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石崎力也のコンサルティング「いしこん」

年収1000万円以上のネットビジネス経営者を対象にデジタルコンテンツの販売方法とマーケティングオートメーションの導入方法に関する情報を発信するブログ。

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Joint Venture

ジョイントベンチャーの収益配分について

Last updated on 2018年12月1日 By 石崎 力也

お金の分け方ですね。

結論から言いますと、50%50%の半々、折半が一番うまくいくはずです。僕のデータなので他は知らん!

仮にパワーバランスが、あなたの方が圧倒的に上だったとしても、それでも50%50%にしておくのがベストです。

少ない方はいずれ必ず不満を持ちます。特に収益が大きくなってきたら、なんで30%やねん!と相手は少しずつストレスを溜めはじめます。気をつけてください。

それよりも気にしなきゃいけないことが2つあります。

収益が自動で分配されるかという点

売上ではなく利益を基準にする点

収益が自動で分配されているかという点

収益の分配を手動にすると、仮に月に1回の精算でもかなり面倒です。僕と竹岡さんはfastlaunch.infoのビジネス運営について色々と話し合いました。特に二人が困ったのは、収益配分でした。竹岡さんはその人柄からして人を裏切るようなことは絶対にしないし僕も信頼をしているので、竹岡さんのStripeアカウントで収益を受け取ってもらっても何にも問題はありません。ただ、その受け取った収益を誰がどのタイミングで支払うかということで頭を悩ませました。竹岡さんは事務局の人に任せればいいんじゃないですか?とおっしゃってくれました。確かにStripeにはチームアカウント機能があるので、振込等の権限を第三者に付与することができます。

でも結局はTeachableを使うことに落ち着きました。竹岡さんは「それ、私がやりますよ」と言ってくれたんですけど、先輩にそのような事務作業をやってもらうのは非常に心苦しい。だから僕は、その点を完全に自動化してしまいたかった。

もしあなたのパートナーが悪い人であれば気をつけてください。収益が持ち逃げされるかもしれません。まあそんなことされれば裁判沙汰、訴訟ものになって、回収したとしても時間という多大なコストがかかってしまうので絶対に避けなきゃいけません。

仮にパートナーが良い人でも、収益を手動による払い込みにしていたら、それはそれですんごい面倒です。毎月いくらの売上があって、いくらの費用が出ていったかを確認する必要があります。さらにそこから利益を出してそれを分配比率に従ってPayPalやStripeで払い込みをする。こりゃ面倒だ。かなり億劫な作業です。僕もかつてそのようにして毎月銀行振込をしていた時期もあるんですけど、今はそういった事務的な作業は一切やらないことにしています。

僕たちは経営者ですから、経営者のやるべきことに特化する必要があるんです。売上を伸ばすことであり、マーケティンすることです。既存顧客との対話であり、新商品の企画です。事務作業はロボットにやらせるか、事務局にアウトソースさせましょう。

収益配分を自動にする方法

2つの選択肢があります。

Udemyを使う場合は、Udemyに収益配分をさせましょう。分配から払い込みまで全て自動でやってくれます。ただ売上が計上されてから払い込みまで二ヶ月のラグがあります。

もう1つはTeachableを使うパターンです。コースをTeachableに乗せて、Teachableで決済を受ければTeachableが設定された比率に従って自動で分配し、払い込みをしてくれます。Teachableの場合は売上の形状から払い込みまで一ヶ月のラグがあります。またプランによって手数料がかかります。ジョイントベンチャーの売上が伸びてきて、手数料がTeachableに支払う月額料金の値段を超えはじめたら、上位プランにスイッチしましょう。

例えとしてmorefree.meのケースを見てみます。元々は月額$39のBasicプランでした。Basicの transaction feesは5%です。仮に10万円の売上があれば、5000円の手数料をTeachableに払う必要があります。morefree.me はローンチして2ヶ月で売上が10万円を超えました。だからすぐに一つ上のProfession Plan(月額$99)に切り替えました。

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もしあなたが売上ベースではなく、固定費ベースでパートナーに支払いをするのであれば、PayPalの定期購読でも良いし、あるいはジャパンネット銀行や楽天銀行などの自動払い込み機能を使えば簡単に実現できますね。

