MailChimpに戻って、作成したメールを選択して、Send a Test Emailをクリックします。そして、送りたいアドレスを入力してSend Testを押すだけです。
#17_プロダクトローンチの鍵はリアルタイム感。今日の日付を入れよう
実際に届いたテストメールがこれ。
2月2日を記入した方がいいと思ったので、修正してみました。2月2日は、夫婦の日らしいです。じいじの日っていうのもあるんですね笑
#18_1枚のセールスレターに3つの決済ボタンを挿入する
Thinkificに行って、Call to Actionで決済ボタンを挿入して行きます。
そして、CTAのURLには、クーポンコードが埋め込まれているURLでもいいのですが、上の画面にように、決済ボタンの上にカーソルを合わせると出てくるURLを追加しておくことをお勧めします。
#19_MailChimpでキャンペーンを送信する
では、メールをお客さんに送って行きます。MailChimpから、今回送るメールを選択し、右上にあるSend→Send Nowの順番にクリックしていくとメールが配信されます。
#20_Deadline Funnelのエバーグリーン(Evergreen)について
続いては、Evergreenを使って行きます。Evergreenは、Product Launchと違って、最初にトリガーを選ぶ必要があります。
#21_Deadline Funnelのエバーグリーンで使用するTRIGGERについて
トリガーは次の4つです。
- OptIn Trigger
- API Trigger
- Page Trigger
- Email Trigger
OptIn Triggerは、お客さんがメーリングリストに登録した瞬間を起点にしています。これは、海外のメールプロバイダーであれば、ほぼ使えます。(やっぱり日本はありません。) API Triggerは、メールのプロバイダーが出しているAPIを起点にしています。これは、僕がよく使うトリガーです。お客さんが端末を変えても、デッドラインが変更にならないというメリットがあります。これは、使えるプロバイダーが限られていますが、MailChimpもあるしZapierもあるので十分ですね。Page Triggerは、お客さんがページにランディングした瞬間を起点にしています。なので、端末を変えたりしたら、デッドラインが変わってしまうデメリットがあります。最後のEmail Triggerは、URLをクリックすると、お客さんのメールアドレスがURLの最後に追加され、それを起点としてカウントダウンが始まります。
#22_Deadline FunnelのEMAIL TRIGGERを選択する
先ほどは、API Triggerをオススメしたんですが、今回の単発で、本日限りのオファーなので Email Triggerを使うことにします。もし、メールを使わない方であれば、Page Triggerを選択すしておいてください。
Email Triggerを選択すると、上のような画面に移動します。ほとんど、Product Launchと変わらないです。売りたい商品名やタイムゾーンなどを記入して行きます。
#23_Thinkificでクーポンを発行しDeadline Funnelに設定する
Product Launchと同じく、URLにはクーポンを埋め込んだURL、Missing Pageを挿入し、メールプロバイダーではMailChimpを選択して完了です。
#24_Deadline Funnelで以前利用したキャンペーンを再利用する方法(Copy)
これで、キャンペーンが出来上がりました。次回、今回作ったものを再利用する場合は、VIew all campagnsに行って、コピーします。そしたら、Countdown Nameを変更するだけです。
#25_Deadline FunnelのFunnel Stepでアスタリスクを追加する
再利用した場合、Funnel StepsでAdd new pageで、クーポンコードが埋め込まれていて、アスタリスクがついたURLとリダイレクト先のURLを挿入します。
#26_Deadline FunnelのCall To Actionに購入ボタンを設置する方法
再利用した場合、外観が引き継がれていますが、CTAはまた追加する必要があります。あとは、CTAに挿入するURLもですね。これは、ThinkificのCTCにカーソルを置くと画面の左下に出てくるURLになります。それで、セーブして完了です。最後に、確認のためにフローティングバーのCTAがしっかり機能しているのかを確認して置くことをお勧めします。
#27_ZapierでMailChimpのグループ情報を更新する設定(Zapを作る)
Product Launchで作ったキャンペーンの時と同じように、Zapierでグループ情報を更新するのがとても重要です。(ここでは、説明は省略します。)
#28_MailChimpのグループがZapierによって更新されていることを確認する
先ほどZapierで更新した情報を確認する場合は、MailChimpのリストにから、お客さんを検索してみます。それで、View Profileをクリックして、購入者が変更になっているか確認してみてください。これが、確認できれば、そのお客さんには同じようなオファーが届かなくなります。
#29_Deadline FunnelをMailChimpのオートメーションに組み込む
あとは、Evergreenをオートメーションの中に組み込みます。以前、似たようなオファーを作った場合は、Replicateで今回作ったメールをデザインします。カウントダウンターマーを入れる場合は、Deadline FunnelのEmail SetupにあるHTML Image Codeを挿入します。あとは、適切な箇所に、Copy and paste this Expiring Link into your emailsにあるURLを追加します。
ここまで終わったら、Save as Templateをして、必ずStart Emailを押します。
#30_MailChimpでエバーグリーンローンチを完成させる
僕は、他の3つのオートメーションにも組み込む必要があります。でも、ほぼ先ほどのやり方と同じなので、省略しますね。これで、Deadline Funnelの実装が完了です。