僕は業務のいくつかを根本さんに委託していて、それらの支払いをPayPalの定期購読で行なっています。これはジョイントベンチャーというよりも仕事のアウトソースですね。

売上ではなく利益を基準にする点

さらに大事な点がもう1つあります。それは精算の基準を売上ではなく利益にするということです。

要はシンプルに、売上から費用/経費を引いた残りの額を分配するということです。売上をベースにして分配すると、とにかく作業が面倒になります。例えば、今月は私がこれだけ支払いをしたからその分を多めにください、なんて会話を想像するだけでゾッとしませんか?毎月、経費を精算するなんてマジで地獄です。

そんな面倒なことをするくらいなら、経費をどちらか片方が100%負担することにして、利益分配の比率を調節するだけでOKです。

しかし!利益分配の比率は折半が原則。じゃあどうすれば良いか。これは受け入れがたい事実かもしれませんが、あなたが損をする方を選ぶ。つまり経費の100%をあなたが持って、かつ利益分配を50%50%にする。

でも、これはこれでメリットがあるんです。確かに表面上はあなたが多くの支払いをしているし、その分だけ手取りは小さくなってしまいます。一方、経費の100%を持つということは、Admin権限をあなたが持ち続けるということですから、万が一のリスクを避けることができます。実際には1/10000どころではなくもう少し分子は大きくなると思うので、表現的には万が二とか万が三くらいが妥当だと思うんですけど、まあそんなことはどうでも良い。そのリスクとは、コースの乗っ取り、裏切り、システムの持ち逃げ、と言ったところでしょうか。

ある日突然、パートナーと連絡が取れなくなり、サイトにアクセスしてみるとなぜかログインできない。それからもパートナーとは音信不通。うーん、どうやら逃げられたな。・・・とまあ僕はこのパターンを経験したことはないんですけど、最悪のケースとして想定しておくと良いかもしれません。あなたがあらゆるWebツールのAdmin権限を持っていれば、そう言ったリスクを軽減することができます。

ま、そう言った逃げるような人と組まないというのが最善の策なんですけどね。

ジョイントベンチャーの契約

Last updated on 2018年11月29日 By 石崎 力也

これはUdemyのスタッフ、Hanaさんとの会話です。

​石崎様

いつもお世話になっております。

ローカライズに関しては、講師​に​直接問い合わせて頂くようにお願いしております。
過去のケースから
コースの収益配分
コースのメンテナンス方法
コースの管理
などをしっかり詰めて、後々トラブルのないよう​にすると良いかと思います。
また、このような契約書の利用を推奨しておりますので、ご参考下さい。

どうぞよろしくお願いいたします。

Hana

Udemy にいる有名講師のコースをローカライズしたいけどどうすればいいですか?という質問に対しての答えです。

契約書の作成には次のURLを勧めてもらいました。

https://www.rocketlawyer.com/document/course-partnership-agreement.rl#/

Adobe Acrobatにも同様な機能がありますし、日本独自の契約書サービスがありますよね。どれも法的に有効だそうです。

僕はこういった契約書サービスをほとんど使いません。かつて一度だけ使ったことがあります。その時に使ったのはクラウドサインです。

スクリーンショット 2018 11 29 22 03 52

そういえば以前の税理士さんともクラウドサインで合意したことがあります。これは税務申告に関する契約でした。

スクリーンショット 2018 11 29 22 07 42

まあこんな風に仕事をしていれば、色々と契約することが出てきます。それでも、僕はなるべく契約書を交わさなくてもいいような相手とジョイントベンチャーを組むように努めてきました。例えば、fastlaunch.infoを一緒に運営している竹岡さんとも、morefree.meを一緒に運営している根本さんとも、videocreation.cloudを一緒に運営している山田さんとも、僕は契約書を結んでいません。どれも具体的な収益が発生している、うちの事業の大事な柱です。

僕がこんな態度を取れるのは、もちろん収益を分散させている結果、他でも儲かっているので一つくらい潰れてもいいという精神的な余裕があるのは確かです。でもそれ以上にやっぱり、契約をするのが面倒という実務面(というか僕の性格面)の話であったり、信頼していない相手とは一緒にビジネスをしないという僕の信念であったりと、様々な要素が交錯して今のスタイルに落ち着いています。もっと率直にいうと、それほど大きな売り上げになっていないという理由もあります。もしこれが1億円とか2億円が動くビジネスであれば、確実に契約書が必要になるだろうし、僕も必死になって自分のお金を守りにいくだろうと思うのです。ですが、僕のやっているジョイントベンチャーはそれほど大きなものではありません。だから精神的にもラク、という側面があるのかもしれません。

もしあなたが自分のお金を確実に守りたい。というのであれば、法的に有効な契約書の雛形をダウンロードしてきて、それを使うようにしてください。必要であれば、僕の経営コンサルティングに関する基本契約書を参考にしてください。

作ったのは4つです。

経営コンサルティングに関する基本契約書

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第1条:趣旨

「甲の優れたノウハウと、乙のダイレクトレスポンスマーケティングのノウハウを提供し合い、上記事業を積極的に推進することに合意した」というような文章です。

第2条:コンサルティング内容

これは具体的なサービス内容になります。例えば「オンラインコースの作成方法」や「乙の人的ネットワークを通した新たな事業機会の提案」などです。

第3条:コンサルティング費用

費用項目は結果に対する利益配分(利益に対するパーセンテージ)のみ。詳細は別紙に規定する・・・とし、僕は新たな契約書を設けました。それが次の「経営コンサルティング費用に関する覚書」です。もちろん月額50万円とか、好きな数字を書いても構いません。

第4条:守秘義務

第5条:顧客データの所有権

僕はこの条項において一度だけクライアントさんと争ったことがあります。あまり幸せな時間ではありませんでした。だから顧客データをどちらが保有するのかはしっかりと話し合って決めておく必要があります。

第6条:決済方法

Udemyの場合は「Udemyから甲乙のPayPalアカウントに、別紙で定めた利益分配の比率に従って支払われる」でいいんじゃないでしょうか。

第7条:業務提携の終了

どうやって業務提携を終了させるかです。僕の場合であれば、一ヶ月前の終了の意図を相手方に書面で通知すれば終了できる、としていました。

また業務提携が終わった後も、利益の分配は継続することもしっかりと明記しておく必要があります。きっとここがジョイントベンチャーにおいて問題になるところでしょうから。

第8条:免責事項

コンサルが結果を保証するものではないということと、失敗したとしても損害賠償を請求できないことを明記しておきましょう。

第9条:改定およびこの合意の優先特約

ビジネスは水物。どんどん形を変えていきますし、時代の変化にも影響を受けます。その場合、静的な情報である契約書に変更を加える必要があるかもしれません。それをどうやってハンドルするかという条項です。

第10条:合意外事項

契約書に書いていない事項をどうやって定めるかについての文言です。

最後に、お互いの情報を掲載しましょう。

相手方(甲)の住所、氏名または住所、押印、代表者(*氏名また名称と代表者の名義が一致する場合は代表者の欄は記入不要)

あなた(乙)の住所、会社名、代表者名、押印

経営コンサルティング費用に関する覚書

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相手方の名前(以下甲と称する)と、あなたの会社名(以下乙と称する)とは、経営コンサルティングに関する基本契約書に基づき、次の通り覚書を締結する。

甲は乙に以下のコンサルティング費用を支払うものとする。

利益配分:乙の提供するノウハウの実行により得られた利益のXX%

本書覚書締結の証として本書2通を作成し、甲乙記名捺印の上、各1通を保有するものとする。

相手方(甲)の住所、氏名または住所、押印、代表者(*氏名また名称と代表者の名義が一致する場合は代表者の欄は記入不要)

あなた(乙)の住所、会社名、代表者名、押印

フロントエンド商品とバックエンド商品の覚書

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相手方の名前(以下甲と称する)と、あなたの会社名(以下乙と称する)とは、経営コンサルティングに関する基本契約書に基づき、次の通り覚書を締結する。

1. フロントエンド商品とは、比較的値段の安い、集客のための有料商品であり、バックエンド商品の前に販売する商品を意味する。バックエンド商品とは、比較的値段の高い、収益化のための有料商品であり、フロントエンド商品を販売した後に売る商品を意味する。

2. 乙がコンサルティングをするのは、フロントエンド商品1個とバックエンド商品1個のみである。よって甲が独自に企画立案し、甲の所有するメディア(ブログやメルマガ)で販売した商品については、甲が100%の利益を得ることができる。

3. フロントエンド商品へ顧客を誘導するための無料コンテンツの所有権は甲が所有する。

本書覚書締結の証として本書2通を作成し、甲乙記名捺印の上、各1通を保有するものとする。

相手方(甲)の住所、氏名または住所、押印、代表者(*氏名また名称と代表者の名義が一致する場合は代表者の欄は記入不要) 

あなた(乙)の住所、会社名、代表者名、押印

メディアの利用範囲と禁止行為

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相手方の名前(以下甲と称する)と、あなたの会社名(以下乙と称する)とは、経営コンサルティングに関する基本契約書に基づき、次の通り覚書を締結する。

1. 甲は乙のウェブサイト(XXX.jp)やYouTubeのチャンネル(XXXyoutube.com/user/XXX)に記事や動画を提供することの見返りに、甲の商品を告知することができる。

2. 但し、告知できる商品は共同で制作したフロントエンド商品とバックエンド商品のみである。

禁止行為

1. アフィリエイトリンクを貼る行為

2. メールアドレスなどの個人情報を収集する行為

3. 共同で制作していない甲の商品を告知する行為

4. 告知することだけを目的とした記事や動画のポスト

本書覚書締結の証として本書2通を作成し、甲乙記名捺印の上、各1通を保有するものとする。

相手方(甲)の住所、氏名または住所、押印、代表者(*氏名また名称と代表者の名義が一致する場合は代表者の欄は記入不要)

あなた(乙)の住所、会社名、代表者名、押印

ジョイントベンチャーコースで実際にいくら儲かったか?

僕がこの契約書に基づいて一緒に作成したオンラインコースがいくつかあります。収益配分は5:5であったり、6:4であったり、7:3であったりします。いずれも僕が過半数以上をもらっています。

ここでお見せするコースの販売期間は3年です。リリースして3年間でどのくらいのジョイントベンチャー収入になるのか参考になさってください。ここに表示されている収入合計はいずれも石崎の手取りですから、ジョイントベンチャーコースの単体では、これの1.5倍〜2倍ほどの売上になっていることが想定されます。

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パートナーさんとどんな問題があったか?

ほとんど問題はありませんでした。ジョイントベンチャーにおける大問題は、喧嘩別れでも裏切りでも裁判でもありません。いちばんの問題は、売れないことです。これが一番しょぼくて、かついちばん大きな問題です。お互いの実力不足が原因で商品が売れない、という屈辱そのものが問題なのです。

そういう意味では、僕は様々な失敗をしてきました。これも感覚値ですが、だいたい7割くらいのジョイントベンチャーは失敗しているんじゃないかな。とはいえ、一律にパートナーを20人くらい集めて同時並行的に進めた企画も失敗の中に含まれているので、僕が寄り添ってマンツーマンで実行したジョイントベンチャーは割とどれも成功しているような気がします。最近の例で言えば、根本さんと一緒に作ったmorefree.meなんかが成功していて、僕はとっても嬉しいです。

さて、これまでパートナーとどんな問題があったでしょうか。喧嘩別れが1回だけあります。契約では、僕のブログに記事を投稿する見返りにプロモーションしますよ、という契約だったんだけど、その人は影でこっそり自分のブログにも投稿していました。こりゃGoogleからスパムと判定される!ってことで、業務提携の終了をこちらから告知しました。さらにその人は、うちのサイトに勝手にアフィリエイトリンクを貼ったり、ジョイントベンチャーで作っているコースと全く同じものを別に作っておりそちらからの収益を独り占めしようとしていたりと、まあ結構に面倒な人だったので、問題が重大になる前に契約を打ち切りました。

でも、こんな問題はまだまだ小さい方。繰り返しますが、僕にとってジョイントベンチャーにおける1番の問題はやっぱり、儲からないことです。多大な時間を投下してにも関わらず、売上がほとんどないってパターンがいちばんムカつくし、屈辱だし、大事な生命時間を無駄にした気がします。

だから細々とした問題を考える前に、まずは十分な利益を出すようにしてください。相手を信用し、相手を儲けさせようと思って行動していれば、たまーに良心の欠如した人に出会うかもしれませんが、そんなのは極僅かなケースであり、ほとんどジョイントベンチャーパートナーはあなたの期待に応えようと頑張ってくれるはずです。

ジョイントベンチャーの種類(ビジネスモデル)

Last updated on 2018年12月8日 By 石崎 力也

僕がこれまで経験したのは2つです。

  1. マーケットプレイス(Udemy)を利用する
  2. セルフホスティング(Teachable)を利用する

1. マーケットプレイスを利用する

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マーケットプレイスといえば、今はUdemyの一強です。海外でも同じような状況です。Udemyに次いでシェアのあるSkillShareですが、Udemy長者はたくさんいても、SkillShare長者というのは聞いたことがありません。ということでマーケットプレイスを利用するといっても、それが意味するのはUdemyを利用すると同じことです。

Udemyの利点は、集客が不要になること。普通、ジョイントベンチャーをしてもアフィリエイトを使わない限り自分たちでお客さんを集めなきゃいけません。でもUdemyの場合であれば、Udemyが勝手にお客さんを集めてくれます。ビジネスがうまくいくかどうかは集客にかかっているといっても過言ではありません。その集客が不要になるということは、つまりUdemyを使った時点でジョイントベンチャーの成功が確定しているようなもんです。

月収100万円は「成功」ですか?

とはいえ、この成功の定義は人それぞれ違います。月々1万円で不労所得が入ってくれば嬉しい人もいれば、10万円じゃなきゃダメと言う人もいるし、100万円でも満足しない人もいるでしょう。

実際にUdemyでジョイントベンチャーしても、それほど満足のいく収入は得られないかもしれません。少なくともセルフホスティングを利用して高額な商品を販売するモデルよりかは儲かりません。

これは石川さんと佐藤さんと一緒に作った「メルカリで不用品販売をはじめたい方のメルカリ初級完全ガイド1.0」というコースです。これはベストセラー化している商品です。

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Udemyで「ベストセラー」のタグがつくのはごくごくわずかですが、それでも月々のコース収入は$32.53。もちろんボーナスレクチャーから自社商品に誘導すればさらにLTVは上がりますが、Udemyの売上だけを見ているとそれほど魅力的な数字ではありません。

なぜそれほど儲からないUdemyを使うのか?

じゃあなんでUdemyを使うのかと言われれば次の2点に集約されます。

  1. 作業量が少ない
  2. 継続的に売上がある

インターネットビジネスにおいて集客が不要であることのインパクトは語り尽くせません。作業量が大幅に減ります。僕がUdemyに魅了されているのもこの点においてです。慣れると撮影から編集、アップロードを含めて1日でコースを作ることができます。そんな1日で作ったコースが毎月一定の収入をもたらしてくれるのですから、仮にコース収入が小さくとも満足することができます。

さらに簡単にコースを作れるがゆえに、複数のコースを作ることができます。塵も積もれば山となる、の格言通り、月々の収入が$30前後のコースでもそれが10あれば$300の収入になるし、それが100あれば$3000になります。

実際に、この執筆段階(11月29日)でのUdemyの収入は$3000を超えています。

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調子の良い月は$6000を超えます。僕がこの$6700のコース収入を得た時、宮古島で長期のバカンスをしていました。文字通り、メンテナンスなしでこの収入を得られたので、本当の不労所得です。

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1コースの売上が$12で、手数料が$3〜$5だとしても、トランザクションが1000あれば売上は$3000〜$5000に到達します。Udemyが1ヶ月の間に1000コースも売ってくれるのか?という疑問はあるかもしれませんが、それに対する答えはシンプルです。「はい、売ってくれるんです」。そのくらいUdemyには集客力があります。

Udemyは継続的で安定的な収入源

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さらにUdemyの長所は「継続的に収入を得られる」という点です。

先ほど紹介した佐藤さんと石川さんとのジョイントベンチャーコースは、確かにピンポイントで見れば$30の売上です。でもこれが半年、1年、5年と売れ続ければそれなりに大きな収入になります。何より魅力的なのは、繰り返しますが、ローメンテナンスです。1年売れ続けても、やることはほとんどありません。(僕の場合、石川さんと佐藤さんのコースにはプロモーターとして参加したので本当にやることはゼロです)

2. セルフホスティングを利用する

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self-hostingとかself-hostedとか表現されます、海外では。うちの奥さんはself-hostedが正しいわよ、といっていました。どっちでも良いです。

単刀直入に。セルフホスティングは難易度が高いです。Udemyの場合であれば、コースを作るだけでいい。でもセルフホスティングの場合、自分たちでUdemyがやっていることをやらなきゃいけない。具体的には…

  • 動画のホスティング
  • 顧客の管理
  • 決済サービスの導入
  • さらに、プロモーションを強めるために
  • 締め切りツールの導入
  • ランディングページの作成

などを自分で調達しなきゃいけないし、さらに集客を考えると

  • ブログの更新
  • YouTubeに動画のアップロード
  • Facebook/YouTube/Instagram 広告の利用

等々をカバーしなきゃいけません。

morefree.meのリソースリスト

Ss 3

具体例を見ながら詳細を確認します。例えば、根本さんとやっているmorefree.meのビジネスモデル。使っているツールと料金をリストアップします。

  • Teachable(毎月$99)
  • Stripe
  • Squarespace(毎月$18)
  • G-Suite(毎月600円)
  • Zapier(毎月$20)
  • Canva(毎月$20)
  • Google Drive(毎月6000円)
  • Deadline Funnel(毎月$67)
  • ConvertKit(毎月$29)

さらに写真を撮影するために、30万円するミラーレスカメラと10万円のレンズを使っています。撮影する場所に4万円もお支払いして…と表面には出てこない隠れコストがたくさんあります。こう言った必要経費を削ってしまうと、ビジネスモデル全体のクオリティが下がってしまうので、お金を払う必要のある部分ではしっかりとお金を払ってしまいましょう。

セルフホスティングは総合力

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これらツールは買うだけじゃダメで、使い方を覚えなきゃいけません。しかも有機的にツール同士を繋げていく必要があります。Squarespaceのオプトインページの中にConvetKitの埋め込みコードを挿入し、ConvertKitで作成したシーケンスをオートメーションの「Rules」にしたがって自動で流す必要があります。

さらに自分でブランドカラーとブランドイメージを決める必要があります。最近のお客さんの目は肥えていますから、デザインがダメだったらセールスファネルの入り口にすら入ってきてくれません。しょぼいオプトインページを見て、あ、なるほど、この人はデザイナーを雇うお金もないんだな、と判断されて直帰されてしまいます。

セルフホスティングは、いわば総合力です。すでに集客力があり、デザイン力がり、強力なオファーを作れるUdemyという一企業がやっていることを、あなたとあなたのジョイントベンチャーパートナーがやらなきゃいけないのです。

セルフホスティングは儲かるけど…

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セルフホスティングでジョイントベンチャーをやったほうが儲かる。これは間違いありません。感覚値ですが、だいたい10倍〜100倍の売上の差が出ます。そのくらいセルフホスティングは儲かります。一方で、僕はジョイントベンチャーのビジネスが失敗している例をたくさん見てきました。あるビジネスモデルは両方に実力がないために失敗し、あるビジネスモデルは片方に実力がないために失敗していました。あるビジネスモデルはデザイン力がなく、あるビジネスモデルはオファーが弱いために失敗していました。

そうジョイントベンチャーは、どこかが欠けていたらうまくいかないのです。これは我が身を振り返ってもそういえます。僕も数え切れないほどジョイントベンチャーで失敗しました。失敗したジョイントベンチャーのビジネスモデルには、2人の力を持ち寄っても足りない部分が必ずあったのです。

逆にいうと、全てのポイントにおいて(デザイン、オファーの強さ、集客力、コンテンツの魅力、見込み客の数、ステップメールの強さ、締め切りの強さ、LPの成約率の高さ)合格点を超えているビジネスは確実に成功します。

キツイ言い方かもしれませんが、しょぼい人が力を合わせても意味がないのです。そしてどちらか片方がしょぼくてもやっぱりジョイントベンチャーはうまくいかないのです。

特にセルフホスティングの場合はやらなきゃいけないことが多いので、失敗する確率はぐんと高まります。

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